魔法科高校にチート美少女が入学したら!? 作:Aira
初日+初見で見破られるとかマジか…。
「やはり納得できません…」
「まだ言っているのか?」
「何故お兄様が補欠なのですか!!?入試の成績はお兄様がトップだったじゃありませんか!」
「お前が何処から入試結果を手に入れたのかは横に置くとして、それはあくまでもペーパーテストの話だろう。俺としちゃ二科生とは言えよく受かったものだと……」
入学式、と言ってもまだ2時間前。真新しい制服に身を包んだ一組の男女が口論を繰り広げている。
お兄様という呼び方から兄妹なのが伺える。だがーーー
似てない兄妹と全員が思うだろう。
妹の方は10人が10人、100人が100人認めるに違いない可憐な美少女。
兄の方は涼しげな瞳に、キリッとした整った顔立ちで長身の美少年。
だが、顔立ちそのものはあまり似ていなかった。
「そんな覇気の無いことでどうしますかっ!勉学も体術もお兄様に勝てるものなど居ないというのに、魔法だって本当ならーー」
「深雪っ!!」
強い口調で名前を呼ばれ、深雪はハッとして慌てて口をつぐんだ。
「わかっているだろう、それは言っても仕方ないことなんだ」
「申し訳ありません、お兄様…」
「そろそろ打ち合わせの時間だ、答辞を楽しみにしてるよ。お前は俺の自慢の妹だ。
可愛い妹の晴れ姿を、このダメ兄貴に見せてくれよ」
「お、お兄様はダメ兄貴なんかじゃありません!!…………ですがわかりました、しっかり見ていてくださいね?お兄様♪」
「ああ、それじゃあまた後でな深雪」
妹を見送り姿が見えなくなってから、達也は溜め息を吐いた。
「(これからどうするか…)」
ーーーーーーーーーー
「(2時間も早く来てしまった…………)」
姫柊雪花は時間を持て余していた。
「(とりあえずベンチにでも座るか)」
すこし歩くと三人掛けのベンチを見付けた。男子生徒が一人座っているので、一応断りを入れて置くことにした。
「隣いいかい?」
制服新しいから同じ新入生………………だよな
「どうぞ」
「ありがとう」
さて、座ったはいいものの…。
やっぱり自己紹介した方が良いだろうなあ。
「ボクの名前は姫柊雪花、よろしくな」
「司波達也だ、こちらこそ。ところでその術式解いてくれないか?姿がはっきり見えないんだが…」
「………………へ?」
ナンデスト?
一発で見破られた?やっぱ魔法科高校じゃ通用しないのか…。
目立つから解除したくないんだけどなぁ
ーーーーーーーーーー
姿が見えないことを不審に思い、問いかけてみると。
「………………へ?」
気の抜けた声が返ってきた。
そして少しの間の後で、突然相手の姿が鮮明に見えるようになった。
「いや~、一目で見破ったのはキミが初めてだよ。達也」
「それは光栄だな…」
「ああ、そうだ。ボクのことはセッカでいいよ。そっちの方が呼ばれ馴れてる」
「セッカ?」
「ああ」
ユキカ・雪花・セッカ・雪華…。
まさか
「お前が白銀家のご令嬢か?」
「なっ!!?」
「安心しろ、叔母上から聞いている」
「叔母上?」
「真夜様のことだ。いざとなった時の護衛を頼まれている」
「フーン…。まさか初日から会うなんてすごい偶然だな」
「それもそうだな」
微妙なところで終わらせてゴメンナサイm(._.)m