転生者もトリニティになりました   作:篠崎

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すんません、ちょっと遅れました!

新作ゲームやめられなくて…

ちょっと長めなので勘弁してください。



進展…って言うか超展開!

不動アキオ

 

 

使う魔術は真言術(マントラ・エンチャント)、高身長でもっとサバサバした感じの女性だったはずなんだが……今目の前にいる女の子は本当に同一人物なのだろうか…

 

 

 

 

 

 

動けない俺は脳をフル回転させる。

 

 

カメラは!カメラはないのか!今こそ若かりし時の写真を永遠に額縁に飾るんだ!だってミニスカですよミニスカ!浪漫ですよ浪漫!

 

 

 

 

くそっ、ねえのかよ!カメラとか構造覚えてねぇよ!仕方ねぇ!

 

 

 

そんな俺は完全記憶能力で脳内に永久保存する。今日ほどカメラの構造を覚えてなかったことを後悔した日はない…(この間僅か1.0s)

 

そこからの数分はムービーとして記憶に収めたのであった。

 

 

 

やってやる!この記憶を現像する魔術を会得してやるぜ!

 

 

 

 

 

鼻血は魔術で瞬時に隠して分解したから、なんとか隠し通せたはず……ヤバいよヤバいよ!アキオさんの母親メッチャこっち見てるよ隠せてないよ!(汗)

 

 

 

でも仕方ないんだ!こればかりは男の性なんだから!だから俺は悪くない!こんなに可愛いアキオが悪い!

 

 

 

こうやって一人でアキオ母に言い訳しても仕方が無い。ここは自己紹介から良好な関係を築かなければ!そう考えた俺は自己紹介からはいることにした。

 

 

 

 

「助けてくれてありがとうございました。僕は天草暁斗って言います。本当死にそうだったところをありがとうございます。」

 

 

 

昔の癖で感謝の言葉を2回言ってしまう。どうも歳上の人と話すのは慣れないから、畏まってちょっと早口で言ってしまった……この15年でボッチ抜け出したと思ったんだけどなぁ…

 

 

 

 

「初めまして、私は不動マドカよ。この子は不動アキオ。ごめんなさいね、この子がいきなり街中に不浄な魔力を感じたって言って走って行って貴方に膝蹴りしちゃうんだもの。私も感じたんだけど、害意がなかったから止めようとしたけれど、もう見えなくなってて…」

 

 

 

「いえ、気にしないでください。僕が眼帯を外したのがいけなかったんです。それに傷も見当たりませんでしたし、そこまで本気で蹴っていなかったんでしょう…」

 

 

 

本当は20kg後半の俺を吹き飛ばす位強かったんだが、言わないことにしよう。アキオが怒られるところとか見てみたい……じゃなくて見たくないからな。

あと、アキオの母親の名前はマドカさんって言うのか。新発見だな。

 

 

 

「いえ、ちがうの。本当は右掌の骨の殆どが折れていて、右の肩甲骨にヒビがはいっていたんだけど、貴方が気絶している時に治療してしまったの。それから半日眠ってたから心配してたの。この子の全力の蹴りをまともに受けて怪我がその程度で本当に良かったわ。頭を打っていたら目も当てられないことに…」

 

 

よかった!手入れて受け身とっとてて本当に良かった!咄嗟に対応してなかったら原作前に人生終了しちゃう!潰れたトマトになんてなりたくない!

 

 

 

「はは…まぁ彼女にも悪気があったわけではないんですし、許してあげてください…」

 

「本当ごめんなさいね。私達の仕事柄、貴方の様な魔力は警戒する様に言い聞かせてたんだけど、まさか見もせずに撃退しようとするなんて……」

 

 

 

あー…確か秘宝巫女(スプリガン)だっけか?アキオの職業。天空図書館護ってるんだよね、魔王専用の武器とか保管してるから。俺特典で魔王候補だから仕方ないか…と言うか元を辿れば俺のせいじゃん。

 

 

 

「えっと…どの様なことをされてるんですか?」

 

 

とりあえず知ってるけど質問。学園長の時みたいな失敗は犯さない。俺は成長したんだ。

 

 

「とあるものを魔王候補、貴方の様な不浄な魔力を持つ悪い奴から護る仕事よ。」

 

 

 

…これは、俺を遠回しに疑っているのか?

