東方記憶郷 ~Memory's Fantasista~   作:Dr.クロ

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記憶の山に今、悪なる幻想の旋律が鳴り響く…


第9話「記憶の山でのバトル/響き渡る悪のF」

麟「ふぅ……こんな感じでどうかしら」

 

狂冶「おー、ピカピカになりましたネ!流石デス麟さん!」

 

ウェポンがアイテムの調整している間、麟たちは狂冶と一緒に飾ってある武器のお手入れをしていた。

 

アリス「にしても沢山飾ってあるわね。こんなに沢山の武器を作ってるなんて流石『武器』の記憶を持つメモリビトね」

 

麟「アリスたちの変身アイテムも使えるようにしてくれてるしね」

 

綺麗に並べられてる武器を見て感嘆の声をあげるアリスに麟も見ながら同意する。

 

狂冶「そう言えば最近じゃ一つ大きな仕事を終わらせたって話してたデス。それを任せられるほど凄い腕なんデスねウェポンは」

 

縁理「大きな仕事?何それ?」

 

思い出して言う狂冶のに緑理は気になって聞く。

 

狂冶「ん~詳しい事は聞いてないデス。作業終わったら聞いてみますか?」

 

そっかぁと呟いてまだかなと緑理は調整はまだかなと思っていると……

 

ウェポン「おーい、変身アイテムの調整終わったぞー」

 

ルーミア「え、もう!?」

 

アリス「1、2時間で終わらせるなんて……流石ね」

 

そう言ってルーミア達の変身アイテムを持って来るウェポンにルーミアは驚き、アリスは感心する。

 

ウェポン「褒めてくれてどうも。そっちの技術もなかなかのもんだろ?」

 

麟「ふふっ、ありがと。それで調整の方はどんな感じになったのかしら?」

 

どんな感じかと聞く麟にウェポンは説明を始める。

 

ウェポン「完全にとまでは行かないが多少は使えるようにしたぜ。割合で言えば50%から65%の出力を出せる感じだな。やっぱ記憶郷に居る間は別系統のものは多少制限がかかるみたいだ」

 

アリス「厄介な制限ね」

 

ルーミア「まあそれぐらいの出力なら行けるし大丈夫よ」

 

顔を顰めるアリスの隣でルーミアが少し楽観的に言う。

 

麟「けれどまぁ、万が一を考えて100%にはしておきたいわね……」

 

ウェポン「それでアタシから提案なんだが……その足りない分の出力、メモリビトと協力して補うってのはどうだ?」

 

ううむと考える麟にウェポンは提案する。

 

ルーミア「メモリビトと協力?」

 

アリス「……あ、もしかして妖夢が青ナスカをメモリにして使ったみたいに私達も相性がいいメモリビトと力を合わせて残りの35%を引き出せば良いって訳ね」

 

そういうこったと察したアリスのをウェポンは肯定する。

 

麟「なるほどね。でも相性の良いメモリビトって誰かすぐにはわからないんじゃないかしら?」

 

ウェポン「それなら問題ない。実は対象者がどの武器が相性良いか判別する装置作ってあってな。それをちょっと改良すればあんたらの変身アイテムに適したメモリビトを見つけられるようになるよ」

 

そう指摘した麟は返された事に凄いわねと舌を巻く。

 

ファンタジア達が頼りまくるのも納得の腕前だと思いながら麟はお願いする。

 

麟「じゃあそれをお願いしてもいいかしら?」

 

ウェポン「いいぞ。ちょっと時間かかるから少し待っててくれ」

 

狂冶「あ、自分も手伝うデス!」

 

そう言って作業に入るウェポンと手伝いに入る狂冶を見送って麟はファンタジア達と今後の事で話し合う。

 

麟「最初にやるべきなのは戦力を整えることと情報収集ね。二人と相性がいいメモリビト以外にも私たちに協力してくれるメモリビトも集めた方が良いと思うわ」

 

ファンタジア「それでしたら麟。地底などはいかがですか?あそこならば協力してくれる者がおりますでしょうし」

 

地底か……と麟はふむと顎を撫でる。

 

