ふぅ、やっと最新話を投稿できました。ただ、相変わらずちょっと不調ですね。なかなか話が思ったように進まないです。gdgd展開が結構あると思いますので、この場で先に謝罪しておきます。非力な私を許してくれ…orz
まぁ、気を取り直して。今回は予告通り、『咲夜さんVS???』のデュエルです!! ???の人はまぁ、原作のキャラです。ちょっと先に、この???に当たるキャラのファンの方々に謝っておきます。キャラ的にちょっとおかしな点が出てると思います。すみません。
後、今回主人公の魔理沙の出番が結構少ないです。最後にちょっと出るくらいかな。
余談になりますが、前回『ARC-V』の小説の方でクラッシュ・オブ・リベリオン箱買いに行こうとか意気込んでいましたが、当日どこ行っても売り切れのオンパレード。結局買えませんでした。
ただまぁ、代わりにバラ買いで霊夢の【カオスライロ】デッキのパーツを集めて、新規も入れたライロデッキが作れたので、だいぶ満足です!! セイントミネルバと『ライトロードの裁き』TUEEEEEE!!!
ちょっと、私事が長くなっちゃいましたね。それでは、どうぞ!!
「ふぅ。今日も『いい天気』ね、咲夜。」
「そうですね。」
太陽が上から照りつける、真昼時。
私、十六夜咲夜は、使えるべき主、レミリア・スカーレットお嬢様と一緒に、つい昨日訪れたばかりの『ハートランドシティ』をめぐりながら、現在この街で催されている『WDC(ワールド・デュエル・カーニバル)』の予選を勝ち抜くために、その鍵となるハートピースを持つ決闘者を探していました。
お昼時なので、本来は寝ている事の方が多い時間帯なのですが、日中でもある程度は日傘無しでの行動もとれるようになられたお嬢様は、最近ではこの時間に起きていることもよくあります。
ただ、外出出来るようになったからと言っても、やはり日光は嫌いなようなので、こういう時のお嬢様の『いい天気』というのは、大抵皮肉だったりします。
「ところで咲夜。あなた、欠片は後幾つで揃うんだったっけ。」
「後、残り1つといったところです。ただ、填まらないものも、ストックとして後2つあります。」
「なるほどね。まぁ、なるべくなら勝ちなさい。あなたの事だから、負けることはそうそうないでしょうけど、身内が目の前で無様に敗北するのを見せられる事ほど、気持ちの悪いものもないからな。」
「えぇ、分かってますわ。」
「フッ、なら良いわ。お願いだから、予選敗退なんて事にはならないでよ。」
「はい。」
そう。この大会、特に予選において、私に負けは許されない。本戦に必ず勝ち上がり、そして、お嬢様と相見える。それこそが、お嬢様との約束ですしね。
さて、最後の一人を早く見つけて、本戦出場を確定させなければ――
「――視線を感じますね。」
「えぇ。それも、あなたに向かってみたいね。好奇の眼差しが。」
「お嬢様も、分かりますか?」
「当然でしょ? 隠す気もなさそうだし。」
そう。実は昨日ぐらいから、でしょうか。妙な視線を感じているんです。最初はこの格好のせいかもしれないと思って、あまり気にしていなかったのですが、今日もその視線を感じると言う事は、これは本格的にストーカーか何かの類かもしれませんね(何故か視線が増えている気がするのは、この際気にしないでおきましょう)。
「…やはり、恰好を変えるべきだったでしょうか。」
「今更言ったって仕方無いわ。私達は今のところ、普段向こうで着てる服とその予備以外ないから、他に変えようがない。それにその格好じゃないと、あなたかどうか判別しにくいって言うのもあるしね。」
「なるほど。で、いかがいたしましょうか。」
「あなたのしたいようにすればいいわ。ただ、ナイフだけはやめておきなさい。この感じからして、まだ幼そうだから。」
「はい。」
お嬢様から自由にしてよしと言われたので、私はとりあえず、能力で時間を止め、視線のする方に様子を見に行きました。すると、そこにいたのは――
――まだそこまで年端もいっていなさそうな、少年少女の団体と、青い幽霊のような人でした。
☆≡
「美味しい!! こんな紅茶、始めて飲みました!!」
「確かに!! トドのつまり、こんな物は今まで飲んだことがありません!!」
「ホントだウラ!! このクッキーもめちゃめちゃ美味いウラ!!」
「当然よ。何てったって、私の従者が作ったものなんだから。」
「それ、関係あるのか? でもまぁ、クッキー以外のお菓子も美味ぇな!!」
「フフッ、そう言って頂けると、こちらとしてもとても嬉しいですわ。」
私の事をつけていた子供達、『ナンバーズクラブ』のメンバーを発見してから少し経ち、私達は今、魔理沙達と共同生活をしている家の庭にて、ティータイムにしていました。
どうやら、昨日から私のことを見ていたのは、武田鉄男君という大柄な子で、どうやら昨日私を一目見て、一目惚れのような状態になったみたいです。事実、私が近くにいるせいか、周りと違って大人しく、というより縮こまっているみたいで、先程、観月小鳥ちゃんという子が教えてくれたことには、『普段はもっとアクティブな性格』だそうです。
