いやぁ、やっとこっちの2話を書き終える事が出来ましたよ。なかなかデュエルの構成を考えるのが大変だったので。特にナンバーズの扱い。原作効果でいくか、それともOCG効果でいくか、ホント悩みましたよ。
まぁ、結果だけ言うとOCG効果にしました。原作効果だとコート・オブ・アームズさんが強くなりすぎるし、他にもヤバくなる奴らがあるので。何よりホープレイとシャーク・ドレイク・バイスが使いにくくなるのは困る!! ホープレイなんかは特にタクティクス使う時が来るかもしれないからOCG効果のままにしておきました。
まぁ、一番の理由は魔理沙が序盤かなり不利になる可能性があるからなんですけどね。
さて、では第2話、魔理沙VS遊馬のデュエル。はたしてどうなるのか?!
それでは、どうぞ!!
P.S.)2015,4/18 すみません!! 上も『No.』についての扱いを変えました!! 詳しくは活動報告にあげているので、そちらをご参照ください!!
なおそれに伴って、2話の展開も少しだけ変更しました。ご了承ください!!
九十九遊馬
LP 4000
手札 5枚
場、伏せ 共に無し
霧雨魔理沙
LP 4000
手札 5枚
場、伏せ 共に無し
「先攻は俺だ!! 俺のターン、ドロー!!」
おっ、先攻はあっちになったか。まぁ、この世界じゃ先攻ドローもあるみたいだから、どっちでもいいんだけどな。
にしても、遊馬にはアストラルが付いてるもんな。てことは、アストラルもデュエルに間接的に参加している事になる。二人で一人の決闘者か。おもしれぇ。
『遊馬、ここは慎重に行くぞ。彼女にはもう、先程我々の戦略やカードの一部を見られている。まずは、手堅く行くんだ。』
「分かってる。俺は、モンスターをセット!! カードを2枚伏せて、ターンエンド!!」
九十九遊馬
LP 4000
手札 3枚
場
???(伏せモンスター)
伏せ 2枚
おっ、以外に消極的だな。まぁ、この手はさっきアンナ戦の時にもやってきた手だな(伏せは1枚多いが)。だったら、あれで突破するっきゃないな。
「行くぜ、私のターン、ドロー!!」
手札を見る。ん~、アイツが欲しいところだが、無いんじゃ仕方ないなぁ。ここはこういくか。
「私は、『星因士(サテラナイト)ベガ』を召喚だぜ!!」
星因士ベガ
☆4
光属性,戦士族/効果
ATK 1200
「星因士? 見たことねぇモンスターだな。」
「おっと、このカード群使ってるやつはいねぇんだな。だったら、また後で色々教えてやるぜ。その前にまぁ星因士ベガのモンスター効果発動だ!!コイツは1ターンに1度、このモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に、手札のベガ以外のテラナイトモンスターを1体、特殊召喚出来る!!『星因士デネブ』を特殊召喚だぜ!!」
星因士デネブ
☆4
光属性,戦士族/効果
ATK 1500
『これで、レベル4のモンスターが2体。』
「来るか、エクシーズ召喚。」
ふぅ、序盤としてはまぁ、こう動くしかないんだよな、手札的に。ホントは『星因士アルタイル』か、『カゲトカゲ』が欲しかったんだがなぁ。まぁ、これはこれで楽しめるから、別にいいけどな。さっきまでみたいなお作業ゲーワンキルはしばらく勘弁だぜ。
「これで揃ったから、早速エクシーズと言いたいところだが、その前に、特殊召喚されたデネブの効果を使うぜ!! コイツもまた1ターンに1度、召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に、効果が発動できるんだ。デネブの効果は、デッキからデネブ以外のテラナイトモンスター1体を、手札に加えることができるぜ!! 私はこの効果で、デッキから『星因士アルタイル』を手札に加えるぜ!!」
霧雨魔理沙
手札 4→5枚
「さぁ、お待ちかねのエクシーズ召喚だぜ!! 私はレベル4の『星因士ベガ』と『星因士デネブ』で、オーバーレイ!! 2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! こい、全ての爬獣従えし悪魔の王よ、『キングレムリン』!!」
キングレムリン
★4
闇属性,爬虫類族/エクシーズ/効果
ATK 2300
ORU 2つ
「攻撃力、2300か。」
