投稿は多分不定期となります
第2話 一目惚れの時間
殺
せ
ん
せ
ー、襲来
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椚ヶ丘中学校ー
「はぁっはぁっ…。」
なんなんだよこれっ!思ったより道のりが長げぇ!
E組の校舎は裏山のてっぺんにあり距離は1キロほどある。
よくE組の連中はこんなとこに登校するなーやっぱ体力あんのかな。
言い忘れていたが俺は運動音痴だ。
50メートル走では大体8秒台という鈍足、球技大会ではボールを顔面にぶつけて一回戦退場なんてザマだ。
だが今回の俺は違う。なぜなら固有時制御と肉体強化の魔術が使えるからだ。
フッフッフ…体力測定での50メートル走は固有時制御使って4秒で走ってやるぜ!
おっとまてよ、やっぱ怪しまれないように普通にやったほうがいいな。下手に手の内見せびらかすとマークされかれねぇな。
「ふーっやっと校舎についたぞー!」
よし、じゃあ早速E組の皆様とご対面だぜ。
すると、ウォークマンの曲が変わる。
おっ!L'Arc-en-Cielのready steady go!じゃないか!
今のタイミングにぴったりじゃねーか!
ready steady go!は直訳するとよーい、ドン!という意味だ。
さーて入るか!
「うぃーす!失礼しゃっす!」
「………。」
ん…?俺なんかまずいことでも言ったか?
あー!そうかここはエンドのE組だった。ここにきたことを悲しんだり悔んだりしてるからこんな暗いのか。
なんか悪いことしたな…。
とりあえず俺は自分の席を探す。
えーと…あっ!ここだな。
俺の席は教壇から見て一番左つまり廊下側の前から二番目だ。
あれ?あの席はメガネ(爆)が座ってたよな?違ったっけ?
あーなるほど、俺というイレギュラーな存在のせいで席順も微妙に変わったってワケか。
とりあえず、座っとこ。
すると隣の女子が喋りかけてきた。
「あれ、見たことない顔だね?転校生?」
えーと…この娘はだれだっけ?……あっ思い出した!ポニーテールと乳だ!
「うん、今年度から転校してきた。名前は夢水海斗。」
ちなみに俺は女子と喋ったことがほとんどない。というか女性恐怖症だ。触ると手が溶けると思ってる。
「そっかぁ!私は矢田桃花!よろしくね、海斗君!」
ダメだ…死にそうだ…。確かに目の前の娘は可愛いよ。
色々とデカイし…。でもダメなんだよ〜俺は〜〜〜〜〜〜!
実は俺は中学生の頃告白した女子が実は男だったことから女性が信じられなくなった。
「う、うん…よろしくね。矢田さん。」
俺は彼女を苗字で呼ぶことで遠回しに話しかけないでとつたえたが…。
「え〜!桃花でいいよ〜!ってゆうか名前でよんでよ〜海斗君〜!」
神様〜俺殺せんせー殺す前に殺されそうなんだけどどーしたらいいー?
いや!悩んでても仕方ない!俺が気持ちよく暗殺する為にも女性恐怖症は克服せねば!
とりあえず!この!グラマーJCと!仲良く!なろう!
思いっきり自分に言い聞かせる。
「わかったよ…桃花…でいいんだろ。」
よ!よし!いえたぜ!やったぜ俺!こんとんじゃないこ!
(えなりかずき調)
「やったぁ〜名前で呼んでもらえた〜♪とこで海斗君何聞いてるの?」
「………………L'Arc-en-Ciel……。」
「ラルクかぁ〜honeyくらいしか知らないなぁ」
「……他にもいい曲あるから聞いてみなよ…Blurry Eyesとかおすすめだよ…」
「うん!今度聞いてみるよ!」
うんうん、悪い娘じゃないみたいだ。
じゃ、一番肝心なところを
「なぁ、ひとつ聞いていい?」
「ん?なあに?」
「君って本当に女の子?」
「へっ?どういうこと?」
俺は彼女に昔あったことをすべて話した。何故か彼女には素直に言えた。
「へぇ〜そんなことがあったんだ。大丈夫私はちゃんと女の子だよ!証拠みせてあげよっか?」
「なっ////」
何言ってんだこの娘は!セクハラ発言だぞこれは!ダメだ!ダメだ!ダメだ!あ…でもちょっと見たいかも…。
…いやいやいや!
「いや…遠慮しとくよ…初対面こ人間にそんなこと言わないほうがいいよ。質問したのはこっちだけど。」
「海斗君はカッコイイからいいかなって♪」
「そういう問題じゃないだろ!」
キーンコーンカーンコーン!
おっと長話してたらもんこんな時間か!お待ちかね殺せんせーとのご対面タイムだ。
「とにかく!今後こうゆう発言は他人には控えろよっ!
そんなんで襲われて人生台無しにしたらダメだからなっ!」
「やーん!海斗君カッコイイ〜!」
くそっ!調子狂うぜっ!………でも、なんか…スッキリした気がする。久しぶりに人としゃべったからかな?
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「と、言い訳で私がE組の担任を務めさせていただきます。
」
俺たちの目の前に立っていたのは、破壊される前の月のようにまん丸な黄色い頭の触手が多量にはえた不定形生物だった。
とりあえず感想をのべようか…タコだなあれは!