う~ん、こういう時の対処は、さすがに幻想郷では覚えられませんでしたからね。紅魔館を訪れる人なんて、霊夢達を除いてまずほとんどいませんし、人里でもそんな目で見られたことは1度もなかったので、どういう対応をすればいいのやら。とりあえず、普通に話しかけてみればいいでしょうか。
「鉄男君。」
「は、はい!? 何ですか? えっと、十六夜、さん。」
「咲夜でかまいませんよ。大丈夫ですか? 少し顔が赤いですが。」
「あっ、いえ! 何でもないです!!」
「そうですか。紅茶のお替りはよろしいですか?」
「あっ、はい。大丈夫です。それにしても、美味しいですね、これ。お菓子も。これ全部、もしかして、咲夜さんが――」
「はい。お嬢様や、お客様にお気に召していただけるよう、すべて手作りで、私が作らせていただいてます。」
「そうなんですか。これ、大変じゃないですか。これだけの数、いつも作るのは。」
「いえいえ。そうでもないですよ。これでも、まだいつもより少し多いぐらいですし。」
少し多め、とはいいましたが、実際はほとんどいつもと変わらないか、それよりも少なめなんですけどね。あれだけ大きな館ですし、妹様はよく食べますし、急に霊夢達がお菓子を食べに来ることもあります。なので、いつもはこれより多めに作っていたりするので、これぐらいの量だとそれほど多くない、という感じですね。
そうやって、私の作ったお菓子の話題から、色々と話しているうちに、鉄男君は小鳥ちゃんが言っていた、本来の彼の一面を見せてくれるようになりました。まだ少し顔が赤かったり、時々言葉が引っ込んだりすることはありますが、そうなっていないときの彼は、何となく、彼らしいとも思いました。
☆≡
「それにしても、ここの表札、『霧雨』って書いてあったけど、もしかして、魔理沙がいたりするのか?」
「ん、魔理沙のことを知ってるのか、九十九遊馬。」
ティータイムの会話中、九十九遊馬が魔理沙の名前を出した。アイツ、まさか咲夜のストーカーの仲間と知り合いだったとはな。
「あぁ!! 昨日アイツとデュエルしたんだけどさ、アイツ強いよな!! 特にあの、何だっけ、あの黒いドラゴン、えっとぉ――」
『「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」、だろう?』
「そう!! そのダーク・何たら・エクシーズ・ドラゴンってやつに最後のターン、ボカーンってやられてさぁ。結局、はまらなかったピースをやったら、それがアイツのヤツにはまっちまってさ。」
なるほどな。魔理沙のリベリオンデッキとやりあったのか。あれは条件が全てクリアされていれば、私の【ヴェルズ】デッキでも一撃で粉砕されるからな。大元は師匠の使っていたデッキと言っていたが、あれはもう、ダーク・リベリオンのためのデッキの気もするな。
それにしてもこのガキ、名前の覚えがひどすぎるな。どんな教育を受けてきたんだか。(←お前もな。)
「ダーク・リベリオン、だ。しかしピースということは、お前もWDCに参加しているのか。」
「おう。よく分かったな。」
「今この街で開催されている大会を知らない馬鹿でもない限り、ピースと言われたらまず速攻でそれを連想するだろう。」
「まぁ、言われてみれば確かに。で、レミリアも参加してるのか?」
「当然だ。最も、昨日の内にピースは完成させてもらったがな。」
私がこう言うと、遊馬が途端に「エエェェェェ!!!!!」と叫んだ。
「・・・叫ぶな、やかましい。」
「いやだって、あれって、ブローチに填まるヤツはたった一個しかないんだろう?! それをどうやって――」
「さぁ、どうやったんだろうな。いずれにせよ、手の内を晒すような真似はする気はない。」
そう言って私は、話は終わりだと紅茶を飲もうとして、そこで少し手を止めた。視界の隅で、気になる映ったからだ。
「そういえば、九十九遊馬。」
「ん、何だよ?」
「あの武田鉄男とか言うヤツ、アイツもWDCに参加しているのか?」
「あぁ。アイツは小学校からの腐れ縁でさ、デュエルも結構強いんだぜ!!」
「ほう。それは面白いことを聞いた。」
デュエルが強い…。九十九遊馬のその言葉を受けて、私の頭の中で、ある一つの考えが浮かんだ。うん、これならば、本戦前の軽い余興としては十分だな。後はヤツのハートピースがはまるかどうか、それだけを確認すればいい。咲夜が負ける運命は、そうそう見えるものではないしな。
私は目を閉じ、自身の能力である『運命を操る程度の能力』を発動させた。すると、私の内部にある意識世界内に紅の魔方陣のみが浮かび上がり、私はその空間で、魔方陣の上に少しだけ浮いた状態で静止していた。
そして、その魔方陣の上で私は正面に手をかざした。それに反応して、空間内に紅い半球状のフィールドが魔方陣を覆うように発生し、空間内には、この世界における様々な過去、現在、未来の光景が映し出されていた。