『あのモンスターは確か、1ターンに1度、ORUを一つ使う事で、デッキから爬虫類族を手札に加える効果を持っている。となると、彼女のデッキには、あのカードで手札に加えられるモンスターがいるという事になる。』
「ほぉ、読みが上手いな。その通りだぜ!! 私は『キングレムリン』のORUを一つ使い、効果発動!! デッキから、『カゲトカゲ』を手札に加えるぜ!!」
キングレムリン
ORU 2→1つ
『キングレムリン』の周りを回ってる二つの光、ORU(オーバーレイ・ユニット)の一つが弾け、私のデッキの内1枚が、それに反応して飛び出したので、私はそれを自分の手札に加えた。
霧雨魔理沙
手札 5→6枚
「『カゲトカゲ』。俺以外にも使ってるやつがいたのか。」
「別に珍しいカードでもないだろう。こいつはランク4モンスターエクシーズを召喚するのに、すげぇ重宝するからな。まぁ、デッキのギミック的に、3積みは出来てないけどな。」
「さ、3積み?」
『デッキに無制限の同名カードを、枚数制限の3枚まで入れることを指しているのだろう。』
「あぁ、なるほど。」
おいおい、今まで3積みも聞いたことなかったのかよ、アイツ。大丈夫か、おい。
つーかさっきから見てて思ったんだが、遊馬もしかして、アストラルにおんぶにだっこ状態なんじゃないのか。だとしたらアイツの戦略のほとんどは、アストラルが決めていると言ってもいい。あんなんで大丈夫なのか? まぁ、他人の事情なんて私もどうでもいい性質だけどな。
「取りあえず、続けるぜ!! バトルだ!! 私は『キングレムリン』で、セットモンスターを攻撃だぜ!!」
私の指示を受けた『キングレムリン』が、そのままセットモンスターに攻撃を仕掛けた。そして、セットされたモンスターのカードがひっくり返り、出てきたのは――
ゴゴゴゴーレム
☆4
地属性,岩石族/効果
DEF 1500
「『ゴゴゴゴーレム』は表側守備表示の場合、バトルでは1度だけ破壊されない!!」
あちゃ~、よりによってそいつだったかぁ。まぁオノマトデッキじゃあ絶対入ってるカードだし、読めたっちゃあ読めたんだが。しょうがねぇなぁ。
「これ以上は何もできねぇからなぁ。私はカードを1枚セットして、ターンエンドだぜ!!」
霧雨魔理沙
LP 4000
手札 4枚
場
キングレムリン(ORU 1つ)
伏せ 1枚
「よし、俺のターンだな、ドロー!!」
九十九遊馬
手札 3→4枚
『遊馬、ここはまず、あの『キングレムリン』を倒すぞ。』
「分かってる!! 俺はまず、『ガガガマジシャン』を召喚!!」
ガガガマジシャン
☆4
闇属性,魔法使い族/効果
ATK 1500
「『ガガガマジシャン』か。てことは、早速来るか?」
「あぁ、行くぜ魔理沙!! 俺は、レベル4の『ゴゴゴゴーレム』と『ガガガマジシャン』で、オーバーレイ!! 2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! 現れろ、『ズババジェネラル』!!」
ズババジェネラル
★4
地属性,戦士族/エクシーズ/効果
ATK 2000
ORU 2つ
ほぉ、これはまたズババの仲間外れが出てきやがったなぁ。にしても、ホープださねぇってことは、何か渋る理由でもあんのか? いや、持ってるかは知らないけどさぁ。
ん~、まぁ何かわかんねぇけど、取りあえずフラグっぽいの立てといてみるか。
「これが、遊馬のモンスターエクシーズかぁ。でも、攻撃力はまだ『キングレムリン』に全然届いてないぜ!!」
「へっ、だったら見せてやるぜ!!『ズババジェネラル』の、モンスター効果発動!! 1ターンに1度、ORUを一つ使う事で、手札の戦士族モンスターを装備し、その装備したモンスターの攻撃力分、『ズババジェネラル』の攻撃力をアップする!! 俺は手札の『スババナイト』を、『ズババジェネラル』に装備だ!!」
ズババジェネラル
ATK 2000+1600=3600
「攻撃力、3600だと?!」
おいおい、冗談だろ?! まだ3ターン目だぜ?! 飛ばすなぁ。まぁワンキルしてた私が言えた義理じゃねぇが。
「へへっ、見たか!! これが『ズババジェネラル』の、本当の力だ!! 行け、『ズババジェネラル』!! 『キングレムリン』に攻撃!! 『将軍連剣(ジェネラル・クロス・ソード)』!!」
