幼馴染みは赤龍帝   作:幼馴染み最強伝説

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ライザー・フェニックス

「よくわからないけど、智代に手を出す奴は許さねえ!」

 

俺はライザー時呼ばれた金髪の男を殴り飛ばして叫んだ。

 

ただでさえ、部長への馴れ馴れしさに苛ついていたというのに、今度は注意を促した智代にまで手を出しやがった。絶対許さねえ!

 

「智代。大丈夫か?」

 

「あ、ああ。……あ、ありがとう………」

 

何時ものキリッとした雰囲気ではなく、しおらしい様子でそう言ってくる。状況が状況だというのに、ドキッとした。

 

「こ、の………餓鬼がぁぁぁ!誰の顔を殴ったかわかってるのか⁉︎」

 

「知るかよ、クソ野郎!てめえが例え神様だろうが魔王様だろうが智代に手を出す奴はぶん殴る!第一、部長相手に『愛しの〜』とかほざいてた癖に他の女口説いてんじゃねえよ!」

 

「ハッ!英雄色を好む、人間界の諺であるだろう?まさに俺のような存在に作られた良い言葉だ。第一、美しいものに美しいと言って何が悪い。それにあくまで俺は彼女を眷属にならないかと誘っただけだ。気に入った人間を下僕に出来るのは上級悪魔の特権だからなぁ!お前もリアスに気に入られて眷属にされたんだろう?それと同じ事だ」

 

「英雄じゃなくてただの種まきだろうが!それにな、お前とリアス部長を一緒にすんじゃねえ!お前みたいなチャラい奴とは違うんだよ!つーか、そんな事よりもどうしても言いたいことがある!」

 

これだけは言わないと話が進まない。

 

「ふん、何だ。一応聞いてやろう」

 

「お前………誰だ?」

 

びしっと指差しながら俺がそう聞くと皆盛大にずっこけ、張り詰めていた空気が一気に緩和した。いや、本当あんた誰だよ。ライザーって部長が言ってたし、名前はライザーなんだろうけど。名前以外は全く知らん。

 

「リ、リアス……俺の事を下僕に教えてなかったのか……?」

 

さっきまでの怒りは何処へやら金髪の男は引き攣った表情でそう部長に聞く。

 

「お、教える必要がないと思って言ってなかったのよ」

 

突き放すようなつもりで言っているであろう部長だったが、声が引き攣ってらっしゃる。すみません、今の流れで聞くべきことではありませんでした。いっそ、知らないまま通すべきでしたね。

 

「兵藤一誠さま」

 

唯一、俺の質問にずっこけてなかったグレイフィアさんが俺の名を呼ぶ。

 

「はい」

 

「この方はライザー・フェニックスさま。純血の上級悪魔であり、古い家柄を持つフェニックス家のご三男であらせられます。そして、グレモリー家次期当主の婿殿であらせられます」

 

グレモリー家次期当主の婿?それってつまり……………部長と結婚するって事か⁉︎

 

「いや、何の冗談です?こんな貞操観念ゼロの種撒き散らすしか能のなさそうなホスト崩れ野郎が、部長の婿殿?俺が言うのも何ですけど一回転生して性格矯正するのをオススメしますよ?幾ら何でも不釣合い過ぎというかなんというか。来世にワンチャン賭けるしかないでしょ」

 

「き、貴っ様ァァァァァァ‼︎俺を殴るだけでは飽き足らず、その減らず口‼︎二度と叩けん様にしてやる‼︎」

 

ゴォォォォォッ!

 

ライザーを中心に炎が溢れ出し、その背中には翼のようなものが出来ていた。どうやらフェニックスというのは本当らしい。

 

あ、流石に言いすぎた。そう言えば今までもこういう事あったっけ。あまりにも滑稽過ぎて本音ベラベラ喋っちゃった。反省してないし、後悔もしてない。

 

「ライザー様!お止めください!」

 

「悪いが貴方の忠告でも止めるわけにはいかないな。純血の上級悪魔が転生の下級悪魔風情に馬鹿にされて、おめおめと引き下がる訳にはいかない!」

 

そう言ってライザーは手に炎を纏い、懐に入り込んできた。今にも振り抜かれそうな拳は見事に俺の顔面を捉え………る事はなかった。コンマ数秒後の衝撃に身構えていた俺は目の前からライザーが消えた事に首をかしげる。

 

「これで借りは返したぞ、イッセー」

 

抱き寄せていた智代はいつの間にか手元からすり抜けていて、俺の横に立っていた。

 

「あれ?ライザーは?」

 

「上だ」

 

そう言って智代が上を指す。指差した方向を見てみると其処には上半身が突き刺さって犬神家の一族的な事になってるライザーの姿があった。

 

成る程、俺を殴る直前に智代に蹴られたのか。

 

「って、智代の動きが全く見えなかったんだけど………」

 