そう、これこそが、私の能力を行使するときに使用する意識ない空間、さしずめ『運命の間(デスティニー・フィールド)』とでも呼んでおきましょうか。
この空間を開いている間、私の外の時間は一切進まない。実際には、この空間内での私の活動は、表で行使しない限りは『運命を視る』事以外の行動が取れない。その代わり、意識空間内での行動だからか、外の世界で言う一瞬に相当する時間しか、私の外の時間は進まないから、結果的に進んでいないにも等しくなる。つまり外から見た私の行動は、単なる瞬きにしか見えない、ということになるな。
私はその空間内で、ある運命を映したシーンを私の前に映し出した。そしてそのシーンを見て、私は先ほど考えた作戦を実行に移すことにした。
☆≡
「そうですか。では遊馬君とは、小学校の頃から。」
「はい。アイツ、何かとそそっかしいところがあるんです。でも、昔っから諦めだけは悪くて。時々、見ててすごい危なっかしく思う時もあるけど、それでも何か、放っておけないっていうか。」
「へぇ。」
鉄男君と話始めてから十数分、ようやく少しだけ打ち融け合ってきた私達は、それぞれの身内の話などをしていました。
「そう言えば、咲夜さんはどうして、レミリアに仕えてるんですか?」
「…まぁ、色々紆余曲折はありましたが、そうですね。一番のきっかけは、命を助けてもらった、という事でしょうか。」
「命を?」
「はい。まぁ今となってはもう、そんな事を抜きにして、ただあの方の役に立ちたい。それが、今私がお嬢様に仕えている、一番の理由ですね。」
「役に、立ちたい、ですか。」
「はい。」
そう。私にとって、お嬢様に仕えるのに理由をあえて付けるのなら、それ以外にはありえない。なぜなら、それこそが私にとって、一番の望みであり、私が、私足り得る、最大の理由ですから。
そう言えば、今更ですけど、彼らは『ナンバーズクラブ』というグループのメンバーなんですよね。という事は、ナンバーズに関して、何か知っていたりするんでしょうか。少々怪しまれるかもしれませんが、ここは少しでも情報を――
「咲夜。」
「ッ、何でしょうか、お嬢様。」
私が鉄男君から、ナンバーズの情報を引き出そうかと考えていると、突然、お嬢様に呼ばれました。紅茶のお替りは先程いたしましたから、いつもお嬢様の飲むスピードから考えて、それは考えられませんが。何かあったのでしょうか。
「いかがなさいました?」
「なに、少し面白い余興を思いついた。それに協力してほしいってだけよ。」
「余興、ですか。」
「えぇ。それも、あなたのハートピースを揃えることも出来るという、とびっきりの余興よ。」
「なるほど。つまり、ここにいる誰かと、デュエルをしろという事ですね。」
それに対して、お嬢様は頷いた。余興、ですか。まぁ確かに、本戦の出場が確定しているお嬢様からすれば、これは正しく、本戦前の軽い余興のようなもの。私はその余興の場で、ここにいる誰かとデュエルをし、そしてハートピースを獲得できる、という訳ですね。さすがはお嬢様、このような場を設けて下さるとは。これは、是が非でも負けられませんね。
「では、誰とデュエルをすればいいでしょうか。」
私が尋ねると、お嬢様は左手の人差し指を、ある一人の方向に向けて指差した。その人物とは――
「えっ?」
☆≡
「ハァ、いいなぁ鉄男のヤツ。」
『仕方ない。彼女達が指名したのが、たまたま鉄男だったと言うだけだろう。我々は我々で、また別でハートピースを探すしかない。』
咲夜が鉄男とデュエルする事になって、俺は今、鉄男と比較的近いところで、アストラルと話していた。
何であの二人がデュエルする事になってるのかは、たぶんさっきまでレミリアと話してた、WDCの予選進出のために必要な、ハートピースをかけてだろ。レミリアがさっき、咲夜とそれっぽい話してたし。
「まぁ、しょうがねぇなぁ。鉄男のデュエルが終わったら、俺達もハートピースを探しに行こうぜ、アストラル。」
『そうだな。だが遊馬、この大会に我々が参加したのは、あくまでナンバーズを回収するためだという事を忘れるな。』
「分かってるよ。けど、予選を勝ち残らなきゃ、それすら出来ないだろ?」
『まぁ、そうだな。』
「なら、ナンバーズの回収については、先に予選を勝ち残ってからにしようぜ。」
『それもそうか。確かに、今回については、君の意見も一理ある。まずは勝ち残る事を優先するか。』
「おう!!」
よし、取り敢えず今後の方針は決まった。まずはハートピースを集めて、本戦出場を決める。ナンバーズの回収はそれからだ。
でもその前に、この勝負で小鳥達と一緒に、鉄男を応援してやらないとな。
「鉄男ぉ、負けんじゃねぇぞ!!」
「鉄男君、頑張ってねぇ!!」
「ここで勝って、咲夜さんに良いとこ見せてやるウラ!!」
「キャッとビングよ、鉄男!!」
