東方記憶郷 ~Memory's Fantasista~   作:Dr.クロ

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アイズと出会い、彼女の案内で館へと足を踏み入れる霊夢達。
そこに住む住人達と対面し、少しして、ある兵器の事を知る。


第17話『ミュージアムの住民達/明かされるW』

アイズに案内されミュージアムへと入った霊夢達。

 

入った中で内装に早苗は感嘆の声を漏らす。

 

早苗「ずいぶんと近代的な内装ですね~」

 

魔理沙「見たことないものも沢山あるな」

 

珍しそうに見てる幻想郷組を横目に翔太郎はその景観に驚いた様に呟いていた。

 

翔太郎「こいつは、園崎家の屋敷の景観に似てるな……」

 

テル「え、そうなの!?」

 

克己「ミュージアムって言う名前通り、似た感じになってるわけか」

 

景観に誰もが目を取られているのにアイズはくすりと笑う。

 

アイズ「驚いてくれたそうですね」

 

霊夢「ええ、ホントに驚いたわ。ここにはあなた以外にも住んでるの?」

 

幻想郷のからそう聞く霊夢にアイズは微笑み……

 

アイズ「どう思います?」

 

その言葉に霊夢は少し思案し……

 

霊夢「…居るわね。一人で此処に住むのは広すぎるし」

 

正解、とアイズは肯定する。

 

魔理沙「さとりもペットのお空やお燐たちと一緒に居たしな」

 

早苗「ってことにはここにも?」

 

アイズ「ええ、同居人が居ますよ」

 

続いて肯定するアイズはこちらですと歩き、霊夢達も後に続く。

 

翔太郎「そういや、そっちのお燐とお空はどんなメモリを使ってるんだ?」

 

霊夢「お空はリアクターメモリで、お燐はスミドロンよ」

 

聞いてなかったのを思い出して聞いた翔太郎は2人の使うのにあぁと納得する。

 

翔太郎「確かに2人にピッタリなメモリだな」

 

克己「リアクターメモリは知らねぇな…」

 

魔理沙「リアクターって確か……なんだっけ?」

 

未来「炉の記憶を持つガイアメモリだよ」

 

首を傾げる魔理沙に未来が答える。

 

早苗「あれ?幻想郷だけのじゃないんですか?」

 

ファング「そんなのダブルに出てたっけ?」

 

ジョーカー「あーそっか。知らないのか」

 

疑問を呟いている早苗とファングにジョーカーは頭を掻く。

 

霊夢「どういうこと?説明しなさいよジョーカー」

 

早苗「ま、まさか私の知らないダブルのストーリーがあるんですか!?」

 

思わず詰め寄る2人の巫女にジョーカーはどうどうと手を付きだして宥める。

 

ジョーカー「実は風都探偵って言うストーリーがあってな…」

 

サイクロン「そのストーリーに出てくる裏風都って言う新たな敵と戦った時に出てきたのがリアクターメモリなんだよ」

 

翔太郎「ああ……あいつ等との戦いも物語として伝わってるって訳か……」

 

伝えられた事に翔太郎は少し照れ臭そうに頭を掻く。

 

克己「そんなストーリーがあったのか」

 

魔理沙「やっぱ仮面ライダーの物語には終わりはねえって感じかねぇ……」

 

頭の上で腕を組んで呟く魔理沙にかもな、と翔太郎は同意する。

 

暫くすると執務室と思われる場所へと案内される。

 

アイズ「どうぞ。自由に座って」

 

テル「う、うん」

 

促されて、各々椅子に座る。

 

直後に扉が開き、2人の少女が入って来る。

 

1人は少し野性的な感じに少し縁がボロボロになっている灰色ビキニに黄色のフサフサな袖なしジャケットを羽織り、黄色のスパッツを纏ったショートカットの金髪と黄色の瞳でケモミミと尻尾が生えた高校生位の女の子

 

もう1人は赤いパイプを持つシルバーカラーの甲冑で身を包み、炎の様にゆらめく赤みがかった長髪に赤い瞳を持った中学生位の少女

 

少女1「お呼びですがアイズ様?」

 

少女2「あれ?お客様?」

 

確認するケモミミ少女は不思議そうに見てるもう1人にこらと少し叱る。

 

霊夢「えっと一人目がスミロドンで二人目がリアクター…で良いのかしら」

 

アイズ「ええ、あってるわよ」

 

そんな2人を見て霊夢は確認し、アイズは肯定する。

 

魔理沙「ワイルドな格好だなスミロドンは」

 

テル「リアクターの方は…騎士っぽいか?」

 

魔理沙とテルは2人の服装などを見てそう述べる。

 

リアクター「アイズ様を守る意味では騎士だからね!」

 

スミロドン「甘くみるとケガするよー」

 

にひと笑う2人に確かにと翔太郎は同意する。

 

翔太郎「実際、どっちとも強敵であったからな」

 

早苗「うぅ、リアクターの方がどんな強敵だったか気になります」

 

テル「ド、ドンマイ;」

 