デスピア「地底には地上には居ないちょー危険なメモリビトも居たりするから戦力集めにはもってこいなワケ!行くっきゃないでしょ」

 

ヴォルテックス「……危険な場所だがどうする?麟」

 

麟はふむと暫し順孝し……

 

麟「行きましょう。虎穴に入らずんば虎子を得ずって言うし、それに使いこなせば戻った時にパワーアップ案に出来るしね」

 

成程とアリスとルーミア、緑理は感嘆する。

 

ファンタジア「流石ですわ麟。どんな危険な場所でも私たちは貴女に付いて行きますわ」

 

麟「ふふ、ありがと。それじゃあ二人に合うメモリビトが分かったら探しに行きましょ……」

 

ズドォオン!

 

突如起こりし、爆音と揺れに誰もが慌てて寄りかかる。

 

ウェポン「な、なんや!?」

 

デスピア「ちょっと、どうしたのよ!?」

 

何が起こったのか麟達は慌てて外に出る。

 

???「デュフフフフ!見つけましたぞ!!」

 

響いた声にした方へと顔を向けると髭を生やし、迷彩服を着た男性がいた。

 

アリス「あなたね。さっきの爆発の犯人は」

 

緑理「一体何者なの!」

 

デスピア「ゲッ、アイツは……」

 

何者かについて問い詰めようとしたアリスと緑理はデスピアの声にファンタジアたちの方を見ると3人とも凄く嫌な顔をしていた。

 

麟「三人とも、あのメモリビト誰か知ってるの?」

 

ファンタジア「知ってるも何も、アイツは「狩人」の記憶を持つメモリビト、ハンターですわ。指名手配の私たちをよく狙う厄介なメモリビトでもありますの」

 

ハンター「おっ、ファンタジアちゃんたちも居るじゃねぇか!そりゃあ酷い言い方だな。こっちとしては借金しまくるあんた等を狙うのは当然の事でありますぞ!」

 

他の所でも借金してるの?とハンターの言い分に先ほどの高額借金を見たのもあって思わず疑心暗鬼になる麟達にファンタジア達は首を激しく横に振って否定する。

 

ウェポン「こらハンター!オマエ、何ウチの近くで爆発なんかしやがる!営業妨害か!」

 

ハンター「すまないでござるがこっちも仕事、その罪人達を渡して貰うでございますぞ!」

 

怒鳴るウェポンに謝罪しながらそう言うハンターのを麟はすぐさま問う。

 

麟「罪人?もしかしてあなたの依頼主って私たちを此処に連れて来た人物なのかしら?」

 

ハンター「それを知りたかったら拙者を倒すんでございますな!出来るかの話ですがな!」

 

そう言ってハンターは何かを投げ飛ばす。

 

それが手榴弾だと気づいて慌てて避けると地面に当たった手榴弾は破裂して白いネバネバが飛び出す。

 

アリス「私達ダークファンタジアを狙うなんて良い度胸してるわね」

 

ルーミア「それに1人で相手するなんて怖いもの知らずだよね。フルボッコする?」

 

麟「待って二人とも。ここは私とファンタジアたちにさせてもらいないかしら?そろそろ体をほぐしとこうと思ったしメモリビトと一緒に戦うのを経験したいしね」

 

出ようとする2人を麟が止めて代わりに前に出る。

 

緑理「が、頑張ってね!麟姉」

 

麟「ええ。それじゃあ行きましょうかファンタジア」

 

ファンタジア「はい」

 

そう言うとファンタジアはメモリの姿へと変わる。

 

《ファンタジア》!

 

それを麟は握ると起動させた後に自身の腰に装着している他のとは違う特殊なロストドライバー、ファンタジアドライバーのスロットへ装填し……

 

麟「変身」

 

《ファンタジア》!