「トドのつまり、ここで勝てば、本戦の出場に一歩近づくかもしれません!! 頑張って下さい!!」
俺や小鳥、それに徳之助達の声援をに、鉄男は俺達に右手でサムズアップして応えてくれた。「任せとけ!!」ってことなんだろ。
鉄男、頑張れよ。
☆≡
「賑やかね、あっちは。」
「羨ましいですか、お嬢様。」
「まさか。だが、あぁ言うのも悪くはないかと、少し思っただけだ。」
デュエルの準備をし終え、最終確認を行っている咲夜と私は、軽く言葉を交わしていた。その向かいでは、これから咲夜とデュエルする武田鉄男に、ヤツの仲間達が声援を送っているのが見える。まぁ、その声援を送っている内の一人、九十九遊馬の近くにいる青い半透明の幽霊のような人物、アストラルに目を向けていたのだが。
(あれが噂に聞く、ナンバーズのオリジナル、アストラルか。なるほど。魔理沙の言っていた通り、幽霊のようなヤツだな。)
昨日魔理沙から話は聞いていたが、実際に会ってみるとよくわかる。最も、こちらはわざと目線をヤツと合わせないようにして、私達にはヤツが見えていないようにしていたが、勘の良さそうな見た目をしていることだし、おそらく見えている事に気づいているだろう。まぁ、大した問題ではないがな。
「咲夜。」
「何でしょうか?」
私が呼びかけると、咲夜はいつものようにこちらを向いた。その顔からは、緊張の様子も見受けられない。緊張する必要が全くない訳ではないけど、万一の事もあるからと思って声をかけたのだが、どうやら杞憂だったか。咲夜なのだから、同然と言えば同然だがな。
「フッ、何でもないわ。勝ってきなさい。」
「はい。」
咲夜はその言葉を最後に、こちらに背を向け、眼前の敵である武田鉄男と向かいあった。間もなく、闘いの幕が上がる。そこに、二人以外が入り込む余地などない。後は黙って、二人の決闘者のデュエルの行く末を、見守るだけだ。
さて、咲夜。改めてあなたの強さ、見せてもらうわよ。
☆≡
「さて、準備はよろしいですか?」
「はい、いつでも。手加減はしませんよ!!」
「それは、こちらもですよ。」
互いに準備が完了したのを確認し、私は時計の長針と短針を辺とした扇型の物体を、鉄男君はDパッドを空中に放り投げ、それをそれぞれ腕のリストバンドのような機械に取り付けた。そしてその後、私は昨日のお嬢様同様左目を左手で一瞬だけ覆い、眼の色を普段の紫色から赤色へと変化させ、その目の周りに、紫色の模様が出現し、一方鉄男君は普通のDゲイザーを放り投げて、それを左目に装着していました。
「「デュエルディスク、セット!!」」
「Dゲイザー、セット!!」
[ARビジョン、リンク完了。]
「「デュエル!!」」
十六夜咲夜
LP 4000
手札 5枚
場、伏せ 共に無し
武田鉄男
LP 4000
手札 5枚
場、伏せ 共に無し
さて、先攻は、どうやら私のようですね。本気のデッキでないのが心苦しいですが、精一杯の『おもてなし』は、させて頂きましょう!
「先攻は私です。私のターン、ドロー!」
十六夜咲夜
手札 5→6枚
「ではまず最初に、私は、『マドルチェ・エンジェリー』を召喚。」
マドルチェ・エンジェリー
☆4
地属性,天使族/効果
ATK 1000
「マドルチェ?」
「知らないカードウラ。」
「でも、何か可愛らしいね。」
「確かにニャ。」
「あれは、最近出たカードのカテゴリですね。確か破壊されると、墓地へ行く代わりに、デッキに戻る効果を持ったモンスター群のカテゴリだったと思います。」
私の召喚した『マドルチェ・エンジェリー』を見て、遊馬君と徳之助君が首を傾げ、小鳥ちゃんは逆に外見を可愛いと言い、それにキャッシーちゃんがそれに同意している一方で、皆から委員長と呼ばれていた等々力孝(とうとうりきたかし)君が、このカードの属する【マドルチェ】というカテゴリについて説明していました。
なるほど。こちらではこのカテゴリ、最近出たばかりなのですね。ならそれほど、対策はされていないはず。とはいえ序盤に回し過ぎて、息切れしないようにしなくては。
「まずは、軽くご挨拶です。『マドルチェ・エンジェリー』の効果発動。このカードをリリースする事で、デッキからマドルチェモンスターを1体、特殊召喚出来ます。さぁ、お菓子の国の姫君の登場です。現れなさい、『マドルチェ・プディンセス』!」
マドルチェ・プディンセス
☆5
地属性,天使族/効果
ATK 1000
「いきなりレベル5のモンスターを。」
「ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは、次の私のエンドフェイズ時にデッキに戻ります。さらに私はフィールド魔法、『マドルチェ・シャトー』を発動!」
私がフィールド魔法をセットすると、AR空間が徐々に変化し、辺り一面がお菓子で出来た街に変わりました。
