メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界   作:KR410

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その後も クラス5級 の警備メカが、現れたが、用心棒ーG より強力な敵は現れていない。

確かに、 ロボット用心棒 は強力だが、30人の傭兵調査団が壊滅するほどではないはずだった・・・・・


第3話  悲しきメカ達の街

 

救助隊は、円形の大きなフロアーに進入していた。

 

そこには、かなり広大な空間が広がっている。

小さな入り口と出口が1つずつあり、待ち伏せにはもってこいのシチュエーションだった。

だが、気づいたときにはもう遅い。

 

無線 「ザザ、ガ、まずい、敵に囲まれてる! 密集体系を、防御陣を敷いて!」

 

壁 「ガチャン! ヴヴヴヴ、ギュワン、キュイィィィィィ、シャァァァァァン」

 

外周の壁に設けられたハッチから、セーフティーカバーの外れた 用心棒ーG が続々と現れる。

その数は、100を下らない。

脚部に仕込まれたローラーを使って、凄いスピードでの移動が可能だった。

 

センサーの感度は良好なのだが、用心棒ーGは施設内警備用の高機動装備だった。

センサー越しの射撃では、よほど良い目か腕を持ってないと、どうしてもワンテンポ遅れてしまう。

並みの腕では命中させることすら困難だった!

目視での射撃なら、姿を終えるだろうが、フロアーが暗過ぎてそれも難しかった。

 

用心棒 「ID認証不能、こんにちは侵入者さん、ガガガガガでさようなら♪」

 

両腕に仕込まれた熱戦ビームと火炎放射器のハイブリッド兵器での強力な一激離脱で、救助隊を翻弄していた。

精鋭ぞろいの前衛部隊が少しずつ撃破されていく。

 

メギ 「まずいわね、罠だわ!」

姫子 「メギ! 姫子さんの出番よ♪ 周囲の確認をお願い!」

メギ 「わかった、サポートするわ、気をつけてね!」

 

姫子はヘッドセットを被り、愛用の狙撃ライフルを手に車外に出た。

それを追ってアルも外に出て行く。

スージーのターレットが、自動で射角調整しながら回転する。

ゼロ点補補正を始めた。

 

メギ 「姫子さん、車体左側から4時の方向、コイツから行きましょう」

姫子 「了解」

メギ 「アル! しっかり姫子さんを守ってよ!」

アル 「任せとけって!」

 

姫子はスタンディングでライフルを構えた。

集中して、高速で動くターゲットを狙っている。

 

姫子 「・・・・・、ふぅーーーーー!!!」

 

深呼吸一つ、有線コード付きのライフルのトリガーを引く!

 

 「ガガァァァァァァンンンンンン!!!!!ゴォォォォォォンンンンン」

 

姫子のライフルのサイズではありえない、暴力的な射撃音が鳴り響く。

彼女のライフルのトリガーと連動して、スージーのターレットに据え付けられている、20mm対戦車ライフルが咆えていた。

爆音の正体は、スージーの対戦車ライフルだった。

姫子の必殺ヘッドショットに連動して、ターレットが小刻みに回転していく。

 

 「ガァーンンン ガァーンンン ガァーンンン ガァーンンン」

 

命中率は5割強ぐらいか、5割強で用心棒の頭だけを正確に!

ナイトスコープ越しで超高速機動の小さな目標に、長年の経験と天才的なセンスを駆使して次々と標的を撃ち抜いていく。

 

 「ガァーンンン ガァーンンン ガァーンンン ガァーンンン」

 

メギ 「姫子さん、注意して! こちらの攻撃に気づいたみたい」

姫子 「メギ、スコアは?」

メギ 「撃破確認した数は23体、味方の攻撃とあわせても、あと2/3は健在よ!」

 

 「ガァーンンン ガァーンンン ガァーンンン ガァーンンン」

 

メギも無線に向かって咆えていた。

メギ 「あの化け物の相手は、「フルフリ」が引き受けるわ、余裕のある人は援護を、そうでなければ防御に専念してなさい!」

無線 「ガガ、わかった、こっちの装備じゃ、無理だ、頼む」

無線 「ザザ、同じくだ、奴を追うことが出来ない!、何とかしてくれ!」

 

メギの呼びかけに応じたハンター達が、スージーを中心に防御陣を敷く。

姫子 「メギ、やるじゃん♪」

メギ 「3時側の防御は硬いです、今のうちに9時の方角の敵を殲滅しましょう!」

姫子 「オッケー♪」

 

 「ガァーンンン ガァーンンン ガァーンンン ガァーンンン ガァーンンン ガァーンンン 」

 

暗闇の中、平坦なフロアーを、ローラーによる高速移動戦術の用心棒はほぼ無敵だった。

だが、姫子に対戦車ライフルのコンビは、無敵の機動力を上回る命中率を誇る。

遮蔽物も無いこの場所では、いくら速くても、ただの動く的だった。

だからといって、物量戦術に切り替えると逆に長所を殺してしまう。

用心棒達は、ターゲットを絞った上での固体によるヒット&アウェーを続けるしかないようだった。

完全に姫子の鴨だった。

 

 「ガァーンンン ガァーンンン ガァーンンン ガァーンンン」

 

ラス 「・・・・・、凄いね、やっぱり」

 

敵の数が1/4を切ると、数で勝るカンパニー連合は、包囲殲滅、各個撃破で、一斉に反撃に出た。

 

用心棒 「マ・サカ・・・ココヲトッパサレ・ルトハ・・ソレデハ・・サヨウナラ・・・エイ・・エ・ン・ニ・・・」 ボン!

 

戦いは終わった。

救助隊にも、かなりの損害が出たが、死亡者はゼロ。

この戦闘の後、たいした抵抗を受けることは無かった。

 

 

地下の最深部の奥の奥。

施設のコントロールルーム。

そこで、遭難者、約30名は無事発見された。

 




   あとがき

ヨウジンボウグ、何だか悲しい機械です。
セリフも妙に哀愁漂う。(っていいながら詳細は忘れましたが・・・・・)

彼は何のために生まれ、誰のために戦い、どうして破壊されることになったのか?
全てが無意味、無駄ですからね。
彼に殺された人々は、ある意味自業自得ですが、彼が死ぬのは自分のせいではないですからね。

ご冥福をお祈りしましょう。ハイ、合掌
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