 

宣言と共にスロットを倒すと幻想的な音楽が流れ、黄色い旋風が渦巻き、彼女を黄白の戦士、最強のダークドライダーと謳われるダークドライダーファンタジア(以下メモリビトのと区別するためファンタジア(麟)と表記)に姿を変える。

 

ファンタジア(麟)「ダークドライダーファンタジア。貴方に聴かせてあげるわ。記憶の郷に響く幻想の旋律を」

 

ハンターへと向けてファンタジア(麟)はそう告げる。

 

ハンター「その旋律、拙者が中断させてやるぜ!音楽でな!」

 

そう言ってその手にモンスターを狩る狩人が使う炎妃龍の二つ名を持つモンスターの素材で作られる狩猟笛を手に持って先手必勝と駆け出して来る。

 

ファンタジア(麟)「止めれるものならやってみるのね。近づければだけど」

 

シュバッ!

 

そう言うとファンタジア(麟)は専用武器であるファンタジアタクトを指揮棒の様に振るい、楽譜を模したエネルギーの斬撃をハンターにへ放つ。

 

ハンター「ぬおっ!?」

 

放たれた斬撃にハンターは狩猟笛で防ぐが衝撃に吹っ飛ぶ。

 

なんとか体勢を整えたハンターは再び駆け出しながら飛んで来た斬撃を避けて接近する。

 

ハンター「はあッ!」

 

ガキィン!

 

振るわれた狩猟笛の一撃をファンタジア(麟)はタクトを振るって出したエネルギーの障壁で防ぐ。

 

ハンター「小癪な」

 

ファンタジア(麟)「下ががら空きよ」

 

エネルギー障壁を消した直後に足払いで転ばせてからエネルギー弾の弾幕を放つ。

 

ハンター「ぬおおおおおっ!」

 

放たれた弾幕にハンターは転がりながら避けて行く。

 

ファンタジア(麟)「あら、器用ね」

 

ハンター「ハンターならこれぐらい出来なきゃな」

 

狩人ってあのモンスターなハンターのも交じってるのと武器のもあってそうアリス達が思ってる間にファンタジア(麟)は少し考え……

 

ファンタジア(麟)「なら、これはどうかしら」

 

そう言ってファンタジア(麟)はファンタジアタクトを振るう。

 

すると……

 

ハンター「……あ、あれ?音が出なくなってしまったですぞ!?」

 

強化を図ろうとしていたハンターは音が出ない事に驚いた後にファンタジア(麟)の放った弾幕を慌てて避ける。

 

アリス「ファンタジアの音を操る能力相手に音楽使う武器は悪手だったわね」

 

ルーミア「運動が良いけど、相手が悪かったね」

 

それを見てアリスとルーミアは呟いた後に使えないと判断してハンターは狩猟笛から双剣に変える。

 

ハンター「どうやら切り刻む感じに変えないといけねぇみてえでござりますな」

 

ファンタジア(麟)「次は双剣……やっぱりモンハンの武器を召喚できるのね貴方」

 

構えるハンターのにファンタジア(麟)は今までのを見てそう言う。

 

ハンター「ハンターのメモリビトでござるからな!ハンターの武器なら何でも出せるのさ!」

 

ファンタジア(麟)「なるほどね……」

 

だからハンターに関連するのならなんでも出来ると言い……

 

ハンター「こういうのとかな!」

 

地面に投げつけると煙が噴き出して辺りを包み込む。

 

それがけむり玉だと気づいた後に飛んで来たのを避ける。

 

それが矢だと気づいて遠距離に持ち替えたかと考えながらファンタジア(麟)は避ける。

 

ウェポン「近距離が不利だから戦法を変えてきたか……」

 

アリス「けどまぁ、麟にとって見えなくても苦じゃないわ」

 

ふうむと顎を摩るウェポンの隣でアリスはそう呟く。

 

ファンタジア(麟)「ふふ」

 

そんなアリスのを肯定する様にファンタジア(麟)は見えない所から来る矢を音楽を奏でるように避けて行く。

 

ウェポン「スゲェな。軽やかに避けてるぞ」

 

ファンタジア(麟)「霊夢たちの弾幕と比べたら、ただ飛んで来るだけの矢を避けるなんてお茶の子さいさいよ」

 

そして……と言いながら弾幕を放つ。

 

ハンター「ぬおっほ!?」

 

その後にハンターの声が響く。

 

