東方記憶郷 ~Memory's Fantasista~ 作:Dr.クロ
と言ってもホント少しだけ手直ししたのでほぼ前と同じですがどうぞごらんください!
???「───ったく、一体全体何処なのよココは?」ザッザッザッ
ある森にて少女、博麗霊夢は一人森の中で彷徨っていた。
霊夢「目覚めたと思ったらいきなり森の中。それでいて魔理沙達は居ないし本当に何がどうなってるんだか……」
と霊夢が愚痴を溢していると……
ガサガサッ
?「あら、声が聞こえてもしかしてと思ったらやっぱり霊夢じゃない」
霊夢「っ!?」
突然後ろから掛けられた声に霊夢はまさかと思い振り向くとそこには霊夢の予想通りの人物が立っていた。
霊夢「ア、アンタは…………冴月麟!」ズザッ!
麟「久し振りね。そう警戒するのは最もだけど落ち着いて頂戴?少なくとも今は敵味方関係を維持してる状況じゃないわ」
霊夢「! 何ですって……?」
冴月麟。霊夢たちが現在敵対している組織『
その彼女が現れて霊夢は警戒するがどうやら敵意は無く、訳ありな様子であり霊夢は警戒を解く。
霊夢「……その口振りから察するにこんな所へ私達を連れてきたのはアンタ達の仕業じゃないとでも言いたいの?」
麟「? どう言う事かしら。詳しく教えてくれない?」
霊夢「えぇ、解ったわ。あれはアンタ達が均衡を歪ませた世界を一応救って次の世界へ行こうとしていた時の事よ───」
ここで話は霊夢たちが次の世界へ行こうとしていた時迄に遡る。
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霊夢「───アンタ、何者よ?」
???「………」
とある世界を救い次の世界へ行こうとした霊夢達の前に突然目の前に少女が現れ、葵の開いたスキマに立ち塞がった。少女はボロボロなフード付きのマントを纏い、フードからは黒っぽい髪が見えていて全身からとてつもなく禍々しいオーラを纏わせていた。
???「……我は地球と記憶の代弁者。罪深き貴様らを記憶の楽園へと導く者」
早苗「地球と記憶の代弁者?何か霊夢さんの二つ名に似てますね……」
魔理沙「そんでその代弁者さんが私達に何の用だ?できれば手短に済ませてもらいたいんだが」
と、早苗が方向性が外れた事を述べて魔理沙は少女に問い掛ける。
???「言った筈だ。私は罪深き貴様らを記憶の楽園へと導く者……貴様らを記憶の楽園へと連れて行くのだ」
幽香「何ですって?」
霊夢「そう、何が罪深いのかサッパリだけど生憎今は遠慮願いたいわ。こう見えて多忙なのよ私達」
妖夢「そう言う事ですので悪いですがソコを退いてくれませんか?私達は次の世界に行く目的があるので」
???「それなら問題無い。その異変は解決する必要が無くなる」
霊夢「? ちょっとそれどう言う意……」
そう霊夢が少女に言葉の真意を聞こうとする前に少女は懐からBと記されるメモリを取り出し自身の手首にあるスロットへと挿し込んだ。
《ボーダー》!
《マキシマムドライブ》!
「「「「「!」」」」」
『境界』の極限が響き、何故か幽香を除いて霊夢達5人の真下に巨大なスキマが出現。そして5人はそのままスキマへと落ちていき少女達を飲み込んだ巨大なスキマは閉じてしまう。
幽香「なっ……ちょっと!霊夢達を一体何処nって、あれ?」
どう言う訳か見逃された幽香は霊夢がスキマに飲み込まれたのを見て少女の方に顔を向けると既に少女は消えていたのであった。
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霊夢「───と言う訳なのよ」
麟「成程ね。霊夢達もそのフードを被った女の子にボーダーの力でココへ連れてこられたのね」
霊夢「も、って言う事はもしかして貴女も?」
麟「えぇ。本部に居る時にその少女が現れてね?私と一緒に縁理、ルーミア、アリスの3人を此処に連れてきたのよ」
霊夢「そう、って言う事はアイツはアンタ等の仲間じゃないって事ね」
麟「そう言う事になるわ。ボーダーメモリを使ってるのを見た時は支部の所属かとも考えたけど良く考えたらボーダーは私のしか無いのよね。一体何なのかしら彼女は?」
情報を交換し合った後に麟はやれやれと言った表情でそう言う。
霊夢「……ん?」ピクッ
麟「? どうしたの霊夢?」
霊夢「いや、何か聞こえない?」
麟「えっ?」
すると霊夢はふと何かを聞き取り麟も釣られて2人が耳を澄ますと……
「おー……霊……」
麟「うん、微かにだけど確かに聞こえるわね」
霊夢「アッチの方から聞こえるわ。行ってみましょう」タッ
