神様達とのパズドラ生活   作:雪亜

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作成が朝の四時からなので結構辛いです、楽しんでくれれば幸いです。


未来の時女神と魔界の凶王子~決戦前日~

前回のあらすじ、アルラウネ達がやって来てミネルヴァさんが作戦を早速作って来た。

 

瀧賀)…そんな訳で、このミネルヴァさんの作戦どうり結婚式作戦をしたいと思います。

アルラウネ)…マスター、go to hellシタインdeathカ??

瀧賀)……………

 

超絶こぇぇぇ…………………

覚醒ミネルヴァ)それは私から説明しよう、聖獣達の楽園の近くには結婚式場がある、ファガンはそこを放置しているらしく、そこなら突破口となれる1つの道だそうだ。

アルラウネ)でも…何で居るって分かるんですか?

覚醒ミネルヴァ)…人間の墓が有るらしい、三日に一回は掃除をするらしいから、居る可能性は高い。

瀧賀)…で、ハクは?

覚醒ミネルヴァ)結婚式場の確保をしている、作戦には必要不可欠だからな。

瀧賀)………あのー、1つ良いですか?

覚醒ミネルヴァ)なんだ?

瀧賀)ずっと気になって居たんだか…花嫁の役は誰がするんだ?

覚醒ミネルヴァ)…………………

 

この顔は何にも考えて居なかった顔だな。

舜花)……では仕方ない、私がその任務を引き受けよう。

アルラウネ)!!?

瀧賀)そうか…宜しくたのんd…

アルラウネ)いいえ、私がします!

瀧賀)え?

アスタロト)じゃあ私が…

トーコ)アスタロトちゃんはだめよー?捕まっちゃうからね。

 

むむむ…と頬を膨らますアスタロト、可愛いなこんちくしょう

舜花)なあ、こういう場合、家族と呼ばれた私はどうしたら良いんだ?

瀧賀)なっ…

 

前回のネタを引っ張り出して来やがった。

アルラウネ)……

 

最早無言、恐ろしいほどまでの無表情。

瀧賀)…別に変な意味じゃ無いからな、この人を姉的な物と同じだからな?

アルラウネ)…どうでしょうね…どうせ私なんてその内したらパーティーの中に誰も入れてくれないお留守番キャラクターだし…ああ…メタトロンさんの様に回復パの要に成りたい…

 

物凄くネガティブになっている、その内したら蚤に成りたい…とか言い出しそうな勢いだ。

舜花)ふむ…では瀧賀、これからお姉ちゃんと呼べ、私は呼び捨てにするから。

瀧賀)!!?

 

意味が分から無いでござる!本っ当に意味が分から無いでござる!

舜花)アルラウネは妹になるな、お姉ちゃんと呼んでも良いぞ。

アルラウネ)!!

 

アルラウネがけっこう反応した、何でかなー?

瀧賀)…はっ…

ようやく理解した、こういう計算なのか…

 

俺に姉と呼ばせる

=嫁役を破棄する

+アルラウネは妹になる

=アルラウネは嫁さんになる

 

頭の中でカシャカシャチーンと計算が出てきた。

瀧賀)…舜花さん、ちょっと…

 

舜花さんを廊下に呼び、事情を話してもらう。

瀧賀)…どういう事ですか?

舜花)ふむ…アルラウネが嫁の役をしたいそうだし、私はいつでも臨戦態勢を取らなければいけないからな。

瀧賀)そうか…ゼウスは?

舜花)勿論了承している、ルシファーとベルゼブブは麒麟の対処、ゼウスはファガンとの決着を着けるらしい

瀧賀)青龍と玄武は?

舜花)軍で取り押さえるらしい、瀧賀にもちゃんと役目は有るぞ。

瀧賀)?

舜花)白虎と朱雀、それとコシュマルで光の方を食い止める、パーティーには頼れないからな。

瀧賀)ほぅ…どれくらい稼げば良い?

舜花)終わればゼウスが閃光を出す、それまでの辛抱だ。

瀧賀)分かりました、その役目、引き受けましょう。

舜花)…済まないな、こんな世界に来て、その上でこんな戦争にまで首を突っ込ませて。

瀧賀)…悪いことだけじゃ有りませんよ、アルラウネ達に出会えたし、アスタロトが妹の生まれ変わりだって事も良い事、ただ今驚いているのは…

舜花)?

