メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界 作:KR410
遭難3日目。
暗闇の中で息を潜める彼らに、精神的な限界が近づいていた。
傭兵団「ガレリア」の団長 その名は レイト。
彼は仲間たちと、ここで最後の防衛線を築き、立て篭もっている。
レイト 「だれだよー、お前らぁー」
ラス 「あたしですよ、リーダー!」
レイト 「だから、誰だって聞いてんだろーが!」
ラス 「副団長のラスだよー」
レイト 「嘘付けー、騙されねーぞー」
ラス 「ほんとにあたしですって」
レイトは3日間の引き篭もりで自暴自棄になっていた。
アル 「アレがほんとに「ガレリア」のリーダーなのかよ・・・・・」
ラス 「面目ないんですけど・・・・・、正真正銘のガレリア団長 「勇者レイト」 です」
姫子 「偉い小物ね・・・・・」
メギ 「・・・・・やっぱりバカだったわね」
かなた 「・・・・・」
ラスの説得は30分に及んだ。
ラス 「わかりました!!! じゃーあたし達は帰りますからね」
レイト 「・・・・・」
ラス 「じゃー、そうゆうことで、さよなら」
レイト 「・・・・・」
レイト 「まって、いや、待ちやがれぇー!」
レイト 「そんなに言うなら信じてやってもいいぞ!!! よし、信じてやろー!!!」
レイト 「その代わりに、武器を置いて ラス一人でこっちに来るんだ、嫌なら信じないぞー!」
ラス 「ハイハイ、わかりましたよ、もー!」
ラスは、仕方なく一人で迎えに行った。
・・・・・・・・・・
ラス 「キャアァァァァァ!!!」
アル 「どうしたぁー!」
レイト 「ワハハハハハッ、この偽者共め、そんな手に引っ掛かるレイト様ではないわー!」
レイトは ラスを羽交い絞めにして叫んでいた。
レイト 「そこにいる奴ら、この女の命が惜しくば、武器を捨てて・・・・・、あれ、あれれ?」
レイト 「ちょ、ちょっと、ちょっと、何やってんの」
遭難者達もさすがに付き合いきれず、団長を置いてコントロールルームから退去を始めた。
けが人も多い、こんな茶番を演じている場合ではない。
レイト 「ダメだー、行くんじゃなーい! そっちは危険だぞー、リーダーの命令だぞぉー!」
姫子 「なんだろね、この三流漫才」
メギ 「深く考えちゃ駄目ですよ、バカがうつるわ」
少なからず命を張って、たどり着いてみればコレだった。
彼女達だけでなく、ここにいる全ての人間がガッカリしていた。
ラス 「いい加減にしろよ、このバカリーダーがぁー!!!」
ラスは、レイトを一本背負い。
レイト 「ぐふぁーぁぁぁぁ、・・・・・ガク」
姫子 「ついでにトドメ刺しとく❤」
ラス 「お願いしようかしら・・・・・」
かなた 「それにしても、気持ち良さそうに寝てますね、リーダーさん」
アル 「コイツが噂の勇者レイトなのか・・・・・」
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レイトは何かに小突かれて目を覚ました。
レイト 「ん~、イタ、イタタ、痛い、ちょっと、何、痛い、イテーよ、誰だこの野郎、ぎゃあぁぁぁぁぁ!」
目を覚まして振り返ると、小さい少女がリボルバーの銃口を向けていた。
メギ 「目が覚めた♪ ならさっさと歩きなさいね、みんな命がけであなたを助けに来てあげたのよ❤」
きわどい笑顔のメギが、勇者に優しい言葉かけてあげた、ほんとに撃ちそうなオーラを纏って。
レイト 「す、すいませんでしたー、歩きます、すぐ歩きます、歩かせていただきまーす! いやー歩くって健康的でいいですよねー♪」
メギ 「でしょー、最初から素直にそうしてればねー♪」
レイト 「ねー♪」
かなた 「・・・・・(メギさんを怒らすとやっぱり恐いね)」
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救助隊は、無事に1回フロアーのドックまで戻っていた。
ラス 「助かりましたー、アル、姫子さん、メギちゃんも♪」
ラス 「それにしても、凄かったです、姫子さんの射撃! 噂どおりですね」
レイト 「ふん、そんな奴らの助けが無くても、脱出のプランは出来てたんだ! よっけいな事しやがってよー」
」
メギ 「カチャッ☆」
レイト 「・・・・・、とゆうのは冗談でーす、冗談に決まってるじゃないのー」
アル 「・・・・・(コイツについて行く人間が200人か)」
遭難者の救出を無事成功させて、参加したカンパニーは、広大なドックのフロアーにキャンプを張っていた。
「お宝は、参加したカンパニーで等分に分ける」と契約書に記されているために。
早い話が、カンパニー「フィリファリーテ」も、このドックの所有権を手に入れた! とゆう事だった。
レイト 「な、な、な、な、なぁ、ぬわにぃぃぃぃぃぃ~」
ラス 「しょうがないでしょー、こうでもしなきゃ レイト隊は全滅だったんですよ!」
レイト 「だからって、おま、おまえ、おまえー、等分割りってなんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁー」
ラス 「もう契約書、交わしてますからどうにもなりません、残念でした!」
レイト 「ここ、見付けるのにどんだけ苦労したと思ってんだよ、金だって掛かってんだぞぉー!」
ラス 「なに言ってんの、遭難した自分のせいじゃないの!」
漫才はしばらく続いた。
他のカンパニーは、お宝探しを始めていた。
あとがき
自分は、昔から 「勇者」 のフレーズが好きです。
人をバカにするための言葉にしか聞こえません、自分には。
口だけ番長、部下にだけ厳しい上司、足元を見ない遠くの夢ばかり追う人。
こんな、威勢だけ上等な人たちには、勇者の称号を与えましょう❤
さー、御一緒に、 勇者○○○○♪