東方遊戯王ZEXAL-白黒の反逆彗星-   作:坂本コウヤ

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どうも、こんにちは!!2週間ぶりですね。坂本コウヤです!!

いやぁ、マジでやっと出せた。『ARC-V』の方と違って、なかなかこっちの方が進みにくいのはなぜなんだろう。ネタもなかなか降臨しにくいし。

まぁそれはさておき、今回は『レミリアVS神子』のデュエル、後篇です!! さぁ、果たしてあそこから、二人のデュエルはどうなっていくのか?! そして、勝利の女神はどちらに微笑むのか?! ご期待下さい!!

それでは、どうぞ!!


P.S.)2015,5/2 すみません!! 以前から指摘していただいてた効果処理のミスを修正しました!! 結果として、デュエルの大まかな展開は変わってないですが、最後のターンが結構変わってます!! ご了承ください。




第5話:決着の刻(とき)! 光と闇の攻防!!

満月の輝く涼やかな夜の中、お嬢様と豊聡耳神子による、光と闇の決闘が幕を開けました。

 

 

最初、お嬢様が神子の出した『セイクリッド・プレアデス』をいなし、自らの有利な盤面へと持っていったようにも見えましたが、その返しのターン、豊聡耳神子は『セイクリッド・オメガ』をエクシーズ召喚し、エクシーズチェンジで【セイクリッド】最強のモンスター、『セイクリッド・トレミスM7』を召喚、そしてお嬢様のエースモンスターである『ヴェルズ・オピオン』を粉砕し、このデュエル中初のダメージをお嬢様に与えて、先に一歩リードする形となりました。ですが、さすがそこはお嬢様。多少ライフが不利になったところで、我らがレミリアお嬢様の闘志が消える事など、あり得ません。

 

さぁお嬢様、ここからが本当の勝負ですよ!!

 

 

 

 

☆≡

 

 

豊聡耳神子

LP 4000

手札 5枚

 

セイクリッド・トレミスM7

 

セイクリッドの星痕(×2枚)

 

 

伏せ 1枚

 

 

レミリア・スカーレット

LP 3850

手札 1枚

 

場 無し

 

伏せ 1枚

 

 

さて、早速オピオンを突破してきたわね。まぁ、突破されたからと言って、私に手が無いわけじゃないけどね。

 

 

「さて、こちらの攻撃ももう終わりましたし、メインフェイズ2に入ってカードを1枚伏せ、私はターンエンドとさせてもらいます。」

 

 

 

豊聡耳神子

LP 4000

手札 3枚

 

セイクリッド・トレミスM7

 

セイクリッドの星痕(×2枚)

 

 

伏せ 2枚

 

 

 

全く、随分余裕かましてくれるわね。だけど、こっちも手札が汎発感染しかない以上打開策になりそうなカード、特にドロー系のカードでも引かないと、こちらとしてはきついわね。ここで来てくれるかどうか。

 

 

『デュエルの基本は、まずデッキを信じることよ。』

 

 

 

ッ、今のは…。

 

フッ、確かに、今はデッキを信じるしかない。引きたいカードを、目指す未来を、この手に引き込むためには。そうよね、霊夢!

 

 

「私のターン!!」

 

 

デッキよ、我が思いに、お前達を信じるこの心に、今応えよ!!

 

 

「ドローー!!!」

 

 

レミリア・スカーレット

手札 1→2枚

 

 

引いたカードをチラリと見る。よし、これなら!

 

 

(よく応えてくれたわ、私のカード達。)

 

 

「私は手札から魔法カード、『逆境の宝札』を発動!! 相手フィールド上に特殊召喚されたモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない時に発動でき、その効果で私はデッキから、カードを2枚ドロー出来る!!」

 

 

レミリア・スカーレット

手札 1→3枚

 

っ、引いたのはこれか。ならば!!

 

 

 

「リバースカード、オープン! 『エクシーズ・リボーン』! 墓地の『ヴェルズ・オピオン』を蘇生させ、このカードをORUにするわ。蘇りなさい、我が神槍よ!!『ヴェルズ・オピオン』!!」

 

 

ヴェルズ・オピオン

★4

闇属性,ドラゴン族/エクシーズ/効果

ATK 2550

ORU 1つ

 

 

『グルゥゥオアアァァァァ!!』

 

 

私の場に再び『ヴェルズ・オピオン』が現れ、その雄たけびで仮初めの世界を震わせた。一方神子の場のトレミスは、私の場のオピオンなど眼中にないのか、大した素振りも見せていなかった。神子の方も、予想していたからかあまり気にしてはいなかった。まぁ、アイツの場合は『セイクリッド・ソンブレス』を握っているが故の余裕かもしれないが。

 

 

「やはり呼び戻してきましたか。まぁ、それぐらいは予想の範疇です。」

 

「随分と余裕だな。まぁ、ソンブレスを握っている故の余裕ならば、そんなもの速攻でうち砕いてやるがな。私はさらに、『エクシーズ・トレジャー』を発動! このカードの効果により、私はフィールド上に存在するモンスターエクシーズの数1体につき、デッキからカードを1枚ドロー出来る!! フィールドにいるモンスターエクシーズは2体。よって私は、2枚のカードをドロー出来る!!」

 

 

レミリア・スカーレット

手札 2→4枚

 

 

ッ、なるほどね。これで取りあえず、さっきヤツに言った、『トレミスにぶつけるのにふさわしいモンスター』を呼ぶことは出来るわね、呼ぶかどうかは別にして。相も変わらず妨害されなければ、だけどね。

 

 

「私は、『ヴェルズ・カストル』を召喚!!」

 

 

ヴェルズ・カストル

☆4

闇属性,戦士族/効果

ATK 1750

 

 

「『ヴェルズ・カストル』。ポルクスと同じで、召喚権を増やすモンスターですか。」

 

 

