東方遊戯王ZEXAL-白黒の反逆彗星-   作:坂本コウヤ

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こんばんは、皆さん!! 坂本コウヤです!!

「皆、3日ぶりぐらいかな。この前の番外編で、こっちの方にも前書き後書きで出ることになった、フランだよ!!」

もしまだ番外編を見てない人がいらっしゃったら、見に来て下さい。ただ、超絶gdgd展開なのと、「お前それねぇだろ。」ってプレイングはかなりあると思います。不満足になる方もいらっしゃると思います。ご了承ください。

「うん。改めて見返すと、ちょっとデュエル内容ひどかったよね、アレ。特に幽々子のデッキ、明らか事故ってるよね。エースの3体全部出せてたけど。」

うん。まぁ、かく言うフランも結構事故ってた気はするよ。というか、事故ってたというよりは、互いに『らしい』回し方がちゃんとできてなかったというか。

「そうだよね。ねぇ、アレもう一回やり直さない? ちょっと私的にも不完全燃焼だし。」

う~ん、そうだなぁ。まぁ時間があったら、もしかしたらもう一回やるかもしれないけど。リアル的にも課題とかあるから、そっちも何とかしないといけないし。

「そっか。じゃあ、取りあえずもう一回やるかどうかは保留って感じ?」

そうなるかな。さて、まぁその話はこれぐらいにしとこう。早く本編に移らないと。

「そうだね。そう言えば今回、エライ自信があるって聞いたけど。」

うん、そうなんだよ!! 今回タイトルにある通り、あの人が出てきて魔理沙とデュエルするからさぁ、めっちゃ頑張ったんだよね。て言うか、明らかに前の番外編とは違いすぎて、俺でもワロタ。

「そんなに凄いの?」

自信はある。

「ふぅん。という訳で皆、今回の魔理沙と、その黒咲って人のデュエル、楽しみにしてね!!」


期待して下さい!! 前回があまりに期待はずれだったかもしれませんが、今回は大丈夫なはずです!! それでは!!


ゆっくりしていってね!!
「ゆっくりしていってね!!」



第7話:反逆の翼を操るもの! その名は黒咲隼!!

太陽が真上に昇り、踏みしめるアスファルトを燦々と照らす昼頃のハートランドの一画で、二人の決闘者が、互いに向かい合っていた。

 

一人は白いリボンの付いた黒い帽子をかぶり、黒い服に白いエプロンを着用した、いかにも魔法使いのような格好をした、金髪おさげの少女、霧雨魔理沙。

 

そしてもう一人は、紺色のコートに赤いスカーフを身につけた、ほっかむりのような髪型をした長身の青年である。

 

 

「さて、デュエルするのは別にいいけど、その前に、お前の名前を教えてくれよ。あっ、ちなみに私の名前は、霧雨魔理沙だぜ。よろしくな。」

 

 

デュエルを始める前に、魔理沙が自分の名前を教え、青年に名前を尋ねた。いくらデュエルをするだけと言えども、魔理沙としては、相手の事は知っておきたいという考えなので、名前を尋ねたのだ。

 

青年は無愛想ながらも、魔理沙に自分の名前を教えた。

 

 

「・・・黒咲、黒咲隼だ。」

 

「黒咲、か。じゃあ、早速始めっか!!」

 

「いいだろう。いくぞ!」

 

 

二人は同時に、持っていたDパッドを空中に放り投げ、それを腕の機械に合体させた。さらにDゲイザーも展開し、それを左目に被せるようにかけた。

 

 

「「デュエルディスク、セット!! Dゲイザー、セット!! ターゲット、ロックオン!!」」

 

 

 

[ARビジョン、リンク完了。]

 

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

霧雨魔理沙

LP 4000

手札 5枚

場、伏せ 共に無し

 

黒咲隼

LP 4000

手札 5枚

場、伏せ 共に無し

 

 

 

☆≡

 

 

「先攻はもらうぜ! 私のターン、ドロー!!」

 

 

霧雨魔理沙

手札 5→6枚

 

 

さーて、何か色々あって、妙な格好をした野郎とデュエルすることになっちまったが、まぁ、相手にとっては不足はねぇよな。それに、コイツがもしかしたら、私の探している最後のピースを持ってるかもしれねぇし、手は絶対に抜かないぜ。

 

 

「私は、『星因士(サテラナイト)ウヌク』を召喚!!」

 

 

星因子ウヌク

☆4

光属性,戦士族/効果

ATK 1800

 

 

「ウヌクの効果発動! このモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合、デッキからテラナイトモンスター1体を、墓地に送れる!! 私が墓地へ送るのは、『星因子アルタイル』!! そして、カードを2枚伏せ、ターンエンドだ。」

 

 

霧雨魔理沙

LP 4000

手札 3枚

 

星因子ウヌク

 

 

伏せ 2枚

 

 

序盤の動きとしては、ちょっと遅い感じだけど、これは次のターンに繋げるための布石。さて、相手がこれにどう反応してくるか。

 

 

「次は俺の番だな。俺のターン!」

 

 

黒咲隼

手札 6枚

 

 

「俺は『RR(レイド・ラプターズ)-バニシング・レイニアス』を召喚!!」

 

 

RR-バニシング・レイニアス

☆4

闇属性,鳥獣族/効果

ATK 1300

 

 

ん、『RR』だって? ありゃあ確か、最近あややのヤツが、【BF(ブラックフェザー)】デッキに上乗せでいれてたカテゴリじゃなかったっけ。う~ん、アイツみたいに【BF】のヤツらも入ってるんだとしたら、ちょっと厄介かもな。

 

と、そんな思考に頭を割いている間にも、アイツのターンは進んでいった。

 

 

「このモンスターの召喚・特殊召喚に成功したターン、手札からRRモンスターを1体、特殊召喚できる。俺は『RR-トリビュート・レイニアス』を特殊召喚!!」

 

 

RR-トリビュート・レイニアス

☆4

闇属性,鳥獣族/効果

ATK 1800

 

 

ん、今出てきたアイツもRRなのか。あややのデッキには、確かあんなモンスターは居なかったはず。新しいRRのモンスターか?