「『マドルチェ・シャトー』の効果発動。このカードを発動させた時、墓地のマドルチェモンスターを全て、デッキに戻します。先程自身の効果でリリースした、『マドルチェ・エンジェリー』をデッキに戻します。さらにこれで、墓地のマドルチェモンスターがなくなった事で、『マドルチェ・プディンセス』の効果が発動します。自分の墓地にモンスターが存在しない場合、このモンスターの攻撃力、守備力は800ポイントアップします。さらに『マドルチェ・シャトー』の効果により、場のマドルチェモンスターの攻守は全て、500ポイントアップ。よってプディンセスの攻撃力は1300ポイントアップし、2300となります。」
マドルチェ・プディンセス
ATK 1000+800+500=2300
「1ターン目から攻撃力2000以上のモンスターを、エクシーズ召喚無しで出すなんて。」
攻撃力が2300まで上がったプディンセスを見て、鉄男君がそう呟いていました。こちらだと、攻撃力2000以上のモンスターが1ターンで出るなんて、結構普通なんですけどね。
「私の本気は、まだまだこんな物ではないですよ。私はカードを2枚伏せ、ターンエンド。さぁ、今度はそちらが見せて下さい。あなたのデュエルを。」
十六夜咲夜
LP 4000
手札 2枚
場
マドルチェ・プディンセス
マドルチェ・シャトー
伏せ 2枚
さぁ、鉄男君はこの布陣に対して、どう立ち向かってくるのかしら。
「いきますよ。俺のターン!!」
武田鉄男
手札 5→6枚
「俺は、『ブリキンギョ』を召喚!!」
ブリキンギョ
☆4
水属性,機械族/効果
ATK 800
『ブリキンギョ』。という事は、彼の狙いはランク4エクシーズ。この世界ではシンクロ召喚が無いようですし、おそらくそれで間違いないでしょう。ただ、どのカテゴリを使っているのか気になりますが、手遅れになる前に先手を打たせてもらいます。
「『ブリキンギョ』のモンスター効果発動!! このモンスターの召喚に成功した時、手札の――」
「させません。カウンター罠、『魔導人形の夜(マドルチェ・ナイツ)』発動! 自分の墓地にモンスターが存在しない場合にのみ発動でき、効果モンスターの効果の発動を無効にします!」
「何?!」
「さらに! 私の場に『マドルチェ・プディンセス』がいる場合、相手の手札1枚をランダムにデッキに戻します!」
「何だって?!」
私の場にいたプディンセスが、召喚時に出現したプリンから欠片を取り出し、それを雪玉よろしく鉄男君の手札に向かって投げつけました。そして、プリン玉が当たった手札が鉄男君の手から零れ落ち、デッキの中に戻っていきました。鉄男君は、デッキに戻された手札が重要なカードだったからか、悔しそうな表情をしていました。
「くっ、これじゃこのターンはどうしようもねぇな。俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド!!(『グリーン・ガジェット』をデッキに戻されちまったのは痛手だったけど、今伏せたミラーフォースがあれば、次のターンは稼げる。何とか持ちこたえれば、勝ち目はある!)」
武田鉄男
LP 4000
手札 3枚
場
ブリキンギョ
伏せ 1枚
「では、私のターンですね。ドロー!」
十六夜咲夜
手札 2→3枚
うん、悪くない。あの伏せカードが召喚反応系のカードでなければ、このターンで決着をつけることができますね。少々物足りない気もしますが、これで終幕とさせていただきましょう!
「私は魔法カード、『二重召喚(デュアル・サモン)』を発動! これにより私は、このターン2回の通常召喚が可能となります。『マドルチェ・マジョレーヌ』を召喚!」
マドルチェ・マジョレーヌ
☆4
地属性,魔法使い族/効果
ATK 1400
『マドルチェ・マジョレーヌ』。初めてこの【マドルチェ】デッキを組んだ時、このカードを見て、思わずパチュリー様に似ていると考えてしまった事がありましたね。そこから何故か、この魔導人形達を紅魔館の住人で例えるような事もしましたっけ。フフッ、今となってはいい思い出ですね。
(さぁ、行きますよ。マジョレーヌ。)
目で語りかけた言葉が通じたのか、マジョレーヌはだるそうにしながらも、頷いてくれた。
「マジョレーヌもマドルチェモンスター。よって『マドルチェ・シャトー』の効果で、攻撃力が500ポイントアップします。『マドルチェ・マジョレーヌ』の効果発動! このモンスターの召喚、反転召喚に成功した時、デッキからマドルチェモンスター1体を手札に加えることが出来ます! 前のターンデッキに戻した、『マドルチェ・エンジェリー』を手札に加えます!」
マドルチェ・マジョレーヌ
ATK 1400+500=1900
十六夜咲夜
手札 2→3枚
「さらに私は、『二重召喚』で増やした召喚権を使って、『マドルチェ・エンジェリー』を再び召喚します! 当然マドルチェモンスターなので、攻撃力がアップします。」
マドルチェ・エンジェリー
☆4
地属性,天使族/効果
ATK 1000+500=1500