私がカストルを召喚したのを見て、神子がそんな事を呟いていた。

 

 

「確かにポルクスと同じだけど、コイツの効果はヴェルズにしか対応してないわ。まぁ、そちらもセイクリッドのみの『二重召喚(デュアル・サモン)』内蔵型だから、カテゴリ指定が違うだけで、本質的には同じものよ。」

 

「ふぅ。さすがはポルクスの兄、という事ですか。闇にとらわれてもなお、その弟と同じ効果を持ち続けるとは。」

 

「あぁ、そう言えばコイツらの関係の裏に、そんな話もあったかしら。けど、今はそんなことどうでもいいわ。さっ、デュエルを続けるわよ。さっきも言った通り、カストルの召喚に成功したこのターン、私はヴェルズモンスターをもう一度召喚出来る。その増えた召喚権で私は、『ヴェルズ・ケルキオン』を召喚するわ!」

 

 

ヴェルズ・ケルキオン

☆4

闇属性,魔法使い族/効果

ATK 1600

 

 

「『ヴェルズ・ケルキオン』の効果発動!! 1ターンに1度だけ、墓地のヴェルズモンスター1体を除外する事で、墓地に存在するヴェルズモンスター1体を手札に加えることができる!! 私は、墓地の『ヴェルズ・ヘリオロープ』を除外して、墓地にもう一体存在する、『ヴェルズ・ヘリオロープ』を手札に加える!!」

 

 

レミリア・スカーレット

手札 2→3枚

 

 

ケルキオンの効果が使われたのを見て、神子が表情を険しくした。

 

 

「ソンブレスと同じ効果ですか。という事は――」

 

「ご察しの通りよ。ケルキオンの効果を発動したターンのメインフェイズ時に1度だけ、ヴェルズモンスター1体を召喚する効果を使える!!」

 

「やはり…。という事はあなたの狙いは――」

 

「けど、私はその効果を使わないわ。」

 

「えっ?」

 

 

私のその発言を予想していなかったのか、神子が怪訝な表情をしていた。あぁ言っておいて何なんだけど、今はまだ『アレ』を出すタイミングじゃない、と思うのよね。だけど、今戻したヘリオロープがいないと、今から出すモンスターの効果が発動できないからな。

 

 

「代わりにちょっと、面白いものを見せてあげるわ。私は、レベル4の『ヴェルズ・カストル』と『ヴェルズ・ケルキオン』でオーバーレイ!! 2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! 意思を持ちし稲妻のごとき神槍よ、闇の力その身に取り込み、全てを支配する龍王となれ!! これこそが、闇の支配の具現体!! 蹂躙せよ、『ヴェルズ・バハムート』!!」

 

 

ヴェルズ・バハムート

★4

闇属性,ドラゴン族/エクシーズ/効果

ATK 2350

 

 

『ギャオォォォォォン!!!』

 

 

『ヴェルズ・バハムート』が私の場に現れると同時に、凄まじい雄たけびを上げた。その勇ましき姿をとらえた途端、ギャラリーから魔理沙の「ヤバい!!」という声が聞こえ、神子もまた表情を険しくした。

 

 

「ヴェルズの3龍の1体、バハムートですか。あまりみた事はありませんが。」

 

「まぁそうでしょうね。3体の方じゃ結構地味な方だし、私もあまり使う事は無いからな。コイツの効果はちょっと面白くてね、1ターンに1度だけ、ORUを一つ使う事で、手札のヴェルズモンスター1体を墓地に送るのと引き換えに、相手モンスター1体のコントロールを永続的に奪う事ができるの。」

 

「なっ、青娥のビッグ・アイと同じ効果を持っているのですか?!」

 

「えぇ。ついでに言うと、コイツは効果を使ったからって、攻撃できなくなるなんてことは無いからね。さぁ、あなたにこのカードの効果を防ぐ手段はあるかしら?」

 

「くっ…。」

 

 

「…どうやら無さそうね。なら、遠慮なくいかせてもらうわ!『ヴェルズ・バハムート』の効果発動!! ORUを1つ使い、手札のヴェルズモンスター1体を墓地に送るのと引き換えに、相手モンスター1体のコントロールを得る!! 手札のヘリオロープと引き換えに私が選ぶのは、当然トレミスよ!! 龍王の息吹に導かれ、我が僕となれ!! 『絶対支配(アブソリュート・ドミネイション)』!!」

 

 

ヴェルズ・バハムート

ORU 2→1つ

 

 

私の指示と同時にバハムートの周りのORUが弾け、その光を取り込んだバハムートがトレミスに向かって、黒い靄を含んだ息を吹きかけると、その靄がトレミスを縛り付け、私の方に引き込んだ。そして、トレミスが私の場に来る頃には、その目にあたる場所が赤く光った。それを見て、神子が悔しそうに顔を歪めた。

 

 

「トレミスが…。」

 

「これであなたの場を護るものは伏せカードのみね。さて、早速私の配下になったトレミスの効果を使わせてもらうわ! 『セイクリッド・トレミスM7』の効果発動!! 1ターンに1度、ORUを一つ使う事で、互いのフィールド、及び墓地から、モンスターを1枚、手札に戻す事が出来る!! 私が手札に戻すのは、そうね、アンタの墓地に今送った『セイクリッド・オメガ』にするわ。」

 

「くっ、面倒なことを・・・。」

 

「さぁ、どんどんいくわよ!! 今さっき引いた2枚目の『エクシーズ・トレジャー』を発動!! バハムートが増えているから、今度は3枚のドローよ!!」

 

 

レミリア・スカーレット

手札 2→5枚

 

 

「フッ、良いカードを引いたわ。魔法カード、『大嵐』を発動!! これにより、フィールド上のあらゆる魔法・罠カードは全て破壊されるわ!!」

 