 

にしても、アレで鳥獣族って言われても、いまいち分かんないぜ。変な形の鳥型ロボットにしか見えん。

 

 

「トリビュート・レイニアスの効果発動!! このモンスターの召喚・特殊召喚に成功したターン、デッキからRRカード1枚を、墓地に送ることができる。俺はその効果で、『RR-ミミクリー・レイニアス』を墓地に送る。」

 

 

ウヌクと同じ、墓地肥やしの効果持ちか。こんな便利そうな効果持ってるヤツをアイツが入れない訳はないから、たぶん私が見たことない、新規のRRなんだろうな。

 

 

「ここで俺は、今墓地に送ったミミクリー・レイニアスの効果発動!! このカードが墓地に送られたターンのメインフェイズに発動でき、墓地のこのカードをゲームから除外する事で、デッキからRRカードを手札に加える事ができる!! 俺はミミクリー・レイニアスを除外し、デッキから『RR-ネスト』を手札に加える!」

 

 

黒咲隼

手札 4→5枚

 

 

「さらに、今手札に加えた永続魔法、『RR-ネスト』を発動!! 自分の場に、RRモンスターが2体以上存在する時、1ターンに1度、デッキ、または墓地から、RRモンスター1体を手札に加える事ができる。俺の場には2体の『RR』、バニシング・レイニアスとトリビュート・レイニアスがいるので、ネストの発動条件は満たしている。その効果で、俺はデッキから『RR-バニシング・レイニアス』を手札に加える!!」

 

 

黒咲隼

手札 4→5枚

 

 

「そして俺は、レベル4のバニシング・レイニアスと、トリビュート・レイニアスで、オーバーレイ!! 2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! 冥腐の猛禽よ、闇の眼力で真実を欺き、鋭き鉤爪で栄光をもぎ取れ!! 飛来せよ、『RR-フォース・ストリクス』!!」

 

 

RR-フォース・ストリクス

★4

闇属性,鳥獣族/エクシーズ/効果

DEF 2000

ORU 2つ

 

 

くっそぉ、何だあの回転力!? 下手すると【BF】よりも酷いんじゃねぇか、アレ?! しかも手札が殆ど減ってないだと?! インチキ効果も大概にしやがれ!!

 

 

「フォース・ストリクスのモンスター効果、発動!! 1ターンに1度、ORU(オーバーレイ・ユニット)を1つ使うことで、デッキからレベル4の闇属性,鳥獣族モンスターを1体、手札に加える事ができる。俺はその効果で、デッキから『RR-インペイル・レイニアス』を手札に加える!!」

 

 

黒咲隼

手札 5→6枚

 

 

うわぁ、マジかよ。これで実質、手札消費0でモンスター・エクシーズと永続魔法張った事になるぞ。いくら何でもふざけてるだろ?! しかも、アイツの手札にはさっきサーチしてたバニシング・レイニアスがいやがる。後続の準備もバッチリって訳か。こりゃ今回のデュエル、結構厳しくなりそうだな。

 

 

「最後にカードを2枚伏せ、ターンエンド!!」

 

 

黒咲隼

LP 4000

手札 4枚

 

RR-フォース・ストリクス(ORU 1つ)

 

RR-ネスト

 

 

伏せ 2枚

 

 

 

「私のターン、ドロー!!」

 

 

霧雨魔理沙

手札 3→4枚

 

 

「さっきはえらくガン回ししてたな。今度はこっちの番だぜ!! 私は、『星因士プロキオン』を召喚!!」

 

 

星因士プロキオン

☆4

光属性,戦士族/効果

ATK 1300

 

 

「こいつも召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、発動する効果がある。だが私はそれにチェーンして永続(トラップ)、『エンペラー・オーダー』を発動!! こいつはモンスターの召喚成功時に発動するモンスター効果を無効にして、効果を無効にされたモンスターのコントローラーは、デッキからカードを1枚ドローする効果を持つんだ。その効果を使って、プロキオンの効果を無効にするぜ!! さらにチェーンして、『サモン・チェーン』を発動!!」

 

「何、『サモン・チェーン』だと?!」

 

「おう!! こいつはチェーン3以降に発動できる速攻魔法で、発動したターン中私は、3回の通常召喚が可能になる、便利な効果を持ってるんだぜ!!」

 

「なるほどな。それで増やした召喚権でモンスターを召喚し、そのモンスター達の効果を無効にしつつ、デッキからドローする算段ということか。」

 

 

おっ、勘がいいなコイツ。まぁ、これぐらいは読んで当然か。あれだけガン回しするデッキ使ってりゃ、ある程度はそういうコンボだって思いつくだろうしな。

 

 

「そういうことだぜ!! さぁ、ここまできてもまだチェーンはねぇのか? 1枚はもう引かれちまうけど、少なくとも残りのドローは防げるぜ。」

 

「ふん。そういって、俺に防御形のカードを打たせようとしても無駄だ。好きなだけドローするといい。」

 

「そうか。じゃあこのまま、効果処理に入るぜ! まず、チェーン3の『サモン・チェーン』で、私の通常召喚権が、このターン中3回になる。そして次に、プロキオンの効果を『エンペラー・オーダー』で無効にしたから、1枚ドローだ!!」

 

 

 

霧雨魔理沙

手札 3→4枚

 

 

「さて、じゃあ次に私は『星因子ベテルギウス』を召喚だ!!」

 

 

星因士ベテルギウス

☆4

光属性,戦士族/効果

ATK 700

 

 

「コイツも当然召喚・反転召喚・特殊召喚成功時に効果があるが、『エンペラー・オーダー』で無効だ! さらに『カゲトカゲ』の効果も発動するが、これも当然無効!! よって、2枚ドロー!!」

 

 

霧雨魔理沙

手札 3→5枚

 

 

「まだだ!! さらに私は『星因子シリウス』を召喚!!」

 

 

星因士シリウス

☆4

光属性,戦士族/効果

ATK 1600

 

 

「例によってコイツも召喚・反転召喚・特殊召喚成功時に効果が発動するが、オーダーの効果で無効!! さらに『カゲトカゲ』も効果を発動するが、これも無効!! 2枚ドローするぜ!!」

 

 

霧雨魔理沙

手札 4→6枚

 

 

うっひょー、これで手札がかなり増えたぜ!! こういう点では、やっぱコイツ等もこのデッキとは相性がいいよなぁ。おまけにこのカードが来たんなら、面白いことができそうだぜ!! 目に物見せてやる!!

