魔法科高校にチート美少女が入学したら!? 作:Aira
『異様』な新入生
「うひゃぁ、なにこれっ!!?」
生徒会室に突然響いた真由美の声にいち早く反応したのは鈴音と摩利だった。
「会長、どうなさったんですか?」
「そりゃ新入生のリストじゃないか、何か不備でもあったのか?」
「違うのっ!ちょっとこれ見て!!」
そう言って真由美が見せた端末の画面には一人の女子生徒の入試データ。
訝しみつつ二人が覗き込んで見てみると、二人の表情が先ほどの真由美のように驚愕に染まった。
「……先輩方、どうされたんですか…?」
突然動きが止まった鈴音達を心配してか服部が声を掛けると
「…………こんなことがあり得るんですか…?」
「実際にあるんだからあり得るんでしょ」
「それにしたってなぁ…。だが、何でこの結果で二科生なんだ?本来なら一科生、いや、総代でもおかしくないだろう」
「それがね~、試験官の不注意でケガをしたらしくて1科目しか受けれなかったんですって。でもこの結果でしょ?学校側も一科生として合格通知を出したらしいんだけど、本人が辞退したんですって!」
真由美達の会話に今度は服部が固まっている。
「あれ?はんぞーくん、どうかしたの?」
「い、いえ。何でもありません!」
それから服部は仕事に戻ったが真由美達は何かを話し続けていた。
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「合格おめでとう、達也さん・深雪さん」
「「ありがとうございます、叔母上/叔母様」」
山梨県にひっそりと佇む四葉の本邸。
「叔母上、本日はどうなさったんですか」
「ええ、今日は二人に伝えておく事があってね」
「と、言いますと?」
「……二人とも白銀家のことは知ってるわよね」
「はい、確か四葉の分家でしたよね。それがどうかしたんですか?」
何故いきなりそんなことを聞いてきたのか、二人とも首を傾げている。と
「そこのご令嬢があなた達と同じ、第一高校に通うことになっているのよ。
そこで、必要ないと思うけどいざとなった時の護衛を頼みたいのよ」
「なるほど、ですが俺は一度も白銀のご令嬢を見たことがないんですが…」
「そう言えば私もお会いした覚えがありませんね」
次期当主候補である自分が、分家の令嬢と一度も顔を合わせたことがないというのは、明らかに不自然だ。
深雪がそう考えていると
「知らなくて当然よ雪華さんの存在は、四葉の中でも一握りの人達しか知らないもの。
でも、いつまでもそういう訳にはいかないでしょう?彼女も当主候補なのだし」
「わかりました、お引き受けしますよ叔母上」
「よろしくね。まあ、まずは見付けるところからだけれど頑張って頂戴」
「見付ける?」
「雪華さんはちょっと特殊なスキルを持ってるのよ。まあ頼んだわよ、達也さん」
短いけど今回はここまで。伏線は張ったつもりです(^^)
次回から入学編だよ♪