『ズババジェネラル』と、装備されている(というよりお供として連れらている感じ)『ズババナイト』が、同時に『キングレムリン』に剣で切りかかり、『キングレムリン』はあっけなくそのまま破壊された。
ズババジェネラル
ATK 3600
キングレムリン
ATK 2300
霧雨魔理沙
LP 4000-(3600-2300)=2700
「くっ、うおわあぁぁ!! や、やるじゃねえか。」
爆風で吹き飛ばされそうになるも、とっさに箒を呼び出して杖代わりにし、何とかこらえた。一方遊馬の方はというと、ダメージが通ったのが嬉しかったのか、ガッツポーズまでしていた。
「ヘッヘー、どうだ!!」
「あぁ、今のはちょっと効いたぜ。」
スカートとエプロンに着いた埃を軽く払いながら、そう返した。まぁ、久々のAR空間だからか、吹っ飛ばされる衝撃とかにはどうも慣れない。
「でも、まだまだこんなもんじゃないんだろ、遊馬の本気はさ。」
「おう!! 俺はこれで、ターンエンドだ!!」
九十九遊馬
LP 4000
手札 2枚
場
ズババジェネラル(ORU 1つ,『ズババナイト』装備)
ズババナイト(装備先:『ズババジェネラル』)
伏せ 2枚
「よし、いくぜ!! 私のターン、ドロー!!」
霧雨魔理沙
手札 4→5枚
ん~、まぁ結果的に、『キングレムリン』を倒してくれたから、色々と選択肢が増えたな。もう1枚サーチ出来なかったのは少々痛手だったが、まぁ何とかなるだろう。
「私は、『星因士アルタイル』を召喚!!」
星因士アルタイル
☆4
光属性,戦士族/効果
ATK 1700
『またテラナイトモンスターか。』
「今度はいったい、どんな能力を持ってるんだ。」
お~、やっぱり警戒してくるよなぁ。何かあるか?
「召喚時になんかあるか?」
「いや、発動できるカードは無い。」
「そうか。だったら行かせてもらうぜ!! 私は、『星因士アルタイル』の効果発動!! さらにそれにチェーンして、手札の『カゲトカゲ』の効果も発動だ!! 自分がレベル4モンスターの召喚に成功した時、こいつを手札から、特殊召喚する!!」
カゲトカゲ
☆4
闇属性,爬虫類族/効果
ATK 1100
「これでまたレベル4モンスターが2体か。」
「お~っと、お楽しみはこれからだぜ!! チェーン2でカゲトカゲを特殊召喚したから、次にチェーン1で発動していた『星因士アルタイル』の効果処理に移るぜ!! こいつは1ターンに1度、召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合、このターンテラナイトモンスター以外での攻撃が出来なくなる代わりに、自分の墓地からアルタイル以外のテラナイトモンスター1体を、守備表示で特殊召喚出来る!! 私が特殊召喚するのは、『星因士デネブ』!!」
星因士デネブ
☆4
光属性,戦士族/効果
DEF 1000
「またデネブかよ?!」
「そう、まただぜ! まぁまだ2回しか使ってないけどな。んじゃ、特殊召喚に成功したから、デネブの効果を使わせてもらうぜ!! 2枚目のアルタイルを手札に!!」
霧雨魔理沙
手札 2→3枚
『なるほど。これでまた我々のターン、フィールドをがら空きにされても、ライフが残っていればまた展開できるという事か。』
アストラルが、私の動きを見て、的確な分析をしてきた。遊馬と違って、随分頭が回るなぁ。この2ターンだけでそこまで読むとはなぁ。さっきまでの奴らとは大違いだぜ。
「そういう事だ。そして、今私の場にはレベル4のモンスターが3体いる。この意味はわかるよな?」
「レベル4モンスター3体での、エクシーズ召喚か。」
『おそらくそうだろう。来るぞ、遊馬。』
「さぁ、行くぜ!! コイツが私の、エースの一角!!私は、レベル4のアルタイル、デネブ、そして『カゲトカゲ』で、オーバーレイ!! 3体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! 夏の夜空に生まれしデルタよ、今ここに終わりを結びて、新たな始まりを導け!! 『星輝士(ステラナイト)デルタテロス』!!」
星輝士デルタテロス
★4
光属性,戦士族/エクシーズ/効果
ATK 2500
ORU 3つ
『『星輝士デルタテロス』。これが彼女のエースモンスターか。』
