バカと論外とAAクラス   作:シュウナ・アカネ

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こんにちは!シュウナ・アカネです!投稿めっちゃサボってました| ू*꒦ິ꒳꒦ີ)。oO
そろそろ始めないとまずい気がしてきたのでまた再開しようと思います!それでは、どうぞ!


大好きだよ、お兄ちゃん

「んー・・・朝か・・・」

 

 

昨日から一夜明け、俺が起きたのが1番目のようだ。(俺と愛華しかいないけど)

 

 

「母さんと親父は・・・まあ、いないわな」

 

 

俺の母さんと親父は共働きで、基本家に帰ってくることは無い。帰ってくる時は、着替えの服を持っていったり仮眠をとる時だけだ。

 

 

「いい加減体のことも考えろって思うんだがなぁ」

 

 

隣で愛華が気持ちよさそうに眠っている、もちろんその良夢を叩き壊すが。

 

 

「愛華ー、朝だぞ起きろー」

 

 

「・・・んー?あと2秒・・・」

 

 

時は瞬時に流れ2秒経過。

 

 

「よし、起きろ」

 

 

「はーい・・・」

 

 

朝からなんとしょうもない会話をしているのだろうか。愛華は自分の部屋に戻り、俺は自分の部屋で各々準備を済ませる。そして2人で朝ごはんを食べて、愛華は早めに家を出る。それがいつもの生活の流れだった。

 

 

「行ってきまーす!」

 

 

「おう、気をつけて行けよー」

 

 

俺も学校に行く準備をする時、なにかに気づいた。

 

 

「・・・あれ?引き出しにあるはずのケータイが1台ない?」

 

 

愛華がいつも公衆電話から俺のケータイに迎えの電話を寄越すから家用と学校用の2台を用意してある。俺の学校用のケータイは白、引き出しに入っている家用は赤。そして今ないのは赤のケータイである。

 

 

「・・・てなると持っていったのは愛華か」

 

 

なぜなら、俺の部屋の引き出しが乱雑な開け方になっていたからである。あいつは慌てると雑になる癖がある。

 

 

(あいつ急いで持っていったな。まったく)

 

 

ケータイのことは気にせず、家の鍵をしっかり閉め、家を出て学校に向かった。が、

 

 

「おい」

 

 

誰かに呼び止められた。黒いスーツを来たサングラスマンのようだ。

 

 

「あ?誰だてめぇ」

 

 

俺が突っぱねるとそいつは強い口調で語り出す。

 

 

「今日中に我々のグループの比嘉社長の養子にならなければ、お前の一軒家ごと吹き飛ばすぞ。それが嫌なら養子になれ」

 

 

こいつらの言う比嘉グループというのは、ほぼ暴力団に近いグループだ。政治的にもかなりの権力をもち、それだけの金も土地もある。まあ稼ぎ方が卑劣極まりないのだがな。麻薬密売や銃刀販売、人殺しなど多種多様な汚仕事(おしごと)をしているクソッタレ共だ。何故か警察がそれを見逃しているのはまた別の話。

 

 

「だーかーらー、何度も言ってるだろ。俺らはてめーらの頭の養子になんかなるつもりはねぇ。ていうか、あんなクソッタレ野郎になんでお前はついて行くんだ?」

 

 

俺が軽く皮肉ると、

 

 

「社長を舐めるな。中学生風情が」

 

ブンッ!

 

本気で殴りかかってきた。

 

 

「うお!?いきなり何すんだよ!」

 

 

「我らが比嘉グループを汚すことなど聞きづてならない。故に、黙らせてやろうと思ってな」

 

 

だからって普通いきなり殴りかかるかね!?まったく短気な大人ってのは気難しいものだ。

 

 

「だったら、俺があんたを殴り飛ばしても問題ねえよな?」

 

 

やられたらやり返す、これは俺の基本的なスタイル(だと思ってる)。とりあえず2発ぐらい殴って終わらせよう。と思ったが、

 

 

「功助・・・あんた何やってんの?また喧嘩?」

 

 

そこには登校中であっただろう岩崎霞がいた。まさかこんなところで出くわすなんて、オワタ\(^o^)/。

 

 

「いや・・・いろいろあんだよ。お前は学校にさっさと行け。って」

 

 

俺の話を聞かず、霞が黒スーツのところに歩み寄っている。

 

 

「あなた、功助の何なの?」

 

 

(何やってんだあいつ!?バカだろ!メンチ切るとか完全にバカだろ!)

