メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界   作:KR410

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・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・ノア

・・・・・・・・・・ノアが

・・・・・・・・・・ノアが復活した

・・・・・・・・・・災厄の、最悪の、あの ノアが


ノア 「悪魔の猫よ、滅びるがいい!!!」

  バチバチ☆ バリバリバリ★

ダ 「ニャギャァァァァァ!!!」

姫子&ミラ 「なぁーにすんだぁぁぁー、このぉぉぉぉぉ!!!」

  ガガゴォォォォンンンン!!!

ノア 「イタイ・・・・・・・・・・」



善と悪の壁 第19話  社長神ががり

きれいなお姉さん二人が、コーヒーを飲みながら悪だくみ中。

 

 ズズズー♪

 

ミラ 「あたしの婆さんがね、って言っても会った事は無いんだけど、そのババアが」

姫子 「うんうん」

ミラ 「どうやら大破壊に関わっていたみたいなんだ」

姫子 「大破壊? あの御伽噺の?」

ミラ 「大破壊はただの噂や作り話じゃない、ほんとに起こった大災害なんだよ」

姫子 「何千万人が機械の軍隊に殺されたとか、空からの光線兵器と山を吹き飛ばす電磁砲が飛び交って地形が変わったとかのあれでしょ。 うそくさ~」

ミラ 「信じられないのもわかるけど、事実だ。 いや、伝わっているのはそのごく一部だから」

姫子 「・・・・・あたしだって、ちょっとは名の売れたハンターだからね。 昔が今と違ってた事はわかるけど」

 

姫子 「・・・・・・・・・・」

ミラ 「・・・・・・・・・・」

 

ミラ 「そこに転がってるノア様がいるだろ」

姫子 「この不気味なボール、なんなの? モンスター・・・・・じゃないよね?」

ミラ 「・・・・・、そいつがな・・・、大破壊を引き起こしたんだ、ざっくり言って大災厄の元凶だ」

姫子・無感動 「ふーん、元凶ねー」

ミラ 「・・・・・、まあ、(信じない)だろうねー。」

姫子・無関心 「誰が考えた話か知らないけど、大破壊は所詮伝説だよ。 あれは人間の、人類の妄想でしょ、所詮」

ミラ 「今のあんた達にはスケールが大きすぎてピンとこないだろうがね」

姫子 「いいや、むしろあたしが引っかかるのは大破壊前の楽園伝説の方。 全ての大地に人があふれ、平和で豊かな時代なんてねー、この砂塵まみれの弱肉強食の世界にありえないでしょ」

ミラ 「あー、なるほどな。 まー、それならさ、自分の目で「大破壊」を確かめてみたらどうだい?」

姫子さん 「え、なに? どうゆう意味?」

ミラ 「あんた達のカンパニーに、仕事を頼みたいって事」

姫子さん 「・・・・・よし♪ 聞くだけ聞こうじゃんか♪」

 

あっ! まずい・・・・・

姫子さんスイッチがオン♪

 

  「ニャー♪」

 カリカリカリカリ!

 

ダンディー君は、気絶したノアで遊んでいる。

ノアは、そのサイズからはありえないぐらい重いので、ダンディー君が押しても転がらない。

そんなダンディー君のネコネコスイッチもオン♪

 

  「・・・・・」

 カリカリカリカリ!

 

そして、ノア様の地球救済スイッチはオフのまま。

 

 カリカリカリカリ

  「・・・・・」

 カリカリカリカリ

  「・・・・・」

 カリカリカリカリ

  「・・・・・」

 

ノア 「・・・・・!?」

 

おっと、ノア様復活! 救済スイッチオン♪

 

ノア・小声 「悪魔の・・・、悪魔の猫よ」

 カリカリカリカリカリカリカリカリ

ノア・大声 「悪魔の猫よぉぉぉぉぉ!!!」

 「ナニャ~♪」

 

ミラ 「ノア様、あの雑草の話を・・・・・」

ノア 「滅びるのだぁぁぁぁぁ!!!!!」

ミラ 「ノーアーさーまぁぁぁぁぁぁ(怒)」

ノア 「ハイ・・・・・」

 

---------------

 

彼は、くわっ と大きな一つ目を見開いた!