ファンタジア(麟)「本当の弾幕ってのを見せてあげるわ」

 

そう言ってスペルカードを構える。

 

ファンタジア(麟)「幻花「咲き誇らない蕾」」

 

宣言と共に蕾の様な弾幕が形成されると蕾から花びらが枯れながら弾幕が散ってハンターへと飛んで行く。

 

ハンター「ぬおおおっ!?」

 

沢山飛んで来る弾幕にハンターは避け切れずに何発か命中する。

 

ハンター「や、やるでござるな。これは拙者も本気を出さねば……!」

 

ファンタジア(麟)「あら、まだ何か手があるの?」

 

ウェポン「本気って……あ、アイツ、まさか!」

 

汗を拭うハンターの言葉にウェポンが知ってるのか声をあげる。

 

ハンター「拙者の本気の姿、見せてやる!ぬおおおおおっ!」

 

その言葉と共にハンターは体中からエネルギーを発する。

 

ファンタジア(麟)「これは凄いオーラね。でも……」

 

《デスペル》!

 

そう言って何時の間にか手に持っていたデスペルメモリを起動させ……

 

ファンタジア(麟)「その本気、悪いけど封じさせて貰うわ」

 

《デスペル》!《マキシマムドライブ》!

 

マキシマムスロットにセットする。

 

それによりハンターから溢れていたエネルギーは四散する。

 

ハンター「ぬおおおおっ!?い、いつの間にデスペルを……!?」

 

何時の間にかいないメモリになっていたデスペルに驚くハンターに何時でしょうとファンタジア(麟)はとぼける。

 

ちなみにデスペルがメモリになったのはファンタジア(麟)が『まだ手があるの』と質問した時に自身の背中の後ろに回した手でデスペルに向けてメモリになる様にハンドサインを送っていたのだ。

 

ハンター「ちょっ、ちょっと待つでおじゃる!強化変身を中断させるのは卑怯ではござらんか!?」

 

ファンタジア(麟)「ごめんなさいね。私達悪役だから。さあ、フィナーレと行きましょうか」

 

そう言ってファンタジアメモリをファンタジアタクトに装填する。

 

《ファンタジア》!《マキシマムドライブ》!!

 

ファンタジア(麟)「ファンタジアオーケストラ!!」

 

ファンタジアタクトを振ると楽譜を模したエネルギーが竜巻のようになり、ハンターを飲み込む。

 

ハンター「ふおおおおおおっ!?」

 

飲み込まれたハンターはそのまま大ダメージを受けると共に、吹っ飛んで空の彼方へと消えた。

 

キラーン☆

 

ファンタジア(麟)「あら、やりすぎちゃったわね」

 

聞こうと思っていたのに吹っ飛ばしてしまったのにあらぁとなる。

 

ウェポン「スゲェな……。ハンターに勝っちまうって」

 

アリス「これが私達ダークファンタジアのリーダー、麟の実力よ」

 

驚嘆の声をあげるウェポンにアリスは誇らしげに言う。

 

ウェポン「(……もしかしたら、こいつらなら壊してくれるかもしれないな。()()()()を……)」

 

変身を解除して戻って来る麟とファンタジアを見ながらウェポンはそう思う。

 

麟「ごめんなさいね。ぶっ飛ばさせちゃったわ」

 

狂冶「流石、麟さんデスね!強いデス!」

 

縁理「麟姉だもん!当然じゃん」

 

褒めるメンバーに何か考えていたウェポンが真剣な顔で近寄る。

 

それに麟も真剣な顔で向き合う。

 

ウェポン「麟。その強さを見込んで、お前らに話しておきたいことがある」

 

麟「話しておきたいこと?」

 

ああと頷いてからウェポンは言う。

 

ウェポン「………アタシが作った()()()()()()()()()()のことだ」




いかがだったでしょうか?今回紹介するメモリビトはハンターです

ハンター:怪人録で出てきた「狩人」の記憶を持つハンターメモリのメモリビト
モンハンのハンターの武器を出したりすることができるメモリビトです。
イメージはFGOの黒ひげみたいな感じです
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