メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界   作:KR410

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その風の無い夜。

こんな、非日常的で穏やかな夜は、不吉の前兆と恐れるものも多い。

恐いもの知らずの ハンター 達でさえ・・・・・


第15話  夜

姫子 「そういえばね、さっき『クロノグラフ』の何とかって隊長を見たよ」

アル 「ヘビ とか言ったっけ。 どっちがどっちを利用してんだかな? なんか裏でコソコソやってるらしいよ」

姫子 「ガレリアって、ビッグネームだもんね。 内情を知りすぎて、ちょっと侮ってたけど」

アル 「 だな・・・・・」

 

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一方、ブロントの第一艦橋では。

 

ラス 「結論としては、これじゃ駄目って事なんでしょ?」

 隊長 「そうだ、それじゃ駄目だ」

ラス 「それじゃー、契約違反じゃないの、違約金よ。 いや、返金しなさいよ!!!」

 隊長 「だから、アルファシリーズは、巨大陸上戦艦用のCユニットだけど、『ロボットタンクタイプ用だぞ』ってレイトには説明したってんだよ!!!」

勇者 「そんなこと言ってたか?」

 隊長 「ばかやろー、ちゃんと説明しただろうが!」

 隊長 「じゃー、契約書出してみろ、そこにも説明が書いてあるぜ」

ラス 「契約書?」

勇者 「・・・・・、あー、アレか、捨てた」

ラス 「!?」

勇者 「だって、ヘビが間違いねー! って太鼓判押すもんだからよー」

 隊長 「はぁー! 話になんねーだろ」

ラス 「隊長、契約書には説明が書いてあったのね」

 隊長 「あたりめーだろ、俺たちゃプロだぜ、そこいらのいかさまトレーダーとは違うってんだよ!!!」

ラス 「・・・・・、リーダー!」

勇者 「な、なんだよ」

ラス 「リィィィダァァァァァァァ!!!!!」

勇者 「何なんだよ、でけー声だすなよ」

ラス 「ブロントがおとなしかったから良かったけどね、一歩間違えれば、あたし達、全滅してたかもしれないんですよ!!!」

レイト 「俺のせいじゃねーだろーよ」

ラス 「巨大なイカレタンクの制御装置を 『間違えちゃった❤』 じゃすまないでしょうが!!!」

勇者 「だから、何でそれが俺のせいになるんだよ!!!」

 隊長 「俺は、奇跡を見てんのか? こんなやつの指揮で『ブロント』を手に入れて、しかも死傷者ゼロだと? ホントすげーよ お前ら!」

ラス 「なによ、バカにしないでよ!!!」

 隊長 「半分はマジだぜ、お前らならどんな状況でも生きていけるんだろうなー!ってよ」

ラス 「・・・・・、それで!  バイオタンク用はあるんでしょうね?」

 隊長 「あたりめーよ、プロだからな」

 隊長 「金額は、前と同じだぞ、値引きは無しだ、嫌なら他を当たりな」

ラス 「わかってるわよ、それで、物はいつ届くのよ?」

 隊長 「まー、お得意さまだしな、3日で何とかしてやる」

ラス 「3日ね、それでかまわないわ」

勇者 「ラス! 勝手に商談をまとめるんじゃねーよ」

ラス 「リーダー! ハウス!!!」

勇者 「・・・・・、ワン♪」

勇者 「・・・・・・・・・・」

勇者 「なにやらせんだぁぁぁぁぁぁ! 俺がリーダーなんだぞぉぉぉぉぉ!!!」

 隊長 「・・・・・」

 隊長 「・・・・・、なあ、商談のたびに ラスを呼ぶわけにもいかねーだろうしよ、次の取引から、誰か信頼の出来る担当者をつけてくれねーかな」

ラス 「・・・・・、そうね、それがお互いのためね」

 

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アル 「これじゃー、何も出来ねーな、よく考えたら・・・・・」

外は、霧と暗闇で何も見えない。

 

姫子 「だけどたまには、ドライブもいいでしょ♪」

アル 「そうだな~、そういや、久しぶりだな」

姫子 「どうせだからさ、谷の外に出ようよ」

アル 「そうしますかね~、これじゃー、まともなチェックもできねーもんな~」

姫子は、ノロノロ運転で、視界不良の殺風景なドライブが、とても楽しそうだった。

 

アル 「姫子さん、楽しそうですね♪」

姫子 「なんでかな? すごい たのしいんだ♪」

アル 「そりゃ良かった♪ ハハハハハ」

姫子 「このまま、どこか旅に出たい気分♪」

アル 「そうか~、イーストシュールに来て、もう半年になるんだな~」

彼らには里心の反対、浮浪の根無し心とでもゆうような感情があった。

 

アル 「ニコラのおかげで、思ったより早く片付きそうなんだ」

アル 「そうだな、一段落ついたら旅にでるか!」

姫子 「・・・・・、ほんと♪ でもいいの?」

アル 「仕事をきちんと片付けてからな」

姫子 「まかせてよ! 姫子さんが本気になれば、あんなもの!」

アル 「ハハハッ♪ 張り切りすぎて壊すなよ」

 

壊す専門の姫子がやる気になった!

姫子 「フリフリ魂、見せてやろーじゃないのぉぉぉぉぉ!!!」

 

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暗闇の中、人気の無いイーストシュールの町を彼が歩いている。

アドラ 「『クロ』の第一軍と、未完成の軍艦ザウルスか、これはちょっと危険な組み合わせだね」

アドラ 「それにしても、この天気・・・・・」

アドラ 「・・・・・・・・・・」

アドラ 「・・・・・、まさかね」

遥か天空を見上げて、彼はつぶやいた。





   あとがき

ハンタって、もしかしたらレイト?

ひたすら、好奇心のままに行動し、どんな失敗をしても後悔しない、くじけない、そして反省しない。
でも憎めないから、パーティーから見捨てられる事は無い。
そして、最後には世界を救って(?)しまう!
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