「一応全力で動いてみたが………うむ、よく鍛えられているようだ」

 

何か納得したように頷いてる。あれかな?鍛錬の成果が目に見えて出て嬉しい的な。それの対象が俺でなくてよかったと言わざるを得ない。

 

ライザー(これ)どうするんだよ?」

 

「………放置でいいだろう。種まき鳥死すべし。こいつは全世界女性の敵だ」

 

酷い言われようだ。ここまで智代が嫌悪感を示すのは珍しいから、リアス部長からしてみれば相当嫌いなんだろうな。

 

「ふふっ、今のはいい蹴りだったよ、大神智代」

 

天井に突き刺さったまま、おそらく不敵な笑みを浮かべているであろうライザーはそう言う。何つーか、ギャグ漫画の一コマみたいだな。部長達も笑いをこらえてるし、グレイフィアさんも普通にしているが肩をプルプルと震わせている。

 

「ラ、ライザー様………そ、そのままでは話が進められません」

 

声を震わせながらグレイフィアさんがそう言う。メイドの鏡だな、グレイフィアさんは。

 

天井から抜け出して、床に降り立つライザーだが、髪は乱れ、頭や服には埃やら木屑などがついていて更に惨めな事になってる。あ、流石のグレイフィアさんも我慢出来ずに顔を背けた。部長達は大爆笑。かく言う俺も現在進行形で大爆笑中。笑ってないのは智代と状況が理解出来てないアーシアくらいだ。

 

「アハハハハ!自称英雄様は埃まみれでも溢れ出る三下臭(オーラ)は隠せないな………ハハハハ‼︎」

 

「こ、こら…やめなさい、イッセー………こんなのでも……一応貴族……なのよ……?」

 

「そ、そうですわ、イ、イッセーくん………悪魔の業界では……私達より位が……上なのですからっ、一応敬意は払うべき……ですわ」

 

「お二人の言う通りだ、よ、イッセーくん…ライザー氏は……部長の婿なんだから……げほげほっ!わ、笑うのはし、失礼だよ……」

 

「……失礼千万」

 

皆、口々に俺を注意するが、残念ながら笑いながらでは全く説得力がない。木場なんてツボに入ってるのか噎せたしな。俺よりも酷いかもしれない。

 

「い、一度ならず二度までも………やはり貴様を許す訳にはいかん!」

 

ライザーは炎で埃と木屑を燃やし、手から大出力の炎を出す………前にグレイフィアさんがその腕を掴んでいた。何時の間に?

 

「もし、これ以上何かされるおつもりがあるのでしたら、黙っているわけにはいきません。私はここにサーゼクス様の命で来ておりますゆえ、遠慮などしないつもりです」

 

静かに迫力のある言葉でグレイフィアさんはライザーに忠告する。その瞳は『次はない』と物語っていた。ライザーもそれを悟ったのか、怒りのオーラを鎮める。

 

「………最強の『女王』と称される貴女にそんなことを言われたら、流石に怖い。バケモノ揃いと評判のサーゼクス様の眷属とは絶対に相対したくはないからな…………だが、このままこの怒りを飲み込め、というのは無理がある」

 

「それはわかっております。少々、想定外の事態に陥りましたが、こうなってしまっては平和的な会話は望めず、最終手段を取らざるを得ません。………其処でお嬢様に最後の確認を。ライザー様との婚約、了承なさいますか?」

 

「私は私が良いと思った者と結婚する。古いしきたりやお家の決定、そして家柄だけで私を見ない。私を一個人として見てくれる、そんな者と結婚したいの」

 

「………それは拒否の言葉ととってよろしいでしょうか?」

 

「ええ。そう取ってもらって構わないわ」

 

「ではお嬢様、ご自分の意志を押し通す為にライザー様と『レーティングゲーム』にて決着を着けるのは如何でしょうか?」

 

「ーーーッ⁉︎」

 

グレイフィアさんの意見に驚き言葉を失う部長。レーティングゲーム?何処かで聞いたような………。

 

「爵位持ちの悪魔が行う、下僕同士を戦わせて競い合うゲームの事だよ」

 

首をかしげる俺に木場が説明を入れてきた。そういえばゲームの強さが悪魔の中で上下関係に大きく影響を与えるって言ってたっけ。それで勝って部長の方が自身が上だと知らしめれば婚約破談に持っていけるというわけか。

 

でも、あれって成人してないと出来ないって言ってなかったっけ?

