メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界 作:KR410
学者系政治家の彼の夢は、世界1週的な旅である。
彼曰く、王様は国家に仕える立場なので自由業では無い! らしい。
まあ実際、明日をも知れぬ世界の王の日常は、並みの公務員(オフィス職員)より遥かに忙しい。
そこで彼は、その夢を息子に託している。
絶望の満ちる世界、夢を託された少年。
そんな世界に、夢を託す父親。
今、親子の絆が試される時!!!
コソコソ
王 「どうだ、イエガー?」
王子 「僕なら通り抜けられそう、ロッククラッカーを貸して」
王 「よしきた! いつもの倍だぞ、気をつけろ!」
王子 「わかってるって、じゃーね、行って来る」
王 「よし、行ってこい! 我が息子よ!!!」
さて、困ったことになった。
カンパニー「フリフリ」は、敵中孤立?
そして、メンバーの一人が行方不明?
さらにさらに、4人のうち、3人は全く状況を理解していない・・・・・
孤軍奮闘、メギちゃんもバカ兄弟の役立たずっぷりに打つ手なし!
アル 「あのさ、この近くに「時空研」ってあるだろ?」
ミヤコ 「あそこに近づいてはいけませんよ!」
かなた 「ジクウ・ケン?」
アル 「・・・・・」
アル 「俺も、なんとなく嫌な予感はするけどね、そこに向かってるらしいんだ、姫子が」
ミヤコ 「何ですって! マズイです、それ! 『タンクバスター』が『時空研』に向かってるんですか!!!」
アル 「あ、ああ・・・・・、タンクバスター? 姫子のことか? 懐かしいな」
ミヤコ 「それで! あの「お姉さま」の目的は何ですか!」
アル 「いや、だから迷子なんだって」
その頃、当の姫子姉さんは。
ダンディー君 「ニャッオ~ン♪」
テレテッテテ~ テッテッテッテッテテ~♪♪♪
ダンディー君はルンバを破壊して上機嫌♪
嬉しげな雄たけびを上げて、大きく背伸び。
ルンバは、煙を上げて側溝にハマリ自走不能になっていた。
ルンバ - シャーシ大破❤
姫子 「キミ、すっごいねー♪♪♪」
ダンディー君 「ナーーー♪」
ダンディー君は、姫子に一言挨拶すると、尻尾をピンと立ててトコトコ歩き始めた。
姫子 「ダンディーくーん♪ どこ行くのー?」
ダンディー君 「・・・・・」
トコトコ
姫子 「ダンディーくーん、 あたしもついて行っていーい?」
ダンディー君 「・・・・・」
トコトコ
ダンディー君は、そっけなくトコトコ去っていく。
姫子 「おーい、ダンディーくーん」
ダンディー君 「・・・・・」
ダンディー君 「・・・・・・・・・・」
ダンディー君 「ナーーー!」
少し離れた所で、ダンディー君は足を止めずに姫子に振り向き、「付いてこないの?」と言ったような。
姫子 「やーーー♪ かわいいいいいいいいいいい❤❤❤」
嬉し楽しそうに、ダンディー君の後を追いかける姫子さん♪
実は、ネコに好かれる体質である。
ダンディー君もネコ道を通らずに、路地裏沿いに歩いている。
彼も、姫子さんが嫌いではない様子だ。
姫子はダンディー君に道案内され、研究所にやってきた。
『 くろの時空研究所 』
小さいバラック小屋には、痛んだ看板が貼り付けてあった。
そのバラック小屋に、尻尾をピンと立てたネコが誇らしげに入って行く。
それを追って、軽くぶっ壊れ中の元タンクバスター姉さんも。
姫子 「こんちはー♪」
・・・・・
姫子 「誰もいませんかー? ってぇー!!! なんだぁぁぁー!!!」
ダンディー君 「ウナウニャ」
「気にするニャ」って言っている・・・・・、ような。
小さいボロ屋、中はびっしり機械で埋まっている。
そして、何か手書きの看板がぶら下がっていた。
「転送装置 調査中 超キケン!!!」
姫子 「転送装置? 凄いな、この機械は!」
ダンディー君 「ナァァァ!!!」
姫子が機械に触ろうとすると、ダンディー君が「さわるニャ」と吼えた。
姫子 「アハハ、ごめんごめん」
そして、彼は奥の階段に消えていった。
それを追って、姫子さんも♪
階段を下ると、そこは地上とは別世界。
雑多だが、とても設備の整った研究所に、黒ずくめの人たちが動き回っている。
そして、姫子さんはぶっ壊れ中♪
そのフロアーからは、いや、階段からもやばい匂いがかなりしていた。
強烈なオイル臭と腐ったような匂いが鼻に付き、焦げ臭い匂いが目にしみる。
そして、なにか、血のような匂いが血液を沸騰させる。
ダンディー君 「ナー」
姫子 「えっ? ・・・・・」
ダンディー君は「ただいまー」と、その中で唯一白衣の女性に近づいて行く。
姫子 「・・・・・」
冷や汗が噴出し、全身の毛が逆立つ!
冷静になった頭の中では、あの曲がとうとうコールされていた!