俺は気づいたら誰もいない六畳一間の部屋にいた。俺は能力をかけられ、微動だに出来なかった。
すると能力兵が入ってきた。
能力兵「君は白骨化について調べてるんだね。」
俺「あなたは心理を見る能力兵ですか?」
能力兵「まあ、そんなとこだな。アイに頼まれて君は上級士官生と戦ったらしいね。」
俺「はい、まさかこんなことになるとは思ってませんでした。」
能力兵「君はすぐ負けて能力で遊びたかったらしいな。」
俺「いい能力ですからね、一度使ってみたかったんですよ。」
能力兵「君はどうやら能力は消されないが、記憶は消される。いいな?」
俺「探偵に戻れるなら是非、消してください。」
俺はその後眠るように意識が無くなり、次起きた時はアヤノの膝枕で目が覚めた。俺は自分の自宅にいた。
アヤノ「よかった、カズナリ!!!」アヤノは泣きながら俺を抱擁してくれた。
俺はアイと上級士官学校についてなにも覚えていなかった。
俺「記憶が断片的にないんだけど、なんか知ってる?」
アヤノ「詳しくは知らないけど、あなたが危険な目に合ったことはシャーロックさんから聞いたわ。で、私が介抱してたの。一週間カズナリいなかったから・・・」
俺「そうか、記憶をけされるようなことをしたなら、心配かけてすまなかったな。」
どうやら日本陸軍幹部とのつながりをもつシャーロックなら真相を知ってるそうだが俺はあえて忘れた。
俺はその日の夜、久々の夜間学校に行った。
スミス「俺一週間前の昼の記憶だけないんだよな。カズナリお前一緒に格闘観戦しただろ?」
俺「いいな、俺は二週間ぐらい断片的に記憶ないし、今朝から前の一週間は記憶ないぞ。」
スミス「じゃあお前なんかやったんだな、シンヤも俺と同じく記憶がないからな。」
アヤノはこっそりカズナリのズボンの後ろポケットからFSをだし、FSIDに異性には自分のIDしかないことを知りホッとした。そしてそっと戻した。
俺「アヤノ今俺に対して能力使った?」
アヤノ「ううん、気のせいだよ。」
スミス「まあ、気にすんな。俺も戦時中よく陸軍に消されたから。どうってことねーよ。」
俺「そうだな。白骨化だけに専念するよ。」スミス「そうか・・・まあまた合コン連れてってやるから。」
俺「ありがとう、スミス。でも中年同士の合コンだろ?」スミス「まあそうだな・・・」
この日最後の授業の時、先生にも聞いた。
俺「先生も記憶消された?」シンヤ「まあ気にするな。戦時中はしょっちゅうあったよ。」
俺「それ、スミスも言ってた。」
次の日シャーロック事務所でシャーロックさんに謝った。
俺「一週間も失踪しててすいませんでした!!!」俺は深々と頭を下げた。見守るアヤノ。
シャーロック「気にするな、私は全部知ってる。君は日本陸軍の氷山の一角を見ただけだ。」
俺「・・・それほどでないと多分俺は記憶を消されてなかったと思います。」
シャーロック「まあ、こうなることも予期すべきだったな。もういい。またチラシ配り頼むよ。」
俺はまたいつものように駅前でチラシを配っていた。
トーマス「おい、カズナリ!」
俺「だれですか?」俺は全く知らない人に名前を呼ばれたのにびっくりした。
トーマス「そうか、記憶ないんだな。トーマスだ。前は舐めた態度ですまなかったよ。」そう言って俺に触れた。
俺はトーマスの能力を知った、変身能力だと。初対面だが使った覚えが俺のコピー能力が覚えていた。
俺「あなたは、軍関係者ですか?」
トーマス「そうか・・・なにも覚えてないのか。まあいいや♪お前は人としても能力者としても素晴らしいってことが今日初めて分かったよ、アイがお前を俺たちと引き合わせたのが分かったよ。ありがとうな!!!」
一方的に訳の分からないことを言われて去った。
俺「まあ、いいか。追及はやめておこう。せっかくだから能力使おう。」
俺は見た目が上の中ぐらいの十八歳くらいの女性になると、男が寄ってきてチラシ全部配れた。
俺「チラシくばってきました。」シャーロック「おお、早いな。20分も経ってないぞ。」
俺は運悪くアヤノと事務所の物を買うためにぱしらされた。
アヤノ「なんであんな早くチラシ配って帰れたの?」
俺「通りすがりの同い年くらいの姿のやつに能力借りたんだ。」
アヤノ「人に命令する能力?」俺「んんんーーまあ逆だけどね。」
するとまた知らない人に声を掛けられた。
アイ「カズナリ、ごめんね、巻き込んで。」
俺「誰ですか?」
アヤノ「あ!あなた!!!」
アイ「え?どこかで会ったことある?」
俺「二人知り合い?だから知らない女の子が俺の名前知ってるのか。」
アイ「そうか、私の事覚えてないんだ。そっちの女の子は誰?そっちは私を知っているようだけど。」
アヤノ「ごめん、勘違いだった!!!」あせるアヤノ。
俺「ところであなた誰ですか?」
アイ「じゃあ今度は私がFSID送るね。それ見てくれたら分かるから。」
アヤノは喫茶店で見た女の子はカズナリに気があるらしいと感じた。
俺「え、いや、俺連絡多分しないですよ。」アイ「いいから、登録して損はないわよ。」
知らない女の子は強引に俺のFSに登録した。そしていなくなった。
俺「今日なんか知らない人に声かけられて一方的に謝られて、勝手に去っていって。俺相当ひどいことされたのか。」
アヤノ「まさか、連絡取らないよね?」
俺「なんで、お前がそんなこと気にすんの?てかお前あの人知ってるのか?」
アヤノ「いや、早くおつかいすまして帰ろう。」
俺はもやもやしたが俺の中の好奇心と戦い我慢した。
その夜俺は強引な女の子のIDを見たがどうやら同い年でアイって名前らしい。しかも俺が小中学生の時誘われてた能力上級士官学校の二年生らしい。能力は人の能力が分かる中級能力が使えるらしい。
俺「そういや、トーマスってやつもアイがなんとか言ってたな。」
そうやって自宅で独り言をつぶやいているとアイからFSに通信電話がかかってきた。
俺「なんで知ってんだ!!!いや・・・知っててもおかしくないな。」と冷静になり通信した。
俺「こちらカズナリ、そちらはアイさんですか?」
アイ「アイでいいわよ。カズナリ。」
俺は彼女が何者かを知った。アイは陸軍幹部の母親のコネで学校に入り、凄くモテると自分で言っていた。父親は戦時中亡くなったらしい。戦死ではなく病気で。俺は餓死か老衰か他殺か自殺の四種類しか死の種類がないと思っていたが、父親は多重能力者であったため能力をつかいすぎて能力者特有の病気で亡くなったらしい。それはどんな名医であっても決して治らなかったらしい。だからアイは小さいころ母によって一つの補助能力だけしか使えなくなった。俺はいきなりディープな話されて戸惑ったが、俺は自分のことを話さなかった。ただ彼女は俺が二時間しかコピーできない中級能力者ということは知っていた。