メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界   作:KR410

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   爺 「親方さまが!?」

兵隊 「また、家出されましたー!!!」

爺 「なんですってー!!! だからあれほど目を離さないようにと、注意しておいたでしょう!」
兵隊 「申し訳ありませーん! 見失ったのは、つい先ほどなのですが・・・・・」
爺 「それで、追跡隊は出したのですか?」
兵隊 「はい、街に展開している全部隊に招集をかけました」
爺 「それでですか、 なるほど国境の監視部隊の姿が見えないと思ったら・・・・・」
兵隊 「クロフォードさん、どうしましょう」
爺 「落ち着きなさい、まず国境部隊は通常シフトに戻すのです。 これでは、イェーガー様が外に出るのも、外からの侵入者にも対応できませんよ!」
兵隊 「それはそうですね。 わかりました、ただちに!」

兵隊が敬礼で一礼して、急ぎ去って行く。

爺 「坊ちゃま、ここを動かないでくださいね、わたくしは、お父様を連れ戻してまいりますので」
  子供 「あー、はいはい」
爺 「それでは、皆さんも。 ご迷惑でしょうが、坊ちゃまをお頼みいたします。 では後ほど」

メギ 「ちょ、ちょ、ちょっと、勝手なこと言わないでよねー」

  子供 「行ってらっしゃーい♪」

アル&姫子 「・・・・・」

かなた 「王様って、ほんとに実在するんもんなんだねー♪」


  そして、岩山の要塞山頂にポツンと取り残された、かなた達と子供。


姫子 「ほんとにみんな行っちゃったのかな? イェーガー城の探検しようか♪♪♪」
アル 「それは、まずいんじゃないの」
姫子 「じゃー、これからどうするよ?」
アル 「うーん・・・・・」
メギ 「フリフリの修理も、お礼も、まだだよ」
アル 「うーん、うーーーん・・・・・」
かなた 「王様かー♪ 王様って、どんな人だろうねー♪ 立派な人だろうなー♪」
アル 「うーん、うん?」

  子供 「ねえ、もういいでしょ。 これ、ほどいてよー」

姫子 「・・・・・・・・・・」

メギ 「・・・・・、どんな人ってね、どんな人か知らないけど、あの子の「おやじ」なんでしょ?」


善と悪の壁 第3話  家出イェーガー

姫子が、何かに気づいた。

 

姫子 「アル、あそこ!」

アル 「ん?」

姫子 「そことそこも」

アル 「・・・・・・・・・・」

アル 「なーる、そうゆう事ね」

姫子 「だけどだよ、まさかねー・・・・・」

 

  子供 「ほどいてよー! これじゃー、動けないじゃないかーーー!!!」

メギ 「どうせ、今のうちに逃げる気でしょ。 キミが逃げ出したら、まためどくさい事になるに決まってるんだから!」

 

かなたも、何かに気がついた!

  かなた 「・・・・・ん?」

  かなた 「・・・・・う~ん」

  かなた 「・・・・・ああっ!?」

 

かなた 「あれー! あれれーーー! ええぇぇぇぇぇ!!!」

メギ 「うるさいわねー! 今度はどうしたの?」

かなた 「あの、あのね、思ったんだけどね」

メギ 「だから、なに?」

かなた 「普通はね、王様の子はね、・・・・・」

 

メギ 「・・・・・」

 

メギ 「・・・・・、王子様だよね」

かなた 「だよね、やっぱりそうだよね」

  子供 「ほー どー けー!!!」

 

メギ 「・・・・・」

 

メギ 「うっそーーー!!! コレ、王子様なのーーー!!!」

 

衝撃の新事実?に、今さら気づいた二人だった。

少年達が、何やらもめていると、イェーガー城の円錐状建築物裏から、誰かがコソコソと出てきた。

その人物は、辺りをキョロキョロと見回しながら、王子の椅子に近づいてくる。

 

アル 「まさかだったみたいだな」

姫子 「うわ~・・・・・」

 

かなた 「あれって、まさか? まさかねー・・・・・」

 

  子供 「パパーーー!!!」

 

メギ 「うわ~・・・・・」

 

 

  王 「イエガー! 声が大きい! シー!!!」

 

王様だった・・・・・

何の威厳も無い、コソ泥のように近づいてくる彼。

かなたは、何だかガッカリした。

メギも、全く期待してなかったのに、何故だかガックリ。

 

その時!!!

 

爺 「全隊ー! 突ー撃ー!!!」

兵隊 「わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 兵隊 「わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

  兵隊 「わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

そこら中の物陰から、兵隊が溢れ出す!

大音量の威勢がハミングしていた。

そんな中、4人は軽いデジャブ感を感じるのだった。

何だかあの祭りのような雰囲気がその場を支配していた。

無意味で無駄な、その雰囲気が・・・・・

 

兵隊 「わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

  王 「な、なんだー、お前ら、街に出たんじゃないのかー!!!」

兵隊 「だんな様ー、 お覚悟ーーー!」

  王 「こら、やめろ、やめてくれー!!!」

 

かなた 「わぁぁぁぁぁ! 痛い! いてててて!!!」

メギ 「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

  子供 「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

アル 「いってーな! このヤローーー!!!」

姫子 「イタ! ちょ、ちょっとー、ほんとに怒るぞー!!!(すでに2~3人ではすまない人数を転がしている)」

 

兵隊 「とったー!!! みんなー、とったぞーーー!!!」

兵隊 「うぉぉぉぉぉ! 鬨(とき)の声だぁぁぁぁぁ!!!」

兵隊 「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

 

兵隊達が、しばらく 鬨の声 を上げ続けていた!

兵隊達の輪の中央には、椅子に縛られた王子 と その親父、そして 我らが主人公達。

 

当然、みんな、もみくちゃだった♪

 

 

姫子が、3秒で看破した、「王子で王様ホイホイ大作戦」にまんまと引っかかる、偉大なる(?)ホイホイ王「イェーガー」。

その御子息らしい「イエガー坊」。

二人の家出を、まんまと阻んだクロフォード翁。

そして、どちらの渦中にも、巻き込まれて真ん中でグルグル回っている「フリフリ」。

 

 

まあ、 いつもの通りに♪

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