メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界   作:KR410

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二人はすっかり仲良し、彼の船に乗るほどに。

バトー 「ホントにホントーなんだろうね?」

アル 「博士こそホントに大丈夫なんですね?」

バトー 「もちろんだけど、ホントーだろうね???」

アル 「いや、俺の方は、かもしれないだからね」

バトー 「わかってるさ、だけど、ほんとに『かもしれない』がいるんだろうね?????」


続・第37話  バトが戦車でやって来る

なんだかよくわからないが、とても疲れる1日はまだ終わらなかった。

半壊した「バトー研」での夕食中に。

 

姫子 「まぐれだけどね、あたしも何度かロケットぐらいなら迎撃したことがあるんだよ」

アル 「あれ、ホントに狙ってやったのかよ」

姫子 「狙ってやったわい! そりゃー、当たったのはまぐれだけど」

 かなた 「すっごいなー♪『バスタークイーン』って呼ばれるぐらいだもんねー♪」

姫子 「まあ、昔の話だけどね・・・・・」

バトー 「へー、『姫子さん』は凄腕のソルジャーなんだね」

姫子 「昔の話だよ」

アル 「あら?・・・・・(何で姫子は姫子さんなの)」

(バトーが、あだ名をつける相手は戦車の操縦に長けた者が多い)

 

 かなた 「そうだ! ねー、スリーならどうかなー?」

 

アル 「そうか! スリーなら、もしかするかもな♪」

姫子 「そうだね、スリーなら迎撃どころか、狼王とだって良い勝負するんじゃない? もしかすると」

バトー 「すりい? なんだね、それは? 青いのかね?」

サースデー 「・・・・・」

 かなた 「・・・・・、あれ?」

 かなた 「スリーってなんなんだろう?」

姫子 「イカレタンクじゃないけど・・・・・、本人が言ってるんだから暴走戦車?」

アル 「うーん、見た目は中戦車なんだけど・・・・・」

バトー 「中戦車の暴走戦車? それが 彼 と互角とな?」

アル 「うーん、どうかなー?」

 かなた 「実際の『オオカミさん』を見たことないからねー」

姫子 「だけど、可能性は感じるよね。 アイツ、いっつも手を抜いてるじゃん」

 かなた 「それは確かに、本気になったとこはまだ見たことがないかも」

 

バトー 「そ、その戦車乗りはどこにいるんだね❤」

 

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バトー博士は、彼の話題を聞いたとたん、興奮して鼻息が荒くなった。

老人は、アルと姫子が呼び止めるのも無視して、「バトー戦車6号」で出撃していった。

目指すは「タイシャー」にいるとゆう、3人の説明からでは、人なのか、戦車なのか、何なのか?よくわからないが、可能性がある何か。

成り行きから、バトー戦車に同乗することになった2人を、かなたはスージーで追いかける。

 

かなた 「なんて速さだ、あんなにでかいのに!」

 

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バトー 「急げー! 今日中に到着するんだー!」

サースデー 「それは無理です」

バトー 「とにかく急ぐんだー♪」

 アル 「博士! あんた、この谷から出たことがあるのか?」

バトー 「いそげぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 アル・叫 「はぁかぁせぇぇぇぇぇ!!!」

バトー 「急ぐんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 アル・絶叫 「はぁぁかぁぁせぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

バトー 「ん? んん? おー! ボケナスじゃないか、いたの?」

 アル 「・・・・・」

 アル 「博士! あんた、この谷から出たことないんだろ!」

バトー 「それがどうしたんだ? サースデーのナビなら間違いはないよ」

 アル 「そうじゃない! このあたりにはな、神輿だの山車だのがうろついてるんだ!」

バトー 「タイシャー周辺を神輿がうろついてるのは当然ではないかね」

 アル 「ええ!?」

バトー 「キミはホントに「ボケナス」だなー♪」

 アル 「・・・・・」

 姫子 「知ってるの?」

バトー 「タイシャーがあれば、そんな事は常識だよ」

 姫子 「(ガーン!!!)」

 

アルと姫子は青ざめた。

まさか、バトー博士から常識論を諭されるとは・・・・・。

 

バトー 「だから、こっそり急いでるんだよ」

 アル 「(俺たち、この人以上の非常識なのか???)」

 

