東方記憶郷 ~Memory's Fantasista~   作:Dr.クロ

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地底へと向かう霊夢たち。はたして記憶郷の地底はどんな場所になっているのか…


第14話「Gの信託/地底の氷河期」

前回合流し、情報を交換した克己はそうかと呟く。

 

克己「そっちではそんなことがあったのか」

 

霊夢「ええ、そっちはそっちでまさかさらに別世界の翔太郎の弟子が来てるとはね……」

 

唸る霊夢にそうだなと克己は頷く。

 

魔理沙「へー、仮面ライダーNEWダブルってのか」

 

テル「ああ、左師匠達の様に色々と対応できるぜ」

 

隣で魔理沙がテルと未来の変身するWのを聞いていた。

 

カーナー「にしてもイヴィルジョーカーが来るとは驚いた」

 

クライマックス「ネメアのやろうとしてる事も全然分からないしな……」

 

翔太郎「分かってる範囲では、他の世界の人間を連れて来て、メモリに変えようとしている。協力者としてホムンクルスとさっきのイヴィルジョーカーがいるって事位だな……」

 

腕を組むカーナーと呻くクライマックスの後に翔太郎は現段階で自分達が分かってる範囲の相手のやっている事を纏める。

 

ファング「なんでメモリを集めているのかな?」

 

霊夢「そうねぇ……なんらかの計画に必要なのかしら?」

 

首を傾げるファングに霊夢も腕を組んで唸る。

 

翔太郎「参ったな……相手の目的が分かる手がかりが少なすぎるな……」

 

克己「流石に情報少ないと探偵もお手上げか」

 

未来「ホント、手がかりが少ないのは事実だから、何かしら情報を得たいよね」

 

頭を掻く翔太郎に未来もぼやく。

 

霊夢「どっかに情報通なやついないのかしら」

 

魔理沙「またバードの奴に聞くとかどうだ?あいつがここの情報通だしさ」

 

ぼやいた霊夢に魔理沙が提案する。

 

それにジョーカーはなんとも言えない感じに頭を掻く。

 

ジョーカー「バードか…。確かに情報通ではあるけど…」

 

サイクロン「また何か要求される可能性あるよね;」

 

ううむと唸るサイクロンに文みたいなもんかと翔太郎は当て嵌める。

 

翔太郎「くそぉ、なんか手がかりがポーンとこっちに来てくれれば助かるんだがな」

 

霊夢「そんな都合よく来るわけ…」

 

ファング「そうだよ。そう都合よく……」

 

さらに激しく頭を掻きながら言った翔太郎に霊夢とファングは否定しかけた時……

 

???「地上が難しいなら地底に行ってみたらどうだい?」

 

霊夢「!?誰!?」

 

誰でもない声に霊夢は声のした方へ構える。

 

そこにいた人物にアクアがあっと声をあげる。

 

アクア「ゴッドさん!」

 

金色のショートカットで目が紫色の加奈子と似た服を着ている女性はやあと手を上げて挨拶して一同に近寄る。

 

女性→ゴッド「初めましてだね。あたしはゴッド、ゴッドメモリのメモリビトさ」

 

翔太郎「エレメントがいるって聞いていたから、やっぱ他にもタイプゼロメモリの奴がいたか」

 

霊夢「タイプゼロっていうと確か狂冶が再現したメモリよね」

 

名乗った女性、ゴッドに納得した様子の翔太郎に霊夢は確認する。

 

それにああ、と翔太郎は頷く。

 

テル「えっと、狂冶って誰?」

 

魔理沙「財団Xの天才少年だよ」

 

未来「財団X!?」

 

驚きの声を上げる未来と目を見開くテルに、ま、それが普通の反応だよなと翔太郎は肩を竦める。

 

翔太郎「安心しろ、狂冶は一応、財団Xに所属してるが穏健派に近い奴だ……」

 

テル「あ、そうなの?」

 

霊夢「まあ、周りの奴らもいい奴ばっかだしね」

 

テルと未来は少し驚いている中、霊夢はゴッドに先ほどの彼女が言った事について問う。

 

