功助side
「明久の事でお願いなんだが、いいか?」
これはもう言っていいのか?正直あのマウンテンゴリラ野郎に頼んだ方が早かったと思ったが、やっぱり言った方がいいか。
「なんだ功助?明久のことってなんだ?」
「明久に島田と姫路を近づけないで欲しい、それだけだ」
少々無理があるとはわかっていたが、親友のためならなんだってする。俺はそう心に決めているから。
「その件には俺たちも色々対策を練ったんだが、全部ダメだったよ」
やっぱダメかぁ。まあ仕方ない。
「そうか、ん!いや、まてよ?そうだ!雄二、提案だ、明久をAAクラスに一時置いてもらえないか?」
「それは、今日からか?」
雄二はちょっと困った顔をしている。確かに無理もない、明久ばかり狙う知能の低い原始人共から守るのなら最適だが、明久が試験召喚戦争の作戦会議にでられる回数と時間がかかってくる。
「いや、明日からでも構わない」
「そうか、なら、お前に任せよう」
「サンキュ、雄二」
改めて雄二と握手をかわした、やっぱり親友は大事だ。
沙也加side
(吉井君、やっぱり優しいなあ〜、私やっぱり好きだなあ〜、吉井君のこと)
私はペン回しをしながら考える。最近、明久のことしか頭になくて、勉強が頭に入らなくて困る。
(明日の試験召喚戦争、吉井君と戦いたくないなあ〜。)
もし当たったらどうしよう。と考える度に心が萎える。
「なーに考えてるの?沙也加」
「あ、霞ちゃん。いやあ、なんと言うか」
「吉井君のこと?」
ドキッ!
図星突かれた。まさかここまで重い一撃とは。
「え?ええ?ち、違うよ?ほ、ほら、あ、あのほら、えーと」
「あんた分かり易いわよ。まあ確かに吉井君は誰よりも優しいからね、結構女子から人気あるんだよ?」
「え?そ、そうなの?」
まずい、私が知らない間に盗られるかも。
「安心しなよ、功助がうまくするって」
え?功助が?
「功助って、知ってたの?私が好きな人」
「あいつが一番気づくのが早かったんだよ、あいつも「分かり易い」って言ってた」
試験召喚戦争の時に言った方がいいかも、でも。そう思いながら、ペン回しを続けるのであった。
明久side
僕は考えてなかった。”勉強方法”を。
「ぐああああ!どうしよう!ゲームばっかりしないで勉強しっかりしとけばよかった!これじゃ功助君に顔向けできないよ!」
「安心しろ明久、策はある」
「策って?」
「お前が選択科目を使うんだ!」
「え?僕が使うの⁉︎」
「だから、お前は一つの教科に専念して解いておけ」
「了解!」
本当雄二は考えがすごく早く、効率の良い策を提案する。流石、”神童”と言ったところかな。まあ、普通のこと言ってるだけなんだけど。そんなことで、僕は明日の試験召喚戦争に臨むのだった。
・翌日・
「それでは、FクラスとAAクラスの一騎討ち対決を始めます!」
そして、戦いの幕が降ろされた。
今回はどうだったでしょうか?試験召喚戦争に入るって言っても最後にほんの少しでしたね。すいません!でもまた書いて行きたいと思います!ではまた!