 

 

「さぁ、こっからが本番だぜ!! 私は、レベル4の『星因子シリウス』、プロキオン、ベテルギウスの3体で、オーバーレイ!! 3体のテラナイトモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! 冬の夜空に煌くデルタよ、今こそ光の始まりをこの地に刻みて、悪しき闇達に終焉をもたらせ!!『星輝士(ステラナイト)トライヴェール』!!」

 

 

星輝士トライヴェール

★4

光属性,戦士族/エクシーズ/効果

ATK 2100

ORU 3つ

 

 

コイツが私の持つ、もう1体の星輝士。『星輝士トライヴェール』。コイツはこういう大量展開が得意なデッキに対しては恐ろしく面倒なデッキだと思うぜ。

 

 

「トライヴェールの効果、発動!! このモンスターのエクシーズ召喚に成功した時、このカード以外の全てのカードを、持ち主の手札に戻す!! 吹き荒れろ、『ブリリアント・スター・ブリザード』!!」

 

 

トライヴェールが、左手に持っていた三角形の盾から強烈な光の突風をフィールド上に巻き起こした。それに煽られ、黒咲のフィールドのカードが戻る直前で、アイツは伏せカードを発動させた。

 

 

「罠カード、『RR-レディネス』を発動!! これにより、俺の場のRRは戦闘では破壊されない!!」

 

 

ん、ここで戦闘破壊耐性を付与するカードだと? 何が狙いだ? もしかして、アイツ墓地発動のカードか何かなのか? だとしたら相当厄介だけど。とはいえ『ギャクタン』は積んでねぇしな。しょうがねぇ、ここは通すか。

 

 

「チェーンはないぜ。そのカードだけは墓地へ送って、残りは手札に戻しな。」

 

 

私がそういうと、黒咲は淡々と『RR-レディネス』以外の、ディスクにセットしていたカードを手札に戻し、フォース・ストリクスだけエクストラデッキに戻した。んー、あんまりそういう動揺とかを表に出さないタイプみたいだな。

 

と、相手の事気にしてる場合じゃないな。私もトライヴェール以外のカードを戻さないと。

 

 

「さらに私は、『星輝士の因子』を発動!! このカードはテラナイトモンスターにのみ装備できて、装備モンスターの攻撃力、守備力を500ポイントアップさせる!! さらに装備モンスターは、相手のカードの効果を受けないぜ!!」

 

 

星輝士トライヴェール

ATK 2100+500=2600

(DEF 2500+500=3000)

 

 

「バトルだ!! 『星輝士トライヴェール』で、ダイレクトアタック!!『デルタレイ・スパーク』!!」

 

 

私の声と同時にトライヴェールが飛び上がり、右手に持った剣に光りを溜めて、それを私のマスパとかと同じように放った。その光線は黒咲に向かって一直線に飛んでいき、派手な爆発と共にアイツを吹き飛ばした。

 

 

 

星輝士トライヴェール

ATK 2600

 

 

黒咲隼

LP 4000-2600=1400

 

 

 

「うわっ!! くっ、この程度!!」

 

 

トライヴェールの攻撃を受けて吹き飛ばされた黒咲は、すぐに受け身をとって体勢を立て直していた。おいおい、何つー運動神経してんだ。私らでも、ARの頃で吹っ飛ばされて受け見とれてたヤツなんかほとんどいなかったぞ。いて精々霊夢とかぐらいだったと思うぜ。

 

 

「お前、凄いな。今の一撃食らって普通に受け身とって、そのまま立ち上がるとか。」

 

「これぐらいは出来なければ、極東のナンバー2などやってられんからな。」

 

「極東の、ナンバー2? 何だそりゃ?」

 

「こちらの話だ。気にするな。」

 

 

んー、何かめっちゃ気になるけど、取りあえず今はデュエルに集中するか。

 

 

「んじゃ、メイン2に入って、『星輝士トライヴェール』の効果を発動だ! 1ターンに1度、ORUを1つ使う事で、相手の手札をランダムに1枚選んで、墓地へ送る! 一番右端のカードを捨ててもらうぜ!!『バーグ・サウンド・ジ・オリオン』!!」

 

 

トライヴェールが盾を構えると、そこから2頭の大きさの異なる犬が出てきて、その2頭が吠えると、空中からムキムキの棍棒を持った男が出てきて、黒咲の右端の手札をはたき落とした。さてさて、落ちたカードはっと、って、『RR-ネスト』か。出来ればバニシングを落としたかったが、まぁ落ちなかったもんはしょうがねぇな。これで次のターン、また展開してサーチするって言うのを避ける事は出来たからな。

 

 

「最後に私はカードを4枚セットして、ターンエンドにするぜ。」

 

 

 

霧雨魔理沙

LP 4000

手札 4枚

 

星輝士トライヴェール(ORU 2つ,攻撃力&守備力+500)

 

星輝士の因子(装備先:星輝士トライヴェール)

 

 

伏せ 4枚

 

 

よぉし、これで取りあえずしばらくは凌げるはずだ。手札には『オネスト』もいるし、伏せにもカード効果とかを使われた時用に『神星なる因子』を2枚、さらに後続を呼ぶための『神星なる波動』も伏せてあるんだ。突破できるもんなら、突破して見やがれ。

 

 

 

 

 

「ようやく回ってきたか。俺のターン!」

 

 

黒咲隼

手札 5→6枚

 

 

「俺は手札からフィールド魔法、『ブラック・ガーデン』を発動!!」

 

 

 

『ブラック・ガーデン』だぁ? アレって確か、場にモンスターが出る度にそいつの攻撃力を半分にして、相手の場に攻撃力800の『ローズ・トークン』を並べるとかいう奴だろ? そんなもんを出して何の意味が、ッ?!

 

 

あるじゃねぇか。【RR】には、特殊召喚されたモンスター全部に攻撃できるアイツがいるじゃねぇか。アイツがもし出てきて、私の場のトライヴェールを選択されて『ローズ・トークン』を殲滅されたら、目も当てられねぇダメージになる。因子で効果を止めることはできるが、くそ、ここで使うか? ここで使えば、トークンも生成されずに、私の場は全部使えるようになる。もしアレの効果が発動された所で使った場合、場にトークンが4体いる状況になる。シンクロの使えない私のデッキにとって、それほど絶望的な状況はない。やるっきゃねぇか!

