メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界   作:KR410

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またしても、無茶な依頼を引き受けた駆け出しカンパニーの「フリフリ」。

そして、当然のように、契約書はすでに発効されていた。

さらに今回は、すでに支度金と前金として、報酬の半額をいただいている。

それも、戦車を動かすだけにしては、破格の金額だった。


第26話  神社とRPG

メギ 「バラして持ち出せないかな?」

ニコライ 「どんなに急いでも一晩じゃーなー・・・・・」

メギ 「いっそ、『フリフリ』と『スリー』の火力で・・・・・」

 

凄腕メカニックの師弟が、腕組みをしてロボを見上げながら議論していた。

かれこれ、2時間になるが計画はまとまらないようだ。

 

そのころ、その他のメンバーは・・・・・?

 

寒くて、神社で暖を取っている・・・・・、いやいや、この世界の情報を収集中だ!

たぶんね?

 

姫子 「寒い寒い寒いよー!!!」

かなた 「(ガタガタ) うぅぅぅぅぅぅ、ま、まるで、砂漠の夜みたいだね・・・・・」

アル 「い、依頼者さんは、そんな薄い服で平気なんですか?」

 神主 「はい、こう見えても、日々修行に励んでいますので」

アル 「へー、修行してらっしゃるんですか、 職業は何系なんですか?」

 神主 「何系とは、どうゆう意味でしょう?」

アル 「職業のジャンルとゆうか、方向性とゆうか・・・・・」

アル 「えーっと、一般的なところで、ハンター系とかソルジャー系、みたいな?」

 神主 「はいはい、なるほどなるほど! そうですね・・・・・」

 神主 「しいてゆうなれば、神様系でしょうかね」

 

アル&姫子&かなた 「神様系!!!」

 

聞いたことも無い職業だが、なんだか凄そうだ!

 

 神主 「あなた方の世界には『お宮様』は無いのでしょうか?」

姫子 「おみやさま? 聞いたこと無いよね」

アル 「あちこち、歩き回ったが、見たことが無いです」

 神主 「そうなのですか、やはり、異国は変わってるのですね」

アル 「それでですね、何をするにも最低限の情報が必要なんですが」

姫子 「何せ、あたし達の常識がまったく通用しないんだもんね」

かなた 「砂漠で何かに遭遇しても、敵か見方かも判別できないんです」

 神主 「そうですかそうですか、それはお困りでしょう」

 神主 「私にわかることでしたら、何でもお答えしますよ」

アル 「ありがたい!」

 

アルは、手始めに、神主さんから情報収集をはじめた。

かなりおかしな服装をして作り笑顔を浮かべる、胡散臭い感じだが、話してみるとフレンドリーで優しい人だった。

少なくとも表面上は。

だが、大きな誤算があった。

 

アル 「色々聞きたいんですが」

 神主 「ご自由にどうぞ」

アル 「それじゃー、まず、モンスターの識別方法とかありますかね」

 神主 「さあ、どうでしょうか?  グワァ!って襲ってくるものがモンスターじゃないでしょうか?」

アル 「そうですか・・・・・、それじゃー、この辺りの地理や危険地帯の情報は無いですか?」

 神主 「それでしたら、オフィスにいらっしゃれば手に入りますよ、私はそういった事にあまり関心が無いもので」

アル 「なるほど・・・・・、有力ハンターや、有力カンパニー、情報屋とか・・・・・」

 神主 「幸い、そのような方たちと知り合わずに生きてきましたので、そういった方面は、」

アル 「・・・・・、では、この町で手に入る補給リストぐらいなら・・・・・」

 神主 「ホホホホホッ、買い物も経験が無いんですよ、おはずかしい」

 

かなた達の生きるMM世界(メタルマックス)で、何もしないで得られる物は何ひとつ無い。

神様系職業の依頼者さんから得られた情報は ゼロ!

ものを知らなさ過ぎる! 買い物をした事も無いそうだ。

こんなにも、無知で、買い物もしたことがないような人間は、どう考えても、3日と持たずに野たれ死にだ。

 

神様系って・・・・・

まさか依頼主さんは! 人間を超越しているのだろうか!!!

少なからず、そういった人間の噂も耳にする。

 

かなたは、神主さんをお尋ね者か何かと勘違いした。

さぞ、過酷な修行を日夜積んでいるのだろうと!

 

 神主 「お役に立てずに申し訳ありません」

かなた 「と、ととと、とととととと、とんでもないです!!!!!」

 

アル&姫子 「・・・・・・・・・・」

 

神主さんと「無駄話」をしていると、御社(おやしろ)に流れのハンター達がやってきた。

ハンター1 「た、助けてくれ、たすけてくれよー!!!」

 

慌てて、神主さんが飛び出していく。

 神主 「どうなさいました!」

ハンター1 「仲間が一人やられちまったんです、お願いだから助けてください」

4人パーティーの一人が、Drミンチが喜びそうな、死にたてほやほやだ。

 

 神主 「何を考えてますか!、すぐに麓の病院にお行きなさい!」

ハンター1 「え?」

ハンター2 「神社だろ? ここ」

 神主 「あなた達のような非常識な者がときどきやってきますが、神社で死人は生き返らないのですよ!」

ハンター3 「ええぇぇぇぇぇ~!!!」

 

 神主 「葬式なら心得てますから、ほんとに駄目だったらもう一度おいでなさい」

 

ハンター1 「嘘だろー、何のためにこのクソ長い階段を登ってきたんだよ!」

ハンター2 「そこは、お約束だろ~!」

ハンター3 「それより、急いで病院だ、とんだ回り道をしちまった!」

ハンター死 「・・・・・・・・・・(怒)」

3人は、ホヤホヤ死体を抱えて、クソ長い階段を下りていった。

 

 

姫子 「(この人、何の役にも立たないわね、たぶん)」

アル 「(この人は、普段何をしてるんだ? 何故あんなに金を持ってるんだ???)」

 

この世界で、神主の存在意義って・・・・・。




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   ガレリア お尋ね者の日常
第4話 初めての潜入調査❤

わたくしは、Cユニットの「たにさん」だ。
現在、とあるカンパニーへの潜入任務に従事中である。

見た目の幼いわたくしと、「たいちくん」は、双子仕様で製造された 何を隠そう 重量0.1トンのCユニットで自律動作をするアンドロイドなのだ。
前マスターの元では、地下研究施設内で活動していたため、外の世界の知識は間接的な情報でしか知るすべが無かったのだが。

新たな世界で活動を始めて1ヶ月。
世界はこんなにも、新鮮な驚きに満ちているのだな!

昨日など、Cユニットが昼寝をする現場を目の当たりにし、潜入していることも忘れて、驚嘆して奇声を上げそうになったものだ!
彼のコンピューターは正常に活動しているのだが、意識だけ眠ってしまっていた。
「たいちくん」にデータを送って解析を試みたものの、該当するデータも納得のいく回答も得られなかった。
実に興味深い現象だ。

世界が、このように、斯(か)くも面白き事象で溢れているとは、高性能なわたくしだが、予測も出来なかったようだ。


さあて、今日はどのような事件が待ち受けているのであろうか♪
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