そう言って霊夢と麟の2人は声が聞こえる方に歩いていく。暫く小走りで声のした方向へ向かうと、
???「おーいっ!霊夢ー!皆ー!居たら返事しろーっ!」
麟「! 霊夢、この声って」
霊夢「えぇ、正しくアイツだわ」
そこには二人がよく知っている少女が赤髪のツインテールの少女と一緒に居る光景がみえたのであった。
霊夢「魔理沙!」
魔理沙「お、霊夢。やっと見付かったぜ……って!何でソイツも一緒に居るんだよ!?」
少女、霧雨魔理沙は霊夢との合流に喜んだ瞬間に自分達と敵対している組織のボスである麟と一緒に現れた事に驚く。
霊夢「今はちょっと利害が一致して休戦協定を結んでるのよ。どうやら私達と同じ様でね」
魔理沙「そ、そうなのか……」
麟「宜しくね魔理沙♪ところでソッチの人は?」
そう説明した霊夢の言葉に魔理沙は納得して一方の麟はその魔理沙と一緒に居る赤髪の少女に差して魔理沙に問い掛ける。
魔理沙「ああ、コイツは気絶してた私を介抱してくれて親切で一緒に霊夢達を探すの手伝ってくれてるんだぜ」
???「お前らが魔理沙の探していた仲間か?見付かって良かったよ。ココはある意味危ねぇし」
霊夢「そう、有り難うね」
魔理沙「いやいや、コッチの金髪にしては仲間じゃなくて敵だ」
麟「悲しい認識だけど間違ってないから何も言えないわね」フッ
???「にしても外来人がこんなにも来るなんて初めての経験だな」
霊夢「? 外来人……って事はもしかしてココ幻想郷なの?」
???「幻想郷?此処はアタイ達メモリビトが住んでいる記憶郷だぞ?」
「「「記憶郷……?」」」
???「そう言えば名乗ってなかったな。アタイはヒート。熱き記憶を宿したガイアメモリ、ヒートメモリのメモリビトだぜ」
訝しんでいる三人の前で少女、メモリビトのヒートはそう名乗るのであった───
一方その頃、ある世界に存在するダークファンタジア本部では───
四阿「麟、一体何処に……!」
誠「くそっ!私が着いていながら麟様を見す見す怪しい輩に連れ去られるとは何たる不覚……!」ギリッ
麟の彼氏である少年、ダークドライダーリ・バースこと百井四阿と麟に忠誠を誓う少女、ダークドライダーディロードこと辻堂誠は麟やアリス達が連れ去られた事態に対して慌てていた。
鬼巫女「おいおい、落ち着けよお前ら?そう慌てても所在は判らない以上はどうしようも無いだろ」
誠「落ち着いていられるか!麟様が攫われたのだぞ!?」
四阿「……秀飛やドクマリが探知してきてくれてても心配だ。こうしてる間にも麟は……!」ワナワナ
そんな2人にメンバーの内の鬼巫女はそう諭すが誠は忠誠心故に落ち着いてられず、四阿もまた然りだ。同様に今居る幹部勢や主力勢も言葉にせずとも心配そうにしている……ただ1人、800年前の王を除いては。
鬼巫女「全く、麟の事となると途端にダメダメになるなコイツら……縁理や正邪が居なくて良かった」
グラン「でもいずれ帰ってきたらその事を伝えなきゃいけないわよね。良ければ麟の所在について教えてあげましょうか?」
と鬼巫女が呟いていると彼女の後ろから少女、グランが現れる。
四阿「! ……グラン」
誠「グラン、まさか麟様の居場所が解るのか!?」
グラン「一応ね。ただそうがっつかず落ち着いて?慌てられると教えられる事も教えられないわ」
誠「す、済まん……」
グランに食って掛かる勢いで問う誠だがグランの言葉により冷静さを取り戻す。
鬼巫女「それでグラン。麟達は何処に居るんだよ」
グラン「麟達は今、記憶郷という世界に居るわ。幻想郷に良く似たガイアメモリが擬人化した世界にね」
誠「記憶郷だな!よし早速迎えに「無理よ」…なに?」
四阿「……無理とは一体どう言う事なんだグラン」
四阿はグランに何故記憶郷へ麟達を迎えに行くのが無理かと聞く。
グラン「あそこは色んな世界を旅してる私でも入る事が難しい世界なのよ。全ての記憶達の最後の楽園の世界だからね……幾ら貴女達と言えどおいそれと介入できないわ」
誠「な、何だと!?」
グラン「だからあの世界に関しては麟達に任せるしか無い。貴女達は朗報と悲報のどちらかを覚悟して待つしかないのよ」
グランが入る事が難しいと言う記憶達の最後の楽園『記憶郷』───
そして霊夢達と麟達をそこへ招いた謎の少女の正体とは……
今、記憶郷で霊夢達の新たな物語が始まるのであった!
???「罪深き者共よ。今ココ記憶郷へ集うが良い……記憶の名の元にこの私が粛清してくれよう!」
いかがでしょうか?
まぁ投稿はこれからゆっくりとしていきますので楽しみにしてくださいね