「魔法使いって言ってたから、てっきりエースは魔法使い族かと思ったぜ。」
召喚されたデルタテロスを見て、遊馬達が各々感想を述べた。
「確かに私は魔法使いだが、打つ弾幕とかは星を基にして作ってるからな。だから、星の戦士であるテラナイト達は、私にとって大事な仲間なんだ。」
『自分の魔法の基になったモンスター達、か。』
「そう考えたら、何か魔理沙らしい気もするな。」
「だろ?」
まぁ私のもう一体のエースは、私のデュエルスタイルをモロに表してるけどな。コイツもコイツで、使えるところはある。今なんかは正にそうだな。
「先に言っといてやる。デルタテロスがORUを持った状態で場に存在する限り、私の召喚・特殊召喚が成功した時には、相手は魔法・罠・効果モンスターの効果を発動できない!!」
「何だと?!」
『これで、召喚を妨害することは封じられたか。もっとも、遊馬のデッキにそんなカードはほぼ入っていないに等しいが。』
「驚くのは、まだ、早いぜ!! 私はここで、デルタテロスのもう一つの効果を発動!! 1ターンに1度、ORUを一つ使う事で、フィールド上のカード1枚を、破壊することができる!! 遊馬の『ズババジェネラル』を破壊しろ、『デルタストライク』!!」
星輝士デルタテロス
ORU 3→2つ
デルタテロスのORUが一つ弾け、それを合図にデルタテロスが、遊馬の場の『ズババジェネラル』に向かって、三角形の裏に3つの金の輪が裏側に着いた盾をブーメランの要領で投げつけた。『ズババジェネラル』は、そのまま盾の直撃を受けて爆散した。
「くっ、『ズババジェネラル』。」
「行くぜ、バトルだ!! 『星輝士デルタテロス』で、遊馬にダイレクトアタック!! 『トライアングル・スラッシャー』!!」
「まだだ!! 俺は罠カード、『ハーフ・アンブレイク』を発動!! このカードは、フィールド上のモンスター1体を選択し、選択したモンスターは戦闘で破壊されず。俺が受けるダメージは半分にする!! 俺は、デルタテロスを選択する!!」
デルタテロスは私の指示を受け、背中の金色の羽をはためかせて飛翔し、真上から遊馬に斬りつけた。すると、遊馬の周りに泡のようなものが出現し、遊馬達を剣の直撃から守った。
星輝士デルタテロス
ATK 2500
九十九遊馬
LP 4000-2500÷2=2750
防御用のカードを伏せてたか。にしても、『ハーフ・アンブレイク』なんて、珍しいカード使うなぁ、アイツ。あれ確か、『和睦の使者』の下位互換みたいなやつじゃなかったっけ。
だけど、今のヤツのせいでちょっと予定が狂ったなぁ。遊馬のターンにでも、早めに伏せカードを使う事も視野に入れとくか。
「私はこれで、ターンエンドだぜ!!」
霧雨魔理沙
LP 2700
手札 2枚
場
星輝士デルタテロス(ORU 2つ)
伏せ 1枚
「よし、俺のターンだな!!」
『遊馬、ここであのカードを引かなければ、おそらく我々に勝機は無い!!』
「分かってるって!! かっとびングだ、俺ぇ!! ドローーーーーー!!!」
九十九遊馬
手札 2→3枚
遊馬が何か、聞き慣れない事を言いながら、カードをドローした。つーか『かっとびング』って、どんな造語だよ!! 誰だ、こんな変な造語アイツに教えた奴!!
そんな風に思っていると、遊馬が引いたカードを見て一気に顔を輝かせた。
「来たーーーーーーー!!! 俺は、『ゴゴゴジャイアント』を召喚!!」
ゴゴゴジャイアント
☆4
地属性,岩石族/効果
ATK 2000
「行くぜ!! 『ゴゴゴジャ――」
『『ゴゴゴジャイアント』のモンスター効果発動! このモンスターの召喚に成功した時、墓地のゴゴゴモンスター1体を特殊召喚出来る。』
「――ガクッ!! おい、アストラル!! 最後まで言わせろよ!!」
…あ~、何やってんだアイツら? 天然漫才でもやってるつもりか?
「お~い、何やってんだよ。こっちは何もねえからさっさと処理進めろよ。」
「あっ、わりぃ。それじゃ改めて、俺は『ゴゴゴジャイアント』の効果で、墓地の『ゴゴゴゴーレム』を復活させる!!」
ゴゴゴゴーレム
☆4
地属性,岩石族/効果
DEF 1500
「そして、効果を使った時、『ゴゴゴジャイアント』は守備表示になる!!」
ゴゴゴジャイアント
ATK 2000→DEF 0
「だが、これでレベル4が2体か。」
二回目のエクシーズ、来るか?