瀧賀)さっきの姉さんのキャラ崩壊かな?

 

その瞬間、顔を真っ赤にしてうつむいた。

舜花)そ、それは…演技だ、演技…

瀧賀)そういうことにしておきますよ、ベルゼブブに言ったらどうなるだろう…

舜花)それだけは止めてくれ!何でもするから止めてくれ!

 

そこまで必死にならなくても…

舜花)じ、じゃあ、私のファーストキスをやる、それでどうだ?

瀧賀)いえ、結構です。

 

こんな理由で俺のファーストキスをやりたくないし。

舜花)そ、そうか…じゃあ作戦の準備を手伝ってくる…またな…

 

何故か落ち込んでるし…

 

一方、隣の部屋では。

アルラウネ)…マスター…私は一生付いて行きます…

アスタロト)…妹って…まさか…ね。

 

 

 

 

 

数日後、作戦前日、ベルゼブブがやって来た。

瀧賀)あれ?バイクの音が…

ベルゼブブ)おい、暇だからツーリングに行かねえか?

瀧賀)あ…はい、行きます。

 

バイクの後ろに跨がり、渡されたヘルメットをかぶる。

というかヘルメット被るんだ…

 

そんなこんなで町まで来た、以外と近い所だな。

ベルゼブブ)さて、ちょっくら歩くか。

瀧賀)あれ?結構人が居るんですね、最も悪魔が多いと思ってました。

ベルゼブブ)まあ、治安は悪くないし、悪魔共が暴れる事なんて滅多にねえ、チビデーモン共と人間のガキが仲良くなるなんて良くあることだ、悪いのは天界さ。

瀧賀)え?

ベルゼブブ)天界の奴等はいい奴は殆んど居ねえ、大半は駒としか見てねぇ天使共だな。

瀧賀)…

 

と言うことはオーディンもなのかな…ヘルメスも裏側の顔があるのかな…

ベルゼブブ)…お、スクルド、元気か?

スクルド)はい、このとうりピンピンしてます。

瀧賀)え?スクルドって…殺されたんじゃ…

ベルゼブブ)よく知ってるな、ヴェルダンディが喋ったんだな。

瀧賀)詳しく教えて下さい。

ベルゼブブ)そうだな…スクルド、ちょっくら付き合ってくれや。

スクルド)はい、分かりました。

 

そして居酒屋にて。

と言うか居酒屋まで有るのか…

スクルド)ではヴェルも知らない「私が一度死んだ」話をしましょう、少し長くなりますが良いですか?

瀧賀)構いません。

スクルド)では…

ベルゼブブ)親父、もう一杯!

 

隣では一人で酒盛りをしていたベルゼブブにスクルドが肘鉄を笑顔で脇に直撃させてた。

スクルド)…では取り直して…まず、私には人が神を恨む人の怨念を一時的に受ける役を受けてました、当然時女神である私には余り耐性が有りません、それでも頑張り続けてしまった私は対に臨界点を越えてしまったんです、その日からは酷い頭痛、歩けないくらいの全身への痛み、遂には時を操る力すら有りませんでした、その時にヘラがやって来て、少しずつ私から怨念を削ってくれてました、理由は分かりません、そして又ヘラがやって来る時間になっても来る気配は有りませんでした、そして怨念は暴発、少し遅れてヘラがやって来て、慌てて怨念を吸いだしている所を天使達とヴェルに見つかってしまい、私は…一度死にました。

 

それでヴェルは勘違いを…

スクルド)そして私は少しずつこの闇の世界で蘇生していった…

瀧賀)…ヴェルにちゃんと説明した方が良いですね。

スクルド)はい、ちゃんとこの口で真実を…と言うかウルドはあなたにセクハラをしませんでしたか?

瀧賀)……はい、酷いセクハラをし続けてました。

スクルド)やっぱり…私なんていきなり背後に近寄られて胸をわしづかみですよ!?人前で‼本当に恥ずかしかったんですから…

瀧賀)…あいつは昔からそんなセクハラを?

