メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界   作:KR410

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アレ から3日。

特に何も起こらず、しかし、不気味に「良い天気」が続いていた。


第17話  手紙

霧のたちこめる谷の外。

オソラ の星を眺めるために、物々しい野戦基地が設営されていた。

 

ウサギ 「こんにちはー♪ 情報屋のハット商会ッス」

 かなた 「あっ!? ・・・・・、ウサギ耳だ!」

 姫子 「ほんとだ、ウサ耳だ」

 

クロノグラフは、約束どおり3日の内にブツを運んできた。

そして、彼らと一緒に彼女もやってきたのだった。

 

隊長 「こいつはな、『情報屋ハット商会』の ハットさんだ」

隊長 「こんなふざけた格好をしてるけどな、その筋じゃ有名な人だから」

ウサギ 「ヘビさんだって、そうとうイカレタ格好っすよ」

隊長 「そりゃそうだ、ヒヒヒヒヒ♪」

 

ハットさんは、迷彩ツナギに目無しウサギのかぶり物をしている。

軍用ツナギにわりとリアルなウサギ面、とても胡散臭い。

 

モヒカンにウサギに勇者。

戦車大隊とおしゃべり戦車、小型移動要塞に恐竜戦艦。

もう何がなんやら・・・・・

 

ラス 「情報屋さん、アレは何かわかりますか?」

ウサギ 「あー、あれッスね」

 

一同は空を見上げた。

 

ウサギ 「危険は無いはずッス、アレはオフィスの所有の空飛ぶ要塞ッスから」

 アル 「オフィス!? オフィスって言ったか?」

ウサギ 「ハイ、オフィスです」

 アル 「間違いないのか?」

隊長 「・・・・・、旧世界の遺物、衛星兵器か・・・・・」

ウサギ 「そうっす、さすがヘビさん、よくご存知で」

 

オフィスは、公式には軍事力を所有してないことになっていた。

たてまえとして、人類の活動を側面から支援するコミュニティー的なスタンスで活動している。

だが、その実態は、横暴な政治的野心の見え隠れする活動方針に加え、今まさに、かなた達の頭の上には、この世界でもっとも不吉と恐れられる物の一つ、空飛ぶ超兵器の姿が・・・・・

 

アル 「・・・・・・・・・・」

隊長 「・・・・・・・・・・」

ラス 「・・・・・・・・・・」

 

各カンパニーの代表は顔を見合わせ沈黙した。

それぞれに野心を持つカンパニー。

当然、オフィスを全面的に信用してはいないが、オフィスがこんなやばいものをこっそり所有しているとは想像もしていなかった。

 

隊長 「なあ、ハットさん、アレは何基 飛んでるんだ? オフィスは何台所有してる?」

ハット 「稼動状態にあるのは2基だけのはずッス」

 アル 「アレの攻撃力は?」

ハット 「アレは局地殲滅兵器ッスからそれなりに」

 

ハット 「それでですね、オフィスからメールを預かってるんです」

ハット 「あたいがこっちに来たのもそれが目的なんすけど」

ハット 「レイトさん、これどうぞ♪」

 

レイト 「お? あー、そうか・・・・・」

レイト 「ラス、代わりに読んどけ」

彼は、この会議に興味が無かった。

カンパニーの皆、それどころか街の全員も戦々恐々としている中、星に興味を持たない唯一の、大物だった。

 

ラス 「リーダー! 状況が別てるの! レイト宛なんですからまづ自分で呼んでください」

レイト 「・・・・・、わかったよ」

レイト 「早く戦艦 完成させなきゃいけねーってこんな時期に天体観測なんかしてる場合じゃねーよ!」

レイトはブツブツ言いながら手紙を開封した。

 

ムギュ♪

ラスがレイトに寄り添う。

ムギュムギュ♪

アルとヘビも。

ムギュムギュムギュムギュムギュ♪

かなたたち、その他大勢、その場にいるほぼ全員が勇者を囲んだ❤

 

レイト 「ちょ、ちょっと、押すな! 押すなぁぁぁぁぁ!!!」

レイト 「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

全員、前のめりにぶちこけた。

 

レイト 「いてぇぇぇぇぇぇ! 重いー! みんなどいてくれぇぇぇぇぇ!!!」

勇者は人山に封印されていた。

 

 ラス 「何やってるんです! しょうがないから、私が代わりに読みますよ!」

レイト 「お、お前ねー」

 

ラスは、手紙を読み始めた。

ラス 「・・・・・・・・・・」

ラス 「・・・・・・・・・・」

ラス 「・・・・・・・・・・」

 

隊長 「いてぇぇぇぇ、降りろよー!!!」

 アル 「で、イテテッ!  で、ラス なんて言ってきたんだよ?」

 

ラス以外の主要メンバーも、みんな 人山封印術にかかっていた。

 

ラス 「そんな・・・・・」

レイト 「・・・・・、どうした? 副長」

ラスが、珍しく動揺している。

 

ラス 「・・・・・、 リーダー・・・・・」

レイト 「ちょっと、お前らぁぁぁ、いつまで乗っかってんの! 冗談は終わりだぞ!」

 

レイトは号令をかけた。

ガレリアの人間が速やかに封印の解除を開始。

 

レイト 「ちょっと見せろ!」

レイト 「・・・・・・・・・・」

レイト 「なんだとぉぉぉぉぉ!!!」

 

 アル 「それで! なんて書いてあるんだ?」

 

手紙には、先日のバビロン試射による破格の損害賠償、その強力すぎる大砲を備えたブロントをお尋ね者指定する可能性、その場合「ガレリア」も手配されることになると。

それが嫌なら、ブロントを速やかにハット商会に引き渡すか、オフィスの下部組織に編入されるかを迫っていた。

早い話が、世界でもっとも大きな組織が非公式に発効した脅迫状だった。

 

レイト 「なんだと! このやろぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

アルとヘビも手紙を読んだ。

隊長 「ラス、レイト。 すまねーが俺達は手を引くぜ、まだオフィスに睨まれるわけにはいかねーんでな」

 アル 「これだからオフィスは・・・・・」

隊長 「約束どおり、Cユニットは置いていく、まーよ、利害が一致したらまたこっそり手を貸してやるからよ♪」

そう言って、「クロノグラフ」は撤収していった。

 

 かなた 「・・・・・・・・・・?」

 

 姫子 「で! なんて書いてあったの?」

姫子達も手紙を呼んだ。

 

 姫子 「なにこれ!!! まんま脅迫状じゃないの!!!」

 メギ 「あたし達も手を引くべきじゃないの?」

 かなた 「・・・・・、アル」

 

 アル 「・・・・・・・・・・」

 アル 「前からな、うすうすは勘付いてたんだ・・・・・」

 アル 「人間のお尋ね者ってな、借金で指定されるやつが多いだろ・・・・・」

 姫子 「えっ! そうゆう事なの?」

 アル 「この手紙ではっきりしただろ!」

 アル 「それに、人間狩り専門のカンパニーの胡散臭さも知っての通りさ」

 姫子 「・・・・・、なんてことよ・・・・・」

 

 

ウサギ 「あのー、一応返事を聞かせてもらえないでしょうか♪」




   あとがき

2で使えて 1Rで使えないんでしたっけ?
BSレーザー。
この二つから推理して、オフィス(旧人類軍)所有の攻撃型スパイ衛星は1機ないし極少数しかない。
BSコントローラーは、何かオフィスの関与を伺わせる?

どこかの地方で重点討伐目標があるときには、その地域から動かせないため、衛星の信号を受信できるハンターは幸運だけど超不幸♪
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