思いだしてふうと息を吐く翔太郎の様子に早苗は悔しがる。

 

もにゅ

 

そんな早苗の胸を後ろから伸びた手が揉む。

 

早苗「…ふぇ!?///」

 

突然自分の胸が揉まれた事に早苗は顔を真っ赤にして自分の座っていた椅子から慌てて離れる。

 

???「えへへ、なかなかの感触だったよお姉さん」

 

ファング「早苗お姉ちゃん!?」

 

霊夢「…誰よアンタ」

 

ファングを庇いながら椅子へと問う霊夢に椅子から笑い声がした後にその形が変わって行き……灰色髪にシンプルなタンクトップと短パンを履いた少女に変わる。

 

少女「どぉ?ビックリした?」

 

翔太郎「あー、こいつが何のメモリビトかすぐに分かった」

 

克己「奇遇だな翔太郎。俺もだ」

 

魔理沙「え?誰だぜ?」

 

悪戯成功、とにひひと笑う少女に翔太郎はなんとも言えない顔をし、同意する克己に魔理沙は聞く。

 

翔太郎「思いだせ魔理沙、そっちのさとりが使うメモリはアイズ以外にもあったろ?」

 

魔理沙「え?……あ!ダミーか!?」

 

未来「だから椅子に化けてたのね」

 

先ほどの出来事から思い出して指を鳴らす魔理沙に未来も少女の化けていた事から納得する。

 

スミロドン「ダミー様ったら……ところで、ジーン様は?先に来てると思うんですが……」

 

ファング「ジーンも居るんだ」

 

霊夢「まあこいしの使ってたメモリだしね」

 

あたりを見渡すスミロドンの言った事にいて当然か、と呟いた後に肩を叩かれる。

 

霊夢「ん?」

 

誰?と振り返った霊夢は肩を叩いたのがファングだったのでなんだ、ファングか、と思った後、ファングは自分の横にいるのに気づいて二度見する。

 

霊夢「ふぁ、ファングが二人!?」

 

ファング「ええ!?」

 

驚いてる間、もう1人のファングは笑ってファングを抱き寄せるとニッコリ笑う。

 

それに霊夢はぐふっ、と胸を抑えて倒れる。

 

霊夢「も、もう1人は偽物と分かっているけれど、ファングが2人、天国しゅぎる!!」

 

魔理沙「霊夢!?しっかりしろ霊夢!?れいぃぃぃぃぃぃむ!!!

 

早苗「霊夢さぁぁん!?キャラ崩壊してきてますよー!?」

 

顔面崩壊してる霊夢に魔理沙と早苗は慌てて揺らす。

 

カオスだな、とジョーカーは呆れながらもう1人のファングを見る。

 

ファング?「あはは、そこのお姉さん面白いね」

 

翔太郎「こいつ、ジーンメモリのメモリビトだな。ジーンってダミーとはまた違う感じで変装できるみたいだからな」

 

克己「他者に変身できるのが二人も居るのか」

 

アイズ「なので手を組むと非常に厄介なんですよ」

 

からから笑うもう1人のファングの正体を察する翔太郎に克己は唸り、アイズはため息を吐く。

 

アイスエイジ「確かに、前も驚かされたな……」

 

スミロドン「ホントに二人は悪戯好きな所が厄介なんだよねぇ…」

 

リアクター「うんうん」

 

このままだとズレて来そうなので克己はコホンと咳払いしてアイズを見る。

 

克己「本題なんだが、ネメアの情報を集めている。何か知っている事はないか」

 

アイズ「ネメアの情報ですね…」

 

思案するアイズに誰もが改めて姿勢を正して座り直す。

 

霊夢「ファングが1人、ファングが2人、ファングが……」

 

訂正、霊夢のみ、先ほどので戻って来れてなかった。

 

暫しの静寂の後、アイズは口を開く。

 

アイズ「……実は少し前、彼女からある物を作りたいと素材の提供を頼まれたので提供しました」

 

翔太郎「あるもんだって?」

 

クライマックス「一体何を」

 

問いに対し、アイズは少し間を持ち……

 

アイズ「何を作るかは聞いてません。ただ大きなものだから素材が沢山ほしいとのことで」

 

霊夢「大きなもの…?」

 

元に戻った霊夢は大きなものと言うのに眉を潜める。

 

翔太郎「こうなると、物作り系のメモリビトに聞くのも視野に入れといた方が良いかもな」

 

ジョーカー「物作り系なメモリビトか…」

 

サイクロン「となるとウェポンとかかな」

 

腕を組んで呟いた翔太郎のにサイクロンがそう言う。

 

克己「ウェポン?名前からして武器のメモリビトか?」

 

サンダー「そ。んで武器商人」

 

アクア「色んな武器を作っては妖怪の山で販売してるの」

 

テル「なんか字面だけ見ると良い印象が湧かないな……」

 

うーむと唸るテルにそうでもないわよ、とアクアは否定する。

 

アクア「私達の武器の調整や修理もしてくれるのよ」

 

翔太郎「酷過ぎる状況じゃなければ依頼を受けてくれる奴って事か?」

 