 

そんな俺の疑問を払拭するようにグレイフィアさんは説明を続ける。

 

「お嬢様もご存知の通り、公式な『レーティングゲーム』は成熟した悪魔しか参加できません。しかし、非公式の純血悪魔同士のゲームならば、半人前の悪魔でも参加出来ます。この場合、多くがーーー」

 

「身内同士、または御家同士のいがみ合いよね。つまり、お父様方は私が拒否するのをわかっていて、ゲームで今回の婚約を決めようってハラなのね?………何処まで私の生き方を弄れば気がすむのかしら………っ!」

 

「では、お嬢様はゲームも拒否すると?」

 

「いえ、まさか、こんな好機ないわ。いいわよ。ゲームで決着をつけましょう、ライザー」

 

挑戦的な部長の物言いにライザーは口元をにやけさせる。

 

「へー、受けちゃうのか。まあ、俺は一向に構わない。其処の生意気な下級悪魔を合法的に叩きのめせるし、勝てば即結婚。これ以上、泥沼の話し合いを続けよるより遥かに建設的だ」

 

俺を指差しながらライザーはそう言う。よほど俺に怒りを持っているらしい。一回目はともかく二回目は智代なんですけど………まあいいか。

 

「承知いたしました。お二人のご意志はこのグレイフィアが確認させていただきました。ご両家立会人として、私がゲームの指揮を執らせてもらいます。よろしいですね?」

 

「ええ」

 

「ああ」

 

「わかりました。ご両家の皆さんには私からお伝えします」

 

確認したグレイフィアさんはぺこりと頭を下げた。

 

始めから荒れに荒れていたけど、良い感じに収まったな。

 

「ところでリアス。まさか、大神智代を除いて、ここにいる面子がキミの下僕なのか?」

 

「だとしたらどうなの?」

 

「これじゃ話にならないんじゃないか?キミの『女王』である『雷の巫女』ぐらいしか俺の可愛い下僕に対抗できそうにないな」

 

部長の回答にライザーはクククとおかしそうに笑い、指をパチンと鳴らす。すると部室の魔法陣がまた光りだした。

 

紋様はライザーが出てきた時と同じフェニックスの紋様。魔法陣の光から続々と人影が出現していく。

 

「と、まあ、これが俺の可愛い下僕達だ」

 

堂々と言うライザーの周囲を魔法陣から現れた総勢十五名の眷属悪魔らしき者達が集結した。

 

十五人って事は………フルメンバーじゃないか⁉︎『王』であるライザーを含めるとなると………十六対六。既に数という点で俺たちは不利だ。つーかさ、一つだけツッコませて欲しいことがある。

 

「全員、女じゃねえか⁉︎」

 

「それがどうかしたか?」

 

何か問題でも?という表情で言う。問題しかねえよ!

 

「どう考えてもハーレム構築してんじゃねえか!しかもお前の言動から考えて下心ありまくりだし!それで部長と結婚しようとしてたのか⁉︎どういう脳みそしてんだ!あれか!また『英雄色を好む』とかドヤ顔で言うのか!そう言う意味じゃねえよ馬鹿!第一、フルメンバーなら智代を眷属に出来ねえだろうが!」

 

取り敢えず言いたい事をライザーに言い放つが、ライザーは何故かドヤ顔で俺のことを見ていた。な、なんだよ………

 

「羨ましいのか?」

 

「羨ましい訳ねえだろ!俺はお前みたいな節操なしとは違うんだよ!」

 

間違っても『ハーレムきゃっほーい!』とかならないね。そういうのは二次元のものを見ているだけで充分だ。それにハーレム構築した結果が目の前の種まき鳥なら俺は死んでもハーレムなんて構築しない。非モテのほうがマシだとまでは言わないが、それに匹敵するくらいこんな奴にはなりたくない。

 

「まあ、どちらにしてもだ。お前じゃこんな事は一生出来まい、下級悪魔くん」

 

そう言うと、ライザーは女の子の一人と濃厚なディープキスをし始めた。

 

こいつ何処まで節操なしなんだ。場所を弁えろよ!つーか、アーシアの教育に悪いから変なもの見せんじゃねえよ!

 

「やっぱてめえみたいな奴は部長とは不釣合いだ。今ここでぶちのめす!」

 

『Boost!!』

 

俺の叫びに呼応して籠手の甲の部分の宝玉から音声が発せられ、力が漲る。よっしゃ、かかってこんかい!

 

気合の入った俺だが、ライザーの方は嘆息するだけだった。

 

「ミラ。やれ」

 

「はい、ライザーさま」

 

ライザーが下僕の女の子に命令を下す。相手は小猫ちゃんと同じくらい小柄で童顔な女の子。

 

武闘家が使いそうな長い棍を取り出し、くるくると器用に回した後、俺へ構えた。

 

むぅ、小さい子が相手だと戦意が削がれるな…………武器を叩き落として………取り押さえればいいか。

 

「イッセー!余計な事を考えるな!」

 

智代の怒号が聞こえた直後、身体を浮遊感が襲った。

 

ガッシャァァァァァンッ!

 

そして次の瞬間に大きな音が耳に入り込んできた。んん?何だ?何が起きたんだ?

