メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界 作:KR410
所属するハンターは 200名強。
彼らは 超弩級陸上戦艦に「ガレリア軍艦ブロント」と名前をつけた。
どうやって乗り込んだのだろう?
彼らのほぼ全員がこの巨大なトカゲに乗船していた。
ラス 「この間はどもー♪」
かなた&メギ 「・・・・・・・・・・」
この間の大事件が無かったかのような、にこやかな、軽やかなかな挨拶に、かなたとメギは、このカンパニーに関わるとろくな事は無いぞ と直感した。
姫子 「・・・・・、あんた達、遭難したんじゃなかったの」
ラス 「いやー、なんとか みんな無事ですよ」
アル 「ラス、 あの後、どうなったんだ? レイトはどうなった?」
ラス 「あの時、リーダーとあたし達 数人が取り付くことに成功してね、何とか艦橋までたどり着いたんだけど・・・・・」
かなた 「だけど?」
ラス 「たどり着いたのはいいんだけど、制御系の装置が全く見当たらなかった」
ラス 「・・・・・、(ホントは一つだけあったんだけども)」
アル 「じゃー、お前ら、今どうしてるんだよ?」
ラス 「ブロントは今も制御不能よ。 だけどなぜか、谷からは出ないの」
ラス 「それに、やることが無いときは、基本 寝るみたいでね」
ラス 「だからね、そのときに乗り降りが出来るってわけ」
メギ 「危険は無いの? あの怪物が暴れたら手がつけられないわよ」
ラス 「おとなしいもんですよ♪ 散歩して、昼寝しての繰り返し、乗り心地は最悪だけど・・・・・」
姫子 「・・・・・それで、依頼は何さ、 なんでうちみたいな小さいカンパニーを指名したわけ?」
ラス 「だってあんなハイリスクの匿名の依頼、 フロンティアの戦女神様(せんじんさま) 危険と破壊の請負人 トラブライカー姫子さん以外引き受け手が無いと思ったんだもの」
姫子 「なんだ、その前口上は・・・・・」
ラス 「あれ、知らないんですか? 姫子さんは、イーストシュールで結構有名人なんですよ」
ラス 「戦場でハシャグ女神、引き受け手のない危険は彼女のところに持って行けって♪」
姫子 「メギちゃん♪ あたし、女神だって❤」
メギ 「駄目ですからね! そのぐらいで ラスに気を許しちゃ!!!」
かなた 「・・・・・アハハッ(苦笑い)」
かなた 「(うちに来る仕事に危険なものが多いわけだね)」
アル 「ククク、ハハハハハハ、女神か♪ 昔は良くて魔人。 死神だの悪魔だのさんざんだったのにな」
姫子 「ほんと、酷いよね! でも、魔人姫子は気に入ってたんだ♪」
メギ 「で、依頼は何よ! あんな、インチキな契約書なんか破りすててもいいんだからね!」
アル 「・・・・・(心情はわからんでもないが、そりゃまずいよ、メギちゃん)」
ラス 「簡単な仕事ですよ、あの艦に資材を運ぶんです」
ラス 「上は張りぼてでね、 艤装はほぼ完了してるみたいだけど、操作系、動力系が無いの」
ラス 「装甲もつぎはぎだらけ」
メギ 「えっ、まさか・・・・・」
ラス 「だから、ガレリアでね アレを完成させるの!」
アル 「むちゃくちゃだな」
姫子 「無理に決まってるよね」
メギ☆ 「す、すごいです❤ さすが勇者❤」
メギ 「ラスさん、構造の解析は終わってる? 資材の手配は? なんなら、最高の技術者を連れてこれますよ」
かなた 「あっ! ヤバイ!!!」
アル&姫子 「・・・・・」
メギのライフワーク「理想の戦車を作ること」それは今も変わりなかった。
まったく異質な未知の戦車の研究が出来るともなればなおさら!
メギ 「他からの依頼は、ちょうど入ってないので、あたし達ならすぐにでも取り掛かれますがいかがでしょう♪」
ラス 「じゃー、お願いしようかしら❤ 小さい女神さん♪」
ラス 「それと、最高の技術者もよろしくね♪」
メギ☆ 「ハイッ! 喜んで♪」
メギ 「さー、みんな! 仕事の時間ですよ♪」
どの道、契約書はすでに発効されている。
メギを除いた3人は、この仕事が生涯の仕事になるんではないかと一抹の不安を感じていた・・・・・
姫子 「ラス、一応聞くんだけど・・・・・」
姫子 「契約期間は・・・・・?」
ラス 「もちろん、仕事が完了する その日までですよ❤」ニッコリ♪
姫子 「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
アル 「ハハハッ こりゃ、終わったころにはジジイだな、ハハハ・・・・・」
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こうして、零細カンパニー「フィリファリーテ」は、この不景気な時代に軍艦建造の下請けと言う、大事業を受注した。
姫子 「くうぅぅぅぅぅぅーーー!!! あぁぁんの女狐めぇぇぇぇぇ~~~!!!」
ラスは、アレな感じの人だが、それでも大手の副社長だった、しかも社長は・・・・・。
あの依頼は、姫子の性格をリサーチした上での計略だったのだろう。
町の仲介人を通しての契約は、その町周辺までしか効力が無いので、遠くに逃げれば契約破棄できるが、カンパニーとして売り出し中の彼らにそんなことが出来るはずも無い。
何より、この町での仕事料の回収がまだすんでない、このまま町を出れば大赤字だった。
ガレリア輸送隊とカンパニーの補給を担当する専属トレーダー達と共に、フィリファリーテは物資を満載して、再び幻想の谷に向かって走り出していた。