 

 

「カウンター罠発動!!『神星なる因子』!! モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、私のフィールド上に存在するテラナイトモンスター1体を墓地に送り、その発動を無効にして破壊する!! トライヴェールを墓地に送り、『ブラック・ガーデン』を破壊だ!!」

 

 

私の場のトライヴェールが光を纏いながら、黒咲の場で発動しようとしていた『ブラック・ガーデン』のカードに突撃した。そして、そのカードもろとも、トライヴェールは光を放ちながら消えていった。

 

 

「そしてカードを破壊した事で、『神星なる因子』のさらなる効果が発動!! デッキからカードを1枚ドロー出来る!! さらに墓地に送られたトライヴェールの効果も発動だ!! ORUを持ったこのモンスターが墓地へ送られた場合、自分の墓地からテラナイトモンスターを1体、特殊召喚出来る!! 来い、『星因士アルタイル』!!」

 

 

 

霧雨魔理沙

手札 4→5枚

 

 

星因士アルタイル

☆4

光属性,戦士族/効果

ATK 1700

 

 

「今呼び出したアルタイルの効果発動!!召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合、墓地からアルタイル以外のテラナイトモンスターを1体、守備表示で特殊召喚出来る!! 出番だ、『星因士ベテルギウス』!!」

 

 

星因士ベテルギウス

☆4

光属性,戦士族/効果

DEF 1900

 

 

 

よし、これで相手の出鼻をくじきつつ、さらに展開出来たぜ。この手札とフィールドなら、次のターンで決められる。まぁ、羽根帚だの『大嵐』だのを使われたら、話は変わってくるけどな。

 

 

「『ブラック・ガーデン』を無効にされたか。その上、俺のターンにも関わらず展開してくるとは。」

 

「悪いなぁ。これがある意味、テラナイトの特徴みたいなもんなんだよ。後、ベテルギウスの効果は特殊召喚時にも発動できるが、使っても意味ないから今回使わないぜ。」

 

「そうか。ならば、こちらも遠慮なくいかせてもらう!! 俺は『RR-バニシング・レイニアス』を召喚!!」

 

 

RR-バニシング・レイニアス

☆4

闇属性,鳥獣族/効果

ATK 1300

 

 

また出てきたか。まぁ効果的に、あれが【RR】っていうデッキの展開の起点のヤツなんだろう。私の【テラナイト】デッキで言う所のアルタイルに当たるヤツかな。さて、今度はどんなヤツを出してくるんだ?

 

 

 

「(ヤツの場には、攻撃力1700の光属性モンスターが1体と、守備力1900のモンスターが1体か。ならばここは!)俺はバニシング・レイニアスの効果を発動し、手札から『RR-インペイル・レイニアス』を特殊召喚!!」

 

 

RR-インペイル・レイニアス

☆4

闇属性,鳥獣族/効果

ATK 1700

 

 

うわぁ、また変わった形のヤツが出てきたな。アレ本当に鳥なのか? そう見えなくもねぇが。

 

 

「特殊召喚された、インペイル・レイニアスの効果発動! このカードの召喚、特殊召喚に成功した時ターンのメインフェイズに発動でき、敵の場に存在する攻撃表示モンスター1体を選択し、その表示形式を守備表示に変更する!!」

 

「何っ?!」

 

 

しまった。これじゃ手札のオネストが使えねぇ。みょうちきりんな形してる割に、きたねぇ効果持ってんな。

 

 

「これでお前が『オネスト』を持っていたとしても、効果は発動できまい。だがまだ終わりはしない。俺は永続魔法、『一族の結束』を発動!! 自分の墓地に存在するモンスターの種族が1種類のみの場合、俺の場のその種族のモンスターの攻撃力は、800ポイントアップする!!」

 

 

 

RR-バニシング・レイニアス

ATK 1300+800=2100

 

RR-インペイル・レイニアス

ATK 1700+800=2500

 

 

 

まずいな。2体とも攻撃力がベテルギウスの守備力を上回りやがった。

 

 

 

「バトルだ!! まずはバニシング・レイニアスで、守備表示の『星因士アルタイル』を攻撃!!」

 

 

黒咲の命令を受けたバニシング・レイニアスがアルタイルの元へと飛翔し、その足の2本の鉤爪でアルタイルを引き裂いた。アルタイルは抵抗らしい抵抗もできず、そのまま爆散した。

 

 

「くっ、すまねぇな、アルタイル。」

 

「まだだ!! さらにインペイル・レイニアスで、『星因士ベテルギウス』を攻撃!!」

 

 

アルタイルへの謝罪が、私の口からこぼれ出ている間にも、黒咲はインペイル・レイニアスに次の指示を下していた。指示を受けたインペイル・レイニアスは、そのままクチバシみたいなパーツを正面にしながら、ベテルギウスに突撃していった。ベテルギウスも、迫りくるインペイル・レイニアスの攻撃を耐えてはいたものの、結局は破壊されてしまった。

 

 

「ベテルギウスまで。やるじゃねぇか。」

 

「これぐらいはまだ普通程度だ。メインフェイズ2に入り、俺はインペイル・レイニアスのもう一つの効果を発動!! このモンスターが攻撃宣言をしたメインフェイズ2にのみ発動でき、墓地からRRモンスター1体を特殊召喚出来る。俺は『RR-トリビュート・レイニアス』を特殊召喚!! コイツも鳥獣族だ。よって攻撃力は800ポイントアップする!!」

 

 

RR-トリビュート・レイニアス

☆4

闇属性,鳥獣族/効果

ATK 1800+800=2600

 

 

「トリビュート・レイニアスのモンスター効果発動!! 先程も使ったから説明は不要だな。デッキから『RR-ミミクリー・レイニアス』を墓地へ送る! さらに墓地に送られたミミクリー・レイニアスを除外して、効果発動!! デッキから『RR-レディネス』を手札に加える!!」

 

 

黒咲隼

手札 3→4枚

 

 

「そしてカードを3枚伏せ、ターンエンド!!」

 

 

黒咲隼

LP 1400

手札 無し

 

RR-バニシング・レイニアス

RR-インペイル・レイニアス

RR-トリビュート・レイニアス

 

一族の結束

 

 

伏せ 3枚

 

 

 

くそ、結構厳しくなるだろうとは思ってたけど、ここまでされるとはな。幸い手札はあり余るほどあるし、墓地もある程度は肥えてて、ライフも十分。最悪このターンで仕留められなくても、何とかなるはずだ。

 

 

「私のターン!! ドロー!!」

 

 

霧雨魔理沙

手札 5→6枚

 

 

よし、この手札なら!!

