メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界 作:KR410
性格は相変わらずだが、身長も5センチほど伸び、体格も大分しっかりしたものになっていた。
彼は今、スージーの整備をしている。
ガタン☆ ゴゴゴゴゴゴゴ!
かなた 「おっとととと!」
ドックの床が突然動き出した。
かなたが「フィリファリーテ」のコントロールルームに入ってきた。
かなた 「アルー、動かすときは声かけてよね、整備中だったんだよ!」
アルは、頭を抱えて、親指でクイクイっと、女性陣を指差していた。
メギ 「かなた! 仕事よ❤❤❤」
姫子 「かなた! 今度の仕事も楽しそうだ♪」
嬉しそうに、メインシートに座る姫子さんと、躁舵席に座るメギを見て、アルの表情の意味を理解した。
かなた 「・・・・・、で今回は何するんですか?」
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アル 「戦艦のドックがみつかったんだと、その施設の探索と脅威の排除だそうだ」
かなた 「今度は戦艦のドック!!! 何なの、この辺りの施設は」
アル 「・・・・・、なんなんだろうな? 有名どころのカンパニーもやたらと集まってやがるし」
そこは、かつての人類の自動兵器工廠だった。
大破壊を生き延びた、この地下工場郡は、しかし、ノアとの戦争のさなか、制御システムをノアに奪われ沈黙してしまっていた。
1時間ほどで依頼の場所に到着した。
ドックの入り口と思われる場所は、多くのくるまとハンター達で賑わっている。
その一団の片隅に、彼もいた。
黒のスーツにサングラス、ポケットには手を入れず、姿勢よく立ち尽くす細身の体型。
かなた 「あーっ!!! アドラァー♪」
かなたは、大声で彼の名を呼び手を振った。
アドラは、かなたに気づくと、スタスタと早足で歩いてきた。
アドラ 「や~、少年♪ また会ったね」
アドラ 「俺は、これでも調査員なんだからね、あんまり大声で名前を呼ばないように!」
かなた 「ごめんなさい、そうでしたね・・・・・」
アドラ 「アハハハハハッ、 ゴメンゴメン、別に叱ったわけじゃないよ」
アドラ 「ところで少年、こんなところで何してるの?」
アドラは相変わらず、軽い感じだった。
かなた 「俺ね、俺もね、今、カンパニーに所属してるんだよ♪」
アドラ 「へーっ、そうなんだ・・・・・」
アドラの顔が少し固くなった。
アル 「かなた、知り合いか?」
かなた 「あの、えーっと、こちらアドラさん、カンパニーのちょう・・・、カンパニーのアドラさん!」
アドラ 「アドラと申しまーす♪ 「シードN」ってゆうカンパニーで調査員をしてます、よろしく」
かなた 「・・・・・(自分で言っちゃった)」
かなた 「で、この人は アル、 俺の所属する「フィリファリーテ」のボスだよ♪」
アル 「よろしく。 シードN? 聞かないカンパニーですね」
アドラ 「少数精鋭の小さな組織ですから。 あっ、俺は精鋭じゃないですよ! ナハハハハッ」
アル 「ハハハッ、かなたの知り合いに、こんな面白い奴がいるとはね♪」
アドラ 「フィリファリーテ? フィリファリーテ! あー!!! あの、馬鹿げた無謀な戦闘で近頃有名な特攻機関車チーム、フリフリですかー!!!」
アル 「・・・・・、そんな通り名がついてるんだね」
アドラ 「少年、悪い事は言わない、すぐにこの場を去るんだ!」
アドラ 「なんちゃってね、アハハハハハッ♪」
アル 「ハハハ・・・・・」
アドラは屈託の無い笑い声を上げていた。
その横でアルは苦笑い。
アドラ 「じゃーね少年。 俺、仕事に戻るよ♪」
アドラはそう言って、いつものように一直線に歩き始めた。
かなた 「はい、それじゃーまた♪」
アドラ 「・・・・・、少年、・・・・・、何かあったらすぐ逃げるんだよ、こんな場所ではね」
アドラは、少しまじめなトーンで、振り向かずにそう言って歩き去った。
アル 「ハハハッ、面白いヤツだな♪」
かなた 「うん、でもいい人でしょ♪」
アル 「んっ? 姫子さん、どうした?」
後ろに姫子とメギが立っていた。
姫子 「・・・・・・・・・・気のせいかな」
姫子 「何か、何となくなんだけど、あいつからね嫌な感じがした」
姫子は、少し恐い顔で、彼を見送っていた。
かなた 「そんなわけ無いですよ、気のせいですって」
姫子 「だといいけどね」
アル 「・・・・・」
メギ 「そんなことより、早くドックに向かいましょうよ♪」
フリフリの一行は、揃ってドックに向かって歩き始めた。
あとがき
MM世界の人は、みんなやっぱり旅が好き。
改造装甲列車 「フィリファリーテ」
装備についてはおいおいに、
まだ何も考えてません。
とりあえず、レールが無くても自走可能な戦車です。
最高速度、35km/砂漠
フロントダブルエンジン、パワートレインは直接駆動方式。
中央部フロント寄りにコントロールルーム(管制室)
その後ろに、多目的ルーム。
リビング兼、事務所兼、寝室です。
そんなに広いスペースではないですが、夜は全員ここで雑魚寝です。
男女一緒がどうとか、道徳的に・・・・・、
実際あるでしょうが・・・、ですが、ですけどね、
アイアンギャング時代の3人は毎日キャンプを張って寝る、装甲車の荷室で寝る、戦車のシートで仮眠が当たり前。
かなたも同じで、テントかスージーの荷台です。
いつでも、自由に横になれるスペースがある!
戦場でも嵐の砂漠でも。
これって、彼らにとっては、そうとう快適なんじゃないかなーと♪
最後尾が、格納庫兼貨物室で駐車スペースはここにあります。
全長 22m(うち貨物室が8m)
全幅 8m
重量 100トン弱