 

 

「霞!そいつから離れろ!」

 

 

俺の頭の中にまずい絵が浮かび上がる。

 

 

「貴様に用はない。殴られたくなければ去れ」

 

 

「いいやどかないわ。″私の好きな人″にこれ以上喧嘩なんてして欲しくないもの」

 

 

・・・え?お前今なんて・・・

 

 

「何を言ってもダメなようだな。どけ」

 

バシッ!

 

「きゃっ!?」

 

 

霞が顔を叩かれ、地面に倒れた。

 

 

「てめえ、今殴りやがったなコラァ!」

 

 

「ブッ!」ゴスッ!

 

ドサッ!

 

俺は黒スーツを殴り倒した。

 

 

「な、なん、だと?中学生程度の拳がこんなに重いだと・・・」

 

 

俺は黒スーツの胸ぐらを掴んで、睨みつけた。

 

 

「次手ぇ上げたら、殺すぞ?わかったか?」

 

 

「・・・ガキが」スッ

 

 

黒スーツがゆっくり立ち、ダッシュで国道に向かって走っていった。中学生に喧嘩で負ける大人ってそうそう見ないと思う。捨て台詞もひどいし、やれやれ。

 

 

「霞、大丈夫か?」

 

 

倒れている霞に手を伸ばす。

 

 

「・・・今さっきの、聞いてないわよね?」

 

 

「?今さっきの?」

 

 

「その・・・あいつに行ったことよ!」

 

 

急に赤面しだして顔を隠し始めた。あーあ、勝手に恥ずかしモードに入ってるよ。

 

 

「私の好きな人って言ったこと?」ケラケラ

 

 

俺がバカにした感じで言った。

 

 

「そ、その言葉の意味は深くないからね!ただ尊敬してるってだけで!」

 

 

まったく、照れ隠しが余計墓穴を掘ってるな。

 

 

「おうおうわかってるよ。お前に限ってそれはねーもんな」

 

 

学校の行き道で色々あったが、正直疲れた。やがて学校に到着した。

 

 

 

 

 

 

学校にて・・・

 

 

「功助君!ここの問題教えて!」

 

 

「えー!あたしが先よ!」

 

 

(はあ・・・疲れる)

 

 

同じクラスの女どもがわからない問題をウザイほどに聞いてくる。

 

 

「俺に聞くなよ、霞に教えてもらえ」

 

 

いざとなればマウンテンゴリラに押し付ける。あいつは俺に次いでの学年2位だからな。

 

 

「えー!?なんでー!?無愛想だから聞きずらいー!!」

 

 

「あんな男ったらしに聞きたくないよー!」

 

 

しまいには″コレ″である。女にはコレみたいなのがあるから嫌なのだ。自分よりも上のやつがいたらそいつをバカにしたがる。訳の分からない根拠だな。いくらあいつがマウンテンゴリラでもこれは聞き捨てならない。

 

 

「あんたらに、霞の何が分かんだよ」

 

 

「え?」「はい?」

 

 

「あいつは男ったらしじゃねぇし、誰にでも優しく接することが出来るやつだ。あんたらみてぇな非常識人とは天と地の差があるんだよ」

 

 

「へ、へーそーなんだ」「あ、あー。そーいう系ね」

 

 

「と・り・あ・え・ず!俺の視界から去れ!俺はやることあんだよ」

 

 

そう言ったら、「ご、ごめんね」と言われた。謝るぐらいなら最初から言うなっつーの、ったく。

 

 

(はあ・・・なんで午前中からこんなに疲れてんだろう?)

