メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界 作:KR410
ミラ・タバコ 「ふー・・・・・、 あたしが教えてほしいよ!」
黒尽くめ 「なるほど、博士にもわからない事がある、記憶しておきます」
ミラ 「あー、もー! はいはい、とりあえず茶でもいれてきな」
黒尽くめ 「わかりました、どのお茶を何人前でしょうか?」
ミラ 「あぁぁぁぁぁ! もー、めんどくせぇぇぇぇぇ!!!」
ミヤコと姫子が、博士とアンドロイドの前で罵り合っている!
ミヤコ・電話 「もしもしもーし! 誰かいないのー!!! くっそー、肝心なときに何で誰も出ないのよーーー!!!」
姫子 「仲間がいないと、なーんにもできないのー、お嬢ちゃーん」
ミヤコ・笑顔? 「あ、あら、 バッタモンでも「タンクバスター」が相手ですから、万全の体制を敷いてるだけですわよ、直情的などこかのお姉さまと違って」
ミラ 「・・・・・・・・・・」
姫子・笑顔♪ 「アハッ♪ 強がっちゃって♪ かーわいーい❤」
ミヤコ 「フ、フフフ。 余裕ぶっこいてられるのも今のうちですからね~~~♪」(引きつった笑顔)
姫子 「さてと、どうしよっか、 あたしはやってもいいんだよ」 パキポキ♪
ミラ 「そのぐらいにしときなよ、姫子」
姫子 「フッフッフ♪ あーっはっはっはーーー!!! 勝ったぁぁぁぁぁ♪♪♪」
ミヤコ 「くぅぅぅぅぅ!!! きぃぃぃぃぃ!!!!! くぅやぁしいぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!」
ミラ 「・・・・・」
ミラ 「ミヤコ、城と連絡が取れないのかい?」
ミヤコ 「きぃぃぃぃぃ! 何で誰も出ないのよぉぉぉぉぉ!!!」
ミラ 「ミヤコ!!!」
ミヤコ 「・・・・・、そうなの、どいつもこいつも何やってんだかね!!!」
ミラ 「城で何か起こったんじゃないのかい」
ミヤコ 「え!?・・・・・」
ミヤコ 「・・・・・、何かって何が?」
ミラ 「さあてね」
ミヤコ 「・・・・・」
姫子 「家出騒ぎは勘弁してよ」
ミヤコ 「・・・・・まさかー!」
ミヤコ 「クロフォードさんは何やってんのーーーーー!!!」
ミヤコはすっ飛んで帰っていった。
おしとやかな雰囲気と違い、なんだか忙しい人だ。
ミラ・タバコ 「ふー・・・・・、あの子に会うと疲れるんだ、いっつも騒々しくってね」
姫子 「ふーん、へー、そうなの」
ミラ 「悪いけど、ちょい疲れたから横にならせてもらうよ」
姫子 「じゃあ、帰ろうか? あたしも」
ミラ 「せっかく来たんだ、ゆっくりしていきなよ、ダンディーも喜ぶ♪」
姫子 「はあ・・・・・」
ミラ 「まだ、ココに納得したわけじゃないんだろ、眠るまでは質問に答えようじゃないの」
ミラは簡易チェアーをリクライニングして、横になった。
ミラ 「あたし、そんなに寝つきがいいほうでも無いがね、だけど手短に質問しなよ・・・、 寝ちゃうから」
姫子 「そだね、じゃあ、・・・・・、あのサイボーグ達はなんなのさ?」
ミラ 「サイボーグじゃなくてー、アンド・・ロ・イ・・・・・、くぅー、すぅー、・・・・・」
姫子 「え、ええ! 寝るの早ぁー!!!」
結局なんにもわからないようなものだった。
黒尽くめ 「お茶をお持ちしました、・・・・・、・・・・・、・・・・・、」
姫子 「・・・・・」
黒尽くめ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
黒尽くめ 「どうぞ、姫子様」
姫子 「・・・・・、あ、ありがと」
姫子の嫌いなサイボーグ(アンドロイド)。
彼は、気を利かせてダンディー君の分も含めて4杯の不揃いなコップにお茶を入れていた。
姫子 「これ、コップなの・・・・・」
黒尽くめ 「ささ、どうぞ」
姫子 「ごめんね、今、喉が渇いてないみたい・・・・・」
黒尽くめ 「・・・・・、わたしの接客に何か不備がございましたか・・・・・」
接客を任される黒尽くめの彼は、とても困った表情をしていた。
その表情、その行動、その言動は、少し固いがとても人間らしい。
そんな人間らしさが、姫子を少しざわつかせる。
黒尽くめ 「・・・・・」(オロオロ)
だが、目の前で敵意無く、困っている「モノ」をほっとける姫子さんでもない。
姫子 「わかった、わかったから! そこでオロオロすんな」
姫子は、何かの実験用機材に、なみなみと入れられたお茶4杯を飲み干した!
姫子 「ご馳走様♪ おいしかったです」
黒尽くめ 「おかわりもございますよ♪」
姫子 「いえいえ、もう結構」
黒尽くめ 「・・・・・」(オロオロ)
姫子 「い、いー、いただきますともー! いただきますともぉぉぉぉぉ!!!」
黒尽くめ 「さあ、どうぞ♪」
姫子 「ごくごくごく、ゲプ!」
さらに、4人分のおかわりを美味しくいただいた♪
こりゃ、以外としんどい・・・・・
姫子 「キミ、名前はあるの?」
黒尽くめ 「ありません、・・・・・良ければ名前を下さいますか?」
姫子 「ああ・・・・・、 うーん・・・・・、 ごめん、それはやめとこ・・・・・・」
黒尽くめ 「そうでございますか・・・・・」
黒尽くめは、とても残念そうだ。
ホントに人間と変わらない。
いや、この時代の人間以上に人間らしいかもしれない。
姫子 「・・・・・」
黒尽くめ 「はあ・・・・・(ため息)」
姫子 「ため息すなー!!! こっちまで滅入るでしょ!!!」
黒尽くめ 「・・・・・、ふう」
姫子 「わかった! わかりましたとも! 接客の仕方ぐらい姫子さんが教えてあげようじゃないのさ!」
姫子は、接客の心得を、彼に伝授した!
