メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界   作:KR410

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恐いもの知らずの 「スリー」 でさえひっくりかえったらしい。

この話が終わった後で・・・・・、


第22話  地獄のバーサーカー(狂人) 

現場監督 ゴローさん。

年齢 55歳

トンネル堀り一筋40年のベテランだ。

若い衆からは、「とっつぁん」、「おやっさん」 と呼ばれ親しまれていた。

 

ゴローさんは、語呂良く、三日三晩眠り続けた。

 

工員 「そーか、あんたがニコライさんか、おやっさんから武勇伝は聞かされてるよ」

メギ 「へー、どんな?」

工員 「ニコラスペシャルのドリルは、確かにすげーんだが、威力がありすぎてトンネルが崩落するって!」

 

 かなた 「・・・・・、ニコラのドリルか」

なんだか、凄く嫌な予感しかしない。

 

工員 「だが、使い方さえ間違えなけりゃ最高のドリルだってよ」

ニコライ 「ハハハ、とっつぁんがそんな事をね~」

工員 「あんたのドリルはすげーよ! 確かに」

工員 「おやっさんの腕とあんたのドリル。 穴を掘るのもトンネルを潰すのもモンスターをなぎ払うのも岩盤を貫くのも自由自在なんだからなー」

メギ 「もしかして、ニコラって鉄道組合員なの?」

ニコライ 「まー、正規の組合員じゃねーが、個人的にとっつぁんを支援してるからなー?」

 

 かなた 「・・・・・・・・・・えっ!」

 

メギはトレーダーから追われる身。

ニコラは、非合法組織の准組合員。

そして、お尋ね者「ガレリア」の協力カンパニー「フリフリ」

だんだんと「極悪」が増えていく。

 

 かなた 「まっ、まさか!!!」

かなたは、アルと姫子の顔を覗き込んだ!

 

アル&姫子 「ピュルルル~♪」

 

彼らは、視線を外し、下手な口笛を吹き始めた。

アル達も何かしら「極悪」を隠しているようだ!

間違いない!!!

二人の態度が物語っていた。

 

 かなた 「なんてこったあああぁぁぁぁぁーーーーー!」

 

悪人街道まっしぐらな主人公 かなた少年。

少なからず、状態異常をきたした。

 

かなた 状態 らん♪

 

ニコラ 「どうしたんだ?」

天然だがおおらかな ニコラが 「極悪」!

 

メギ 「うるさいわよ! かなたぁー」

小さくてかわいらしい メギさんも 「極悪」!!

 

アル 「ハハハ、生きてりゃ色々あるさ♪」

姫子 「そうそう、色々よ♪」

優しい、兄と姉も、なんだがわからないが 「極悪」!!!

 

 かなた 「なんてこったあああぁぁぁぁぁーーーーー!!!」

 

----------

 

トンネルの中では朝夕の感覚は無いが、4日目の朝。

かなたは、ゴローさんの横のベッドで目を覚ました。

別に、倒れて寝続けていたわけではないが、何となく体調が優れない。

 精神的に♪

 

 「ガタガタ、ゴォォォォォォ!」

 「ガタンガタン、ゴトンゴトン、ガアァァァァァ!」

 

ニコライが運賃代わりに掘削を手伝うと約束したため、作業用の列車で現場に移動中。

金欠の 「フリフリ」 だったのでこの申し出はアル達にとってもありがたい話だった。

初めての列車の旅♪

かなた以外は、それなりに楽しんでいた。

 

姫子 「目が覚めた? 気分はどうなの」

かなた 「だいぶいいよ」

姫子 「そっか、じゃーこれ食べなさい」

 

姫子特性のちょっと色がアレなスープ、食欲のそそる香りが室内に充満する。

まっとうなハンターなら、ある程度の調理のスキルは備えている。

姫子の料理は見た目のセンスはともかく、普通においしかった。

 

 ゴロー 「スンスン、えー香りじゃのー♪」

 

姫子 「あっ! とっつぁんが起きた」

姫子 「ニコラー、とっつぁんが起きたよー!」

 

姫子は、ニコラたちを呼びに言った。

 

 ゴロー 「少年、そのスープうまそーじゃのー♪」

 

かなた 「・・・・・・・・・・」

かなた 「ぐぎゅるるる~」

 

 ゴロー 「ギュルギュルギュル~!!!」

ゴローさんのお腹の方が大きな音をたてた。

 

かなた 「う~、 ど、どうぞ・・・・・」

まさに断腸の思い。

かなたは、姫子特性スープをゴローに譲った。

 

----------

 

ほどなく、ドタドタとみんながやってきた。

 