 

 

疲れすぎて、体がゼリーになりそうだ。

 

 

「登校中の時といい、朝から災難ね。功助」

 

 

振り向くと、霞が同情の目でこちらを見ていた。

 

 

「まったく、これだから今どきの中学生は・・・」

 

 

「あんたも中学生じゃない」

 

 

ああもうなんでこんなに疲れるの!?ボクモウオウチカエリタイ。

 

 

「やっぱり私は周りからよく思われてないようね」

 

 

霞が少し残念そうな顔をする。マウンテンゴリラでも悲しむことはあるのか。

 

 

「まあ気落とすなって。お前はお前でいいんだよ、無理すんな」

 

 

「え?///」

 

 

?何故かマウンテンゴリラの顔が火照っている。

 

 

「?どうしたんだよ?」

 

 

「な、何でもないわよ!(誤解させないでよね、もう///)」

 

 

「まあでも、マウンテンゴリラ並みの威圧感持ってるしそりゃあ引かれるだろああああああ!痛い痛い!関節技やめて!」

 

 

肘を反対側にねじ切られそうだった。

 

 

「次言ったら焼くから」

 

 

「まったく、言ってることが野生すぎだっつの」

 

 

(しかし、どうやったら休めるんだ?先生共に見つかればめんどくさいし)

 

 

考えろ瀬良功助、楽をして過ごす方法・・・そうか!

 

 

「家に帰ればいいのか・・・!」

 

 

俺の頭に一つの豆電球が光った。だが、

 

 

「あんた何言ってんのよ、帰れるわけないじゃない」

 

 

霞が呆れた顔でこちらを見ている。いやいや霞、これが真の答えだ。誰にも干渉できない空間、それは家だ。

 

 

「我ながら天才だな、フフッ」ドヤっ

 

 

「あんたのドヤ顔むかつくわね・・・」

 

 

鋭すぎる言葉の暴力をシカトする。

 

 

「つーことで霞、俺は帰る。じゃあな」

 

 

「はあ!?ちょ、待ちなさい!」

 

 

俺は霞の言葉を無視し、そのまま帰った。もちろんバッグも持ってな。

 

 

 

 

学校から出発して約15分、少し道路が細い住宅地の中を歩いていた。そこを歩いていたら、左側に小さな公園があった。そこに高校生の不良のようなものがたむろしていた。

 

 

「ガハハハ!それでよお、もう一発殴ったらよお、血吐きながら土下座しやがったんだよ!ゲハハハハハ!」

 

 

何の自慢話か、弱い証拠だ。せっかくなんで遊んで(ぶっ飛ばして)から行こう。

 

 

「おい、てめえら」

 

 

高校生が作ったようなイカツイ目で睨んできた。

 

 

「ああ?なんだてめぇは?」

 

 

「ほっせぇなぁー、ちゃんと飯食ってんのか?」

 

 

正直なところ、俺の心配よりも自分の心配をしてほしいな。

 

 

「いいサンドバッグが出てきたもんだ」

 

 

「おいガキ、喧嘩したことあるか?血を吐くまで」

 

 

「まあなんでもいいんだよ、とりあえず俺らの的になってくれや。ハハハハ!」

 

 

こいつらは知らないようだな。俺は既に族を2つ潰してるって。

 

〜2分後〜

 

「あー弱かった弱かった。運動にもならねえわ」

 

 

俺の足元にピクピクと動く死体が転がっている(生きてます)。

 

 

「ぢぐじょう!おぼえでろ!」

 

 

「歯が!歯がぁぁ!」

 

 

不良共はものすごいスピードで去っていった。うん、すごく弱かった。手は抜いた。それでも弱かった。小指でも勝てたかもしれない。うん。

 

なんだかんだで、学校を出発してから35分、家に到着した。とりあえず玄関の扉を開ける。

 

 

ガチャ!「ん、あれ?」

 

 

朝閉めてから行ったはずの扉が開いていた。

 

 

(ちゃんと閉めてから家を出たはずだが・・・親父か母さんか?)

