メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界 作:KR410
彼らは 白いスクリーン に映る巨大な影を目撃したと言った。
そのシルエットは、空想世界の怪物の王、ドラゴンのようだったと言う。
「ドゴォォォォォォンンンンン」
「ドゴォォォォォォンンンンン」
「ドゴォォォォォォンンンンン」
足音が、近くまで迫っていた。
嵐の余波が残る車内、アドラの言った事をそれぞれ複雑な想いで受け止めた4人。
姫子 「アル、・・・・・ごめん」
アル 「何だよ! こんな時に・・・・・」
姫子 「・・・・・」
アル 「・・・・・、ひょっとして、ぶっ壊せーのことか?」
姫子 「うん、 あたし、はしゃぎ過ぎてたかな」
アル 「気にすんなって、まあ、正直、無茶な依頼ばかりこなしてきたけど」
かなた 「そうですよ、元気な姫子さんがみんな好きなんだから♪ だけど、もう少し慎重に仕事を選んで欲しいかな」
姫子 「・・・・・、やっぱりカンパニーにとって良くなかったんだよね、あたしの行動」
姫子の今の実力では、明らかに戦闘用ではないアンドロイド一人、撃退することもままならない。
そして、アドラの言った組織の厄介者論が、彼女自身に重なって・・・・・。
姫子 「あたしって、口だけ威勢のいい厄介者かな・・・・・」
メギ 「こらぁぁぁぁー、このバカ兄弟がぁぁぁー!この状況で姫子さんをへこませてどうするのよー!!!」
メギ 「姫子さん、おバカコンビのゆうことを真に受けちゃ駄目だよ」
アル&かなた 「・・・・・バカ兄弟???」
アルと かなたは顔を見合わせた、どちらかとゆうと慰めたつもりだったのだけど・・・・・
メギ 「姫子さん、ほらほら、あたしは、こんなに元気一杯ですよ、お姉さんのおかげでね♪」
姫子 「・・・・・、ほんと?」
メギ 「あたしは、フリフリに入ったこと、ちっとも後悔してないよ」
メギ 「だって、この2年間、すっごく楽しかったもの♪」
姫子 「・・・・・、そうだったね、確かに無茶な仕事ばかりしてきたけど、楽しかったよね、メギちゃん」
メギ 「はい、とっても❤」
メギ 「そこのバカ兄弟! 返事は!」
かなた 「た、楽しかったです、俺も」
アル 「・・・・・、確かに楽しかったな、ハハハハハッ♪」
姫子 「あたし・・・・・、姫子さんを通してもいいのかな?」
メギ 「当たり前じゃないですか、あたしの姉さんは姫子さんだけなんですから♪」
かなた 「俺もね、どっちかってゆうなら、元気な姫子さんが良いよ」
アル 「らしくねーな、そんなことで落ち込むなよ、姫子さん♪」
姫子 「えへへ、こんな時に落ち込んでる場合じゃないよね」
姫子 「よーし、あのキザサイボーグ野郎! 次ぎ会ったらバラバラにぶっ壊してやるからなぁぁぁぁぁーーー!!!」
メギ 「そーですよ、姫子さんはそーでなくちゃ♪」
かなた 「・・・・・、それは困ります」
アル 「その前に、あのデカブツをどうにかしないとな」
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「ズウゥゥゥゥゥンンンンン」
「ズズズウゥゥゥゥゥンンンンン」
例の巨大な足音は、フリフリを追わなくなっていた。
どうやら、姫子の予想通り、アドラを追っているようだ。
それでも、かなり至近距離にいるのは間違いない。
迂回しながら、兵器工廠が埋もれる小さな谷を抜けると、徐々に霧が晴れてきた。
メギ 「センサーの感度が上がってきたわ、ヘンテコな霧がだいぶ薄くなってるみたい」
アル 「そうか、わかった」
アル 「あのデカブツは、俺たちを追ってきてるわけじゃないんだな?」
メギ 「えー、たぶんそうだと思う」
アルはフリフリを、谷を臨む丘の淵に停め、索敵と情報整理をすることにした。
メギ・叫 「ねー、あれ見て!!!」
モニターには、霧の立ち込める谷、舞う砂塵、そして、視界不良にもかかわらず、巨大すぎてその姿を隠しきれない何かのシルエットとさらに背の高い揺らめくタワーが映っていた。
4人は、上部甲板に飛び出した。
かなた 「・・・・・、あっ、アレは何だよ?」
アル 「さすがに、あんなのは聞いたこともないな・・・・・」
姫子 「イカレてる、ほんと」
メギ 「やっぱり、敵なのかな・・・・・」
停車したフリフリの目の前には、霧の波間に浮かぶ巨大な船体が姿をあらわしていた。
暗いドックの地面からでは確認できなかった甲板上の重武装、船体後方よりに配置された十分に背の高い艦橋、そして、その艦橋の直前にそびえ立つ長大な揺らめくタワー!