「なっ、ここでそのカードですか?! 仕方ありませんね。ならばリバースカード、オープン!! 『マジック・ジャマー』!! 手札を1枚墓地に送り、『大嵐』を無効にします!!」

 

豊聡耳神子

手札 3→2枚

 

 

私達のいる仮想空間内で起こった突風は、その起こしていた中心のカードを突如消滅させられ、神子の場の魔法・罠カード達を破壊することはできなかった。

 

「『マジック・ジャマー』だと?! チッ、前のターンに伏せていたのか。」

 

「えぇ。使うかどうかは結構迷ったんですけどね。手札のアドバンテージを損失してしまいますし。ですが、結果的には助かりました。伏せカードが破壊されずに済んだので。」

 

「だが、それでも私が3体で攻撃を仕掛ければ、場がほぼがら空きのお前のライフは残らないどころか、オーバーキルになるぞ。」

 

「大丈夫ですよ。私はまだ、倒れるつもりはありませんから。」

 

 

そう言う神子の顔は、笑っていた。まだ倒れるつもりはないというのは、ハッタリでは無さそうか。となると、伏せカードは和睦か? 少なくともミラフォではないだろう。私が汎発感染を握っているのは知っているだろうしな。

 

ついでに言うなら、リボーンも今は使えない。私の場にいるトレミスが、オメガを未だにORUとして持っているし、元々ヤツの墓地にはモンスターエクシーズがいないからな。

 

何にせよ、攻撃をしてみないと分からないか。

 

 

「そうか。ならば足掻いてみせろ!! いけ!!『ヴェルズ・オピオン』!! 豊聡耳神子にダイレクトアタック!! 『死光の神槍(デスライト・ザ・グングニル)』!!」

 

 

前の私のターン、神子の場の『太陽風帆船(ソーラーウィンド・ジャマー)』を破壊した禍々しい光の槍が再びオピオンのすぐ上に出現し、そのまま神子の元へと射出された。一方、死の槍の標的にされた神子は、落ち着いた様子で伏せカードを発動させていた。

 

「リバースカード、オープン! 罠カード、『和睦の使者』!! このターンの間だけ、私のフィールド上のモンスターは破壊されず、戦闘ダメージも0になる!!」

 

 

神子に目掛けて放たれた槍は、その先端が神子を捉える前に消失し、またもダメージを与える事が出来なかった。

 

 

「やはりそれだったか。まぁいい。後々残しておくと面倒だろうからな。メインフェイズ2に入り、手札から速攻魔法『一時休戦』を発動。互いにカードを1枚ドローし、次のお前のエンドフェイズまで、互いの受けるダメージは0となる。」

 

レミリア・スカーレット

手札 3→4枚

 

豊聡耳神子

手札 2→3枚

 

 

「私はカードを3枚セットして、ターンエンドよ!!」

 

 

レミリア・スカーレット

LP 3850

手札 1枚

 

ヴェルズ・バハムート(ORU 1つ)

ヴェルズ・オピオン(ORU 1つ)

セイクリッド・トレミスM7(ORU 1つ)

 

 

伏せカード 3枚

 

 

本当ならここ、伏せカードを脳内説明したくなるけど、負けフラグになりかねない事?をするほど、私も甘くはない。フラグなど負けの運命もろともへし折ってやると言いたいところだが、コイツ相手に余裕をさらすのは危険だ。慎重にしていても問題はないだろう。

 

さぁ、次はどう来る気だ、豊聡耳神子。

 

 

☆≡

 

 

「私のターン、ドロー!!」

 

 

豊聡耳神子

手札 3→4枚

 

 

トレミスを奪われてしまいましたか。『ヴェルズ・バハムート』、まさかビック・アイと同じく、コントロール奪取型だったとは。ただしあの効果、手札のヴェルズモンスターを墓地に送れなければ発動できないみたいなので、星痕のようなカードのない【ヴェルズ】では、トドメをさせないと手札の損失はかなり大きい。リスクを気にする彼女があまり使いたがらないのも、何となくわかります。

 

それと、本当ならばあの『マジック・ジャマー』は、『侵略の汎発感染』にうちたかったのですがね。まぁ、結果的に星痕と伏せカードが破壊されなかったので、まぁ良しとしましょう。

 

しかし、こうなってくると、このターンでレミリアの場の全てのモンスターを除去しないと、いくら手札のアドバンテージがあっても、私が不利のままですね。せめてオピオンだけでもどかせられれば、多少は楽に動けるのですが。ともかく、動いてみないことには始まりませんし、思い描いているとおりに動かしてみるしかないですね。

 

 

「相手フィールド上にのみモンスターが存在するので、私は手札から、『セイクリッド・シェアト』を特殊召喚します!」

 

 

セイクリッド・シェアト

☆1

光属性,天使族/効果

ATK 100

 

 

「続いて私は、『セイクリッド・ポルクス』を召喚!!」

 

 

セイクリッド・ポルクス

☆4

光属性,戦士族/効果

ATK 1700

 

 

「ポルクス…。私と考えているのは同じという事か。」

 

「そうですね。でも、私はそちらよりも派手に行かせてもらいますよ!! ポルクスの召喚に成功したので、私はセイクリッドモンスターをもう一度召喚出来ます! 『セイクリッド・ソンブレス』を召喚!!」

 

 

セイクリッド・ソンブレス

☆4

光属性,天使族/効果

ATK 1550

 

 

 

「やはりきたか、『セイクリッド・ソンブレス』。」

 

フィールドに現れたソンブレスを見て、レミリアが少し顔を険しくしていました。前のターンにシェラタンでサーチしていたので、予想はしていたのでしょうが。

 

さて、ここからですね。後は妨害さえされなければ、今度はこちらが主導権を握れるはずですが。

 

 

「ソンブレスのモンスター効果を発動します!! 1ターンに1度、墓地のセイクリッドモンスター1体を除外する事で、墓地のセイクリッドモンスター1体を手札に加えます!! シェラタンを除外して、カウストを手札に加えます!!」