 

 

両親のどちらかが鍵を開けたと思い、玄関に入りリビングに足を進める。

 

 

「ただいまー。親父ー、母さ・・・」

 

 

 

 

 

リビングを見たら、

 

床にころころと転がり散らばった大量の薬莢とおびただしい量の血とともに、親父とお母さんが力なく倒れていた。

 

 

「え・・・」

 

 

自分でも全く理解出来なかった。部屋のドアを開けてリビングに入ったら肉親が死んでいるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「親父・・・!母さん・・・!」

 

 

呼びかけても反応しない。

 

 

「・・・お、おい・・・冗談だろ・・・?なあ親父・・・?母さん・・・?」

 

 

冗談だと呼びかけても、反応しない。

 

俺はすぐに救急車と警察を呼んで、親父と母さんは担架に乗せられ、搬送された。そして搬送中に死亡が確認された。そして警察が到着し、家宅捜索を始めた。そのため家から追い出されて、俺は家の横の電柱にもたれかかった。

 

 

 

 

「誰だよ・・・俺の親父と母さんを・・・殺したやつは・・・!」ギリっ

 

 

 

 

 

 

 

両親が銃弾で撃たれた時、俺はどんな事をしていたのだろう。悔しくて、下唇を強くかみしめた。

 

 

 

「・・・くそ・・・くそぉ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおおおおおおおおおおああああああああああああああああ!!!!!!」

 

 

 

 

クソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソが!!!

 

ガスッ!ガスッ!

 

 

自分で無意識に自分の頭を電柱に打ち付けていた。血が出ても、まだ足りない。

 

 

「くっそ・・・くそがぁぁぁ!」ドン!

 

 

電柱を素手で力任せに殴った。

 

 

ピシッ!

 

 

電柱にヒビが入り、手の甲から血が出てきた。

 

 

「くっ・・・くぅ・・・」ぽたぽた

 

 

両目から雫がこぼれ落ちる。泣いたことは滅多になかったのに、この涙は止まらなかった。

 

 

ブーッ ブーッ

 

 

(・・・ケータイ?)

 

 

ケータイが急に鳴り出し、画面を開く。その画面は1通の画像付きメールを強調している。

 

 

「これって・・・」

 

 

宛先からのメールアドレスが、俺の赤のケータイと一緒だった。これは、愛華からのメールだ。

すぐさまその画像付きメールを開く。そこには、

 

『時間切れだ、瀬良一家。瀬良家族の娘を10分後に殺す。場所はそこから2キロ離れた×××公園だ。なお来るまでの道のりには我々比嘉グループの構成員100人を用意しておいた。助けたければ構成員を乗り越えてみろ。できるものならな。 by.比嘉グループの某幹部』

 

その画像には、猿轡をつけられ、手足を縛られて頭に拳銃を突きつけられ、泣いている俺の妹・愛華が写っていた。

 

俺は家宅捜索中の警察官に画面を付けっぱなしのケータイを渡し、その公園に走った。

 

 

(間に合え・・・間に合え・・・!)

 

 

だいたい残り時間8分、残り1キロ程度の所で構成員に出くわした。

 

 

「死ね瀬良功助ぇ!」

 

 

「先には行かせねーぞ!」

 

 

正直このタイムリミットで百人はきつい。避けて通れば時間がその分削られるし、応戦しながら突進するとその分スタミナも浪費する。

 

 

「どけオラァ!」バキッ!

 

 

俺は、殴り飛ばしながら走ることを選んだ。しかし、体力がすぐ消費される。そして徐々に俺も構成員の攻撃をくらい始める。

 

 

「うらぁ!」バコっ!

 

 

1人の構成員に鉄パイプで頭を殴打された。思った以上に頭に響く。

 

 

「ぐッ!ってーなぁ、邪魔だァ!」ゴスッ!