『そういう事だ。遊馬、彼女からは、ナンバーズの気配は感じない。だが勝つためにも、ここはあれを使うぞ!』
「おう!! 俺は、レベル4の『ゴゴゴゴーレム』と『ゴゴゴジャイアント』で、オーバーレイ!! 2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! 行くぜ魔理沙!!これが、俺達の切り札だ!! 現れよ、『No.39 希望皇ホープ』!!」
No.39 希望皇ホープ
★4
光属性,戦士族/エクシーズ/効果
ATK 2500
ORU 2つ
「『No.39 希望皇ホープ』。コイツが、お前の切り札か!」
表ではこう驚いてはいたが、内心ではくそ冷や汗をかいていた。
(うわ~、マジでホープ持ってやがったか。こりゃ早めに決着つけねぇとまずいぞぉ。)
こんな声が出て来るくらいである。結構めんどくさいんだよな、アイツ。霊夢とやり合ってた時に、アレとスターダストに何回阻まれたか。何にしても、良い記憶のあるモンスターではない。
「行くぜ、バトルだ!! 俺は希望皇ホープで、『星輝士デルタテロス』を攻撃!!」
「攻撃力が互角のモンスターで、だと?」
何が狙いだ? 霊夢はこういう場合、他のモンスターでどかしてから来たからなぁ。何してくるかわかんねぇ。ヘタにあれを使うのは危険か。
そう思いながらどう来るかを窺っていると、突然遊馬が驚く事をし出した。
「この瞬間、ホープの効果発動!! ORUを一つ使う事で、モンスターの攻撃を無効にする!!」
「何だと?!」
自分のモンスターの攻撃を止めた?! ステータスを見て気付いたのか? いや、にしては狙ってやったようにも見えたが。
「この瞬間、手札から速攻魔法、『ダブル・アップ・チャンス』を発動!!」
「ダ、『ダブル・アップ・チャンス』だと?!」
ヤバい!! アレって確か、攻撃が無効にされたモンスターの攻撃力を倍にして、もう一回攻撃できるようになる奴だろ?! 今そんなん食らったら、次耐えられるかわかんねぇ。使うならここだ!!
「チェーンで永続罠発動!! 『神星なる波動』!! このカードの効果で、自分のメインフェイズか、相手のバトルフェイズに、手札からテラナイトモンスター1体を、特殊召喚出来る!! 『星因士リゲル』を特殊召喚!!」
星因士リゲル
☆4
光属性,戦士族/効果
DEF 700
『このタイミングで壁モンスターを特殊召喚だと?』
「関係ねぇ!! 『ダブル・アップ・チャンス』の効果で、俺はホープの攻撃力を2倍にして、もう一度攻撃を可能にする!!」
No.39 希望皇ホープ
ATK 2500×2=5000
「ならこっちも、『星因士リゲル』の効果を発動だ!! このモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合、場のテラナイトモンスター1体を選択して、その攻撃力を500ポイントアップする!! 私が選択するのは勿論、『星輝士デルタテロス』!!」
星輝士デルタテロス
ATK 2500+500=3000
「攻撃力を上げてきた?」
『なるほど。少しでもダメージを軽減するため、あのモンスターを召喚して攻撃力を上げたという事か。』
「そうか。攻撃力が上がったってことは、その分ホープの攻撃力とは差が縮まったから。」
「そういうこった。まぁそれ以外にも、後続を残すって意味合いもあったんだがな。」
「だとしても、俺が攻撃するのは、デルタテロスだ!! 行け、希望皇ホープ!! 『ホープ剣・ダブル・スラッシュ』!!」
ホープが両腰から剣を1本ずつ引き抜き、そのままデルタテロスに切りかかった。デルタテロスはその攻撃を受け止めようとしたものの、そのまま両断されてしまった。
希望皇ホープ
ATK 5000
星輝士デルタテロス
ATK 3000
霧雨魔理沙
LP 2700-(5000-3000)=700
「くっ、うわぁぁぁぁ!!」
さすがにナンバーズの攻撃ともなると起こる衝撃も凄まじく、私は吹っ飛ばされて叩き付けられてしまった。何とか落ちずに済んだものの、後数メートル飛んでたら落ちてたな。箒あるから大丈夫だけどさ。
「イテテテ。今のはさすがに効いたぜ。やるな。」
「魔理沙、大丈夫か?!」
遊馬が近くまで来て声をかけてきた。それに私は「大丈夫だぜ!!」と言ってニカッと笑って見せた。遊馬はそれを見てほっとしていた。アイツ心配症かっつーの。
「で、お前の攻撃はもう終わりか?」
「あぁ、そうだが。」