 

 

豊聡耳神子

手札 1→2枚

 

 

「まだまだ行きますよ!! ソンブレスのサルベージ効果を適用したターン、私はさらにもう一度、セイクリッドモンスター1体を召喚することができます!! 『セイクリッド・グレディ』を召喚!!」

 

 

セイクリッド・グレディ

☆4

光属性,魔法使い族/効果

ATK 1600

 

 

「グレディのモンスター効果発動!! このモンスターの召喚に成功した時、手札からセイクリッドモンスター1体を特殊召喚できます!! 当然先程手札に加えた、『セイクリッド・カウスト』を特殊召喚!!」

 

 

 

セイクリッド・カウスト

☆4

光属性,獣戦士族/効果

ATK 1800

 

 

 

私の場に、一気に五体のセイクリッドが並んだのを見てか、観戦していた魔理沙がこんな事を呟いていました。

 

 

「マジかよ…。あの状況からモンスター五体って。」

 

「これは、少々お嬢様にとってまずいかもしれませんわね。」

 

「だよな。」

 

 

なるほど、観戦側はレミリアを応援している感じでしょうか。ただ先程までの魔理沙の反応からして、咲夜はレミリアを応援していて、魔理沙はどちらかというと、それに合わせているという感じですかね。

 

 

「さぁ、ここからが本番ですよ!! 私は『セイクリッド・カウスト』の効果を発動し、カウスト自身とグレディのレベルを一つずつ上げます!!」

 

 

セイクリッド・カウスト

☆4→5

 

セイクリッド・グレディ

☆4→5

 

 

「そして、レベル5となったカウストとグレディで、オーバーレイ!! 2体の光属性モンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! 再度現れなさい、昴の星々より生まれし勇敢なる光の戦士!!『セイクリッド・プレアデス』!!」

 

 

セイクリッド・プレアデス

★5

光属性,戦士族/エクシーズ/効果

ATK 2500

ORU 2つ

 

 

「セイクリッドエクシーズモンスターが特殊召喚された事により、『セイクリッドの星痕』の効果が発動、デッキからカードを2枚ドローします!!」

 

「くそ、相変わらず厄介な効果だな。だが、それ以上展開をさせるつもりはない!! そのカードの効果にチェーンして、『ヴェルズ・バハムート』をコストに罠発動!! 『侵略の侵喰崩壊』!! 今度は逃がさないわよ!! プレアデスをエクストラデッキに、そして残ってる伏せカード1枚を手札に戻す!!」

 

 

私のフィールドに現れたプレアデスが、レミリアのいるフィールドから溢れ出た闇に押し流されて消滅し、さらにその闇は、私の場に伏せてあったカードも押し流して、手札に戻しました。

 

 

「(くっ、しまった。プレアデスと『エクシーズ・リボーン』が! やってくれますね。)ですが、チェーンで発動されている『セイクリッドの星痕』の効果により、デッキからカードを2枚ドローします!!」

 

 

豊聡耳神子

手札 0→2枚

 

 

ッ、違う! これではまだ足りない。ですが、このカードなら。

 

 

「魔法カード、『ティンクル・セイクリッド』を発動!! このカードは、自分フィールド上のセイクリッドモンスター1体のレベルを、エンドフェイズ時まで1つ、または2つ上げることができます。この効果で私は、『セイクリッド・ポルクス』のレベルを1つ上げます!!」

 

 

セイクリッド・ポルクス

☆4→5

 

 

「さらに『セイクリッド・シェアト』の効果を発動!! 1ターンに1度、自分フィールド、または墓地のセイクリッドモンスター1体と、レベルを同じにすることができます!! ポルクスを選択し、レベルを同じにします!!」

 

 

セイクリッド・シェアト

☆1→5

 

 

「くっ、レベル1のくせにサイドラ条件で特殊召喚出来る上に、まだそんな効果を持っていたのか。」

 

「えぇ。オピオンみたいに、私の召喚を妨害してくるようなモンスターがいなければ、普段あまり使う事は無いんですけどね。では行きますよ!! 私はレベル5となっているポルクスとシェアトで、オーバーレイ!! 2体の光属性モンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! 三度降臨せよ、『セイクリッド・プレアデス』!!」

 

 

セイクリッド・プレアデス

★5

光属性,戦士族/エクシーズ/効果

ATK 2500

ORU 2つ

 

 

「だぁんもう、何回出てくんのよそいつ!!」

 

 

このデュエルでもう三度目のエクストラからの登場に、さすがのレミリアもイライラしてきているようだ。というか、何回も出てくるのは彼女が原因ですし、元よりこのデッキはプレアデス特化型。プレアデスを展開することだけなら、他の追随は許さないデッキなんですから。

 

ですけどまぁ、デッキに戻してるせいでこうなってるのも事実ですけどね。

 

 

「さすがにあなたでも、これは捌ききれませんか。まぁこちらとしては、捌かせる気は毛頭ないですけどね!!魔法カード、『エクシーズ・トレジャー』を発動! 先程あなたも使ったので説明は不要ですね。フィールド上には4体のモンスターエクシーズがいるので、4枚ドローさせて頂きます!!」

 

 

豊聡耳神子

手札 1→5枚

 

 

ッ、来た!! これならあの布陣を突破できる!! それだけでなく、上手くいけば勝利を掴める!! この勝負、もらいました!!