その、ずんぐりとした陸上戦艦には、4本の足と竜の首が生えていた!!!
かなた 「四脚陸上戦艦?」
姫子 「戦艦を背負った、巨大トカゲじゃないの?」
メギ 「いやいや、あれはたぶん、超弩級のバイオタンクだと思うわ」
メギ 「ちょっと、信じられなサイズだけど・・・・・」
アル 「バイオタンクか! あれが・・・・・、始めて見た」
メギ 「バイオタンクがあんな大きいわけないでしょ!!!」
アル 「えっ、違うのか?」
メギ 「いや、違わないわね・・・・・、 あぁー、もー!!! 何なのよ、アレは???」
目の前で起こった、あまりにもの非現実的な光景に、完全に戦意を失って、彼が歩き去るのを呆然と見送ることしか出来ない4人だった。
メギ 「・・・・・、尻尾に何かぶら下がってる」
メギ 「・・・・・なんだろ」
確かに尻尾の付け根付近に、何かがぶらぶらしている。
かなた 「あ、あれって・・・・・」
姫子&メギ 「!?」
アル 「まさか!!!」
それは、まぎれもなく ガレリア戦車大体のフラッグタンク、 勇者レイトの「MBT00」だった。
どうやったら、あんなとこに引っかかるのか、グラップルガンのワイヤーで絡まって、ブラブラしている。
巨大戦艦は、4人の眼前を通り過ぎ、徐々に姿がかすんでいく。
そんな時、艦橋頂上に、何かがはためいた。
アル 「おおぉぉぉぉ!!! アイツ! やりやがったぜぇー、勇者レイト! 凄い男だな♪」
頂上のアンテナに傭兵団ガレリアの大きな旗が翻った。
メギ 「・・・・・、前から思ってたんだけど、アルって、少しずれてるよね」
姫子 「ちょとね・・・・・、熱いものにあてられると、ときどきこうなるのよ」
かなた 「あれ、どうやって動かすんだろ・・・・・」
かなた 「あっ!」
MBT00のワイヤーが切れた・・・・・
アル 「あああっ!!!」
くくりつけた旗も、ちぎれて舞い上がり灰色の空に消えていった・・・・・
メギ&姫子 「・・・・・」
激しい地響きと足音を残し、4人の視界を完全に通り過ぎたガレリア所有の超巨大無敵戦車。
そして彼らは、砂塵の向こうに姿を消した。
あとがき
軍艦ザウルス、彼はたぶん昼寝好き。
何となく雰囲気で。
寝てる間に、彼を見つけたハンターの少年。
尻尾から艦橋を目指して登山開始!!!
あの艦橋の中は何があるんだろう・・・・・?
少年が艦橋で目にした物は!!!
「ドントプッシュ!」 と書かれた赤いスイッチ。
そして、コマンドが出現。
オシマスカ?
ハイ イイエ
さあ、あなたならどうする♪