東方記憶郷 ~Memory's Fantasista~   作:Dr.クロ

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前回、ジョーカーたちの前に現れた謎のメモリビト
果たしてその正体は…?


第7話「Bとの交渉/駆ける赤い魔法使い」

前回、妖夢を封印したメモリビト、ホムンクルスを何とか撃退した霊夢たちの元に背中に赤い翼がある赤髪のメモリビトが現れたのだった。

 

ジョーカー「お前かバード」

 

早苗「バードってもしかしてバードメモリの…」

 

バード「そうだよ。私はバード。バードメモリのメモリビトでメモリースクウェアの記者だよ」

 

呆れた感じにジョーカーが言った名前に早苗が反応すると言われた本人であるバードはそう名乗る。

 

魔理沙「メモリースクウェア?なんだぜそれ」

 

サイクロン「バードが発行している新聞の名前だよ。バードはその新聞の記事になることを探していつも飛び回っているんだ」

 

自己紹介の中にあった名に首を傾げる魔理沙にサイクロンが説明する。

 

霊夢「ああ、なるほど。幻想郷の文みたいな感じなのね」

 

ジョーカー「それで今回は霊夢たちのこと嗅ぎつけて来たってことかバード」

 

バード「そういう事。さっき上空から見ていてこれは大きなスクープになりそうだなと思って取材交渉に降りてきたってわけ」

 

先程のジョーカーの反応から納得する霊夢の後に確認するジョーカーにバードは笑って返す。

 

霊夢「残念だけど今はそれどころじゃないから遠慮させて貰うわ。早く妖夢を封印したあいつと私たちをここに連れてきた黒幕を見つけないといけないから…」

 

そんなバードへと霊夢は取材はお断りと蹴るがバード本人はそこをなんとか……と擦り寄る。

 

ジョーカー「…バード。交渉と言うからには何か持っているんだろう」

 

バード「さっすがジョーカー!実はメモリビトじゃない人の目撃情報がいくつかあるんだよねぇ」

 

メモリビトじゃないと言うのに霊夢達が反応するのに手応えありとバードは笑って言おうとして……いつの間にか後ろに居たフラワーに頭を鷲掴みされる。

 

フラワー「まぁ、話も良いけど、私の花畑を直してから行きなさい。良いわね?」

 

バード「え、あの、私、今来たばかりなんだけど…」

 

しり込みしながら関係ないのでやりたくないと言動に含むバードの顔を自分に向け……

 

フラワー「やりなさい。良いわね?」

 

バード「ア、ハイ」

 

霊夢「(こういうところも幽香にそっくりね。綺麗な花には棘があるってこのことかしら?)」

 

凄みのある笑みでバードを脅すフラワーを見ながら霊夢はそう思うのであった。

 

 

フラワー「全く、私がお茶淹れている間に随分荒らしたものね」

 

ジョーカー「すまん、フラワー。流石に放す事が出来る相手じゃなかったんでな」

 

直しながらフーと息を吐くフラワーにジョーカーは謝罪する。

 

フラワー「良いわよ。話を聞く限り仕掛けられたんでしょ?…でその仕掛けてきた相手って誰なの?」

 

早苗「え、えっと…ほ、ホムンクルスっていうメモリビトです」

 

聞くフラワーに早苗は先ほどので少し怯えながら答える。

 

ホムンクルスね……とフラワーは顎を撫でる。

 

フラワー「あとでちょっと探しに行こうかしら…」

 

お礼をしなきゃいけないしね……と威圧感のある笑みを浮かばせて呟くフラワーに早苗は冷や汗を掻く

 

ジョーカー「…これはホムンクルスの奴。俺達とまた会う前にリタイアしそうだな」

 

バード「あー、確かに;」

 

そんなフラワーの様子からそう呟くジョーカーにバードもありえそうだと同意する。

 

霊夢「ふぅ、こんなものかしら」

 

魔理沙「こっちもこれでいいかー?」

 

確認を求められたフラワーは状況を見て満足気に頷く。

 

フラワー「…ええ。OKよ。これで修復終わりよ」

 

終わったと誰もがふいーと息を吐いたり、肩を揉む中で霊夢はバードに詰め寄る。

 

霊夢「で、そのメモリビトじゃない人の目撃情報っての教えなさい」

 

バード「良いけどその代わり取材させてよ」

 