 

 

「私は、『星因士ベガ』を召喚!!」

 

 

星因士ベガ

☆4

光属性,戦士族/効果

ATK 1200

 

 

「ベガの効果発動!! コイツの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に、手札のテラナイトモンスター1体を特殊召喚出来る!! さらにそれにチェーンして、手札の『カゲトカゲ』の効果を発動するが、ここでさっき伏せ直しておいた『エンペラー・オーダー』を発動!!」

 

「チッ、やはり伏せ直していたか。」

 

「当たり前だろ、手札が稼げるんだからよ。さて、『エンペラー・オーダー』の効果を使い、『カゲトカゲ』にの効果を無効にするぜ!! さらにチェーンで、2枚目の『サモン・チェーン』を発動!! これでこのターンも、私の通常召喚権は3回に増えるぜ!!」

 

「チッ、またそのコンボか。手札がそれだけあれば、逆にいらない気もするんだが。」

 

「おいおい。『サモン・チェーン』はドロー枚数を増やすために使ってるんじゃないんだぜ。ちゃんと考えがあって使ってるんだからな。で、チェーンはあるか?」

 

「前のターンと答えは同じだ。そうやって、俺を誘ってみせても無駄だぞ。」

 

 

んー、相変わらずあんま乗っかってきてくれねぇなぁ。まぁ私としては、別にいいんだけどな。

 

 

「じゃあ効果処理に入るぜ。まず逆順で『サモン・チェーン』の効果を適用するぜ。そして『エンペラー・オーダー』で『カゲトカゲ』の効果を無効にしたから、1枚ドロー! さらにベガの効果で『星因士デネブ』を特殊召喚!!」

 

 

霧雨魔理沙

手札 5→6→5枚

 

 

星因士デネブ

☆4

光属性,戦士族/効果

DEF 1000

 

 

「デネブの効果発動だ!! コイツも召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合にデッキからデネブ以外のテラナイトモンスターをサーチ出来る!! 『星因士シャム』を手札に!!」

 

 

霧雨魔理沙

手札 5→6枚

 

 

「そして、今加えた『星因士シャム』を召喚!!」

 

 

星因士シャム

☆4

光属性,戦士族/効果

ATK 1400

 

 

「シャムの効果を発動!! シャムは召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に、相手に1000ポイントのダメージを与える!! 喰らえ、『キューピッド・スター』!!」

 

 

シャムがフィールドに現れたと同時に、黒咲に向かって光の矢をとばした。それはそのまままっすぐ飛んで、黒咲の胸元辺りに直撃した。っていうか、ARでも刺さった時の痛みみたいなのは発生するけど、大丈夫かなぁ。

 

 

黒咲隼

LP 1400-1000=400

 

 

「ぐっ!!」

 

「あっ、大丈夫か?」

 

「…大丈夫だ。人の心配をしている暇があるなら、自分のターンを進めろ。」

 

 

…何とか大丈夫みたいだな。にしても、残りライフ400か。もうちょいだな。シャムを使ってトドメさしてもいいんだけど、もう使っちまったしな。さて、後残り1体だけど、最後はコイツでいいかな!

 

 

「コイツで最後だ!! 3回目の召喚権を使って、『星因士アルタイル』を召喚!!」

 

 

星因士アルタイル

☆4

光属性,戦士族/効果

ATK 1700

 

 

「アルタイルの効果発動!! って言いたい所だけど、実はコイツの効果を使うと、このターンテラナイトモンスター以外での攻撃ができなくなるからな。チェーンして『エンペラー・オーダー』で無効にさせてもらうぜ!! さらにチェーンで『カゲトカゲ』の効果を発動し、今度こそ特殊召喚!! そして、オーダーでアルタイルの効果を無効にしたから、1枚ドローだ!!」

 

 

 

霧雨魔理沙

手札 4→3→4枚

 

 

カゲトカゲ

☆4

闇属性,爬虫類族/効果

ATK 1100

 

 

 

よし、これで場は整った!! 一気に行くぜ!!

 

 

「いくぜ、黒咲!! 今からお前に、私のエース達を見せてやる!! 私は、レベル4の『星因士アルタイル』、ベガ、デネブの3体で、オーバーレイ!! 3体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! 夏の夜空に生まれしデルタよ、今ここに終わりを結びて、新たな始まりを導け!!『星輝士デルタテロス』!!」

 

 

星輝士デルタテロス

★4

光属性,戦士族/エクシーズ/効果

ATK 2500

ORU 3つ

 

 

「もう一発いくぜ!! 私はさらに、レベル4の『星因士シャム』と、『カゲトカゲ』でオーバーレイ!! 2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!!愚鈍なる力に虐げられしものよ、今こそ漆黒の闇を身に纏い、反逆の牙となりて全てに抗え!!『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』!!」

 

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

★4

闇属性,ドラゴン族/エクシーズ/効果

ATK 2500

ORU 2つ

 

 

よっしゃあ!! 前の遊馬戦では並べられなかったけど、並ぶとホント爽快だな、コイツら。しかもアルタイルの効果を使わなったから、リベリオンも攻撃ができる。このターンで確実に、勝負を決める!!

 

 

「コイツらがお前のエースか。」

 

「あぁ! そして黒咲、コイツらで私は、このデュエルの勝利をもぎ取って見せるぜ!!」

 

「フッ、やれるものならやってみろ! 悪いが俺も、そう簡単に負けてやるつもりはないぞ!」

 

「そう言ってられるのも今のうちだぜ!! まずは『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』の効果発動!! ORUを2つ使う事で、相手フィールド上に存在するモンスター1体の攻撃力を半分にし、その数値分、ダーク・リベリオンの攻撃力をアップさせる!! トリビュート・レイニアスの攻撃力をもらうぜ!!『トリーズン・ディスチャージ』!!」

 

 

私の指示と同時に、ダーク・リベリオンの周りで回っていたORUが2つとも弾け、それに続けて、ダーク・リベリオンの翼が開き、その翼の開いた部分から紫電が放出された。そしてそれは、黒咲の場のトリビュート・レイニアスに絡みつき、力を奪っていった。そして、紫電を放ったダーク・リベリオンが逆に力を増幅させ、天に向かって咆哮していた。

