メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界   作:KR410

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------ ある冒険家の日記 --------

なんて見事な町だろう!

一面の砂漠にあって、緑あふれる整った形の小さな山
頂上に向かって一直線に敷かれた石の階段
麓に広がる町並は整然と山に向かって立ち並び
決して大きい町では無いのだが、
私は、一種の神々しさのような圧倒的な存在感にあてられて、ただただ、立ち尽くす事しかできなかった


第24話  常識

二つ目の大地をすっ飛ばして、三つめの大地にやってきた、カンパニー「フィリファリーテ」。

オフィスとは距離を置くことを決めたため、情報収集は全て自前で何とかしなけらばならない。

 

秘密の駅のプラットフォームで ゴローさんと分かれたフリフリは、各ステーションに設置されている車両用エレベーターでお天道様の元に戻ってきた。

 

アル 「・・・・・、隣の世界なのか?ここが」

姫子 「ほんとにあるんだね♪」

メギ 「太陽が出てるのに外気温が3度だって、確かにあたし達の世界とは違うみたい」

かなた 「3度? こんなに明るいのに・・・・・」

 

ニコライ 「ここは、俺も知らない土地だ、何が起こるかわからねーからな」

ニコライ 「とりあえず、依頼の町に最短距離で向かう、いいな」

アル 「オッケー、依存は無いよ」

ニコライ 「じゃー、スリーで先行するからついて来いよ」

 

格納庫から、スリーが出撃した。

 

スリー 「ニコラー! 早速お出迎えだぁぁぁぁぁ!!!」

 「ウィィィィィィィィン ガチャン!」

ターレットが動く、スリーが敵を捕捉した!

 

メギ 「何なのよー、このヘンテコなモンスターはー?」

スリーのセンサーが捕捉したモンスターは、何かもわからないほどおかしな格好をしている。

ニコライ 「なんだ? 見せてみろよ」

 

メギは、解析したイメージ画像をメインモニターに送った。

すると、ニコラが慌てて絶叫した!

  ニコライ 「ちょっとまてぇぇぇぇーーーー!」

スリー 「なんだよ、そんなに慌てて?」

 

モニターに映し出された、そのイメージ画像は彼らにはなじみの無い「お神輿(みこし)」と「山車(だし)」だった。

 

ニコライ 「攻撃すんなよ、二人とも! あれはれっきとした戦車だ!」

スリー 「バカ言えってんだ、ニコラ酔っ払ってんじゃねーのか!」

メギ 「そうよ、どう見てもモンスターよ!」

 

ニコライ 「違うんだって、あーゆう変わった戦車があるんだ!」

メギ 「・・・・・、本気で言ってるの?」

スリー 「・・・・・、照準は外さねーからな! 絶対!!!」

 

お神輿を見たことの無い、メギ達からすれば当然の反応だろう。

あんな怪しい物体が、くるまだ! と言われてもね・・・・・

 

 そして、「フリフリ」でも・・・・・。

 

かなた 「モンスターがいる!!!  ニコラ達は気づいてないみたいだよ」

姫子 「何やってんの、 スリー! メギ!」

姫子 「こっちから牽制射をかけるよ! かなた、サポートよろしく」

 

 「ガガガガガガガガガガ!!!」

フリフリの20mmが火を噴いた!

 

無線 「わぁぁぁぁぁ・・ぁぁ・・・・ぁぁぁぁ、待・待て、うつなあぁぁ・ぁぁぁぁぁ!!!」

 

慌てた声でニコラが撃つなと言ったようだった。

姫子 「何で止めるのよ?」

無線 「・・れは、敵じゃないんだ、くるまだ、・るま、くるま!!!」

 

 

姫子 「・・・・・・・・・・」

 

姫子 「・・・・・・・・・・」

混乱して無表情でトリガーを引いた。

 「ガガガガガガガガガガ!!!」

 

無線 「だから、撃つんじゃねぇぇぇぇ・・ぇ・・・ぇぇぇぇぇぇぇ」

 

姫子 「・・・・・・・・・・」

彼女は、耳が腐ったのか?と疑ったが、どうやらそうではないようだ。

 

姫子 「どう見ても、モンスターだろ! あれは!!!」

アル 「モンスターだよな・・・・・」

かなた 「それ以外には見えないけど・・・・・」

 

----------

 

「スリー」と「フリフリ」、それに、もー、ほんとに、分類に困るGODの名を冠したくるま2台が、何とか平和的に邂逅した。

スリーは、砲塔こそ直接照準では無いが、ロックを外さずに。

敵意が無いことを示すために、アルとニコラが降車して待っている。

すると、おもむろに、2台の戦車の木製?観音扉が開き、中から人が降りてきた。

 

かなた 「えっ!」

かなたは、目をゴシゴシ。

一瞬、観音扉の奥に後光が差したような・・・・・。

気のせいかな?