 

少しだけ痛む腹部をさすりながら、頭をあげると半壊したデスクとデスクの上に乗っかっていた雑貨品が床に散らばっているのが確認出来た。

 

ライザーの方へ視線を向ければ、棍を前に突き出した女の子がその態勢のまま、驚きに満ちた表情をしていたが、そんな事よりも………俺は視界の隅に映っている阿修羅と化した幼馴染みにどう言い訳をするか思考を巡らせていた。

 

「イッセー」

 

「と、と、智代……さん?」

 

「あれ程戦闘中に考え込むなと教えたのにまたしでかしたな」

 

「いや、あの、ですね。これには深い事情が……」

 

「どうせ『相手はロリっ子だし、俺より弱いから、怪我をさせずに取り押さえるか』とでも考えていたのだろう?」

 

バレてる⁉︎俺の幼馴染みはエスパーか何かか⁉︎

 

「相手が弱かったから良いようなものを……ライザーが相手では無事では済まないぞ?あんななりでもリアス部長と同等かそれ以上の実力を有しているのだからな。それに相手が自分よりも弱いからといって必ずしも勝てる訳ではないのだぞ?」

 

「あー、うん。わかってる。わかってるけど………」

 

さっきからあまりにも智代が弱い弱いって連呼するもんだからミラって呼ばれた子凄い怒ってるのがわかる。人間如きに侮辱されたからってか?何ていうか悪魔が考えそうな事だ。俺は転生悪魔だからわからないけど。

 

「馬鹿にするな!」

 

棍を振り回しながら、ミラと呼ばれた少女は智代に仕掛ける。

 

対する智代は相変わらず俺の方を向いたまま………触れる直前で棍を手ごと凍りつかせ、固定した。

 

「気配がバレバレだ。おまけにあれだけ大声を出して突っ込んでくれば、今から攻撃しますと言っているようなものだ。ライザー・フェニックスの下僕」

 

す、凄え………ライザーの下僕をいとも簡単に戦闘不能にした。

 

「俺の下僕の中では一番弱いとはいえ、少なくとも実戦経験は豊富なミラをこうも簡単に倒すとは………ますます気に入ったぞ、大神智代。何としてでもキミを俺の眷属にしよう!」

 

あいつ、断られたのに全然懲りてねえ⁉︎

 

「断る……と言いたいが、ならば交換条件だ」

 

「ほう。リアスとの婚約を破棄する以外なら聞いてあげよう」

 

「私も『レーティングゲーム』に参加させてもらおう。もちろん、リアス部長側としてな」

 

「なっ⁉︎智代‼︎」

 

智代の発言に部長が驚きの声を上げる。俺は驚いてないのかって?驚いてるさ。けど、なんとなく交換条件って言い出した辺りで智代がこういうだろうなって予測はついていた。

 

「いいだろう。交換条件は負ければキミは俺の眷属になる、ということで良いんだな?」

 

「ああ」

 

「ちょっとライザー!智代の参加は認められないわよ!」

 

「何を言っているんだ、キミの所に新たな戦力が加わる事を許可したんだ。キミが認めなくてどうする?」

 

「彼女は人間よ!私達悪魔の揉め事に巻き込むわけにはいかないわ!」

 

「それこそ、彼女自身が望んだじゃないか。それにな、リアス。ただでさえ、キミの眷属と俺の眷属には大きな実力差がある。其処に即戦力クラスの彼女が入る事に何の躊躇いがある?キミも、俺との婚約を破棄したいのなら手段を選ばず、使えるものは使うべきだ。それが悪魔というものだ」

 

ライザーの言葉に部長は沈黙する。ライザーの事は嫌いだが、あいつの方が言っていることは正しい………もっと俺に力があれば………智代を納得させられるだけの力があれば、このゲームに巻き込まずに済んだ。

 

「それにそこの下級悪魔くんがもう少しでも神器を使いこなせるようになれば面白い戦いも出来そうだ…………良し、こうしよう。リアス、ゲームは十日後でどうだ?今すぐやっては結果は見えているだろうしな」

 

「……私にハンデをくれるというの?」

 

「嫌か?屈辱か?生憎、自分の感情だけで勝てるほど『レーティングゲーム』は甘くない。下僕の力を最大限引き出してやらなければ即敗北だ。初めてゲームに臨むキミが下僕達との修行を行って、仮に俺に勝ったところで文句を言うものは誰一人いない」

 

ライザー初めてそう言うと手のひらを下に向けて魔法陣が光を放つ。

 

「十日。それだけあればキミなら下僕を何とか出来るだろう。…………それとリアスの下僕くん。俺の事が気に入らないなら、ゲームでお前の力を見せてみろ。何時でも相手になってやる」

 

そう言い残し、ライザーは下僕の女の子達とともに魔法陣の中へと消えていった。

 

 


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