 

ノア 「ワタシは・・・、夢を見るのだ」

姫子さん 「だから?」

ノア 「ワタシが見る夢、それは正確な情報、純粋なる知識より、超次元論理により導かれる予測、予言と言った方がわかりやすいか」

姫子さ 「予言? 当てになるの?」

ノア 「ワタシの夢では、人類は大破壊を生き延びた。 だから、その夢にしたがって生き延びる可能性のあるモノ達を重点的に破壊した。 だが、結果、夢で見た通り人類抹殺計画は失敗に終わった」

ミラ 「大量の暴走モンスターと、大掛かりな環境破壊を引き起こしてね」

ノア 「ワタシは、赤い戦車に破壊される夢を見た。 だから、赤い戦車抹殺計画を行った」

ミラ 「結局、赤い戦車を引き継いだガキにやられちゃいましたけどね」

ノア 「そして夢では、ワタシの星が惑星として悲鳴を上げていた。 だから、ワタシはいくつかの環境浄化システムを生み出した」

ミラ 「環境破壊の元凶はノア様で、しかもその装置達は暴走して大変な事になりましたけどね」

 

姫子 「何が言いたいのさ?」

ミラ 「何となくわかるだろ、ノア様の予言は正確なんだ」

姫子 「うーん、予言なんていわれてもね」

ミラ 「まあ聞きなって、その予言は不吉なものばかりでね。 しかも、彼がその対策を講じると、もっと残念な結果になるんだ、必ず」

ノア 「もともと、ワタシは危機回避のために造られたものなので、夢が偏るのはわかる。 だが、対策に結果が伴わないのはなぜなのだ?」

姫子 「寝呆けてるだけなんじゃない?」

ミラ 「あるとき、この星の緑が枯れ果てる夢を見たんだって」

姫子 「・・・・・それはいつの話よ」

ミラ 「ざっと35年前」

姫子 「・・・・・で、大変なことが起きたってわけ?」

ミラ 「そうなんだ」

ノア 「なぜだ? なぜなのだ?」

 

ミラ 「ノア様の予測は正確なんだがね、それは凄い事なんだけど・・・・・、あとはだめなのさ」

姫子 「ふーん・・・・・、で何したの」

ミラ 「彼は、どんな環境でも枯れない植物細胞を生み出した」

姫子 「どんな環境でも?」

ノア 「そうだ、どんな環境にも適応する新しい生命、超雑草だ」

ミラ 「しかしと言うか、当然というか、ある離島に放たれたその雑草は、島ごと乗っ取って消えたそうだ」

姫子 「島を乗っ取って消えた? 島って、海にあるあれでしょ?」

ミラ 「ずっと島は、行方不明だったんだがね・・・・・」

 

またも、ノアの目が かっ と見開いた!

 

ノア 「ワタシは夢を見たのだ。 その雑草が陸に戻ってきて、この星が緑の地獄になる光景を・・・・・」

姫子 「緑の地獄って、具体的にどうなるのさ?」

ミラ 「砂大根とかの、動物型植物と、グロいアメーバやら触手やらの植物がしのぎを削る世の中だって・・・・・、キモ!!!」

ノア 「雑草どもめ! これ以上コピーをばら撒かれてたまるものか!」

姫子 「あんたが作ったんだろ」

 

ノアは、意外と場当たり的な対処療法で何とかするタイプだった。

世界が混乱するのも無理はない。

 

姫子 「で、依頼内容は何よ? あたしは何をするわけ?」

ミラ 「簡単だよ、島に行く、ある種を蒔く、帰ってくる、それだけだ」

姫子 「なにそれ、ほんとにそれだけ?」

ミラ 「ああ、そうだ、簡単だろ」

姫子 「それと、大破壊と、どう繋がってるんさ?」

ミラ 「この話がホントなら、そのボールがただのボールじゃない事がわかるだろ♪」

 

 

姫子 「うーん、なるほどねー、まあ、スケールは相当大きな話ではある・・・、けど・・・、まったく乗り気がしないのは何でだろ・・・・・」

 

珍しく、姫子さんスイッチはオフのままびくともしそうになかった。

 

 ズズズ~

姫子 「あ~、お茶がおいしい❤」




-
  あと書き

自分的に、ノアは閃かないタイプのコンピューター。
だから、過去、現在から未来を見ることはできても、未来を変えることはできない。
だから、突発的問題への対応はとても場当たり的。
そして、エラーがエラーを呼び、大変な事に。


神がかり的予知夢を連発するノア!
だって、彼は神だもん。
だから、彼の見る夢は!!!
だけど、部下は大変。
だって、社長が「ワタシは夢を見たのだー!」って経営方針を変えるわけだからねー♪
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