ニコライ 「とっつぁ~ん! 心配かけんなよ」

 ゴロー 「ハハハッ すまんすまん、つい夢中になっての」

工員 「おやっさん、ほんとに大丈夫なんすか」

 ゴロー 「久しぶりに、よー寝たし、うまい飯も食べたしの、すぐにでも仕事にとりかかるぞー!」

工員 「わかりましたー! みんな呼んできまーす!」

 

メギ 「あれ? どしたの? かなた」

不機嫌な顔でふくれっつらの かなたがゴローさんの横でふて寝していた。

 

かなた 「ぐぎゅるるる~」

 

----------

 

ドリル 「ガラガラガラガラ、ウィィィィィィィン」

 

 ゴロー 「にぃこらあぁぁぁぁぁぁ!!! 押せえぇぇぇぇぇぇ!!!」

ニコラチューンのトンネル掘削マシーン。

先端には巨大な、いかにもな三角ドリルがついていた。

 

姫子 「あれで、ほんとに穴を開ける気なの?」

メギ 「・・・・・、無理」

アル 「正気じゃねー・・・・・、さすがニコラの知り合いだな」

 

 ゴロー 「みぃんなあぁぁぁぁぁ!!! みぃみぃぃぃぃぃ、ふさいどけぇよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

ドリル 「キュワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンンンンンンンンン」

 

かなた 「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

メギ 「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

 

地下の密閉空間に超振動の高周波音が反響して、予想していなかったフリフリの一同に絶えられない音波攻撃が襲い掛かった。

 

 「ギャイィィィィィィィィィィィィンンン ガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!」

岩盤に刺さるドリルの先端から、激しい閃光、超音波、熱に粉塵が噴きだした。

 

ドリルは、ドリルではなかった!

放熱のために回転する超振動多刃式ロータリーブレード。

それのニコラフルチューン♪

 

撒き散らす超音波の圧力と熱だけでも、今にもトンネルが崩落しそうだ!!!

 

 ゴロー 「イーヒッヒッヒッヒ、ヒャーッハッハーーー♪」

ニコラ 「どぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

限界を超えて出力を上げる掘削マシーンの超振動ドリルと、それを無理やり後ろから押し付ける主力戦車用ダブルエンジン搭載の「フィリファリーテ」

 

 「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ グラグラグラ ガラガラガラ ガガガガガガガガガ」

 

トンネル全体が激しく振動した。

こんな場所でそのドリルをそんな風に使うのは、素人目に見ても凶器の沙汰だ!

いや、そもそも、そのドリルはトンネル用ではないはずだ! 間違いなく!!!

若い工員は言っていた、使い方さえ間違えなければと。

だが、そもそもの使い方を、間違っているゴロー達!

 

かなた 「ゴローさん! ゴローさぁぁぁぁんんん!!!」

 ゴロー 「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇ、あと少しなんだぁぁぁぁぁぁ、だあっとれぇぇぇぇぇ!!!!!」

メギ 「トンネルが崩れるわよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

工員 「大丈夫だぁー! おやっさんに任せとけぇぇぇぇぇぇ」

 

アル&姫子 「・・・・・・・・・・」

アルと姫子は、覚悟を決めていた。

ゴローは信用できないが、もうどうすることも出来ない・・・・・

 

 「ガガガガガガガガガガギギギギギギギギギギ」

 「ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ」

 

 ゴロー 「にぃこらあぁぁぁぁぁぁ!!! もう一踏ん張りだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ニコラー 「くっそぉぉぉぉぉ、硬てー岩だなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

フリフリに積まれた2機のモンスターエンジンも悲鳴を上げ続けている。

 

 「ガラガラガガガガガガ キュワァァァァァァァァァ!!!!!!」

 「ガガガァァァァァンンン、バラバラバラバラ!!!!!」

 

 「ガキィィィィィンンン!!! ガラガラガラガ!!!」

 

 ゴロー 「いったぁぁぁぁぁぁぁ!!! よっしゃぁぁぁぁぁぁ♪♪♪」

ニコラ 「やったのかぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~♪♪♪」

工員 「さすがだぜ! おやっさーん♪♪♪」

工員達 「やったぜえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

工員達 「わあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

喚起に沸く工員達♪

 

 

その傍らで、フリフリのメンバーは燃え尽きていた。

灰になって真っ白だ・・・・・




   あとがき

無敵鉄道組合の秘密兵器。
地下の地獄で最強、最凶の魔人。

 トンネル職人、ゴローさん。

やばすぎて、誰も近づけません。
モンスターだろうが、オフィスだろうが、人狩部隊だろうが。

無敵鉄道組合は、まだまだ、発足間もない組織ですが、支援者が多く急成長中。
なぜだか、トンネル堀にロマンを求める若者が後を絶たないMM世界♪
その若者達は、トンネルの中だと以上にテンションが上がり、トンネルの中とレールの上では、無敵で不死身の兵隊と化すのだった・・・・・
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