 

降りてきたのは、以外にもまっとうな格好をしたハンターたちだった。

ニコライ 「すまなかった、こっちのミスで誤射があった、損害があったら言ってくれ」

神輿ハンター 「いえいえ、大丈夫、幸い命中弾はありませんでしたから」

山車ハンター 「気をつけなさいよ、そんなおかしな物に乗ってうろうろしてたら、モンスターと間違われますよ!」

 

アル 「なんだって? 俺たちの戦車が珍しいのか、あんたら?」

神輿メカニック 「どうゆう構造でそんな形になるんだ?」

山車メカニック 「あー、俺も興味があるな、まるでモンスターの機動兵器みたいな格好だ」

 

アル 「うそだろ! オイ」

ニコライ 「・・・・・・・・・・」

 異質な世界に迷い込んだ異端児の「フリフリ」。

 

ニコライ 「先が思いやられるな・・・・・」

 

----------

 

出会うもの全てが、敵か見方か?

そんな状況で、依頼のあった町を目指すかなた達。

とにかく、誰とも、何とも遭遇しないように、スリーの索敵能力を最大に使って慎重に急いで未知の大地を駆け抜けた。

この世界の情報を最低限仕入れるまでは、何もアクションを起こさない方が賢明そうだ。

 

急いで目的地に進んだが、それでも丸一日を費やした。

ヘトヘトになりながら到着した町。

 

アル 「なんだ! この山は?」

姫子 「うえっ! 山が、緑色よ」

メギ 「それに、この整った町と山! 気持ち悪いわね・・・・・」

かなた 「確かに。 気持ちわるっ!」

彼らの常識では、緑あふれる良く手入れをされた山も、理路整然と立ち並ぶ建物の町並みも、非常識極まる!

こんな不思議な町は見たことが無い。

 

ニコライ 「お前ら、町の人の前でぜ~ったい、そんなこと言うなよ!!!」

ニコライ 「この山は、神の山で、頂上にはポンコツの神様がいるんだからな!!!」

メギ 「だってねー」

ニコライ 「仕事で来てるんだからな! 忘れんな!!!」

かなた 「気持ち悪いし、寒いし、さっさと牽引して帰ろーよ」

姫子 「賛成賛成♪ あたしもこんな変な場所は嫌だ!」

メギ 「ひゃ! 何か降ってきたよ、雨?」

 

 

神の山の名は 「天神様」

その町の名は 「タイシャー」

どちらも、なぜか俗称として広く普及する名だった。

 

ニコライ 「頂上に行けば持ち主と、ポンコツを拝めるらしいんだ、行ってみようぜ」

5人は階段を登る。

 

かなた 「思ったより長い階段だね!」

メギ 「さっきから降ってくる白いのは何よ」

ニコライ 「それは、雪だ、あんまり触れんなよ、毒性があるかもしれん」

姫子 「上は霧が出てるね、頂上が見えないや」

かなた 「まだまだ、先は長そうだね」

 

参道から階段へ、そして頂上へ。

街の人たちが、道や階段に結構繰り出していて、彼らにはわからない何かの儀式やおかしな行動をとっている。

幸い、服装や言葉にそれほど差は見られないが。

ここでも誰とも会わないように、係わらないように、まるでトレーダー一家のような雰囲気で階段を登っていった。

 

そして、ようやく目的地の頂上にたどり着いた。

はっきり言って、こんなことになるとは、まったく予想してなかった、サバイバル能力には多少の自信を持つ「フリフリ」。

とりあえず、無事、目的地に到着したことで感じる、果てしない安堵感。

頂上は、さらに激しく雪が舞い、もやって、視界が悪かった。

 

頂上には、大きな赤い鳥居。

メギ 「なんだろう、この大きくて赤い柱の門は?」

ニコライ 「建物じゃーなさそうだよな?」

 

それをくぐるとさらに大きな、さっきの数倍は大きい赤い鳥居が。

かなた 「またあるよ、おっきい!」

姫子 「いったい、何に使うんだろうね?」

 

さらに歩いていくと、何か巨大なものがぼんやり見えてきた。

霞んで見えてきたのは、お神輿に似た巨大な鋼鉄の社!

 

アル 「まっ、まさか! ポンコツってこれの事なのかぁぁぁぁぁ!!!!!」




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   海賊ガレリア お尋ね者の日常
第2話  艦長日誌 

俺の名前はティクと言います。

ある日、目が覚めたら、「お尋ね者」になってました。

どうゆうわけだか、どうしてそうなったのか?
流され続けた人生で、一度だけ自分の意思である人について行く! と決断したんです。
その決断自体に後悔は無いんです。

だけど、
そしたら、
なぜだか、
どうゆうわけだか、
どうしたらそうなるのか・・・・・。

俺は今 お尋ね者 「軍艦ブロント」 の初代艦長をやっています。
何も悪いことをした覚えは無いんです。
それどころか、何か大活躍をしたわけでも、偉くなりたかったわけでもないんです。

なのに、なんで?

戦闘になれば、200人の精鋭を従えて、超兵器を操る、お尋ね者のトップです。
出来ることなら変わって欲しいです。

ですが、こんな自分を信頼し、頼ってくれる仲間達。
彼らのためにもがんばろうと決めました!

俺、立派な艦長になります!
世界一の艦長になれば、きっと仲間達を守れるはずだから!
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