「オッケー。ならデルタテロスの最後の効果発動だ!! このカードがフィールドから墓地へ行った場合、デッキ、または手札から、テラナイトモンスターを1体特殊召喚出来る!! 来い、『星因士アルタイル』!!」
星因士アルタイル
☆4
光属性,戦士族/効果
ATK 1700
『後続を出されたか。』
「おまけに、出してきたのはアルタイルかよ。」
「おう!! そして、特殊召喚に成功したアルタイルの効果で、墓地のデネブをもう一度特殊召還だ!!」
星因士デネブ
☆4
光属性,戦士族/効果
DEF 1000
「そしてデネブの効果で、デッキの『星因士ベガ』を手札に加える!!」
霧雨魔理沙
手札 2→3枚
自分のターンでもあるにも関わらず、またもや3体のテラナイトを並べてきた私を見て、遊馬は悔しそうの表情をした。
「くそー、俺のターンだって言うのにあんなに回るなんて。」
『おまけに、我々のターンで出したおかげで、アルタイルの効果のデメリットを踏み倒してきたか。これで彼女は、次のターンテラナイト以外のモンスターを召喚したとしても、攻撃することが可能だ。』
「あぁ。で遊馬、そっちはもう終わりか?」
「あぁ。これでターンエンドだ!」
九十九遊馬
LP 2750
手札 無し
場
No.39 希望皇ホープ(ORU 1つ)
伏せ 1枚
(『今伏せてあるカード、あれは『皇の波動』。あれならば、ホープを効果で破壊されそうになったとしても、それを無効にすることができる。それに、彼女からはナンバーズの気配を感じない。ホープが戦闘破壊されることも、おそらくないだろう。』)
ん~、何かアストラルが伏せの方見てるけど、アレもしかして脳内説明してるんじゃないだろうな。だとしたらフラグだぜ、それ。まぁそれはそれで、こっちにとっちゃありがたいんだがな。フラグぐらいで勝てるわけじゃねぇが、多少は希望が湧くってもんだ。
「よっしゃあ、行くぜ!! 私のターン!!」
霧雨魔理沙
手札 手札3→4枚
引いたカードを見る。そして、そこから私は、勝利への方程式を立てた。よし、これでいけるぜ!!
「遊馬、悪いがこの勝負、私の勝ちの様だぜ!!」
「な、何ぃ?!」
『今のドローだけで、我々に対する勝利を確信したというのか?』
「あぁ!! 私は手札から、魔法カード『エクシーズ・リベンジ』を発動!!」
「『エクシーズ・リベンジ』だと?! くっ、ならそれを使われる前に、罠発動!! 『皇の波動』!! このカードは、自分フィールド上のORUを一つ取り除き、このターンの間だけ、自分フィールド上のエクシーズモンスターは、カードの効果では破壊されない!! そして、ORUを持つモンスターがいなくなった事で、『エクシーズ・リベンジ』は不発となる!!」
ホープの周りをまわっていたORUが弾け、それが遊馬のフィールド上を覆う黄金色の障壁になった。障壁はその後色を無くし、ものの数秒で完全に周りの景色に同化した。そして、ホープの周りにORUがなくなったため、私のフィールドに発動されていた『エクシーズ・リベンジ』が、何事もなかったかのように消滅した。
だがこれで、ホープの素材は無くなった。後はアレを出すだけだぜ!!
「よし、これで私の勝利の方程式は完成したぜ!! 私はまず、『星因士リゲル』を攻撃表示に変更!!」
星因士リゲル
DEF 700→ATK 1900
「リゲルを攻撃表示にだと?」
『いったい何のつもりだ?』
遊馬とアストラルは、急にリゲルを攻撃表示にしてきた私を訝しんだ。まぁ、普通に考えたらそうだよな。だがな、これで良いんだよ。私のデッキの双璧をなす一体で、私の真の相棒ともいえる、あのカードを使う場合はな。
「遊馬、アストラル!! お前らに見せてやるぜ!! これこそ、私の真の相棒だ!! 私は、レベル4のアルタイルとデネブで、オーバーレイ!! 2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! 愚鈍なる力に虐げられしものよ、今こそ漆黒の闇を身に纏い、反逆の牙となりて全てに抗え!! 『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』!!」
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン
★4
闇属性,ドラゴン族/エクシーズ/効果
ATK 2500
ORU 2つ
『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』。これこそ、私の相棒にして、私の魂。デュエルはパワーだという事を如実に表す、最強の一枚だぜ!!