霊夢「んで地底ってどういうこと?」

 

ゴッド「言ったとおりさね。地上でネメアの情報を集めるのが難しいのなら、地底で集めて見たらどうだと言う事さ」

 

翔太郎「成程な……地底なら隠れて何かをするのにも最適な場所だな……そう言う意味では天界もありえそうか……」

 

魔理沙「天界つうと天人たちがいるとこだよな?」

 

霊夢「こっちにもあるの?」

 

そういったゴッドのを聞いて呟いた翔太郎のにあるかどうかを霊夢はジョーカー達に確認する。

 

ジョーカー「まあ場所としての名前はあるがそっちの天界がどんな場所なのか知らないからな」

 

カーナー「そこにはあまり行かないからな」

 

そこんとこどうなんだ?とジョーカーはゴッドに話を振る。

 

ゴッド「ん~まあひなたぼっこには最適な場所だな」

 

霊夢「……んーこう聞くと天界は微妙に近いかもね」

 

そう返したゴッドのに霊夢は頬をポリポリ掻く。

 

魔理沙「地底の方はやっぱり旧地獄なのか?」

 

未来「んーつまり自分達で見て見ないと分からないか」

 

そうみたいねと霊夢は腕を組む。

 

霊夢「じゃあ地底の方に行ってみましょうか」

 

魔理沙「おう、まあこの面子なら何が来てもなんとか出来るだろうな」

 

楽観的に言う魔理沙だが翔太郎はんーと唸る。

 

翔太郎「もしも幻想郷の地底と仮定して、バイラスの様な奴がいない事を祈りたいな……」

 

克己「バイラス?なんでだ?」

 

早苗「あーそう言うことですね」

 

首を傾げる克己だが、早苗だけは翔太郎の懸念を察したのか納得した様子である。

 

魔理沙「そいつってもしかしてヤマメポジってことか」

 

早苗「まぁ、そんな感じですね。幻想郷の地底もとい旧地獄はそう言う能力持ちな人がいたりしましたから万が一、友好的でなかった場合、私達の身が危ないですからね……特に翔太郎さんが言ったバイラスはホントに気を付けませんとね;」

 

バイラスと聞いたからか蜘蛛の妖怪を思い浮かべる魔理沙に早苗は冷や汗掻いて述べる。

 

テル「まあ危険だとしてもそこに情報があるなら行かないとな」

 

未来「行くしかないと言う現状だもんね」

 

誰もが地底に行く事を決める中、ジョーカーはゴッドに話しかける。

 

ジョーカー「ゴッド。もしネメアについて他に知ってることはないか?」

 

ゴッド「なんでそう聞くんだい?」

 

誰にも聞かれない様にか小声で話しかけるジョーカーにゴッドも小声で聞く。

 

ジョーカー「お前、ネメアとは酒飲み仲間だろ?酒飲んでる時に何か話していたのを聞いてないか?」

 

ゴッド「ふーん。なるほどねぇ」

 

聞いて来た事にゴッドは納得する。

 

ゴッド「あんまり覚えてないけどそうだねぇ…」

 

ジョーカー「……」

 

思いだそうとするゴッドにジョーカーは見続ける。

 

ゴッド「……あ、なんか『外のやつらが許せない』ってのを言ってたな」

 

ジョーカー「『外のやつらが許せない』……か……」

 

出てきた言葉にジョーカーは顎を摩る。

 

ジョーカー「…もしかして、アイツ…」

 

ゴッド「何か気づいたか?」

 

ある考えに行き付いたジョーカーはゴッドの問いに答えずに見上げる。

 

ジョーカー「…そうか、ネメア。お前は…」

 

ジョーカーと呼ばれ、ジョーカーは顔を降ろすと霊夢が呼んでいた。

 

霊夢「どうしたの?そんな顔して」

 

ジョーカー「いや、とにかくネメアの奴を止めないとなと思ってな」

 

駆け寄った霊夢はジョーカーの顔を見て問い、返しながら歩き出すジョーカーに訝しみながら続く。

 

ゴッド「気をつけてなー」

 