 

 

「レミリア、残念ですがこの勝負、私が勝たせて頂きます!!」

 

「何、この布陣を突破するだけでなく、もう勝利宣言だと? 少々早計過ぎないか?」

 

「それがそうでもないんですよね!! いきますよ!! 魔法カード、『死者蘇生』を発動!!」

 

「このタイミングで『死者蘇生』だと?!」

 

「えぇ!! そして、言わずと知れたその効果で、墓地から『セイクリッド・カウスト』を復活させます!!」

 

 

セイクリッド・カウスト

☆4

光属性,獣戦士族/効果

ATK 1800

 

 

さすがにこのタイミングで『死者蘇生』が来たからか、レミリアの顔には、少し焦りが見え始めていました。

 

 

「『セイクリッド・カウスト』…、これは少しまずいわね。」

 

「あなたがプレアデスをバウンスしてくれたおかげで、ORUを使わずにカウストを墓地に送ることができました。感謝しますよ。」

 

「妨害したつもりが、逆に言いように利用されたという事か。」

 

「そういう事です!! 『セイクリッド・カウスト』の効果を発動!! カウスト自身とソンブレスのレベルを、1つずつ上げます!!」

 

 

セイクリッド・カウスト

☆4→5

 

セイクリッド・ソンブレス

☆4→5

 

 

「このままいきます!! 私は、レベル5となったカウストとソンブレスで、オーバーレイ!! 2体の光属性モンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! 降臨せよ、2体目のプレアデス!!」

 

 

セイクリッド・プレアデス

★5

光属性,戦士族/エクシーズ/効果

ATK 2500

ORU 2つ

 

 

「2体目だと?!」

 

「上手い!! あの状況から一気に2体並べてきやがったか。」

 

「魔理沙、アンタいったいどっちの味方なのよ?!」

 

「私はどっちの味方でもないぜ。強いて言うなら盛り上がる方の味方だ。」

 

「ハァ?! だからそれどっちよ!?」

 

 

…レミリア、何観戦してる魔理沙とコントしてるんですか。今それどころじゃないでしょうに。

 

 

「ハァ、続けますよ。プレアデスの効果を発動!! ORUを一つ使い、相手フィールド上のカード1枚をバウンスします!! トレミスを選択!! 『星痕の導き-スター・チャート・リード-』!!」

 

セイクリッド・プレアデス

ORU 2→1つ

 

 

 

プレアデスが自身のORUを掴み、それをトレミスに向かって投げると、ORUはトレミスの周りを1周して光の輪になり、それがトレミスの周りではじけると同時に、トレミスが消滅して、そのカードは私のエクストラデッキに帰ってきました。

 

よし、これで後残っているのはオピオンのみ。ダメージが通らないのはしょうがないですが、取りあえず相手の場をがら空きにすることが先決です。モンスターは絶対に残させません!! そしてこのまま、勝利をもぎ取らせてもらいます!!

 

 

 

 

 

☆≡

 

 

あ~あ、トレミスを返しちゃったわね。まぁいいでしょう。あれだけドローさせてもらったし。

 

だけど、オピオンをそう簡単にやらせる気はないわ。少なくともこのターンはね。

 

 

 

「これで最後です!! 効果を使用していないプレアデスの効果を使い、『ヴェルズ・オピオン』をバウンスします!!」

 

 

セイクリッド・プレアデス

ORU 2→1つ

 

 

来た!! 予想通り!!

 

 

「それを待ってたわ!!」

 

「ッ?!」

 

「リバースカード、オープン!! 永続罠、『デモンズ・チェーン』!! 今効果を使ったプレアデスを選択し、その効果を無効にして、さらに攻撃も封じる!!」

 

 

私の場に現れた『デモンズ・チェーン』のカードから鎖が飛び出し、それがプレアデスを縛り上げて力を奪い取った。そのせいか、プレアデスはぐったりとして動かなくなった。それを見て、神子が悔しそうに顔を歪めていた。

 

 

 

「くっ、もう一枚の伏せはそれですか?! 仕方ありませんね。ならば私は、『セイクリッドの超新生』を発動します!! これで墓地から、『セイクリッド・オメガ』と『セイクリッドソンブレス』を手札に加えます。まぁ、オメガはエクストラデッキに戻りますがね。」

 

 

豊聡耳神子

手札 3→4枚

 

 

 

「そして私はカードを1枚伏せて、ターンを終了します。(今伏せたのは、先程戻された『エクシーズ・リボ-ン』。これで万が一プレアデスが墓地に送られても、ある程度立て直せます。完璧な布陣とは言い切れませんが、突破は容易ではないはず。)」

 

 

豊聡耳神子

LP 4000

手札 3枚

 

セイクリッド・プレアデス(ORU 1つ)

セイクリッド・プレアデス(ORU 1つ)

 

セイクリッドの星痕

 

 

伏せ 1枚

 

 

 

ん、何か今、負けない運命の一端が見えた気がするけど。まさかアイツ、脳内説明したんじゃないでしょうね。なんかあり得そうだけど。

 

 

「私のターン!! ドロー!!」

 

 

レミリア・スカーレット

手札 1→2枚

 

 

よし、後はこれでアイツらが引けるかどうかね。さて、神子はここでどう来るかしら。

 

 

「スタンバイフェイズ、いいですか?」

 

「えぇ。」

 

 

やっぱり来たわね。分かってたけど。

 

 

「では行かせてもらいます!! まず、効果を無効にされていないプレアデスの効果で、『デモンズ・チェーン』を手札に戻します!!『星痕の導き-スター・チャート・リード-』!」

 

 

セイクリッド・プレアデス

ORU 1→無し

 

 

 

まぁ、普通そうだろうな。そして、鎖を解かれたプレアデスでオピオンをバウンス、といったところかしら。

 

 

「これで、もう1体も効果が使えます!! 鎖を解かれた、プレアデスの効果を発動します!! 『ヴェルズ・オピオン』を手札、もといエクストラデッキに戻します!!『星痕の導き-スター・チャート・リード-』!」

 

 

セイクリッド・プレアデス

ORU 1→無し

 

 

 

鎖を解かれたプレアデスが、自分のまわりに回っていた最後のORUをオピオンに向かって投げ、それが先ほどトレミスを戻した光の輪となって弾け、フィールドからオピオンを消滅させた。

 

このプレアデスの効果、使うタイミングとしては間違ってはいない。だけど、果たしてこれがどう転ぶかしらね。

 

 

「スタンバイフェイズにもうやることは無いわよね。」

 

「えぇ。」

 

「そう。ならいかせてもらう!! 私は手札から、3枚目の『エクシーズ・トレジャー』を発動!! プレアデス2体がいるから、2枚ドローさせてもらうわ!!」

 

 

レミリア・スカーレット

手札 1→3枚

 

 

 

…、完璧ね。この勝負、もらった!!