 

 

RR-トリビュート・レイニアス

ATK 2600÷2=1300

 

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

ATK 2500+1300=3800

 

 

 

「トリビュート・レイニアス!? くそっ、『一族の結束』であげた攻撃力が仇になったか。」

 

「そういう事だな。だが、これだけじゃ終わらねぇぜ!! 手札から装備魔法、『エクシーズ・ユニット』をダーク・リベリオンに装備する!!これでダーク・リベリオンの攻撃力は、自身のランク×200ポイントアップする!!」

 

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

ATK 3800+4×200=4600

 

 

「攻撃力、4600だと?!」

 

「まだだ!! さらにデルタテロスの効果発動!! 1ターンに1度、ORUを1つ使う事で、フィールド上に存在するカードを1枚破壊できる!! 『一族の結束』を破壊させてもらうぜ!! 『デルタストライク』!!」

 

 

デルタテロスが空中へと飛翔し、周りを回っているORUが一つ弾けると同時に、左手に持っている盾をブーメランよろしく、黒咲の場の『一族の結束』のカードに投げつけて破壊した。そして、投げた盾は綺麗な軌道を描きながら、デルタテロスの手元へと戻っていった。

 

さらに、『一族の結束』を破壊された事で、黒咲の場にいたモンスター達の攻撃力も減少した。

 

 

RR-バニシング・レイニアス

ATK 2100-800=1300

 

RR-インペイル・レイニアス

ATK 2500-800=1700

 

RR-トリビュート・レイニアス

ATK 1300-800=500

 

 

『一族の結束』を破壊されたことがショックだったのか、はたまたそれであげた攻撃力を利用されたのが悔しかったからか、黒咲がこのデュエル中で、ダメージ以外で初めて顔を歪めた。

 

 

「悔しいのは分かるけどよ、これもまぁデュエルだ。悪く思うなよ! バトルだ!! いけ、『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』!! トリビュート・レイニアスをぶち抜け!!『反逆のライトニング・ディスオベイ』!!」

 

 

力を失ったトリビュート・レイニアスに向かって、ダーク・リベリオンが、翼に紫電を走らせながら、下顎に生えている黒い突起物をぶつけにいった。

 

今のアイツの伏せに、戦闘破壊を免れる『RR-レディネス』があることは承知済みだ。さっきのターン、何か墓地にわざと1枚送ってたけど、アレだって墓地発動だとしても、そこまでの効果はないはず。あって精々効果破壊を1回だけ無しに出来るとかだろう。だけど、それは今発動できる効果じゃねぇ!!

 

 

 

「黒咲!! これで私の――」

 

 

 

――勝ちだ、と言おうとしたその時、私の耳に信じられない単語が飛び込んできた。

 

 

「俺は墓地から罠カード、『RR-レディネス』を発動!! 自分の場にRRモンスターが存在する場合、このカードを除外し、このターン俺が受けるあらゆるダメージを0にする!!」

 

「…ハァ!?」

 

 

全部のダメージを0にするだと?! 幾らなんでも滅茶苦茶だろ、それ!!

 

て言うか、何でそんなカードを今のタイミングで? シャムの時に発動させときゃ、アイツはあの時の効果ダメージを受けずに済んだはz、っ、まさかアイツ、初めからこの展開を読んでったって言うのか?! 私がバーンダメージでの勝利ではなく、戦闘で仕留めようとするっていう事まで。

 

 

「さらに俺は場に伏せていた、2枚目の『RR-レディネス』も発動!! これにより、俺の場のRRモンスターは、このターン戦闘では破壊されない!! 貴様のモンスターの攻撃力がいくら高かろうと、こうされては意味があるまい!!」

 

「ッ、くそ!! 上手い具合にかわされたか。これ以上攻撃しても意味はねぇし、出来る事もそうないな。私はこれで、ターンエンド!」

 

 

 

霧雨魔理沙

LP 4000

手札 3枚

 

星輝士デルタテロス(ORU 2つ)

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン(ORU 無し,ATK+2100)

 

エンペラー・オーダー

 

エクシーズ・ユニット(装備先:ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン)

 

 

伏せ 4枚

 

 

このターンで仕留められなかったか。一応前のターンから『神星なる因子』を温存して伏せてはいるが、黒咲の事だ。何か読んでるかもしれねぇ。頼むから、残ってる伏せの内1枚がカウンター罠でありませんように。

 

 

 

「…貴様の今の一撃、絶対に勝つという『鉄の意志』は感じられた。」

 

「ん、何だよ急に?」

 

「だが、それを成すだけの『鋼の力』には、未だにまだ至らないようだな。」

 

 

な、何だ黒咲のヤツ。急に何言い出してんだよ。

 

 

「たく、ライフ的に崖っぷちにいるにもかかわらず、何言ってるんだよ黒咲。それとも、頭でもおかしくなって――」

 

「そうだ。この状況は今正に、絶体絶命の崖っぷちでしかない。だが、俺はそこから必ず立ち上がる! そして最後には敵を圧倒し、勝利を掴む!! 俺のタアァァァァン!!!!!」

 

 

黒咲隼

手札 0→1枚

 

 

な、何なんだ!? 急にどうした黒咲のヤツ。なんか変なスイッチ入ったみたいになってたけど。まぁ取りあえず、ターンを進めてくれるみたいだから、別にいいか。

 

 

「俺はレベル4のバニシング・レイニアス、インペイル・レイニアス、トリビュート・レイニアスの3体で、オーバーレイ!! 3体の鳥獣族モンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!! エクシーズ召喚!! 雌伏の隼よ、逆境の中で研ぎ澄まされし爪を上げ、反逆の翼、翻せぇ!! 現れろぉ!!『RR-ライズ・ファルコン』!!」

 

 

RR-ライズ・ファルコン

★4

闇属性,鳥獣族/エクシーズ/効果

ATK 100

 

 

くっ、ついに出てきたがったか、ライズ・ファルコン。コイツだけは私も良く知ってる。その効果故に、別名、特殊召喚キラーって呼ばれてたのが、記憶に新しいぜ。だけど、幾らコイツで、私の伏せカード達で凌げない訳じゃ――

 

 