遠ざかって行く霊夢達の姿が見えなくなるまでゴッドは手を振り、少しして歩き出す。

 

ゴッド「……一応、調べてみようかねぇ。こっちも」

 

真剣な顔で呟いた後に空を見上げる。

 

ゴッド「…おかしなことにならないといいが」

 

飲み友を思い浮かべながらゴッドは歩く。

 

 

サイクロン「地底への道はこっちだよ」

 

サイクロンの案内の元、進みながら霊夢はジョーカーを見てうーんと唸る。

 

魔理沙「どうしたんだ霊夢?さっきから唸って」

 

霊夢「ねえ魔理沙、ジョーカーの様子がおかしくない?」

 

ジョーカーの?と言われて魔理沙はジョーカーを見る。

 

魔理沙「そんなに変わったところは…?」

 

アクセル「いや、確かに様子がおかしいな……」

 

ないんじゃないかと言う魔理沙だがアクセルは否定する。

 

霊夢「やっぱりそうよね。なにかあったのかしら、アイツ」

 

アクセル「ふうむ、ああなったのはゴッドと話してからだとMeは思うぜ」

 

そう言えばとアクセルの指摘に霊夢も思い出す。

 

霊夢「それで何か気づいたのかしら…?」

 

何に気づいたのかしらと思っているとサイクロンが着いたよの声が響く。

 

翔太郎「ここが地底への入り口か」

 

克己「かなりの深さだな」

 

覗き込んだ翔太郎と克己はその深さにほうと声を漏らす。

 

早苗「私達のところとだいたい同じ感じのような穴ですね」

 

テル「ここを降りて行く感じか……」

 

同じ様に覗き込んだ早苗は見た目の印象からそう述べて、テルは覗き込みながら呟く。

 

未来「これ、私達どうやって下りればいいかな?」

 

魔理沙「あーそっか、私等はともかく、翔太郎とお前等は飛べないもんな;」

 

翔太郎「まぁ、俺はカーナーの力を借りて変身して要所要所壁に掴まりながら降りれるだろうし、お前等もクライマックス達に力を貸して貰って変身して降りるのはどうだ?」

 

至極当然な疑問を呟く未来に魔理沙も失念していたと頭をポンとする隣で翔太郎が提案する。

 

クライマックス「あ、確かにそれなら降りられるね!」

 

サンダー「俺達は大丈夫だぜ」

 

成程とクライマックスは納得し、サンダーもそう返す。

 

テル「じゃあ早速変身だな未来」

 

未来「ええ」

 

言葉を交わしてから青いバックル、NEWダブルドライバーを装着すると未来の腰に装着される。

 

クライマックス「それじゃあいっくよー!」

 

サンダー「バチバチに行くぜ!!」

 

その言葉と共に2人はガイアメモリとなり、テルがクライマックスメモリを、未来がサンダーメモリを持つ。

 

サンダー!

 

クライマックス!

 

テル&未来「変身!!」

 

翔太郎達と同じ様にポーズを取ってから未来がサンダーメモリを装填するとサンダーメモリはテル側のNEWダブルドライバーに転送され、それと共に未来は目を閉じて崩れかけそうになるが早苗が慌てて受け止める。

 

その間にテルはサンダーメモリをしっかり装填してからクライマックスメモリを装填して展開する。

 

サンダー!クライマックス!!

 

音声と共にテルの体が下半身から変わって行き、その姿を、左側が白、右側が黄色の仮面ライダーNEWダブルサンダークライマックスへと変える。

 

翔太郎「これが別世界の未来のW!」

 

早苗「おお!いいデザインですね!」

 

変身完了したNEWダブルの外見に翔太郎と早苗は絶賛する。

 

褒められて嬉しかったのかNEWダブルは照れ臭そうに頭を掻く。

 

克己「実際の強さがどんなものか気になるが、まあそれは後か」

 

霊夢「そうね。翔太郎も早く変身しなさい」

 

ああと返して翔太郎はカーナーを見る。

 

翔太郎「と言う訳で、もう1回頼むぜもう1人の相棒」

 

カーナー「はい!翔太郎さん!」

 

デュアルドライバーを装着しながら呼ぶ翔太郎に答えてカーナーはジョーカーナイトメモリに変わる。

 

ジョーカーナイト!