スクルド)しょっちゅう私にセクハラを…

瀧賀)そういえばヴェルにはしたこと無いような…

スクルド)昔やって杖でフルボッコにされて以来全然しなくなったんですよ。

瀧賀)うわ…

 

ヴェル…程々にしてやれよ…

スクルド)…明日、多分あの二人も来るはずです、こちらが何らかの動きを見せているなら当然ですかね…

瀧賀)…あいつらと戦うのか…結構きついな。

スクルド)どっちの意味でですか?

瀧賀)…精神的に。

スクルド)やっぱり…ですが、ゼウスが戻ったときは天界は変わるでしょう。

瀧賀)そうでなくては困りますからねぇ…

スクルド)じゃあ呑みましょうか、決戦前日ですし、パーっと景気付けに。

瀧賀)いや、未だ未成年なんですけど…

スクルド)じゃあ大吟醸はダメですね。

 

酒の瓶を目の前に置き、ベルゼブブが復活した。

ベルゼブブ)ならノンアルだな、結構あっちの世界では流行っているらしいじゃねぇか。

瀧賀)それなら…

 

コップに注がれたノンアル、何か安心。

瀧賀)いただきます。

 

ぐいっと一気に飲み干した。

ベルゼブブ)あれ?それは魔界名産、魔界酒…

瀧賀)…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その場で気を失った、微かにアルラウネとアスタロトに怒こられている二人の姿が見えたような…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルラウネ)…全く…あの人たちは…寝ている姿は本当に子供みたいですね。

瀧賀)…アルラウネ…

 

アルラウネ)!

 

びっくりして跳ね上がってしまった、寝言でしたか…

アルラウネ)…マスター、私はあなたに恋をしています、私は…あなたの側にずっと居たい…でもマスターには帰るべき場所が有る…私、どうしたら良いでしょう?

 

涙が溢れてくる、気持ちが押さえられなくなってしまう。

アルラウネ)昨日、拐うとか言いましたけど、マスターはこの世界には居るべき存在ではない…

 

優しすぎるから、好かれ過ぎるから、裏切れないから…

アルラウネ)…涙が止まりません、どうしたら良いですか?

 

無意味な質問を投げつける、答える事もないのに…

アルラウネ)…さて、これからご飯作りをしてきますね、また…

 

 

 

 

 

瀧賀)…(ごめんな、アルラウネ…)

 

微かな意識の中、アルラウネの泣き声が確かに聞こえてた、しゃべっていた内容も、ある程度は…

 

 

 

エキドナ)ダーリン…寝てる?

大精霊タナトス)本当は…起きてるでしょ?

瀧賀)…ああ。

エキドナ)…本当にいつかは帰るのね。

瀧賀)…そりゃあな…アルラウネの言う通り、俺は激弱だし、直ぐに人をしんじてしまう、それが優しさと言う名の甘さだ。

大精霊タナトス)だけどそれがなければ私はあなたを信じなかった…

エキドナ)それが有ったから私は好きで居られる、ちょっと恥ずかしいね。

瀧賀)…もう少し寝る、夕飯になったら起こしてくれ。

エキドナ)はーい、行こ、タナトスちゃん。

大精霊タナトス)…お休み。

 

 

 

二人は部屋を出ていく、さて、明日の事どうしようかな?

 

 

 

 

 

 

 

その頃、伝説の大地に有る牢獄、静かに祈るアテナが居た。

アテナ)…オーディンですか?

オーディン)ああ、明日闇の方で瀧賀がやらかすらしい。

アテナ)本当は私も力に成りたいのですが、今は無理ですね。

オーディン)…俺は今迷っている。

アテナ)何をですか?

オーディン)上に従うか、瀧賀に加勢するか。

アテナ)どっちでも良いですよ、ただ瀧賀さんを怪我させたり殺したりするのならば…全てを解放して天界を消滅させます。

オーディン)それは恐ろしいな。

アテナ)では寝ます、夢の中で瀧賀さんをなでなでしまくるんです。

オーディン)夢の中で噛まれるなよ。

アテナ)…きをつけますよ

 

 

それぞれの感情が渦巻くなか、決戦までの時間はもう少し…




遂にファガンとの決戦です、その後はどうしようかな?
早めに作ります。

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