「『RR-ライズ・ファルコン』は、場に特殊召喚されたモンスターに1度ずつ攻撃することができる。そしてここでリバースカード、オープン!! 罠カ-ド、『反転世界(リバーサル・ワールド)』を発動!! このカードの効果により、互いの場の表側表示モンスターの攻撃力、守備力を入れ替える!!」

 

「何だと?! くっ、そんなもの通すわけにはいかねぇな!! カウンター罠『神星なる因子』を発動!! デルタテロスを墓地に送って、『反転世界』を――」

 

「カウンター罠発動!!『ラプターズ・ガスト』!! 自分の場にRRカードがある場合、相手の魔法・罠カードの発動を無効にできる!! これで貴様の『神星なる因子』の発動は無効だ!!」

 

「なっ?!」

 

 

ちくしょう、もう1枚はカウンター罠だったか。けど、ここで使ってくれたならまだ何とかなる。デルタテロスを墓地に送ったから、後続は展開できる。後はそれで何とかするしかねぇ。

 

 

「『神星なる因子』が無効になった事で、『反転世界』の効果は無事適用される。これにより、互いの場のモンスターの攻撃力、守備力は逆転する!」

 

 

RR-ライズ・ファルコン

ATK 100→2000

 

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

ATK 4600→2000

 

 

 

「『反転世界』の効果解決後、墓地へ送られたデルタテロスの効果発動!! このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、デッキからテラナイトモンスターを1体、特殊召喚出来る!!『星因士アルタイル』を特殊召喚!!」

 

 

星因士アルタイル

☆4

光属性,戦士族/効果

ATK 1700

 

 

「そして、今特殊召喚されたアルタイルの効果で、墓地から『星因士シャム』を特殊召喚!!」

 

 

星因士シャム

☆4

光属性,戦士族/効果

DEF 1800

 

 

「シャムの効果発動!! 相手に1000ポイントのダメージを――」

 

「前のターン墓地へ送られた『RR-レディネス』の効果発動!! このカードを除外し、このターン受けるダメージを全て0にする!!」

 

 

私の場に再び現れたシャムが、さっきのターン黒咲に放った矢をもう一度射たが、黒咲の周りに虹色の障壁が発生し、その矢は届く前に障壁に阻まれてしまった。

 

 

「くそ、コイツもダメか。」

 

「この状況でバーンダメージを狙ってくる事など、承知済みだ。俺はライズ・ファルコンの効果を発動!! ORUを1つ使い、敵の場に存在する、特殊召喚されたモンスター1体の攻撃力を、自らの攻撃力に加える!! 俺は『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』を選択し、その攻撃力を俺のライズ・ファルコンに加える!!」

 

 

ライズ・ファルコン周りを回っていたORUが、黒咲の宣言と共に1つだけダーク・リベリオンの元へと飛んでいき、それがダーク・リベリオンの前ではじけた。すると、ダーク・リベリオンのから紫色のオーラがライズ・ファルコンに向かって伸びていき、それを受けたライズ・ファルコンが、まるで炎を纏った不死鳥のようになった。

 

 

RR-ライズ・ファルコン

ATK 2000+2000=4000

 

 

 

「こ、攻撃力4000だと?!」

 

 

おいおいおいおい!? 幾らなんでも、攻撃力高すぎるだろう!! 冗談は羽だけにしとけよ!!

 

 

「まだだ!! 速攻魔法、『禁じられた聖衣』を貴様のアルタイルを対象に発動!! これにより、アルタイルの攻撃力は600ポイントダウンし、ターン終了時までこのカード以外の効果を受けず、カード効果では破壊されない!! これで貴様の『オネスト』は封じた!!」

 

 

星因士アルタイル

ATK 1700-600=1100

 

 

 

っ、しまった!? 最後の希望だった『オネスト』まで封じられちまった。これじゃ、どうしようもねぇ。

 

 

――負けちまうのかよ、私。せっかく勝てると思ったのに。

 

 

「…くしょう。」

 

 

「バトルだ!! 『RR-ライズ・ファルコン』!!」

 

 

「ちくしょう!」

 

 

「全ての敵を、引き裂けっ!!」

 

 

「ちっくしょおぉぉぉ!!!」

 

 

「『ブレイブクロー・レボリューション』!!」

 

 

 

炎を纏ったライズ・ファルコンがそのまま天高く飛翔し、私の場のダーク・リベリオン達を、その鋭い鉤爪で全て引き裂いていった。

 

 

 

RR-ライズ・ファルコン

ATK 4000

 

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

ATK 2000

 

星因士アルタイル

ATK 1100

 

星因士シャム

DEF 1800

 

 

霧雨魔理沙

LP 4000-(4000-2000)-(4000-1100)=-900

 

 

 

 

「くっ、うわあぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

引き裂かれたダーク・リベリオン達が爆発した時に起こった衝撃で、私は吹き飛ばされ、2、3回バウンドして、うつ伏せで地面に突っ伏す形で止まった。そして、試合終了のブザーと同時に、AR空間が徐々に溶けていった。

 

 

 

winner 黒咲隼

 

 

 

 

☆≡

 

 

 

負けちまった。勝てると思ってたのに。後ちょっとだったのによ。

 

でも、何でだろうな。負けて悔しいけど、何かこう、清々しいっていうか。こういう気持ちを抱くのも、なんか、久々だな。

 

 

 

「俺の勝ちだな。」

 

 

 

気が付くと、黒咲が私の元まで近づいてきていた。そして、右手をこちらに向けていた。私はその手を取って、何とか立ち上がった。私を立たせると、黒咲はさっきよりも表情を緩めた。

 

私は立ち上がると、悔しさを半分滲ませながらも、どこかすっきりした感じで口を開いた。

 

 

 

「くっそぉ、負けちまったかぁ。約束通り、このハートピースはやるよ。」

 

 

そういって、ポケットからさっき落としたハートピースを、黒咲に渡した。黒咲はそれを受け取り、自分のブローチに嵌めた。どうやら嵌まるヤツだったみたいだ。

 

 

「嵌まっちまったかぁ。先越されちまったな。」

 

「ん、先を越された?」

 

「あぁ。私の持ってたハートピースはそれだけじゃねぇし、こっちの方はリーチがかかってるからな。」

 

 

私は帽子から、集めて自分の持ってたブローチに嵌めたハートピース達を見せた。それを見て、黒咲が笑みを浮かべた。

 

 

「そうか。なら俺達は、もう一度本戦で戦えるかもしれん、という事か。」

 

「あぁ。その時は絶対負けねぇからな! 覚悟しとけよ!!」

 

「いいだろう。俺も、本戦で待っている。上がれなかったは無しだぞ?」

 

「当然だ!!」

 

 

そう言葉を交わし、私達は互いに握り拳を作って、軽くぶつけた。互いに、次の再戦を約束するように。

 

 

 

拳をぶつけあった後、私は再びハートピース探しに、黒咲は妹の元へと、それぞれ動き出した。ていうか黒咲、アイツ妹居たんだな。どんなヤツなのか、ちょっと気になるな。まぁ本戦に応援に来るだろうし、その時に会えるだろう。

 

 

さて、今度こそ最後のハートピースを持ったヤツを見つけて、絶対に本戦に上がってやる!!