そこは譲らないと言うバードに霊夢は頭を掻く。

 

魔理沙「じゃあ勝負で決めるのはどうだ?」

 

バード「勝負?」

 

首を傾げるバードに魔理沙は頷く。

 

魔理沙「私等が勝てば情報を教えて貰う。そっちが勝ったら取材を受ける。シンプルで分かり易いだろ?」

 

バード「ふーん…良いよ。それで何の勝負するの?」

 

決まってるだろと魔理沙はそう言い……

 

魔理沙「弾幕勝負だぜ!」

 

霊夢「んじゃあ任せたわよ魔理沙」

 

自信満々に言う魔理沙に霊夢はそう言う。

 

魔理沙「おう、任せとけ!」

 

フラワー「二人とも戦う気なのは良いけど…別の所でしてね」

 

気合を入れる魔理沙とバードに笑顔で言うフラワーに2人はア、ハイと答える。

 

 

花畑から遠くの広い場所で魔理沙とバードは対峙する。

 

なおジョーカーたちは近くにあった大きな木の下で観戦している。

 

ジョーカー「魔理沙。鳥の記憶を持つバードは空中戦がとても得意なメモリビトだ。気をつけろよ」

 

注意するジョーカーのに分かってると魔理沙が返した時……

 

????「ならそのBATTLE、ミーも参戦していいか?」

 

その言葉と共に風が吹き抜けて、1人のバイクスーツを身に纏ったメモリビトと思われる者が魔理沙達の前に立ち止まる。

 

その胸元に輝くAと先ほどの動きにそのメモリビトがどのガイアメモリかを霊夢達が察した後にジョーカーが言う。

 

ジョーカー「アクセル!」

 

よっと手を上げて軽く挨拶するメモリビト……アクセルにやっぱりかと霊夢達は思った。

 

アクセル「youが魔理沙だな。このBATTLE、ミーと一緒にやろうぜ」

 

魔理沙「お前がアクセルか!その申し出に相乗りさせてもらうぜ!」

 

お互いに近づいて握手しあった後にアクセルはアクセルメモリとなり、魔理沙はそれを早速起動する。

 

《アクセル》!

 

魔理沙「さぁ、記憶郷でも振り切るZE!」

 

右足のコネクタにアクセルメモリを入れると凄まじい熱気が魔理沙を包み、その姿を赤い服、赤い装甲とグローブ、ローラースケートを装着したアクセル魔理沙へと変える。

 

バード「えー;アクセルも一緒とかそれありなの…」

 

その姿を見てバードは嫌な顔をするが気を取り直した様に笑う。

 

バード「でも良いわ。メモリビト使う人間がどれくらい強いのか体験取材させてもらうから!」

 

魔理沙「さあ行くZE!」

 

その言葉を合図に先手必勝と魔理沙はローラスケートで加速してあっという間にバードの近くに行き、そのまま蹴りを放つ。

 

それをバードがすんでの所で飛翔して避ける。

 

ズギャギャギャッ!

 

魔理沙「おりゃぁ!」

 

バード「うわっと!?」

 

バサッ!

 

蹴りの勢いを殺さずにドリフトする様に回転してからの追撃の飛び蹴りを放つ魔理沙にバードはもう1回飛翔する。

 

バード「やっぱりアクセルのスピードはヤバいね…」

 

魔理沙「空中に逃げても無駄だぜ!魔符『ミルキーウェイ』!」

 

舌を巻くバードに魔理沙はスペルカードを宣言して弾幕を展開する。

 

バード「うわっと。これがスペルカードね。こりゃ避けるのが大変だね。なら!」

 

それを見たバードは翼を大きく羽ばたかせると羽が弾幕に向かって飛んで行く。

 

霊夢「羽手裏剣ね。魔理沙の弾幕に当てて道を作るつまりかしら」

 

ジョーカー「その後はどう動くかだな」

 

観戦してる面々が見る中で弾幕と羽手裏剣はぶつかり合って相殺しあう。

 

魔理沙「ちっ、スペカじゃダメか。ブレードも使えたら…」

 

アクセル『それならNo problem。ミーとMyhoneyはいつも一緒。ミーが居ればyouの持っているMyhoneyを使うことが可能だ』

 

エンジンブレードの事を呟く魔理沙にアクセルが心配ないとそう言う。

 

魔理沙「お、そうなのか!」

 

バード「こりゃ強いね。こりゃ私も本気出さないと…」

 