「まずい! あれじゃまた、『マドルチェ・プディンセス』が召喚されちまう!!」
「このままじゃ、鉄男君が!!」
私の場に再び召喚されたエンジェリーを見て、遊馬君と小鳥ちゃんが悲観的な声をあげました。確かにこの状況、どう見ても私の方が優勢ではありますが、私としてはまだ伏せカードも残っているので、油断のならない状況ではあるんですけどね。伏せカード1枚で状況が逆転するなんて、良くあることですから。
「エンジェリーの効果の効果発動! このカードをリリースして、デッキから新たなマドルチェモンスターを特殊召喚します! 現れなさい、お菓子の国の王女の執事!『マドルチェ・バトラスク!」
マドルチェ・バトラスク
☆4
地属性,魔法使い族/効果
ATK 1500
「えっ?」
「プディンセスじゃ、ない?」
…あのぉ、昨日の魔理沙にも言いたいんですが、偏見で相手の出すモンスターを限定するのはどうかと思いますよ。まぁ私はそこまで気にしませんが。
「バトラスクには召喚時に効果がありますが、今回は使いません。ただし、バトラスクもまた、先程までの2体と同様マドルチェモンスターなので、当然『マドルチェ・シャトー』の効果で攻撃力が上昇します。さらに墓地にモンスターが落ちた事で、『マドルチェ・プディンセス』の攻撃力が、800ポイント下がります。」
マドルチェ・バトラスク
ATK 1500+500=2000
マドルチェ・プディンセス
ATK 2300-800=1500
「ですが、これでレベル4モンスターが2体。」
「来るかウラ?」
「では、最後のおもてなしと参りましょう。私は、今特殊召喚した『マドルチェ・バトラスク』と、『マドルチェ・マジョレーヌ』で、オーバーレイ!! 2体のマドルチェモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! お菓子の国を治める女王よ、今ここに現れ、至福の時を刻みたまえ!!『クイーン・マドルチェ・ティアラミス』!!」
クイーン・マドルチェ・ティアラミス
★4
地属性,天使族/エクシーズ/効果
ATK 2200
「マドルチェの、モンスターエクシーズ?! てことは、『マドルチェ・シャトー』の効果で――」
「そうです。モンスターエクシーズであろうと、この効果は適用されます。よって攻撃力は――」
クイーン・マドルチェ・ティアラミス
ATK 2200+500=2700
「2700…。さっきのプディンセスの攻撃力を超えてきた。」
「フフ、ティアラミスの本当の強さはそこではないですよ。『クイーン・マドルチェ・ティアラミス』の効果発動!! ORUを一つ使い、墓地のマドルチェカードを2枚まで選択する事で、選択したカード2枚をデッキに戻し、戻した枚数分だけ、相手フィールド上のカードをデッキに戻します!!」
「なっ、デッキバウンス?!」
ティアラミスの効果を聞いて、鉄男君が驚きの声をあげました。そしてその表情も、徐々に陰りがさしてきました。無理もないですね。だって彼の場には、ティアラミスで戻せる最大数と同じ分のカードがあるのですから、当然ここでデッキに戻されれば、手札に『速攻のかかし』等がない限り、私の場の2体のモンスターの攻撃で終わりになるのですから。表情からしても、どうやらその手のカードが今、手札にいないようですね。
「いきますよ。ティアラミスの効果で私が選択するのは、先程リリースした『マドルチェ・エンジェリー』と、今素材として墓地に送った『マドルチェ・バトラスク』! その2枚をデッキに戻し、鉄男君の場の『ブリキンギョ』と、その伏せカードをデッキに戻します! 『ティアラ・プレスティージ』!!」
ティアラミスが、頭に付けているティアラから光を発生させ、その光が私の墓地のエンジェリーとバトラスク、そして鉄男君の場の『ブリキンギョ』と伏せカードをデッキへと誘った。
それを見て、鉄男君を応援していた遊馬君達も、厳しい表情をしていた。
「これで、鉄男の場ががら空きに。」
「それだけじゃありません。先程のティアラミスの効果で、咲夜さんの墓地にいたモンスター達は全てデッキに戻ってしまいした。トドのつまり、また『マドルチェ・プディンセス』の効果が適用されて――」
マドルチェ・プディンセス
ATK 1500+800=2300
「攻撃力が、また2300に!?」
「…終わったわね。」
私の後ろで、お嬢様がそう呟いたのが聞こえました。というかお嬢様、そう言う事は出来れば言わないでいただきたいのですが、まぁ仕方ないですね。これで負けてしまったら、それはおそらく、私の技量が及ばなかっただけの事。お嬢様のせいでは、決してありませんわ。
「では、これで終わりにさせていただきます。私は、『マドルチェ・プディンセス』と『クイーン・マドルチェ・ティアラミス』の2体で、ダイレクトアタック!! 『プディング・シュート』!!『ティラミス・スロー』!!」