サイクロン「そう言うこと。まあ酷かったら高くついちゃうんだけどね;」

 

魔理沙「商売人だなそいつ」

 

ウェポンについて納得した所で克己はアイズへとさらに問う。

 

克己「ネメアに提供したって奴は主にどんな素材なんだ?」

 

アイズ「素材についての一覧なら確かこちらに…」

 

早苗「一体何を作ろうとしてるんでしょうか…?」

 

そう言って用紙を取り出したアイズにジョーカーとサイクロンは確認する。

 

ジョーカー「鉄とかが多いな…」

 

サイクロン「んでこの量…もしかして結構大きい?」

 

翔太郎「この量、兵器を作れそうだな」

 

テル「…つまり統合すると…」

 

克己「…ネメアは巨大な兵器を作ろうとしてるってことになるな」

 

渋い顔をする克己の言葉に早苗は息を呑む。

 

ちなみに霊夢と魔理沙はピンと来てない。

 

魔理沙「全くわからん…」

 

霊夢「早苗、分かり易く教えなさい」

 

早苗「えーとですね…」

 

そう言われるとどう言えば良いだろうか……と悩む早苗に……翔太郎が助け舟を出す。

 

翔太郎「フランの能力みたいな感じのを、街1つ吹っ飛ばす感じでやるって言えばピンと来るか?」

 

魔理沙「あー…そりゃ確かにやべぇな」

 

霊夢「で、それをする奴がかなり大きい…であってるかしら」

 

うげぇとなる魔理沙の隣で確認する霊夢にそうだな、と克己は素材の量から肯定する。

 

ジョーカー「だがこの量…かなりヤバいぞ」

 

サイクロン「下手するとお城ぐらいのサイズになるよね」

 

顔を顰める2人のにテルと未来も顔を顰めながらアイズへ聞く。

 

テル「なあ、どこで作っているとかそういうのは言ってなかったのか?」

 

未来「それさえ分かれば行けるのにね」

 

アイズ「そこまでは聞かなかったわ。プライバシーだし」

 

そりゃあそうか、とアイズの知らないと言うのに魔理沙は頭を掻く。

 

霊夢「こうなったら製作者を当たるしかないわね」

 

クライマックス「それってウェポンのこと?」

 

製作者か分からないけどもそいつね、と言う霊夢に世界違えど、行き当たりばったりな所は変わらないな……と翔太郎は内心思った。

 

???「話を聞く必要はないわよ霊夢」

 

と、今いるメンバー以外の声に翔太郎はなんだ?と思ったが霊夢はすぐさま気づく。

 

霊夢「この声は麟!」

 

その言葉と共にフリーディに連れられて麟達が来る。

 

麟「初めまして皆さん。ダークファンタジアリーダー、冴月麟よ」

 

初対面の面々に麟は挨拶する。

 

一方で翔太郎は狂冶が一緒にいるのにお前も来てたのかよ、と呟く。

 

テル「(彼女が霊夢さんたちが戦っている組織、ダークファンタジアのリーダー…)」

 

未来「(見ただけで分かる。この人強い……)

 

そんな麟を見てテルと未来は冷や汗を流す中、翔太郎だけはうーんと唸っていた。

 

克己「?どうした翔太郎。麟が気になるのか?」

 

アリス「うちの麟がどうかしたのかしら?」

 

縁理「?」

 

不思議そうに翔太郎を見る面々に本人はいやぁ、と頭を掻く。

 

翔太郎「俺、とある事件で一時期別世界の麟と行動を共にしていたんだけどよ……歯を磨いて変身する印象が強くてさ……

 

霊夢&麟「「………は?」」

 

出てきた言葉に霊夢と麟は呆気に取られる。

 

他のメンバーも翔太郎のカミングアウトになんじゃそりゃあ?と目を点にする。

 

ただ、狂冶だけは察したのかあぁ……と納得する。

 

狂冶「仮面ライダーゼアス&ウルトラマンゼアスに変身する麟さんですね。確かに翔太郎さん的にはそっちの麟さんの印象強いですよね」

 

翔太郎「そう、そうなんだよ……いやぁ、ホントウルトラマンに変身する皆がカッコよく構える中で歯を磨いてから変身アイテムの歯ブラシを掲げるのが印象強くてよ……」

 

ルーミア「そ、そんな麟も居るんだ…;」

 

アリス「…まあ世界は多数あるから、そんな麟も居るのは可能性はあるわね…」

 

誰もがなんとも言えない空気になる中、克己がんん!と咳払いして麟に話を振る。

 

克己「それで、先ほどの良い方から、何か情報を得たんだな」

 

麟「……ええ、そうよ。兵器を作ったウェポン本人から聞いた情報よ」

 

そう言って麟は語り始める。

 

彼女が作り上げてしまった、兵器について……

 

 

 

 

 




今回紹介するのはスミドロンとリアクター!
…と言いたいところなんですがすみません;ほとんどお燐とお空に似ている感じ以外良い設定思いつきませんでした;
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