笑って言うバードを見ながら魔理沙はエンジンブレードにエンジンメモリを装填し、トリガーを引く。

 

《ジェット》

 

魔理沙「なら次はダブルでどうだ!加速魔符『ジェットミルキーウェイ』!」

 

その言葉と共にスペカを発動させ、同時にエンジンブレードを振ると出た赤いエネルギー弾の弾幕とミルキーウェイの弾幕がバードに迫る。

 

バード「ゲッ!?(さっきのより濃い弾幕。これは相殺できない…なら!)」

 

羽手裏剣を使い、バードは濃くない所を消してそこを抜けて行く。

 

バード「ふぅ、なんとか抜けれた…あれ?魔理沙は?」

 

魔理沙「私は此処だZE!」

 

《アクセル》!

 

《マキシマムドライブ》!

 

周りを見渡して魔理沙の姿がないのに気づいて探すバードの上から声がした後に音声が鳴り響き……

 

魔理沙「パワーアクセルキック!」

 

気づいた時にはそのどてっぱらに魔理沙の必殺キックが炸裂し、バードは地面に叩きつけられると共に土埃が起こる。

 

ジョーカー「いきなりこっちに来て木に駆け上がって行ったのはそのためだったか…」

 

霊夢「弾幕はその目くらましと木の近くに誘導するためだったのね。魔理沙にしては珍しい頭脳プレーね」

 

土埃を見ながらなぜ魔理沙がバードの上から強襲できたのかを解説するジョーカーと霊夢の後に土埃が収まると目を回すバードとガイアメモリから戻ってハイタッチするアクセルと魔理沙の姿があった。

 

早苗「これでバードさんから情報を聞くことができますね」

 

そうねと早苗のに霊夢は頷く。

 

 

バード「いたたた…今の蹴りは効いたわ…」

 

ジョーカー「大丈夫か?バード」

 

目覚めてお腹を摩るバードにジョーカーは問う。

 

バード「まあ、なんとか。負けたのは悔しいけどメモリ使った人間の強さを体験することができたし良いネタになったわ」

 

霊夢「で約束通りメモリビトじゃない人物の目撃情報ってのを教えてくれない?」

 

藁って言うバードに霊夢は問う。

 

バード「ええ。良いわよ。私が知っているのは記憶の山のだけなんだけどね」

 

ファング「記憶の山?」

 

早苗「幻想郷で言うところの妖怪の山みたいなところでしょうか?」

 

出て来た地名に首を傾げるファングの後に早苗は自分達の所で当て嵌めて呟く。

 

バード「そこの探偵事務所付近と川付近で見かけたらしいから行ってみたらどう?」

 

霊夢「記憶の山ね…。もしかしたら妖夢を封印した奴らも私達みたいな来訪者を封印しに現れるかもしれないし、行ってみましょうか」

 

ジョーカー「じゃあ次の目的地は記憶の山だな」

 

決まりだなとジョーカーは次なる目的地を記憶の山にし、霊夢も頷く。

 

霊夢「ええ。魔理沙、次は……ってあれ?そう言えば魔理沙は?」

 

記憶の山に行くと魔理沙に言おうとして、その魔理沙がいない事に霊夢は戸惑う。

 

しかもアクセルの姿もない。

 

サイクロン「た、大変だよジョーカーくん!霊夢さん!」

 

ジョーカー「どうしたんだサイクロン」

 

そんな中で慌てた様子のサイクロンにジョーカーは問う。

 

サイクロン「あ、アクセルさんが魔理沙さんを逮捕して記憶の里に行っちゃった!」

 

ジョーカー・霊夢「はぁあ!?」

 

告げられた事に誰もが驚く。

 

サイクロンから伝えられた事実に驚愕する一行

 

アクセルが魔理沙を逮捕した理由とは…?




って事でバードとの戦いに勝った魔理沙、まさかのアクセルに逮捕されちゃいました。
その理由は次回をお楽しみに!

今回紹介するのはバードとアクセル!

バード:鳥の記憶を持つバードメモリのメモリビト。新聞記者であり、幻想郷でいう文のような立ち位置のメモリビトです。

アクセル:加速の記憶を持つアクセルメモリのメモリビト。記憶郷でも屈指のスピードを持つメモリビトで話す時に英語の単語を混ぜて話します(作者泣かせのメモリビトです;)。
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