プディンセスが、先ほど鉄男君のデッキを戻す際に使ったプリンからまた欠片を取り出し、それを球のようにして鉄男君に向かって蹴りとばし、さらにティアラミスが、自身の足元からティラミスの欠片を杖で触れずに魔法で浮かし、そのまま弾丸よろしく鉄男君に向かって投げつけました。鉄男君はそれをよけられず、顔面に直撃して、パイ生地をぶつけられたみたいな顔になってました。
マドルチェ・プディンセス
ATK 2300
クイーン・マドルチェ・ティアラミス
ATK 2700
武田鉄男
LP 4000-(2300+2700)=-1000
「ふげっ!?」
デュエル終了のブザーと共に、AR空間上に私の名前と写真が表示され、私が、このデュエルに勝利したという事が決まった。
winner 十六夜咲夜
☆≡
「鉄男!! 大丈夫か?!」
デュエルを終え、遊馬君が真っ先に鉄男君のもとへと駆けよっていた。鉄男君は、そんな遊馬君を見て、申し訳なさそうな顔をしていた。
「…遊馬。悪い、負けちまった。本戦で合おうって、約束してたのにな。」
「気にすんなよ。俺達だったら、またいつでもデュエル出来るだろ?」
「遊馬。」
なるほど。彼らもまた、本戦での再会を心待ちにしていたのですね。結果的に、その約束をつぶしてしまう形になりましたが、でも、これは大会という場においては仕方のない事。勝負に勝つ者がいれば、負ける者もいる。その過程の中で、共に勝ち残る約束をしていても、それを果たせないものもいます。お嬢様に言わせれば、「負けた者が悪い」となるのでしょうけど。
さて、あの輪の中に入っていくのは少し気がひけますが、取りあえず、彼のもとに行かなくては。
「鉄男君。遊馬君。」
「あっ、咲夜。」
「咲夜さん。…今回は負けちゃいましたけど、次にデュエルする時は、絶対に負けませんから。」
そう言って彼は、持っていたハートピースの欠片を私に渡してきました。私も、それを受け取りながら、言葉を返しました。
「えぇ、楽しみにしてますよ。」
「咲夜! 俺も絶対、本戦に出てやるから、その時は全力でデュエルしような!!」
「分かりました。でもそう言ったからには、勝ちあがってきてくださいね。」
「おう!!」
「鉄男君!! 遊馬!!」
「あっ、小鳥!!」
おっと、他の子達が来てしまいましたか。これ以上は、あまり介入しない方がいいかもしれませんね。彼らは彼らで、話したい事があるでしょうし。
では、私もお嬢様に、本戦への出場決定の報告をしておきましょうか。
そうしようと思った私の手には、鉄男君からもらった欠片をはめ込み、ハート型のブローチとなったハートピースが握られていました。
☆≡
「う~ん、いねぇ。」
太陽がようやく真上に昇り始めたころ。私は今、ハートランドシティ内を色々歩きながら、最後のピースを持っているだろう奴を探していた。
普段だったら探しものには自信がある方だが、これだけだだっ広くて、しかも人が持ってるとなると、さすがの私でも探すのに骨が折れる。て言うか、マジでどこにいるんだ? あまりで誰か持ってたりすんのか? だとしたらかなり面倒だぞ。本戦出場決まってるヤツだと、余計見つけにくいし、何より断られる可能性がある。それだけはマジで勘弁してほしいんだがな。
まぁ、ぼやいてても仕方ねぇ。取りあえず探さねぇと。
――ガンッ――
「いてっ!」
「っ、すまん。大丈夫か?」
「あ、あぁ。大丈夫だぜ。」
いっててぇ。まさか街中で前方不注意をやらかすとは。帽子かぶってる分、ちょっと見えにくくなってるんだよな。気をつけねぇと。
おっと、それよりも先に、ぶつかっちまったヤツに謝っとかねぇと。取りあえず、顔が見えねぇと不便だし、帽子はとっとくか。
頭にかぶっていた帽子をとると、目の前にいたのは紺色のコートを着た、赤いスカーフの長身の男だった。感じ的に私と同い年か、それより少し上ぐらいの印象を覚えた。
「わりぃな。そっちこそ大丈夫か?」
「あぁ、気をつけr――ん、これは。」
「ん、どうした?」
相手がたぶん、気をつけろよと言おうとしたんだろうけど、その言葉は途中で飲み込まれて、目の前の男は、私の足元に落ちてた、『あるもの』に視線を注いでいた。私も、その視線を追ってみると、そこにあったのは、私が集めたハートピースの内、嵌まらずに余っていたものだった。やっべぇ、さっきぶつかった時に落ちちまったのか?!とり合えず拾わねぇと――
「――ハートピース。それはお前のものか?」
「あ、あぁ。嵌まってないヤツ、だけどな。」
ん、何だこいつ。私がこのハートピースの持ち主だって分かった途端、急に声音が変わったな。いったいどうした――、ってまさかコイツ!?
そう思っていると、目の前にいた男は、自分の持っていたハートピースの余りをと取り出し、私につきつけながらこう言った。
「ならば、このハートピースと、お前の持っているハートピースをかけて、俺とデュエルだ!!」
どうも、お疲れ様です!! いかがだったでしょうか。
「ん~、まぁまぁだったんじゃないかしらぁ。」
……へっ?
