メタルマックス 終わりの始まりのその後が終わらなかった世界 作:KR410
吹き止まぬ強風の中、両者はしばし歩みを止める。
かなた 「メギさぁぁぁぁぁん!!!」
メギ 「う、うぅぅぅぅん?」
追うかなた少年のくるまがテッド様に肉薄する。
かなたは叫ぶ、だがメギにはその言葉は届かない。
そして、テッド様の右手がモヒカンに伸び、彼の鳥のような眼球がかなたをロックした!
モヒカン 「ふしゅぅぅぅ~」
たにさん 「かなたどの!」
かなた 「メギさぁぁぁぁぁん!!!」
メギ 「う、うぅぅぅぅん?」
モヒカン 「ふしゅる?」
そんなときだった。
メギちゃんがお尋ね者の腕の中で暴れだした。
どうやら意識が戻ったようだ。
かなた 「メギさん!」
少しほっとする少年たち。
とても激しく暴れる少女。
体に異常は無い様子。
メギ 「!!!!!」
少女は叫びながらじたばたしている。
そして、何やらリュックをゴソゴソしはじめた!
何かをとりだしたようだが、自分で取り出した物を見つめて自分で驚いている。
メギ(ゴーグル装着) 「!!!(驚)」
モヒカン 「シューシューシュー!!!(愕)」
シュシュシュシュシュシュシュ☆
少女の手には線香花火の一輪挿しシリンダーが三本。
メギ 「(ニコリ♪)」
少女はモヒカンに向かって微笑んだ
モヒカン 「ふーふーふーーー!!!」
ごついモヒカンおっさんが、なんだか必死に線香花火に息を吹きかけている
たにさん 「むむむ? かなたどのーーー!!!」
何かに気がついたようだ
かなた 「え?」
ピカッとした。
少年の視界が瞬間的に、だがコマ送りのような不自然なスピード感覚でホワイトアウトしていく。
BOM!
小さい爆発一つ❤
急ブレーキを踏んだせいで、前のめりになる。
かなた 「うわっ・・・・・」
たにさん 「・・・・・」
かなた 「・・・・・?」
しばらくすると、少年の視界が白から白黒になり、ぼんやりと輪郭が浮かび上がってくる。
かなた 「た、たにさん、状況は?」
たにさん 「うむ、それなのだが・・・・・」
かなた 「なんだよ、めぎさんはー!」
たにさん 「そ、それが・・・・・」
かなた 「・・・・・えっ!」
ぼんやりとかすむ視界が恨めしかった。
これでは周囲の状況もわからない、探しようが無い。
かなた・叫 「めぎさぁぁぁぁん!」
目をこすりながら、それでも必死で目を見開くがあまり遠くは見えない。
涙をにじませながら赤い目をこする少年。
いや、何か大きな影に視界を遮られているようだ。
たにさん 「それが・・・」
白い影が大きくなる。
かなた・叫 「めぎさぁぁぁ、、、ごはぁぁぁぁ!!!」
なにかでっかくて重いものでしばかれた!
そしてそのまま口をふさがれた。
かなた 「む、むぐぐ・・・」
「戦場で叫ぶな! たにさん、状況を説明して!」
かなた 「ぐむむ・・・」
たにさん 「自力でエスケープ・・・・・」
メギ 「あたしのことじゃなくて!」
かなた君の口に押し付けられたものは、柔らかプニプ二、ムフフな感触とは真逆の無機質硬質なものだった。
だが、このちくちくする感じはまぎれもなくメギだった。
かなた 「むーむまぁぁぁぁぁ!!!(訳 めぇぇぇぎさぁぁぁぁぁ)」
メギ 「だから、それは後だって! で?」