 

 

「豊聡耳神子、アンタさっき自分が勝てるって言ったわね。悪いけど、勝利の女神は私に微笑んだみたいよ!!」

 

「なっ、フィールドもがら空きなうえに、たった手札2枚だけで、私に勝つというのですか?!」

 

「えぇ!! スタンバイフェイズでプレアデスのORUを全部使い切ってくれたおかげでね!! いくわよ!! 私の墓地に、闇属性モンスターが3体いる時、このモンスターを手札から特殊召喚出来る!!」

 

「墓地に闇属性が三体…、ッ?! その召喚条件は――」

 

「全てを破壊する力振るう、暗黒の龍よ!! 眠りにつきし闇達の力をその身に取り込み、今ここに降臨せよ!! 『ダーク・アームド・ドラゴン』!!」

 

 

ダーク・アームド・ドラゴン

☆7

闇属性,ドラゴン族/効果

ATK 2400

 

 

 

私の場に現れた『ダーク・アームド・ドラゴン』を見て、外野の魔理沙が驚愕の声を上げた。

 

「ダムドだと?! 前デュエルした時、アイツのデッキにダムドなんて入って無かっただろ?! ていうかそのカード、もしかしてフランのか!?」

  

「えぇ。あの子が【ファーニマル】にデッキを変える時、私のデッキに相性がいいからってもらったのよ。なかなか使う機会が無かったんだけど、まさかこんな所で役に立つなんてね。」

 

 

ホント、今まで手札になかなかいい所で来た事無かったくせに、こんなタイミングで来てくれるなんてね。これじゃ、この子で勝てって言ってるようなものじゃない。ホントはアレで決めたかったけど、しょうがないわね。勝利宣言した以上は、このターンで決める!!

 

一方、私のフィールドに現れたダムドを見て、神子がかなり険しい表情をしていた。

 

 

「『ダーク・アームド・ドラゴン』…、なるほど。確かにこれなら、フィールド上のカードを一掃できますからね。そして、まだ召喚権も残っているという事は――」

 

「その通りよ。さぁ、我が闇の真髄を受けて、華々しく散りなさい!! 『ヴェルズ・カストル』を召喚し、その効果で増えた召喚権で、『ヴェルズ・サンダーバード』を召喚!!」

 

 

ヴェルズ・カストル

☆4

闇属性,戦士族/効果

ATK 1750

 

ヴェルズ・サンダーバード

☆4

闇属性,鳥獣族/効果

ATK 1650

 

 

「これでまた、レベル4が2体。」

 

「さぁ、この試合の幕を引くため、再び私のエースにご登場してもらうわ!! 私はレベル4のカストルとサンダーバードで、オーバーレイ!! 2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! 我が元に勝利をもたらすために、三度闇をこの地にもたらせ!!『ヴェルズ・オピオン』!!!」

 

 

ヴェルズ・オピオン

★4

闇属性,ドラゴン族/エクシーズ/効果

ATK 2550

ORU 2つ

 

 

『グルウウゥゥオアアァァァァァァァァァ!!!』

 

 

私の場に出た『ヴェルズ・オピオン』が、今までに負けないくらいの雄叫びを上げ、それによって、まるで空気が本当に震えているかのように振動した。そして、その振動を起こしたオピオンを見ながら、神子はプレッシャーにやや押されているように見えた。

 

さぁ、幕引きといきましょう!!

 

 

「これで終わりよ!! まずは『ダーク・アームド・ドラゴン』の効果発動!! 墓地の闇属性モンスターを1体除外する度に、相手の場のカード1枚を破壊する!! まずは後ろの伏せカードからよ!! 『ダーク・ジェノサイド・カッター』!!」

 

 

私の場のダムドが腕についた斧のような刃に力を溜め、それを思い切り振り下ろして、神子の場に伏せてあったカードを破壊した。ん、あの伏せ、『エクシーズ・リボーン』だったのね。危なかった、もし先にプレアデスを破壊してたら。これで遠慮なく破壊できるわ!!

 

 

「しまった、『エクシーズ・リボーン』がっ!!」

 

「続けて、墓地に残ってる二体の闇属性モンスターも除外し、アンタの場のプレアデス2体も破壊するわ!!いきなさい、『ダーク・アームド・ドラゴン』!!『ダーク・ジェノサイド・カッター』、2連打ぁ!!」

 

 

刃を振り下ろしたダムドは、そのままその巨体を回転させて2体のプレアデスを、腕についた刃で同時に引き裂いた。神子を護るようにしてそこにいた2体の星の戦士は、受け止めることもできずそのまま破壊された。

 

 

「くっ、プレアデス。」

 

「これ、あなたを守る壁はなくなったわ!! いけ、『ダーク・アームド・ドラゴン』!! 豊聡耳神子にダイレクトアタック!!『ダーク・アームド・ヴァニッシャー』!!」

 

 

 

そして、場ががら空きになった神子のもとへ、漆黒の闇を腕に纏わせたダムドが、渾身の一撃を振り下ろした。そして、それによって起こった爆風で、神子の身体は大きく吹き飛ばされた。

 

 

 

ダーク・アームド・ドラゴン

ATK 2800

 

 

豊聡耳神子

LP 4000-2800=1200

 

 

 

「アァァァァ!!」

 