「もぐもぐもぐもぐ。」
ってええぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?!? な、ななな何で幽々子様がここに?! ま、まさか自力で――
「ん~。そのくだり、何か飽きちゃったわぁ。因みに、ここには紫に連れてきてもらったわぁ。おいしいものが食べられるって聞いて。その代わり、何か手伝わなきゃいけないって聞いてるけど。」
くそっ。あのスキマ、余計な事を。ていうか、時々飯がなくなってってるの、まさかアイツのせいじゃないだろうな?
ハァ、まぁいいや。あっちにはフラン出てるし、今更誰か出て来ててもおかしくないだろう。じゃあ幽々子様、よろしくお願いしますね。
「はぁい。じゃあ、いつもの振り返りね。紫から聞いてるわ。」
そ、そうですか。
「手伝う以上は、何を手伝えばいいのかは聞いておくべきでしょう?」
まぁ、確かに。じゃあ、改めてよろしくお願いしますね。
「えぇ。あらぁ、あの吸血鬼、日が照ってる時間帯でも行動できるようになったのね。驚きだわぁ。」
ずっと、という訳ではないですけどね。さすがにそうしちゃうと、吸血鬼としての弱点はどこいったってなっちゃうんで。
「へぇ、そうなの。じゃあ次ね。…この子、鉄男君だったかしら。原作だと、こんなにストーカーしてるの、この子?」
ま、まぁ璃緒に惚れて一途にアタックを仕掛けてましたが、これはちょっとやり過ぎたかなと反省しております。後悔はしてませんがね(キリッ
「そう。じゃあその次。あらぁ、おいしそうじゃないの。どれ、私も――」
あー!! ダメダメ!! あなたが参加したら、お菓子一つも残りませんから!! 勘弁して下さい!!
「フフフ、冗談よ。あなた、なかなかからかい甲斐があるじゃない。妖夢といい勝負よ。」
ハハハ、止めてくださいよそういうの。それはともかく、今回アストラルの空気感が半端なかった。
「今回、彼やけに空気だったわね。あの子達も、せっかく見えているのなら話せばいいのに。」
いやまぁ、見えているからと言って、話しかけて面倒な事になるのを回避したかった感じじゃないですか? それに、あくまで今回のメインは咲夜と鉄男なので。
「にしては、途中から話結構それちゃってるわねぇ。一目惚れしたにしては、鉄男君、最後の方なんかそういう感情が出てないというか。」
すいません。それは僕の力不足です。やっぱ一目惚れって形で恋愛を描いていくのは難しい。長編だったら何とかなりそうな気もするんですけどね。
ともかく、今回は非力な作者を許して下さい。
「だ、そうよ。これからもこういう事あると思うけど、温かい目で見守ってあげて。さて、じゃあ次に行きましょうか。あの吸血鬼の能力の行使していた時の描写だけど、彼女普段からあんな事してたの?」
うーん、原作だと描写が無いですけど、視覚的に運命が見えたり、まだ見ぬ未来の運命を操るっていうのをどう描写したらいいのか分からなかったんでエスよ。じゃあそれを無理矢理そういう事が出来る感じにしようと思ったら、あんな感じになったんです。
「へぇ。じゃああれは、作者によって違うってことなのかしら。」
まぁそうなりますね。
「それはそれで、色々とややこしそうね。」
まぁその分、ある程度自由にできるので、別にいいとは思いますよ。ていうか、今更になっちゃいましたけど、咲夜さんのデッキは【マドルチェ】でした! ただ、あんな動きで大丈夫なのかな。回したことない上に、相手にしたことがほとんどないから、動きが全然分からず、結局手探りであんな感じになっちゃいました。
「そーなのかー。」
…人のセリフパクらないで下さい。
「ウフフ、ちょっと遊んでみただけよ。でも、どうして【マドルチェ】なのかしら?」
う~んと、まずカテゴリ的にエクシーズ向きのデッキであるっていう事から削っていって、で、なおかつナンバーズとかとあんまり関係が無くて、さらに咲夜さんに会いそうなのって削っていくと、僕の中ではこれしか出てこなかったです。まぁ、「おもてなし」的な感じで言えば、咲夜らしいかなぁとも思ったので。
「ブラマジはどうみたいな意見も出てたわね。あれはどうだったの?」
さすがにブラマジは出せなかった。アレも一応レアカードだし。まだ使い手決めてないですけど。
「あら、そうなの。でも確か、幻想郷の魔法使いは全員んカテゴリが決まっちゃってたわよね。誰か適任者いるのかしら?」
まぁ、候補はあります。今はまだ審議中、といったところですね。
「あらそうなの。じゃあ次で最後ぐらいにしましょうか。」
はい! 魔理沙にぶつかったあげく、「おまえもLDSか?」的なノリでデュエルを挑んできた人物、もう皆さん分かってますよね? 次回は彼らのデュエルです!! ご期待下さい!!
「最後の振り返りから、一気に次回予告までやっちゃったわね。」
まぁ、ちょっと長くなっちゃいましたし。じゃあ、これで終わりましょうか。
「えぇ。じゃあ皆――
――次回もよろしくね。」
次回もお楽しみに!!
遊馬&魔理沙「「かっとびングだ(だぜ)、俺(私)!!」」