 

翔太郎「変身」

 

ベルトの左側にセットして展開する。

 

ジョーカーナイト!!

 

音声の後に翔太郎の姿は先ほど早苗を助けた仮面ライダージョーカー・ナイトへと変わる。

 

ジョーカーK「仮面ライダージョーカー・ナイト、騎士の力を得た切り札だぜ」

 

NEWダブル(テル)「な、なんだよそれ!?」

 

克己「改めてじっくり見ると、仮面ライダージョーカーを騎士っぽくした感じか……」

 

キザったらしくポーズを取るジョーカーKにNEWダブル(テル)は驚きの声をあげ、克己はほうと声を漏らす。

 

ジョーカーK「おい大道、お前は変身しないのか?」

 

克己「あー…一応したほうがいいか」

 

早苗「確かに、克己さんも万が一を考えたらしといた方が良いかもしれませんね」

 

話を振ったジョーカーKのに克己は早苗を見て早苗もそう返す。

 

エターナル「では克己。いきましょう」

 

克己「ああ」

 

ロストドライバーを装着した克己にエターナルはエターナルメモリとなってその手に収まる。

 

エターナル!

 

克己「変身」

 

そのままロストドライバーにセットする。

 

エターナル!!

 

それにより克己の姿は仮面ライダーエターナルへと変身する。

 

MRエターナル「よし、じゃあ行くぞ」

 

早苗「はい!」

 

ファングを霊夢が抱え、未来の体を早苗が抱え、一同は地底へと下りるのを開始する。

 

魔理沙「つくりは大体同じみたいだな」

 

早苗「みたいですね。何もなければこのまま地底にいけますね」

 

なるべく足場になる様な場所を伝って降りるライダー組のペースに合わせてゆっくりと下りつつ周りの風景を見ながら魔理沙は幻想郷の地底への穴と比べて述べて、早苗も同意する。

 

ジョーカーK「かーこういう時にハードタービュラーがあれば楽に降りられるんだけどな……」

 

NEWダブル(テル)「確かに乗り物があればねー」

 

霊夢「そう言えば翔太郎。スパイダーショックを使えば安全に降りられるんじゃないの?」

 

ぼやくジョーカーKにNEWダブル(テル)も同意する中、霊夢が聞く。

 

ジョーカーK「確かにそうだが、やっぱ底が見えないと使うにしてもホントに安全に降りられるか分からねえからな……」

 

MRエターナル「岩の方が耐えられなくなるかもしれねぇしな」

 

魔理沙「あーそうか……安全は大事だもんな」

 

問いに対してジョーカーKは下を見てそう返し、MRエターナルも自分が掴んでいる岩壁を見て、魔理沙も頷く。

 

アクセル「まあそう簡単にはbreakしないと思うけどな」

 

ジョーカー「だな。とにかく、今は降りる事だけを考えようぜ」

 

だなと飛べない面々は岩壁を降りて行き、霊夢達もゆっくりと下りる。

 

魔理沙「結構な深さまで降りて来たな」

 

霊夢「そろそろ見えてと良いと思うんだけど……」

 

入った穴が見えなくなるまで来た事に呟く魔理沙に霊夢も幻想郷ので計算して呟く。

 

NEWダブル(テル)「そう言えば地下にはどんなメモリビトがいるんだ?」

 

サイクロン「あー、バイラス以外にも危険なメモリのメモリビトがいるんだけど……」

 

進みながら聞くNEWダブル(テル)の問いにサイクロンが言おうとした時……

 

???「それは、アタシとか!」

 

ジョーカーK「!?避けろ霊夢!」

 

響き渡った声にジョーカーKは咄嗟に叫ぶと霊夢は慌てて避けると霊夢がいた位置を氷の柱が通り抜ける。

 

ファング「ふえ!?」

 

霊夢「なに!?」

 