そんなダーク・リベリオンを見た遊馬達が、驚いた声を上げた。
『何だ、このモンスターエクシーズは?!』
「すげぇ。俺もこんなモンスター、見たことねぇ。」
「そりゃそうだろう。おそらくここじゃ、このカードを持ってるのは私だけだろうからな。」
『『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』。これがもしや、君の勝利の方程式の――』
「あぁ!! コイツこそ、その中核にして、私の魂の相棒だ!! 行くぜ!! 『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』のモンスター効果発動!! ORUを二つ使い、相手フィールド上のモンスター1体の攻撃力を半分にし、その数値分、ダーク・リベリオンの攻撃力をアップさせる!! ホープ!! お前の攻撃力、死ぬまで半分ほど借りていくぜ!! 『トリーズン・ディスチャージ』!!」
ダーク・リベリオンの周りを回っているORUが二つとも弾け、それと共にダーク・リベリオンの翼が展開、そこから紫色の電気が勢いよくほとばしり、ホープを縛り上げて力を奪った。そして、その奪った力がダーク・リベリオンに宿り、その力を増幅させた。
No.39 希望皇ホープ
ATK 2500÷2=1250
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン
ORU 2→0個
ATK 2500+1250=3750
「ホープの攻撃力が!?」
『あのドラゴン、No.96と似た効果を持っているのか。』
う~ん、アストラルが何言ってるのかはわからんが、遊馬の反応は予想通りの反中かな。さて、そろそろ決めるぜ!!
「さぁ、フィニッシュだぜ!! バトルだ!! 私は『星因士リゲル』で、希望皇ホープを攻撃!!」
「くっ、だけどナンバーズは、ナンバーズ以外との戦闘では破壊されないぜ!!」
リゲルが右手の剣でホープに切りかかろうとするも、ホープとリゲルの間に『39』と書かれた水色の障壁が発生し、その攻撃を受け止めた。
「チッ、戦闘破壊だけは免れたか。だがダメージは、きっちり受けてもらうぜ!!」
星因士リゲル
ATK 1900
No.39 希望皇ホープ
ATK 1250
九十九遊馬
LP 2750-(1900-1250)=2100
「へっ、これぐらいならまだ!!」
「そう言ってられるのも今のうちだぜ!! デュエルはパワーだって事、その身に叩き込んでやる!! 行け、『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』!! 希望皇ホープを攻撃!! 力ある全てのものを、その牙で討ち貫け!! 『反逆のライトニング・ディスオベイ』!!」
ダーク・リベリオンが翼を再び展開し、そこに電流を走らせながら、ホープに向かって飛翔した。そして、下あごの下についてる黒い突起物を先頭にして、そのままホープに突っ込んでいった。そしてホープに当たる直前、ナンバーズ自身の力で生み出された障壁がその攻撃を阻んだものの、ARの方が空気を呼んだのか、その障壁が突如として割れ、ホープに深々と突き刺さりそのままホープは爆発した。
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン
ATK 3750
No.39 希望皇ホープ
ATK 1250
九十九遊馬
LP 2100-(3750-1250)=-400
「くっ、うわあぁぁぁぁぁぁ!!!」
ホープの爆発で発生した衝撃が、そのまま遊馬を吹き飛ばした。アストラルは上に上昇して逃げていたため、そのまま流れるように吹き飛んだ遊馬のところに向かっていた。
「ヘッヘー、私の勝ちだぜ!!!」
winner 霧雨魔理沙
☆≡
「イッテッテー。ちくしょー、負けちまったぁ!!」
『まさか、我々が負けるとは…。』
「へへっ、わりぃなぁ。今回は私の勝ちだぜ!」
デュエルが終了し、AR空間が解除されると、私は先程とばされた遊馬のもとに駆け寄って引っ張り起こした。アストラルは少し絶句気味だったものの、すぐにあの澄まし顔に戻っていた。完全に戻ったかどうかは知らんがな。
すると、ちょっと離れた所から見ていた小鳥がこちらに来た。まぁ何で離れてたかって言うと、私がダーク・リベリオンを出したとこの事を考えて、離れてた方がいいと言っておいたからだ。アイツたまに暴れるからなぁ(特に強い奴とバトルした時)。時々不安になるんだよ、相棒だけど。