 




はい、どうもお疲れ様です!! いかがだったでしょうか!!

「えぇぇぇぇ!! 魔理沙、負けるの早くない?! 霊夢みたいに、もうちょっと勝ち続けるものだと思ってたんだけど!!」

うん、そこは迷ったんだけどさぁ。どっかで黒咲さんとは絡みが欲しくて、さらに俺の頭の中の構想としては、黒咲さんには一回東方組の誰かに勝っておいてほしかったんだよ。その結果がこれ。まぁ、結果的に魔理沙の余りピースの処遇が決まったので、良かったかなぁって思ってますけどね。

「そう言えば、あの【RR】ってデッキすごいね。もしかして、今のあの鴉天狗のデッキもあんな感じなの?」

ん~、ちょっと違うかな。文のデッキはアレに【BF】が混じってるから、シンクロも出来るんだよな。しかも『RUM』積んでるから。

「えっ、あの黒咲って人のデッキには入ってないの? 何で?」

何でって、この『ZEXAL』の世界観的に『RUM』はまだ出てきてないし、出てきたとしても黒咲さんが手に入れるのはだいぶ後。それもたぶん終盤に差し掛かる位じゃないかなぁ。それまで出て来る『RUM』が全部カオス化前提だし、それがないヤツってなると、アストラル・フォース位しかないんだよ。しかもアレが主人公たちの手元来るの、最終決戦の時だし。その辺りはちょっといじると思うけど。

「なるほどね。でも、何か無くても強くない、アレ?」

しょうがないよ。サポートカードがどれも強力なうえに、全員鳥獣族だから『一族の結束』普通に入るし、『RUM』のけたりして枠が空いてるから、正直相当強い。まぁ、その代わりモンスター・エクシーズはブレイズまでしかないんだけどね。

「ブレイズ?」

ランク5のRRモンスター・エクシーズだよ。一応ミミクリーの効果使ったら出せるから、入れてるんだ。

「へぇ。じゃあ、実質切り札はそれになりそう?」

ライズとの使い分けができるし、一概にどちらが切り札って言うのはないかな。まぁ、強いて言うなら両方切り札。

「そう。というか、今回魔理沙『お前が言うな!!』って発言、多くなかった?」


インチキ効果もいい加減にしろ!!←お前のモンスターも大概インチキ効果
手札消費0←帳消しにした挙句、それ以上のドローブースト
幾らなんでも滅茶苦茶←レディネス程じゃないけどお前のカテゴリのカードも(以下略)
攻撃力4000←その気になればダベリオンで出せるよな? つか出してたよな、これの前に?

うん、多い。アイツも大概だと思う。だって『エンペラー・オーダー』使ってから、手札が5枚以下にほとんどなってないもん。どういう事? 確か【テラナイト】って、もうちょっと手札余裕なかったと思うんだけど。

「これはひどいよね。しかも相手ターンにもちゃっかり手札補充して、7枚になってるし。」

ホント、なぁにこれぇ、だよ。まぁ作った俺が言うのもなんだけど。

「て言うか、終盤のアレ、よく思いついたね。『反転世界』なんて普通使わないと思うんだけど。」

いや、wikiに相性のいいカードとして挙がってはいるよ。ただ、『RUM』まで入れてると枠的に結構きついから入れないってだけで。実際、ライズ・ファルコンみたいに、明らか攻撃力より守備力の方が高いモンスター使う時とかだったら、結構相性いいし。ワンチャンありだとは思うよ。

「へぇ、そうなんだ。そう言えば話変わるんだけど、『ARC-V』のアニメ、あのペンデュラムのお兄ちゃん、またすごいカード出してたね。」

あぁ、あの隣が変わるだけで1ドローする亀さんと、デッキからノ―コストでレベル4以下『EM』サーチする猿さんの事ね(バウンスのカードなんて無かった)。ホント、どんどん訳わかんないカード創造してってるな。で、あのデッキ後々どうせ慧眼とか入るんだろ? 正直枠が絶対ないと思うんだけど。よく生きてたな、ヒッポ。

「ホントだよ。あのデッキじゃ、活躍の場がそうそうないと思うよ。やっぱり、昔からのパートナーだからかな。」

の割には全然使ってなったけどな、今の今まで。フェイバリットなら使ってやれよ、遊矢。オッドアイズもだけど。

「何か、フェイバリットだったりお気に入りのカードをあんまり使いたがらないよね、あのお兄ちゃん。」

きっとあれだ。出さない事を強いられてるんだよ、たぶん。制作者に。

「あぁ、なるほど。大変だね。」

そうだな。さて、次回予告行きますか。

「そうだね。で、次回はどんな感じになるの?」

うーんとねぇ、そろそろ魔理沙にホープ以外の『ナンバーズ』をぶつけてもいいんじゃないかなと思い始めています。ついでにゲットできるしね。

「あぁ、良いかもね。という訳で皆、何か意見や感想、その他批評とかあったら遠慮せず言ってね!!」

今まで何も言ってませんでしたが、誤字指摘等々もよろしくお願いします。本当は無い方がいいんでしょうけど、投稿してから読み返して、『あっ、誤字ってた。』って気付いて直していたりする時もあります。厚かましいかもしれませんが、誤字を発見次第、教えて頂けると嬉しいです。ご協力お願いします!!それでは、

次回もお楽しみに!!
「次回もお楽しみに!!」



遊馬&魔理沙「「かっとびングだ(だぜ)、俺(私)!!」」
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