メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界 作:KR410
メギ 「何もかも、おかしいです!」
ミヤコ 「そう? まあねー、変人の国なのよ、ここは (ニッコリ♪)」
メギ 「・・・・・ (ミヤコさんもだけどね) 」
かなた 「ふふふ~❤」
ハンター達にとっては重要な、弾薬補給の商談中。
その彼は、突然ふらりとやってきた。
大きく目を見開いて!
鋭利な武器を振りかざして!
そして、ヘンテコな戦車に乗り込んで!!!
姫子 「アル♪ アルー❤」
さっきまで「フシャー!」と髪を逆立てて、素敵な笑顔の店員さんに噛み付きそうな勢いだった姫子さん。
一転して、姫子の声が弾んでいる♪
その声は、明らかにいつものトーンとは違っていた!
アル 「なんだ、 ・・・・・」
アル 「 ? 」
二人の前方から何かが?
何だろ、・・・・・
・・・・・
くるま?
何かを載せて小型のクルマ? が近づいてくる!
姫子 「キャー♪ キャーーー❤」
アル 「え? 何? 何だ???」
そのクルマは、おかしなジグザグ移動をしながら、徐々にこちらに近づいてくる!
雪の残る街並みに市街地迷彩柄の車体、そのオープンデッキに座る森林迷彩柄の影!!!
姫子 「うわ♪ うわぁぁぁぁぁ❤」
その搭乗員の影は、背を向けたままバックで器用にジグザグ移動?
あ! 壁にぶつかった!!!
アル 「・・・・・・・・・・」
おもむろに、ゆっくりと、その場で超信地旋回をはじめる♪
急旋回に、搭乗者の影がカクンと揺れる!
そーしーてー!!!
その、搭乗者の背中越しシルエットが車体の回転とともに、ゆっくりこちらを振り向く!
姫子 「いやぁぁぁぁぁ~~~❤❤❤」
その車体は、ちょっと大きめな、迷彩柄の「ルンバ」的な何か!
アル 「・・・・・・・・・・」
そして、その搭乗者!
搭乗者 「ナ~、 ウナウナ ウニャウニャ・・・・・」
何かを喋りながら、必死で右手を動かしている。
そのまま、もう一回転!
搭乗者 「・・・・・ ナウナウ ニャウニャウ・・・・・」
さっきよりも必死に、身を乗り出して手をバシバシさせている。
さらにルンバはもう一回点!
姫子 「だめだ~❤ かわいいすぎるう~~~❤」
姫子はルンバに向かって駆け出した!
アル 「・・・・・」
アル 「タマが戦車でやって来た・・・・・」
そう! 搭乗者はMM世界の最強マスコット♪ バイオニックアニマルソルジャー❤
街や施設を襲う、凶悪なネズミ(いろんな意味で)達と日夜戦い続ける彼等!
その愛らしいフォルム、しぐさとは反対の凶暴な闘争本能!
搭乗者 「・・・・・ ナウナ~ ニャニャニャ~・・・・・」
・・・・・・・・・・
その凶暴な闘争本能を!!!
・・・・・・・・・・
その凶暴な・・・・・
・・・・・・・・・・
アホみたいに回り続けているが・・・・・
彼らこそ、人類の友人にして陰ながら街や施設を守る「バイオニックキャット」♪
強い! 賢い! かわいらしい♪
だけど、少しドジでちょっぴりおバカで、空腹時以外は人になつかない・・・・・
そんな、音無しの暗殺者にして人類最良の友? 街の掃除屋、通称「タマ」♪
バイオニックキャットが、グルグル回っているのだった。
相当に、あわてた様子で・・・・・
姫子 「なにこれ♪ タマがクルマに乗ってるよ~~~❤」
姫子は、勢いよくルンバに飛びつくと、なんだか必死なルンバネコの観察を始めた❤
崩れた表情の満面の笑みを浮かべて。
なんだか、姫子さんの様子が明らかにおかしい・・・・・
姫子 「小さいハンター君♪ キミはな~んてかわいいんだ~~~❤」
タマ 「ニャーーー!!!」
元凄腕ソルジャーの姫子さんが、「タマ」を前にしてちょっぴりぶっ壊れていた。
アル 「なんなんだよ、アレ? タマがクルマに乗ってたけど?」
店員 「あー、あれは「時空研」とこの「ダンディー」君ですよ」
姫子 「キミの名前はダンディー君か~❤」
アル 「ジクウ・ケン? それって、人名じゃない方のジクウケン?」
店員 「そうですよー、人名じゃない方の」
アル 「・・・・・」
なんだか、ちょっと嫌な予感が・・・・・
よし! そこには近づくまい!!!
アル 「あの小さいタンクは何なの? もしかしてポチタンク?」
店員 「ハハハ♪ あれね、あれはクルマじゃなくて、施設警備用の軍用自動掃除機「ルンバ」さんでーす」
店員 「タマ達のお仲間(同業者)だけど、ダンディー君の天敵なんすよー」
アル 「掃除機に乗ってきた掃除屋? 掃除屋が掃除機を天敵? 」
店員 「掃除屋(タマ)が掃除機(ルンバ)と仲が悪い! ククク♪ シュールでしょー」
姫子 「ダンディー君、メカが苦手なのかな~♪ あたしとおんなじだね~❤」
タマ 「ナ~~~!」
ダンディー君は話しかける姫子など眼中にない。
ルンバが次の動きに移るたびに、右手でバシバシしている。
ルンバさんは、回転を止めると横向きのままアルたちの前から、突然動き出した。
タマ 「ニャギャーーー!!!」
姫子 「あらら、もう行っちゃうの?」
ダンディー君は、横向きのまま姿勢よく身構えて、何かを喋りながら去っていった。
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アル 「やっぱイカレてるな、この街、なー姫子」
姫子 「・・・・・」
アル 「姫子?」
アル 「・・・・・」
アル 「あら?」
あたりを見回すアル、姫子の姿がない。
店員 「不機嫌なお嬢さんなら、ダンディー君と一緒に行っちゃいましたけど」
アル 「・・・・・」