ミュータント探偵   作:永遠の二番煎じ

21 / 28
格闘大会2

アヤノは格闘場の食堂でカズナリのチャネルを見ていた。

カズナリのチャンネルの視聴者は30人くらいいた。

アヤノ「これみんな観てるの女子高生ばっかじゃん!!!」

アイ「そうよ。」アヤノはいきなりのアイの出現に驚いた。

アヤノ「アイさん、あなたもカズナリの観戦に?」

アイ「そうよ、文化祭の時にカズナリのFSIDが少しもれたから女子高生が多いのよ。」

アヤノ「それは知ってます。」アイ「なんで知ってるの?」

アヤノがカズナリとアイが文化祭を一緒にまわっているのを監視していたのはアイは知らなかった。

アヤノ「それより、いっしょにカズナリが負けるとこ見ない?」アイ「いいわよ。」

アヤノは話をすり替えた。

アヤノ「あれ、タッグって言ってたのに一人で森にいるわ。」

アイ「タッグ組んでるんだ。それもそうかコピー能力者だから元がないときついよね。」

アヤノとアイが森にいるカズナリを見ながらおしゃべりしていた。俺はそうとは知れずに森をさまよっていた。

俺「やべえよ、能力者ならまだしも非能力者に遭遇したら多分KOだな。」

この大会は非能力者でも参加できたしかも能力者はなにも持ち込めないが、非能力者はなんでも持ち込んでもよかった。銃やナイフに食料に罠、爆薬などいろいろ持ち込めた。だから俺は遭遇すれば逃げるという方法しかなかったのである。もちろん俺は能力者だが触れなければ非能力者と変わらない。すると予感が的中した。

俺に向かってどこかから銃撃してきたのである。ドドドドドドと自動小銃の音が聞こえた。

俺「やばい!!!主人公なのにいきなりKOはなしだぜ!!!」俺は銃声から反対に全力疾走した。

俺「くそっ!早くスミスと合流しなくちゃ勝てないぜ。スミス!スミス!スミス!」

俺は全力疾走で必死に逃げてスミスを連呼した。銃声が聞こえなくなってからも連呼し続けた。すると俺を呼ぶ声がしたがスミスの声ではなかった。しかし、俺を知っているならタッグを組んでくれると思っていた。