突然のに愕いているとあはははは、と言う笑い声と共に何かが霊夢達の近くを通り過ぎ、慌てて振りむくと氷で出来た道の上に立つ水色の髪の女性がいた。

 

どことなく氷の様に透き通ったドレスをビキニの上に纏っている。

 

ジョーカーK「あの感じ、まさかアイスエイジか!?」

 

早苗「アイスエイジですか!?」

 

女性をの見た目から判断するジョーカーKのにアッタリ~と女性は肯定する。

 

霊夢「こいつがその危険なメモリビトかしら?」

 

魔理沙「いや、霊夢、確かアイスエイジって氷河期だから、下手な使い方すれば納得の危険なメモリだぜ、現に今の私等の状況とかな;」

 

訝しむ霊夢だが魔理沙の言葉に言われてみればと気づく。

 

翔太郎達ライダーズやメモリビト達は岩壁に掴まった状態で上手く動けない。

 

早苗と自分も未来の体やファングを抱えていて下手に激しく動けば落としてしまう可能性もある。

 

霊夢「確かにそうね。…面倒な時に来たわね」

 

魔理沙「……!おいアイスエイジ!私と勝負だ!勝ったらいう事を聞いて貰うぞ」

 

呻いた霊夢の隣で魔理沙が何か思いついてかアイスエイジに勝負を申し込む。

 

アイスエイジ「へぇ~アタシに勝負を挑むなんていい度胸じゃん」

 

ジョーカー「気を付けろよ魔理沙。あいつの凍結は並のレベルじゃないからな」

 

魔理沙「分かってる!だから、アクセル!」

 

呼ばれてアクセルはやれやれと苦笑する。

 

アクセル「Meの出番ってわけか」

 

魔理沙「ああ、頼むぜ!」

 

あいよと勢い良く壁を蹴って魔理沙の方へ飛びながらアクセルはアクセルメモリに変化し、魔理沙はそれを掴み取る。

 

アクセル!!

 

魔理沙「振り切っていくZE!」

 

アイスエイジ「あは、振り切ってあげるよ!」

 

アクセルメモリを自分に刺し、アクセルの力を纏った魔理沙にアイスエイジは氷の棘を連射する。

 

魔理沙「おせぇ!」

 

飛んでくる氷の棘をすぐさま避けてその背に魔理沙はエンジンブレードを振り下ろそうとし、アイスエイジは振り向き様に作った氷の剣とぶつかり合う。

 

アイスエイジ「あは♪」

 

魔理沙「氷の剣か…!」

 

そのまま剣と剣のぶつかり合いが始まる。

 

MRエターナル「アイスエイジって奴、まあまあやるな」

 

早苗「こっちに跳んで来てないのが幸いですね」

 

攻撃のが飛んできた場合に防御できる様に身構えながら早苗は分析しているMRエターナルのを聞きながら2人のぶつかり合いを見守る。

 

魔理沙「やるじゃねぇかアイスエイジ!」

 

アイスエイジ「そっちもやるじゃん!アタシもさらに楽しくなったぞ!!」

 

その言葉と共に距離を取ったアイスエイジのドレスから氷の棘が発生し、次々と射出される。

 

飛んで来る氷の棘にぎょっとしながら魔理沙は避けつつエンジンブレードにエンジンメモリをセットしてトリガーを1回引く。

 

スチーム!!

 

魔理沙「氷には熱だZE!」

 

噴き出した蒸気で次々と氷の棘を溶かして行く。

 

それにより周りは湯気で見難くなるが、影を見つけてそこか!と魔理沙は斬りかかり……目を見開く。

 

切りつけたのはアイスエイジを模した氷の像であった。

 

魔理沙「なにぃ!?」

 

驚いている魔理沙の後ろからアイスエイジが飛び出す。

 

アイスエイジ「凍ちゃえ!!」

 

魔理沙!と霊夢が叫ぶ中、アイスエイジの手は……魔理沙の帽子だけを掴んでいた。

 

アイスエイジ「あれ?」

 

アクセル!マキシマムドライブ!!