 

 

そいつを殴り飛ばし、気絶はさせた。だが自分の体が限界だった。構成員100人と相手をするのはいいのだが、走った分の体力がなかなかのペナルティだった。

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、どけオラァ!」

 

 

それでも愛華のために精神を奮い立たせた。両親と同じことになって欲しくないし、これ以上の不幸は懲り懲りだったから。

 

 

(俺は・・・何が何でも・・・愛華を助ける!)

 

 

なんとか構成員100人、叩き伏せることが出来た。だが、足が特に限界に近づいていた。

 

 

 

 

 

 

残り1分程度になったところで遠目に愛華がいる公園が見え始めた。

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・くそっ」ガクッ

 

 

足が限界のようで、膝をついた。

 

 

(急げ・・・急げよ!動けよクソッタレぇぇ!)

 

 

「ぬぐあああああああ!!!」グググッ!

 

 

足が生まれたての小鹿のように震えながらも、確かに立った。残りの体力もフルに使い、走った。そして公園の広場に着き、画像通りの姿で座らせられ、顔を伏せた愛華の姿があった。その周りに、比嘉グループの構成員が4人ほどいる。そのうち1人が愛華に拳銃を向けている。

 

俺の残り少ない体力を振り絞って、愛華の名前を呼んだ。

 

 

「愛華!」

 

 

俺がその名前を呼びかけた瞬間、愛華は伏せていた顔を上げ、俺の顔を見た。そして、涙を流し始めた。

 

俺はすぐさま走り出した。足はガクガクしていた。だが、愛華を助けたいという強い気持ちが俺の足を無理に動かしていた。

 

 

(あとほんの少し・・・届け届け届け届け!届け!!!)

 

 

手を愛華に思いっきり伸ばした。届いた、と思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何が起きたかわからなかった。助けることができたのか。できなかったのか。たしかに俺の手は愛華の肩を握っている。だが、その答えは、後者だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「時間切れだ、瀬良功助。貴様は、どうやら最後の家族すらも″守れなかった″ようだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嘘・・・だろ?そんな・・・バカな・・・

 

 

 

 

 

 

「うあああああああああああ!!!!」

 

 

 

 

 

 

比嘉グループの野郎どもは、警察官に逮捕された。あの時、ケータイのメール画面のまま警察官に渡していたからである。

 

 

 

だが俺はこの時、

 

 

 

 

 

初めて、

 

 

 

 

自分という存在自体が、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

″無力″だと知った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年後・・・

 

 

「功助・・・功助!」

 

 

誰かに呼び起こされた。その声はいつも聞きなれてる男の声。

 

 

「んっ・・・明久、か?」

 

 

「うん、ご名答」

 

 

俺は一体何時間寝ていたのだろうか?ていうかここって、屋上じゃないか。

 

 

「俺何時間寝てた?」

 

 

「わかんないよ。僕が10分ぐらい呼んで起こそうとしたけど全く起きなかったからね」

 

 

「まじかよ・・・」

 

 

だとしたら多分、時間はわからんがかなり寝てたな。俺が寝始めたのがたしか午前中で、今が夕方だし。

 

 

「・・・なんか夢でも見てたの?」

 

 

まったく、勘の鋭い奴め。

 

 

「愛華の夢を見てたんだよ」

 

 

「そうか・・・」

 

 

不思議だな。忌まわしき思い出のはずなのに、苦しくもなんともない。

 

 

「俺の中の愛華は、許してくれたのかな・・・」

 

 

「功助、とりあえず雄二とムッツリーニのお見舞い行こうよ。あと清水君のお見舞も」

 

 

「ああ、そうだな」

 

 

ていうか、100%霞が心配してるな。あいつも見舞いに連れていこう。

 

今日の夕日は、いつもより3倍くらい綺麗だった。いや、綺麗に見えていた。

 




投稿がかなり遅れましたねwww
ていうかまずキャラの絵を詳しく描いてないので、次の話では挿絵をつけたいと思います。
では、また!
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