「これでフィナーレよ!!『ヴェルズ・オピオン』で、ダイレクトアタック!! 今度こそ、全てを貫け!!『死光の神槍(デスライト・ザ・グングニル)』!!」

 

 

 

そして、吹き飛ばされた神子にトドメの一撃をさすため、もうすでに槍を生成していたオピオンが、私の指示と同時に、その槍を神子に向かって射出した。そして、射出された槍は、そのまま神子に直撃して、さらに上空に吹き飛ばす形となり、結果して神子の身体は、かなりの高度から叩きつけられた。

 

 

ヴェルズ・オピオン

ATK 2550

 

 

豊聡耳神子

LP 1200-2550=-1350

 

 

 

「ぐッ、うわあぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

――ダンッ――

 

 

「グハァッ!」

 

 

 

 

神子のライフが0になり、そしてAR空間上に、私の勝利を現すサインが出て、AR空間が解け始めた。

 

 

「ふぅ、私の勝ちね。」

 

 

winner レミリア・スカーレット

 

 

 

☆≡

 

 

 

「お~い、神子!! 大丈夫か?!」

 

 

デュエルが終了し、私は最後に吹き飛ばされた、神子のもとへと向かっていた。神子はもうDゲイザーを外して立っており、見た感じ大丈夫なようだった。

 

 

「大丈夫か?」

 

「魔理沙。えぇ、大丈夫ですよ。この程度でどうにかなるほど、ヤワではないので。」

 

「あぁ~、そういやそうだったな。」

 

 

今更だけどコイツ、そう言えば聖人って言って、普通の人間と違うんだったな。一応仙人だしな。

 

しかし、レミリアが勝つとはなぁ。ダムドが入ってたのにもビビったが、押しきっちまうとはな。それだけ、アイツも強くなってるってことか。

 

と、噂をすれば来たな。つーか咲夜、まずは普通吹っ飛んだ方に来るのが、ってコイツに言うのは愚問か。とか思ってると、横にいた神子が口を開いた。

 

 

「レミリア、今回は私の負けですね。」

 

「そうね。でも、互いにまだ出しきれてない気もするし。いつか、またやりましょう。WDCの本戦で、でもね。」

 

「気が早くないですか? まだ私はそろってませんよ?」

 

「なら早くそろえて、私に追いついて見せなさい。」

 

「いいでしょう。では必ず、本戦にて、再び相見えましょう。」

 

 

そう言って二人は互いに手を取り、健闘をたたえ合った。何かこう見てると、コイツら似てる気がするんだけどな。まぁたぶん、主にレミリアが普段子供っぽいからそう見えねぇだけだろうけど。

 

そんな風に微笑ましく見ていると、「ところで。」と、レミリアがまた口を開いて、こんな事を言った。

 

 

 

「部屋割決めの約束、忘れてないわよね? 私が勝ったんだから、先に決めさせてもらうわよ。」

 

 

 

 

「…ハァ?!」

 

 

へ、部屋割だぁ?ま、まさかコイツら――

 

 

「ハァ、分かってますよ。あなたが勝ちましたから、部屋割の順番はあなたから、ですよね。」

 

「おいおいおいおいおいおいおいおいおい?!?!?!?! ちょっと待て!! お前らそれ決めるためだけにデュエルしてたのか?!」

 

「えぇ、そうだけど。」

 

「そうだけど、じゃねぇよ!! 家主は私なんだから、普通私からだろ?!」

 

 

冗談じゃねぇ。そんなのを決めるためだけに、このデュエルやってたのかよ。デュエル脳もいいところだろう。つか咲夜、アイツ知ってて教えてくれなかったな。顔が若干引きつってるし。て言うか、2回ぐらい前にデュエルする理由言わなかったの、このためか!!

 

 

「アンタは最後に帰って来たんだから、当然残った部屋に決まってるでしょ。咲夜や神子はともかく、特に私は寝起きいきなり日がさしてくると困るの。いくら日中外に出れるからって、夜明けの日差しまでは克服できてないのよ。」

 

「…ハァ、分かったよもう。」

 

 

まぁ確かに、レミリアの言い分もわかるしな。しょうがねえ、ここは素直に余り部屋にするしかないな。

 

 

 

因みにその後、私に割り当てられた部屋なんだけど、何か、向こうにいた頃と変わんねぇ感じの部屋だったから、逆に落ち着いた。やっぱりいつもと同じって言うのは、いいもんだよな。

 

 

 

 

 

 

☆≡

 

 

レミリア達がデュエルをしていた、その頃――

 

 

ハートランドシティの街中では、二人の決闘者が、互いのハートピースをかけてぶつかり合っていた。一人は青紫のコートに赤いスカーフを身に付けた長身の青年で、ライフは1000ポイントをきっており、風前の灯となっていた。そして現在彼のフィールドには、攻撃力100の鳥と機械が融合したようなモンスターエクシーズが1体と、伏せカードが1枚存在しており、手札も残り1枚という状況である。さらにデュエルディスクの表示を見ると、今は彼のメインフェイズ1であるようだ。

 

一方もう一人はというと見た目はいわゆるチンピラみたいな感じでライフはまだ3000以上も残っており、高攻撃力の『モンタージュ・ドラゴン』をフィールドに出し、手札は0だが伏せカードは1枚伏せていた。そして、『モンタージュ・ドラゴン』の攻撃力は4400となっていて、これはもう、彼の勝利で決まるのではないかと思われていた。

 

だがしかし、その考えはもろくも崩れ去る。

 

 

「『――――――』の効果発動!! ORUを1つ使い、敵の場に存在する、特殊召喚されたモンスター1体を選択し、その攻撃力を、自らの攻撃力に永続的に加える!! 俺が選択するのは、当然お前の場の『モンタージュ・ドラゴン』だ!!」

 

 

???