もうそれしか言いようが無かった。
いやーなんかさー思ったより滑ってんなーあの触手。
とまあなんかあれきたりな感想になったのでこれまでにしておこう。
まあとりあえずは記念すべき始業式が終わり、もう帰る時間だ。
うーんあれを殺すのかー…難しそうだ…
とにかく今は帰ろう。
一応俺は転校生として紹介されたのだが、殺せんせーの圧倒的なインパクトによって俺はあんまり目立たなかった。
それでもクラスのみんなとは多少仲良くなれた。
特にギャルゲーの主人公こと千葉君とは元軽音楽部同士ということもあり話が弾んだ。
まぁ、最初はこんなものかと思い帰り支度をととのえると…
「海斗くーん!一緒に帰ろー!」
…嘘だろ?
「なんで他の友達と帰らないんだ?」
「だって海斗君と帰りたいんだもん!」
ぷくぅっと頬を膨らませる仕草は可愛いのだが状況が掴めん。
「そもそもなんで俺なんだ?このクラス俺よりもカッコイイやつうじゃうじゃいるぜ?それに恋人でもないやつと帰っても嬉しくないだろ?」
俺なりに最大限フォローしたはずだ。俺なんかと居たってろくなことがない。
「恋人じゃダメ?」
なんでやねん!
いやいや順序が違うだろ普通!なんで知り合いも友達もすっ飛ばして恋人なの!?
「ダメっていうか…なんで俺?」
「そっか…やっぱ私じゃ…」
「いやそーじゃねーんだよ!違うんだよ!泣かないでよ!
えーとさ、えーと、だから…さ?なんで俺が恋人とかそんな感じになるの?」
「だって…海斗君のこと好きだから…。」
なんぞこれ?俺はラブコメの世界に来たわけじゃねーぞ?
ちゃんと少年ジャンプの暗殺教室の世界に来たはずだ。
性年ジャンプではないはずだ…。まぁいいや理由を聞こう。
「わかった…君が俺のこと好きなのはわかった。だけど何故初対面の俺なんかが好きなんだい?」
別に一目惚れされるなんて柄じゃないからな。
「それは…この間助けてもらったから…。」
助けた?なんぞやそれ?
「ごめん。俺はそのこと覚えてないんだ。なにがあったんだい?」
「やっぱり覚えてないよね。すぐに倒れちゃったから…。」
あ。
思い出した。
あれは転入届を出した後のことーーーーーーーーーーーー
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『ひゃーもー真っ暗だなー。吉◯屋寄って牛丼買って帰るかー。』
俺は暗くなった夜道を歩いていた星空が綺麗な夜だった。
そこに暗闇でよく見えないがなんかにーちゃん2人と1人の女性が騒いでいる。
『ヨォネェちゃんいい体してんなwww』
『やっ!やめてください!』
『やわらかぁいwww』
『きゃっ!』
あーありゃ完全に嫌がってるな。どーしよ助けてやりたいけど女性怖いしなー。助けたら燃えそう。
あ!そーだいいこと思いついた!魔術の練習がてらアイツらをぶっ飛ばしてあとは固有時制御で逃げれば多分燃えないだろう。そうと決まりゃ善は急げだ!
『なっ?いいだろ?ベッドでの君は多分凄いぜwww』
『いやっ!誰か助けて!』
『俺たちがいるヨォwww』
『ヘイ!ユー!』
『『⁉︎』』
まずは固有時制御で速度あげてー。
『Time alter―double accel!』
んでもってお次は肉体強化で〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
殴る!!
ドゴッ!!
『へぶしっwww』
『ワア!?ニイちゃん!?て、テメェェェェェ!!!』
ブンッ!!
飛んできた拳を〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜躱す!!
『Time alter ー triple accel!』
ヒュッ!!
『ナニィ!?』
そしてさっきと同じ要領で〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜殴る!!
メメタァ!!
『あべしっwww!!』
ドタっ!!
よしっ!あとは逃げるだけってあれ?なんかめまいが?
バタッ!
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そうか!あの時魔力切れで倒れたのか!
あの後確か護衛についてた防衛省の人に助けられたのか。
あー思い出した思い出した。
あの時助けたのはこの娘だったのか。
「思い出したよ。あの時助けたのはきみだったんだ。」
「うん…遅れちゃったけどあの時はありがとうございました。」
「いいよいいよ。好きでなったことだし。」
「あの時ね?助けてくれた海斗君に一目惚れしちゃったの。しかもその人が自分と同じクラスでしかも隣の席なんだからこれは運命なんじゃないかとって思って。」
「そうか…わかった。君の気持ちはよく理解した。」
「えっ…じゃあ!」
「だけどまだ恋人は早すぎるな。お互いのことがまだ全然わかってない。とりあえず友達から始めようぜ?それでもいいかな?」
「うん!わかった!改めてよろしくね!海斗君!」
「ああ!よろしく!桃花!」
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こうして俺の椚ヶ丘中学校の1日目は終わった。
今日でとりあえず二つのことがわかった
一つ目は殺せんせーを殺すのは思ったより大変だということ。
もう一つは女性を触っても手は溶けないということだった。
第2話です。
いきなり話が飛びすぎですね笑
サブタイトルが殺せんせー、襲来なのに殺せんせーのセリフが一言しかない笑
とりあえずヒロインを登場させたかったので強引に推し進めました笑
こんな小説ですが応援してくださる方いたらよろしくお願いします!