メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界   作:KR410

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何かが破綻したこの世界。

世界に常識は通用しない。

原因不明のやまない砂塵、イレギュラーな謎のモンスター、不自然な局地的重力異常、ありえない破壊力の小規模大災害、戦車の装甲も溶かす超有毒酸性雨。

そして、1分は60秒で、1時間は60分だが、1日は24時間ではなく1年は365日ではない。

その他の事象と同じく、「時」も、とても不安定に流れていた。



-第2部-  メギとかなたの物語  続 エピローグのプロローグ

アルと姫子は、カンパニーを設立した。

カンパニーの名は、「フィリファリーテ」、通称フリフリ。

 

メギと姫子が名づけて、長い議論の末にこの名前になったのだった。

アルもニコラも悪くないと言った。(実際、男達は議論に疲れてどうでも良くなっていた)

だが、かなたは心の中で思っていた。

 

  「不利不利・・・・・、 あ~、先が思いやられる」

 

アルの中に、漠然とした構想はあっても、現実性も実態もまだ無い「フリフリ」。

当面は、ニコラの会社を拠点にすることになった。

 

アルは、カンパニー設立のために奔走していた。

姫子は、アルを手伝いながら、リハビリを。

メギは、ニコラの助手で仕事を手伝っていた。

そして、かなたは、当面の活動資金の充填のため、せっせと仕事に精を出していた。

 

----------

 

そして、2年が過ぎた。

 

カンパニー「フリフリ」は、ようやく形になりつつあった。

拠点はジャイアントヒルからはるか東の未開地域の町「イーストシュール」に移している。

 

姫子 「仕事だよ! 傭兵団「ガレリア」からのサポート依頼だって!」

アル 「あんな大きな傭兵団が? うちみたいな零細に? 珍しいな・・・・・」

姫子 「ほとんどのカンパニーに招集をかけてるみたいよ! 何かでっかい仕事みたい!!!」

アル 「でっかい仕事か・・・・・、聞かなかったことに出来ないかな・・・・・」

 

姫子は嬉しそうだった。彼女は根っからの騒動好きだ。

彼女の持ってくる依頼は、とんでもないものばかり。

もう、「バスタークイーン」ではなくなったが、新しく「トラブライカー」の通り名がついていた。

彼女のとこに、危険な依頼を持ち込むと、喜んで引き受けてくれるために♪

 

メギ 「フィリファリーテの整備は終わったわ いつでも出発できるわよ♪」

姫子 「さっすがー♪ メギちゃん、エンジン始動ー!!!」

メギ 「ラジャー♪」

アル 「・・・・・」

 

カンパニーと同じ名前を持つ装甲列車「フィリファリーテ」

アルがアイアンギャング時代に手に入れて、トラーノに預けていた物だった。

大型ディーゼル牽引車型の車両に2組の無限軌道、追加された装甲と武装。

さながら、小型の陸上戦艦だ。

もちろん、こんな芸当が出来るのはニコラしかいない。

車両も2台格納可能だが、エンジンの出力不足で今のところは、スージーを積むのが精一杯だった。

 

 

アル 「・・・・・、で、内容は? 内容次第では断るからな!」

姫子 「何言ってるの、あたし達の借金の額、忘れたわけじゃないでしょうね!!!」

アル 「・・・・・」

 

彼らは、改造装甲列車「フリフリ」の製作とカンパニー設立で莫大な借金を負っていた。

特に、フリフリの制作費にはとんでもない金額がかかっている、全員の意思で姫子に無理をかけないために。

そのため、アイアンギャングで保有していた戦車、「MBT99」 2両は、1両はコルセットが持って行き、もう1両をトラーノに払い下げた。

トラーノは、相場より高めに買い取ってくれたのだが、それでも凄い借金が残ってしまっている。

 

アル 「で、何なんだよ、依頼は?」

姫子 「ちょっと待ってね、契約書まだ読んでないんだ」

アル 「姫子さん! また、内容も確認せずにサインしたのかよ!!! かんべんしろよ~」

メギ 「で、何が書いてあるんですか♪ (ワクワク)」

 

メギも、この2年でかなりのトラブライカーになっていた。

師匠がニコラで、姉が姫子ではしょうがない。

 

姫子 「す、凄いよ!!! 超弩級の陸上戦艦ドックが2つみつかったんだって」

メギ 「戦艦のドック❤❤❤  受けましょう、受けるしかないです! 姫子さん♪」

姫子 「よろしい! それではメギ少尉、エンジン始動、進路ふたふたさん、フィリファリーテ微速しゅつげーき!!!」

メギ 「アイアイサー♪」

アル 「・・・・・、で、内容は?」

 

カンパニーの移動式事務所「フリフリ」はゆっくり移動を開始した。

 




   あとがき

第2部 はゲームの 引退をする の後の物語です。
世界を散々歩き回った結果、引退した彼らは、何を考え、何を思うのか?
使命や確固たる信念とまではいかなくても、何かしら思うところはあるはず。
冒険を続けるにしても、隠居生活をするにしても。

姫子さんは、第一線での戦闘は無理ですが、幸い、日常生活には支障がありません。
仲間のサポートと、リハビリの甲斐があり。
だけど、爆発した性格は治りません、こればっかりは・・・・・。
カスミさんにはやっぱりなれない姫子さんでした♪
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