ATK 100+4400=4500

 

 

「こ、攻撃力、4500だと?!」

 

「まだだ!! さらに速攻魔法、『禁じられた聖杯』を発動!! フィールド上のモンスター1体の攻撃力を400ポイントアップさせる代わりに、そのモンスターの効果を無効にする!! 当然『モンタージュ・ドラゴン』を選択する!!」

 

 

モンタージュ・ドラゴン

ATK 4400→400

 

 

「な、俺の『モンタージュ・ドラゴン』が?!」

 

「バトルだ!! 行け、『―――――――』!! ヤツにとどめをさせ!!」

 

 

 

赤いスカーフの青年の指示を受け、彼の場のモンスターが炎を纏って空中で旋回し、そのまま急降下して『モンタージュ・ドラゴン』を引き裂いた。

 

 

???

ATK 4500

 

モンタージュ・ドラゴン

ATK 400

 

 

チンピラ

LP 3800-(4500-400)=-300

 

 

 

「ぐわああぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

winner ○○○

 

 

チンピラのような見た目をした決闘者とのデュエルを終え、左目につけていたDゲイザーを外しながら、赤いスカーフの青年が、チンピラのような見た目の決闘者に近づいていった。

 

 

 

「約束通り、ハートピースはもらうぞ。」

 

「チッ、わ~ったよ。約束は約束だ。こんなもんくれてやるよ。」

 

 

そう言って彼はハートピースを放り投げ、青年に渡して去っていった。残された彼は、今日はもう遅いと判断して帰ろうとした。すると、どこからか女の子の声が聞こえ、彼はそちらを向いた。

 

 

「お兄ちゃ~ん!」

 

「ッ、□□! どうしてここに。」

 

「お兄ちゃんがいつまでたっても帰ってこないから、迎えに来たのよ、もう。」

 

「…すまない。」

 

「ハァ、まぁいいよ。いつもの事だから。温かい晩御飯出来てるから、帰って一緒に食べよう。」

 

「あぁ、そうだな。□□。」

 

 

そう言って赤いスカーフの青年は、彼の妹にあたる少女と一緒に、家路についたのだった。

 




どうも、お疲れ様です!! いかがだったでしょうか。え~っと、先に謝っておきます。ホントすみませんでした! トレミスの効果ミスを犯すとは。まぁ結果的に、『逆境の宝札』という原作の鬼強いカードと『エクシーズ・トレジャー』の増加で、何とかなりましたけどね。ついでに最後のターン、オピオンが出せるようになっちゃったという。


いやぁでも、ぶっちゃけ人によっては、やっつけ仕事みたいな展開に見える方がいらっしゃると思います。結局gdgdになっちゃいましたね。まぁ、やりたいことはやれたから別にいいかなとは思っていますが。

でもこの話、本当はウロボロス出したかったんですけど、それに凝ると神子のワンサイドゲームになっちゃうかもなと思ったので、急遽変更してこうしました。結果的には構成考えてた時よりはgdgd感が減った(作者比)ような気がします。


レミリアがバハムートをあまり使わないのは、まぁ基本をオピオンによるねじ伏せに頼っていたりするからです。まぁもとになったのがどちらも神の槍の名前を冠する龍で、その中で自分の使う槍の名前を持つ龍を元に生まれたオピオンを優先して使ってる、と思ってくれたらいいです。誰だってこだわりのカードの一つや二つ、あるでしょうしね、たぶん。


でましたよ、神子の【セイクリッド】デッキの真骨頂!! 1ターンでプレアデスを3体並べようとする鬼畜っぷり。侵喰崩壊で邪魔しにまいれなかったら、あのままレミリア、何もできずに負けてますね。因みに、あのルートに気付いたのは、この小説書いてる最中でした。こんなルートあるんだなって、初めて気付きました。架空デュエルの小説書いてるとよくあるんですよね。

そして返しのターンにでてきたダムド!! 『ボチヤミサンタイ』は魔法の言葉。

後、あのダムドが元はフランのものって言うのは、思いつきで入れた奴です。ただ、効果とかがレミリアよりもフランが使った方が似合う気がしたので、あんな設定を入れて見ました。

さらに最後はきっちりエースで決めたレミリア。実はここ、修正入れて一番変わった場所です。トレジャーを1枚増やしたことで、なんか結果的に手札が1枚増えたんですよね。じゃあそれをカストルにしてしまえぇ、ってなって、こうなりました。作者的には
満足のいくデュエルエンドとなったので、よかったと思ってます。



そして、最後に出てきた赤いスカーフの妹持ちの青年、いったい何咲さんなんでしょうね。


で、その何咲さんが次回以降も色々と出て来るので、『ARC-V』の方も読んでいる皆さんに、お願いておきたい事があります。


それは、この魔理沙のいる『ハートランドシティ』と、霊夢達のいる世界のエクシーズ次元に存在する『ハートランド』は、別のものとして考えてほしい、という事です。


え~、いきなり何でこんな事を言い出したのかというと、『ARC-V』の方で、シンクロ次元に元キン(?)が出るじゃないですか。

で、もしもの話なんですけど、あのエクシーズ次元にある『ハートランド』が『ZEXAL』の『ハートランドシティ』と一緒だった場合、この何咲さんの設定が大きく矛盾してしまう事になるので、こんな事を書かせて頂きました。

誠に勝手なんですけど、あっちの設定とこっちの設定をごっちゃにしないためにとった緊急措置なので、そういう事で、どうかよろしくお願いします。


てまぁ、ここまで言ってしまうと、もう隠してる意味無いんですけどね(笑)もう皆さん分かっちゃってると思います。


さて次回、いよいよWDC予選2日目!! 今度は咲夜さんがデュエルする予定です!! さて、そのお相手はいったい誰なんでしょうか?! そして、咲夜さんの新たなデッキとはいったい何なのか?! 乞うご期待!!


それでは、次回もお楽しみに!!



遊馬&魔理沙「「かっとびングだ(だぜ)、俺(私)!!」」
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