 

帽子だけにアイスエイジが驚く中、しゃがんで避けた魔理沙はそのままマキシマムドライブを発動し……

 

魔理沙「最初に行っただろ?おせぇって」

 

その言葉と共に回し蹴りがアイスエイジのお腹に炸裂する。

 

アイスエイジ「がふっ!?」

 

魔理沙「甘かったな」

 

岩壁にぶつかるアイスエイジに魔理沙は不敵に笑う。

 

その後にアイスエイジはそのまま落ちそうになり……

 

ジョーカーK「!」

 

そんな彼女へとジョーカーKは岩壁からジャンプして掴むとスパイダーショックから糸を出して壁に貼り付けて宙ぶらりんになる。

 

ジョーカーK「ふいー流石にメモリビトでも、落ちたらきついだろ」

 

霊夢「相変わらず甘いわね」

 

息を吐き出すジョーカーKに霊夢は苦笑する。

 

ジョーカーK「まぁ、これで降りるのが楽になったな」

 

早苗「え?」

 

NEWダブル(テル)「…あ、そっか!」

 

アイスエイジを見て仮面の中でにっと笑うジョーカーKの言った事に早苗は疑問に思ったが、他のメンバーはジョーカーKの意図に気づいて確かに、と声をあげる。

 

 

 

 

アイスエイジ「ほいほいっと~」

 

ジョーカーK「いやぁ~氷の階段で楽に降りれて快適だな」

 

氷で道を作りながら進むアイスエイジの後ろを歩きながらジョーカーKはん-と背伸びする。

 

MRエターナル「確かにこれなら楽で安全だな」

 

魔理沙「サンキューなアイスエイジ」

 

アイスエイジ「良いよ良いよ。勝負前に決めた事だしね~」

 

礼を言う魔理沙にアイスエイジはそう返す。

 

アイスエイジ「それにしても地底に行きたいなんてもの好きな奴等だな~なんで地底に?」

 

ジョーカー「ちょっと調査でな」

 

ぼかして答えるジョーカーにほへぇとアイスエイジはそう漏らす。

 

早苗「(どうしてネメアさんのこと言わないんでしょうか?)」

 

MRエターナル「(奴と繋がっている可能性を考えているんだろう。どいつが奴の仲間か、わからないからな)」

 

そんなジョーカーの言い方に疑問を感じる早苗だがMRエターナルから返された事に納得する。

 

アイスエイジ「そろそろ着くぞ~」

 

ファング「はーい!」

 

霊夢「さて、ここの地底はどんな感じかしら……」

 

アイスエイジの言葉に霊夢は記憶郷の地底を見ようと目を向ける。

 

霊夢「……はっ?」

 

魔理沙「どうしたれい……む…………」

 

見えた光景に固まってしまった霊夢に釣られて見た魔理沙は絶句する。

 

同じ様に見たジョーカーKやMRエターナル、早苗も唖然とした様子で固まり、そんなメンバーの反応にNEWダブルは戸惑いながら視線を向ける。

 

NEWダブル(テル)「な、な…」

 

NEWダブル(未来)「おお、これは……」

 

同じ様に見たテルも唖然とする中、未来は感嘆の声を上げる。

 

ジョーカーK「な、なあジョーカー、これが、記憶郷の地底なのか?」

 

ジョーカー「あ、ああ。そうだが…」

 

サイクロン「どうしてそんなに驚いているの?」

 

固まっていたメンバーの中で最初に口を開いたジョーカーKの問いに霊夢達の反応で戸惑っていたジョーカーは頷き、サイクロンも心底不思議そうに聞く。

 

そっかぁ、そうなのか……とジョーカーKは呟いてからなるほどなるほどと頷き……

 

ジョーカーK「これ、地底じゃなくて地下都市じゃねえかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?

 

前方に広がる近代都市にメンバーを代表してのジョーカーKの心からの叫びが響き渡るのであった。

 




今回紹介するのはアイスエイジ!
外見は作中で出たように水色の髪の女性で氷の様に透き通ったドレスをビキニの上に纏っています。
性格は勝気な女の子で何処か東方のチルノに似てます。
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