メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界 作:KR410
特に、当時のCユニットには、歴史の記憶が残っている可能性がある。
その価値を知るものは少ないが・・・・・。
調査専門カンパニー 「クロノグラフ」
彼らは、大破壊に関する情報収集に青春を捧げるジャンキー集団だ。
クロノグラフ、子分A 「やっぱりありましたぜー、「神話公司」のシリアルナンバー付きです、間違いありません」
隊長 「でかしたー、他の奴らも、きりきり探せよー、こんなチャンスはそうそうねーんだからな」
子分B 「たいちょー、こっちにもあります。」
子分C 「すげー新品だぜ! 親ぶーん、こっちにもありましたー」
隊長 「ばかやろー、隊長だって言ってんだろうが、さっさと引き上げたら、ずらかるぞー」
「クロノグラフ」 の面々は、Cユニットのみを引き上げていた、他のお宝には目もくれず。
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最下層のコントロールルーム。
薄暗い非常灯に映し出される痩せ型のシルエット。
そこに、彼の姿があった。
アドラ 「こんな未開の地にまで進出してくるんだもんね」
アドラ 「この工場を見つけるなんて、にんげんの好奇心は凄いな~♪」
彼は、独り言をブツブツ言いながら、コンピューターのインターフェイス系に手をかざし、何かを調べているようだ。
そして、おもむろに、複雑な配電盤のスイッチ類を操作した。
すると、この部屋の室内灯が灯り、モニターが息を吹き返す。
再び、インターフェイス系に手をかざすアドラ。
すると、手も触れてないのに、コマンドが次々に入力されていく。
コンピューター 「ID、PASS ヲトウロクシテクダサイ」
アドラ 「ハイハイ、IDは、えーとコレだったよね、パスワードは、2439581と♪」
コンピューター 「ニンショウカクニン コンニチハ ガネルショウグン」
アドラ 「違いますよ、俺はアドラですよ・・・・・」
コンピューター 「IDノヘンコウヲキョカシマシタ コンニチハ アドラショウグン」
アドラ 「ナハハハハッ、アドラ将軍♪」
アドラ 「それじゃー、ここの情報関係は消去しておかないとね、・・・・・」
コンピューター 「フセイナハッキングヲケンチ ゼンシステムキョウセイヘイサチュウデス」
アドラ 「うーん、ご機嫌斜めか、これは、言うことを聞いてくれそうに無いね」
アドラ 「さて、どうしたものかな・・・・・」
彼は、手をかざしたまま、モニターを睨み、考えこんでいた。
モニターには、様々な情報が入れ替わりで表示されている。
アドラ 「何だ、バイオタンク計画・・・・・、それと、陸上戦艦? バカなことを・・・・、って、艤装完了してるじゃんか!!!」
アドラ 「・・・・・、ふんふん、こっちはロックしてあるのね、でこっちは・・・・・、ロールアウト待ちだよって!」
アドラ 「生産再開は・・・・・、 駄目か、 そうだよね、ここからじゃ動かないか、やっぱり」
アドラ 「それじゃー、またねー」
コンピューター 「サヨウナラ アドラショウグン」
アドラ将軍は、上機嫌で部屋を去っていった。
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暗闇の中、アドラはドックの淵に立っていた。
アドラ 「なるほど、コイツがオリジナルってわけねー」
彼は感慨深そうに、巨大なプールの底を眺めている。
そのプールに、何かのカプセルを投げ込んだ。
アドラ 「そっか、80年も眠ってたんだな、お前・・・・・」
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突然、激しい地鳴りが響き渡る。
「ガキィィィン、ガコォォォン、ガコォォォン、ガァァァンン」
「ギャリリリリ、ガガガガガ、ギギギギギギ、ギリギリギリ」
激しい金属の衝撃音と摩擦音、大量の粉塵と熱風を撒き散らしながら。
ドックの巨大戦艦が隣のプールに向かって横転を始めていた。
アル 「メギー、かなたー! フリフリに非難だ、急げー!」
あるの号令で、ドック内に搬入していた「戦う事務所」に急ぎ避難する4人。
200mを超える巨大な戦艦はさらに傾きをまし、ゆっくりとプールに倒れこんでいく。
「ガガガガガガ、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」
「ザバァァァァァァァン、ザァァァァァン、グワァァァァァァァ」
ついに着水、フロアーには津波が押し寄せる。
アル 「何かにつかまれー!!!」
かなた 「わぁぁぁぁぁぁ!」
メギ 「きゃぁぁぁぁぁ!」
100トン近いフリフリが、押し寄せる波に煽られ激しく揺れた。
2度、3度と揺られたのち、勢いが収まっていく。
「ザァァァァァン、ザァァァァァン、・・・・・」
アル 「大丈夫か」
かなた 「俺は大丈夫」
メギ 「あたしも」
姫子 「凄かったね、何が起こったんだろね」
「ゴゴゴゴゴゴゴゴ、オォォォォォォォォ、ドォォォォォォォォ」
「ウワァァァァァァァァァァン、オォォォォォォォォォ」
未完成の戦艦の装甲は穴だらけだった。
大量の水を船内に飲み込みながら、唸りを上げて沈んでいく。
「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」
「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」
「ゴゴゴゴゴゴゴゴ」
「ブクブクブクブク」
「・・・・・」
穴だらけの戦艦は、その巨体からはありえない勢いで水面に没していった。
あとがき
謎の巨大戦艦、その正体は・・・・・、乞う御期待!!!
物語中の時間で大破壊からは、約80年弱の時間が流れてます。
冒頭で書いたように、時間の概念があやふやになってますので、それ自体にあまり意味は無くなってますが。
クロノグラフの調査隊は、モヒカンやピアスな人たちも多いです。
しかし、優秀な学者や技術者で構成されています。
あの、メカニックと同じで。