まあ、もしも万が一、彼が敵だとしても接客では人は殺せないよねと思いながら。
姫子 「いい、おもてなしの心はね!・・・・・・・・・・」
黒尽くめ 「そうなのですか、なるほど」
姫子 「そんなときは、ポットで出すの!・・・・・・・・・・」
黒尽くめ 「わかりました、記憶しておきます」
姫子 「・・・・・、よし! ここまで覚えたら、あとは組み合わせで自分流のアレンジだよ」
黒尽くめ 「それが苦手なのです、どうしたら博士に喜んでいただけるのでしょう?」
姫子 「そうだね~、まあ、おもてなしは詰まるとこ、相手次第だからねー」
姫子 「うーん、そりゃ失敗する事もあるよ、どんな名人でもさ。 だから失敗しても良いんじゃないの」
黒尽くめ 「失敗しても良い???」
姫子 「失敗を恐れてちゃ、うまくいく事もうまくいかなくなるもんだよ」
黒尽くめ 「はあ、そんなものですか?」
姫子 「そんなものよ」
黒尽くめ 「なるほど、・・・・・、それは面白い考え方ですね!」
普通、そこは、失敗しても心がこもっていれば的な感じだとおもうんだけれど・・・・・
おもてなしの心など、少なくとも頭ではちっとも理解していない姫子さんだった❤
テッテケテー、テッテッテッテッテテー♪
名無しアンドロイドの大胆さが 10 上がった!
黒尽くめ 「姫子様♪ ありがとうございました、博士が寝ている間の雑務はわたくしが預かっていますので何かご要望があればどうぞ」
姫子 「そう?、それじゃあお言葉に甘えて♪」
黒尽くめ 「はい、何でしょう」
姫子 「ニッヒッヒッヒ❤」
姫子 「ダンディー君はどこー❤」
黒尽くめ 「ダンディーさんですね、お待ちくださいませ、・・・・・」
黒尽くめがサングラス越しに何かを覗いている。
いや、サングラス自体を覗いているのか?
黒尽くめ 「あ!? あの、その・・・・・」
姫子 「ねえ、どこどこ❤」
黒尽くめ 「それはその・・・・・」
黒尽くめは、しばらく何かを悩んでいた。
「あそこはまずい、どうする? どうしよう?」
「だけど、この方は博士のお客様だし」
「博士は寝てる、ここは起こしてもいいケースなのか?」
「だが、眠りにつかれたばかりだし・・・・・」
「・・・・・・・・・・!?」
黒尽くめ 「(そうか! こんなときこそ、おもてなしの心だ!!! 失敗したって良いじゃないかだぁぁぁぁぁ~!!!)」
姫子 「・・・・・どした?」
黒尽くめ 「そうですね、そうですよね!!! わかりました♪」
姫子 「・・・・・、何が?」
黒尽くめ 「それではご案内します、こちらへ」
黒尽くめは、何だかテンションが高かった♪
妙な順序で通路を進んで行く。
ある時は、ダクト・床下を腹ばいで、またあるときは、縦管をよじ登り、 そしてある時は!壁を破壊しながら!!! ・・・・・・・・・・」
壁 「ばっがぁぁぁぁぁぁんんん!!!」
警報 「ワーン ワーン ワーン」
別の黒尽くめ 「おい、そこで何をやっている!」
黒尽くめ 「博士のために、この方をおもてなし中だ♪」
別の黒尽くめ 「博士の命令か?、・・・・・、それでは仕方ないな、行っていいぞ」
姫子 「あんた、大丈夫なの・・・・・」
黒尽くめ 「私のこぶしは大丈夫ですが」
姫子 「・・・・・」
黒尽くめ 「お疲れ様でした。 この奥です、ささ、どうぞどうぞ」
殴り壊した壁の穴から、隣のフロアーに這い出ると。
天井、壁、床、見渡す限り青色に光輝いている!
何かの模様に沿って。
黒尽くめ 「そうでした。 言い忘れてましたが、その部屋はとても重力が小さくなっています」
姫子 「わっ! わわわっ! なんだこれー!!!」
長身の姫子さんがふわりと中に浮きあがった♪
姫子 「おおおおお!!!」
「ニャーニャーニャー♪♪♪」
「私の前から立ち去れば、今回だけは見逃してやろう!!!」
「ニャオニャオ♪」
「私の、こら、ひっかくんじゃない!」
ダンディー君が、喋るボールと遊んでいる。
無重力空間で♪
無重力で動き回る猫! ちょーかわいいーーー❤❤❤
姫子 「いやぁぁぁぁ♪ それは、反則だよー❤」
「ムム! 知性を持った悪魔の猿よ! どこから進入してきたのだ!!!」
姫子 「ダンディー君、ダンディーくーん❤❤❤」
「私の前から立ち去れば、今回だけは見逃して・・・・・」
姫子は、漂って来るボールを満面の笑顔でつかみ、ダンディー君に投げた。
「ニャニャ~~~♪♪♪」
「投げるなー! 無視するなー! 悪魔の猫を何とかしてくれー!!!」