「遊馬!! 魔理沙!!」
「あっ、小鳥。くそぉ、負けちまったぜ。」
「大丈夫よ。次また勝てばいいだけよ。」
「まぁそうだな。じゃあ約束通り、余ったハートピースをもらうぜ。」
「あぁ。今度は絶対負けないからな!!」
そう言って遊馬は私に、アイツのヤツではまらなかったハートピースを渡してきた。私はそれをブローチにはめると、カチッと音がしたので、無事に嵌まったのが分かった。
「よし。じゃあ、これからお前らはどうする?」
「どうするって、決まってんだろ!! これからまた、他の奴らとデュエルしに行くさ!!」
「そうか。んじゃあ私はどうすっかなぁ。取りあえず時間も時間だし、アストラルも見つかったから、後は紫が私用に買ってくれた家を探すだけかな。」
「あっ、そうか。確か魔理沙は、今日ハートランドシティに来たばっかりなんだっけ。地図とか持ってる?」
「あぁ。ご丁寧に家の場所に丸印まで書いてくれてるやつがな。」
「それ、ちょっと見せてくれる? 場所がどこか分かるかもしれない。」
「おっ、それはありがたいなぁ。ちょっと待てよ。」
私は小鳥にそう言い、かぶってた帽子の中を探って、中から封筒を取り出した。その光景を見たいた遊馬達から、私の帽子は4次元ポケットか何かなのかと言われた。まぁ確かに、原理は忘れちまったが、私の帽子には特殊な魔法が掛けてあって、そこから必要なものをいつでも持ち出せるんだよな。ただし、帽子内に入れた物しか無理だけどな。
私は小鳥の前に地図を広げた。遊馬は何かアストラルと話をしているようだった。まぁさっきのデュエルの反省会をやってるのかもしれないな――と思っていたのだが、実際に聞こえてきたのは『遊馬、4次元ポケットとは何だ? 皇の鍵の中のようなものか?』とか、さっきのデュエルと関係ない単語が聞こえてきてたりするので、どうやら違うっぽい。
「で、どうだ。分かりそうか。」
「ん~とね。今私達がいるのがここだから、ってあれ?」
「ん、どうした?」
すると小鳥が、2、3回私の広げた地図の二か所、現在私達がいる建物の地点と、私の家のある場所を身比べて、こう言った。
「やっぱり。魔理沙の家、遊馬の家の近くだわ。」
「……。」
えっ、遊馬の家の近く、だと。という事はもしかして、遊馬が私のご近所さんだとぉおおお!?
あまりのサプライズに、私は思わず絶叫してしまった。
「ハアァァァァァァ?!?!?!」
どうも皆さん、お疲れ様です。いかがだったでしょうか。
う~ん、どうもやっぱり主人公サイドを勝たせる癖がありますね、僕。特に最初のデュエル。まぁ今回の場合、霊夢と違っておもっくそダメージ食らってたり、鉄壁ライン入ってたりと、正に「絶体絶命のがけっぷち」状態にまで追い込まれてたんですけどね。
アストラルにフラグを立たせたのはマズかったですか? でもアイツ、何か意外とフラグ立てそうなキャラにも見えるんですよね。デュエル脳ゆえの説明が多いせいで。
魔理沙のデッキは【テラナイト】デッキです!! まぁ理由は劇中で魔理沙が言っていた理由通りです。弾幕やスペカから決めるのはどうかとも思ったんですけど、エクシーズしやすくて魔理沙に合うデッキって言ったら、これしか思い浮かばなかったんですよ。【セイクリッド】は基本的にプレアデスゲーですし、魔導はランク4エクシーズしにくしって思って。
魔理沙の相棒にダベリオンを決めたのは、まぁ単純に
・効果が何となく『攻撃力を永続的に半分奪い取る=死ぬまで借りていく』っていう図式が浮かび上がった。
・基本的にパワー押しのモンスター。
っていう理由ですね。後魔理沙の場合、霊夢と違って能力以外の特別な力があるわけじゃないので、そういう点では『普通の人間が己の力のみで強大な力に立ち向かう』という図式が作りやすいんですよね。そういう意味でも、この組み合わせは非常に気に入っています。
さて、最後何かさらっととんでもない情報が出てきましたが、今後関係はしてくるんでしょうかね?フッ、いずれわかるさ。いずれな。
さぁ次回、遊馬達と別れて自分の家に向かう魔理沙。そこで彼女は、会う人物達と邂逅します!! 果たして、その人物達とはいったい?!
それでは、次回もお楽しみに!!
遊馬&魔理沙「「かっとびングだ(だぜ)、俺(私)!!」」