パク「カズナリ!カズナリ!どうしたそれじゃあスナイパーの的だぞ。」

俺「あんた誰だか知らないが助けてくれてありがとう。」そう言ってから二人で茂みに隠れた。

パク「そうかお前記憶ないから俺の事知らないんだな。俺はパクだ。」

俺は触れて能力を確認した。俺「タッグで戦ってるのか?」

パク「だがはぐれて今は逃げ回ってるんだ。俺の能力は格闘では役に立たない。」

話しているとサブマシンガンMP7を持った男が歩いてきた。

俺「どうする?隠れて見過ごすか?」

パク「なんか。作戦があるのか?」俺「ああ、相手は非能力者だ。接近戦術使えるか?」

男「くそっ、多分非能力者だな。見逃したか・・・」

俺「ここだ!降参するよ。さあ装置をよく狙って眠らせてくれ。」

アヤノ「ばか!!!なにしてんのよ。」画面越しに興奮するアヤノ。

アイ「あれじゃない、パクいたから作戦かもよ。瞬間移動能力使えるからね。」

男「そうか、無駄な抵抗は辞めたんだな。」するとパクが瞬間移動で男の後ろに立った。

男「なに!!!はめやがったな!」俺「どうやらあんたはタッグを組んでいないらしいな。」

パクは男を後ろから拘束して6m上の木の枝に男とともに瞬間移動した。

男「やめろ!せめて痛くせずに失格にしてくれ!!」

パクは計算して木から男を落とした。すると衝撃で一気に装置が壊れ、男は一瞬の痛みとともに眠った。

パクと俺は男の前に瞬間移動して持ち物をあさった。

俺「どうだ、FSあったか?」パク「あるが使えない。どうやらこいつもタッグを組んでたらしいが非能力者のFSは持ち主が失格になると機能停止するらしい・・・」

俺「じゃあ、使えるものを二人で分けてお互いの相棒を見つけよう、別々にな。」

パク「そうだな。今は仲間を見つけるのが優先だな。」

俺とパクは使える物を分けた後、瞬間移動能力で別の仲間を探した。

その頃スミスはソーヤと戦っていた。

スミス「俺に斬れないものはない!」ソーヤの竜巻二つを斬り竜巻が無くなった。

ソーヤ「なんで下級能力者なのにあんな強いんだよ!!!」ソーヤは最大の必殺技大竜巻を作った。

スミス「なるほど、だが風能力者なら無数に戦場で戦ってきたから俺はそんなものには負けない!」

スミスは右手剣を氷能力にした。スミス「使うのは戦時中以来だな。」

ソーヤ「なんで右手剣が青く光ってるんだ。だがもうお前は失格だぜ!」

スミス「俺は自然系能力はすべて使えるこの斬鉄型によってな!!!」

スミスは大竜巻を青い右手剣で風斬りした、すると大竜巻が凍った。そして粉々の氷になった。

ソーヤ「またか・・・俺の能力はしょせん空気に命を吹き込むだけなのか・・・」

スミス「すまないな、若い能力者よ。」スミスはソーヤの左腕の装置を斬り落とそうとしたその時。

ドミニクが割って入り、斬鉄型を壊れない右手で防いだ。

スミス「君は!!!」ドミニク「待ってください!!!伝説の少尉!彼は私の味方です。」

スミス「しかし、攻撃してきたのは彼だぞ?」ドミニク「ちょっと待ってください。ソーヤと話します。」

ドミニクはソーヤをスミスが聞こえないところに連れて行き話した。

ドミニク「ここはスミス少尉を味方にしよう。俺たちの目的はタケシを優勝させることだ。」

ソーヤ「そうだが、俺はもう・・・学校にどの面下げていけばいいんだ。」

ドミニク「大丈夫だ。俺だって勝てなかった。今あの人を味方にすれば俺たちは優位に立つ。」

ソーヤ「つまり2:1でも負けるってことか?」

ドミニク「そうだ、だからタケシと合流すればスミス少尉を失格させれるさ。」

スミス「話がながいぞ!!!」スミスが遠くから話しかけてきた。そしてドミニクが戻った。

スミス「どうだ、2:1で俺を失格にさせる作戦は出来たのか?」

ドミニク「いえ、あなたについていきましょう。俺とソーヤがあなたと戦っても負けるのは決まってます。あなたが俺たちを失格にするか部下にするかはあなたに任せましょう。」

ソーヤ(なにいってんだ、ドミニク。タケシと合流するんじゃないのか?)

スミス「そうか、だがそれはお前たちの作戦だな。多分まだ勝機があるんだろう・・・だが生かしてやろう。お前たちが俺を倒せる人物がいることを知っているならば是非戦いたい。もうこれは帰還兵の依存症だな。」スミスは笑いながら言った。

ソーヤ「え!いいんですか?」スミス「能力者で三人の同盟者はいない。多分負けることはないだろう。ただし君たちが裏切ればべつだが。」

ソーヤ(さすが伝説の兵士であるだけの器が大きい。それにドミニクもうまくやったな。)

俺は瞬間移動能力で森中探していたが、スミスは見つからなかった。

俺「くそっ、もう能力があと一時間か・・・」俺はコピーした能力があと一時間になると焦るクセがある。

俺はそろそろ次の能力をコピーしようと思っているのだが戦っているのは非能力者同士か遠隔能力が働いてるのしか見なかったためコピーできないのである。すると銃撃が聞こえた。俺はすぐ木の枝に瞬間移動し辺りを見回した。

すると戦車が走っていた。その前に人が逃げていた。

俺「変身能力か本当の戦車かだな。」俺は接近して能力無力化銃で撃って試そうと思った。この銃はパクと山分けした時に手に入れた。俺が持っているものは非能力者の男を倒して全部山分けしたものである。

レベッカ「戦車相手ね、いいわ。」レベッカは手榴弾を戦車に投げた。すると今度は戦車から虎に変身した。

虎はすぐ茂みに隠れた後手榴弾は爆発した。

レベッカ「変身能力者ね、いいわ。なら無力化してやるまでよ。」

俺は虎と出くわし思わず銃を撃ってしまった。するとトーマスだった。

俺「トーマスお前だったのか!」

トーマス「時間がない運悪く装置が壊れた。タケシを頼む、そして俺の能力をコピーしろ!」

俺「分かった、あの時俺はお前のおかげで可愛い女の子になれたよ。」触れながら言った。

トーマス「そうか、とりあえずタケシを頼むぞ!!!」微笑みながら寝た。

レベッカ「あれ、虎がいない。あなた能力者?」俺「そうだ。」俺はそう言って瞬間移動した。

アイ「どうやらトーマスがやられたみたいね。でもおかしいわ、トーマスは人には絶対変身出来なかったのに。」

アヤノ「知り合いがやられて残念ね。タケシって人を優勝させるためにトーマスは参加したの?」

アイ「・・・それは言えないわ。」アヤノ「そう・・・機密ってやつね。」

俺は無駄な戦いは避けるため常に他人の格闘戦を見物していた。

俺「もうそろそろパクの能力はなくなるな。今度は変身能力か、そもそも戦車に変身してたが砲撃できたのか?」

するとさっきトーマスと戦っていたレベッカが現れた。

俺「あんたさっきの逃げてた人か。」

レベッカ「私はレベッカよ、オーストラリア軍の陸軍に今も従軍してるわよ。対能力戦術部隊としてね。」

俺「俺を失格させにきたのか?」レベッカ「いえ、あなたはなぜ瞬間移動能力使えるのに私にとどめをささなかったかを聞くために来たのよ。」

俺「無駄な格闘は避けたいからだよ。」

レベッカ「能力者は能力と知恵しか持ち込めないけど、非能力者はいろいろ持ち込めるから強奪のために普通は失格させに行くけど?」

俺「いや、最初戦った奴の分あれば大丈夫さ。この軍用リュックがあればな。」

パクは最終的にサブマシンガンとそのマガジンだけを持って去った。

レベッカ「今なら失格させれるけどやらないの?」

俺「残念だけど、もう無理だね。能力は消えたから。」レベッカ「能力が消えた?」

俺「二時間だけ相手の能力をコピー出来るんだ。だからもう瞬間移動は出来ないんだ。」

レベッカ「そう、なら怖くないわ。」レベッカはそう言って拳銃を俺の左腕の装置に向けた。

アイ・アヤノ「カズナリ!!!」画面越しに二人は叫んだ。

 

 




※能力無力化銃・・・この話に出てきた銃は一時的に能力を無力化する。つまり一時的に非能力者になるということ。効果や無力化時間は個人差が生じる。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。