サースデイ 「姫子さん、先ほどから、かなたさんが交信を求めてますが、どうしましょう?」

 姫子 「こ、こっちにつないでよ」

無線 「ジジジ、オーイ、オーーーーイ、このヤロー、止まれってんだぁぁぁぁぁぁ、ザー」

 姫子 「かなた、あの、あのね、し、心配ないよ、博士は常識だった・・・・・」

無線 「何言ってんだよ姫子さん、そっちは大丈夫なの?」

 姫子 「え? ええ、大丈夫、大丈夫に決まってるじゃないの♪」

無線 「ほんとー?」

 姫子 「ほんとだって、なかなか快適だ」

無線 「なんかあやしい・・・・・」

 姫子 「ほんとほんと、今のとこ問題ないから」

 姫子 「それより、ついてくるなら気をつけてね」

無線 「了解」

 

バトー 「ほー、このスピードに『スージー』でついて来るのか、 あだ名を考えなくちゃ♪」

 

 かなた 「ブルル! な、何か悪寒が走った・・・・・、ホントに大丈夫なのか?」

 

----------

 

タイシャーの山頂「天神山」で鳥を警戒する眠そうなスリー。

今夜は、積雪により一面銀世界、大気は驚くほど澄んでいる。

タイシャーの山頂には、大きな満月が輝いていた。

 

 「ウィィィィィィィン、ガチャーン」

スリーの砲塔が自動で旋回した。

 

メギ 「スリー、どうしたのよ?」

スリー・眠 「ダイダロ・スがいる・・・・・」

ニコライ 「ふーん」

スリー 「ダイダ・ロ・スが・・・・・」

メギ 「ダイダ・ロース? 赤いの?」

ニコライ 「ダイダロスは赤くないなー」

ニコライ 「・・・・・」

ニコライ 「ダイダロス?」

 

 ・・・・・・・・・・

 

メギ 「うーん、微妙。 ニコラ、どうかな?」

ニコライ 「スリー、間違いないんだろーな?」

 

データの照合結果がモニターに表示されている。

簡易診断では、67パーセント。

 

スリー 「特徴が似てる、間違いないだろ、距離12キロ、速いぞ!こっちに向かってる」

スリー 「どうする、先制を掛けるのか?」

ニコライ 「やるか! 主砲は、あと何発残ってる?」

メギ 「通常弾40発、特殊弾54発ね、だけど弾薬の補給はもう出来ないよ」

スリー 「そんだけあれば、足を止めるぐらいは出来るだろ♪」

ニコライ 「よし! 6000まで近づいたら戦闘開始な!」

 

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豪雪の中をものともせず、爆進する「バトー6号」。

それを必死で追いかける、スノードライブ初体験のかなた少年。

 

かなた 「っととと! なんて走りにくいんだよ!」

 

凄腕集団「フィリファリーテ」の末席に名を連ねる少年は、必死で6号を追いかけている。

それは、タイシャーを目前にしてのことだった。

 

 

 「シュゥゥゥゥゥゥゥゥンンン  ドン!」

 

 

わりと近くで、砲弾が炸裂した。

 

 かなた 「・・・・・、まさか」

 

とても嫌な予感がする。

 

 「ひゅるるるる~~~」

 

 かなた 「間違いない! スリーだー!!!」

 

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サースデー 「距離5000以上、同時着弾での精密射撃です」

バトー 「ヒッヒッヒ、凄いじゃないか♪」

アル 「ノンビリしてる暇はない! すぐにくるぞ!」

バトー 「まー、見てなさい。 サースデイ、迎撃用ー意♪」

サースデー 「ハイ、博士」

姫子 「迎撃? 実戦では何とかって言ってたよね?」

 

シャーシの可動式武装ポッド2つのポジションが変化し、コンテナの外扉が開く。

 

 「ひゅるるるる~ ひゅるるるる~ ひゅるるるる~ ひゅるるるる~」

 

姫子 「ホントに大丈夫なの? ふざけたヤツだけど、凄いヤツだよ、アイツは!」

バトー 「実戦テストは初めてだからね、やってみなくちゃ、ワ・カ・ラ・ナ・イ♪」

姫子 「いやあぁぁぁぁぁ! 大丈夫じゃなかったよー、かなたぁぁぁぁぁ!!!」

 

----------

 

スリーの砲撃は、正確だったのだが・・・・・

 

スリー 「あれ? あらららら?」

メギ 「な、何? 今の?」

ニコライ 「どうした? 二人とも・・・・・、あら?」

 

メインモニターには、直撃弾「ゼロ」の表示。

 

ニコライ 「避けられたのか?」

スリー 「いや、当たらなかった・・・・・」

メギ 「何あれ? 雷?」

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