 

 

「それじゃあ蹴られても仕方ないですよ。知らなかったとはいえ、そんな場所に怪しい俺が入り込んできたんですから。」

 

 

「そんなことはないわ。貴方からは不浄な魔力は感じても、そこに害意はなかったから。」

 

 

流石に天空図書館の事は言わないか…

そりゃ、俺が潔白だって証拠は何処にもないからな。疑われるのも仕方が無い。でもちょっと警戒心を緩めてくれたのは何気に嬉しいが。

 

 

「ほら、貴方も自己紹介しなさい。」

 

 

そう言われ、アキオはマドカさんに押され、俺の前までやられる。何この生き物、すごく可愛い。と言うか可愛らしい。

 

 

「えと、さっきはごめんなさい。アキオって言います。11歳です。」

 

 

うん、可愛い!スカートの裾抑えて、モジモジしながらの自己紹介とか破壊力がスゲぇ。そっち方面の人だったら即刻お持ち帰りレベル!鉈持った人も絶賛間違いなし!

 

 

こっちが素なんだろうなぁ、さっきのは準備してすっごく頑張って謝ってたけど、今は突然でテンパってるんだろう。年齢も答えてくれたのはこっちとしても嬉しいんだが…

 

 

 

にしても、この身体肉体年齢が低いのか反応しないんだよなぁ……今されても困るんだが。

 

 

 

「初めまして、僕は天草暁斗です。今年で10歳です。よろしくね、アキオちゃん。」

 

 

 

よっしゃ、ファーストコンタクトは噛まなかったな!年齢とか超サバ読んでるけどこの調子で行ってみよう!

 

 

 

 

「そういえば、天草君のご両親はどうされてるの?近くにいたらあんなことには………あっ、いや気にしないで。」

 

 

マドカさんは言ってる途中で何かに気づいたのか、申し訳なさそうにして、それから親が子供を見る様な優しい目で見つめられた。もしかして捨て子とか思われてる?

 

 

 

 

 

「いえ、気にしないでください。別に捨て子とかではないですから。両親はじゅ…ご…2年前に亡くなってます。魔術でなんとか外見を誤魔化して生活してたんですけど、2日前に魔力が切れちゃって倒れてたんです。左目がこんなだから誰にも頼れないし、親戚も遺産目当てとかで信用できないしでストレスが溜まってたんだと思います。リラックスできなくて魔力が全然回復しませんでした。」

 

 

 

本当は15年前、外見年齢的に5年前、それでも5歳で一人暮らしは無理があるから、本当のことを言って自滅するところだった…

 

なるべく重くならない様に軽い感じで話したが、愚痴ってしまった。これは仕方ない、転生して一年間で20組もの親戚が訪ねてきたから驚いた。学校に直接電話した奴らもいて、面倒臭くなったので魔術で親戚を創ったのもいい思い出だ。

 

 

 

 

マドカさんはしばらく黙ったまま此方をじっと見つめた。俺からも何を言っていいのかわからなかったので、必然的に沈黙が続く。なんだか居心地が悪くなった俺は苦笑した。

 

 

 

 

 

それを見たマドカさんは目尻に涙をため、いきなり俺の事を抱きしめて…

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう大丈夫よ、貴方のことは私が育てるから!」

 

 

 

 

そう宣言した。

 

 

 

 

 

 

 

 

この宣言から1時間後の今、俺、アキオ、マドカさんの3人は街中を歩いている。ちなみに俺はアキオとマドカさんと手を繋いでいる…

 

 

 

 

 

 

 

どうしてこうなった…

 

 

 

 

 

==============================

 

 

宣言してからのマドカさんの行動は速かった。此方の意見を差し挟む間もない速さで部屋の案内やこれからのことを提案され、何か言おうにも「大丈夫よ、心配しないで!」と言われる始末。提案じゃなくて説明だな…

 

 

 

 

それから元着ていた服に着替えさせられ、街を案内するからと外に連れ出されてしまった。その間、アキオはオロオロしていて、俺の意見はと言うと、一つも聞いてもらえなかったのであった…

 

 

 

 

「おや、マドカちゃん。その子どうしたんだい?」

 

「あらあら、可愛らしい子ね。」

 

「アキオちゃんその子だれー?」

 

 

街を歩いていると、街の人々は老若男女問わずマドカさんやアキオに話しかけてくる。人気者なんだろう。野菜売ってるおっさんから、近くを通りかかる老婆、小さい子供達は特にアキオに声をかけている。そのうちの何人かの男子は、アキオ、俺、繋がれた手、の順番に見て俺の事を睨んでくる。アキオ可愛いからモテるんだなぁ。

 

 

 

そんな今の俺は、包帯から眼帯に付け替え、眼帯を魔術で隠して普通の顔に見せかけている。あの包帯完全に左目を封印してたから、魔術使えないんだよ……それに比べてこの眼帯はハイスペックだった。外に魔力を漏らすことなく魔術行使ができるからな。そのおかげでごく小規模の魔術なら誰にも気づかれないし、天空図書館からの迎撃もないし。風邪引いて眼帯外してるときは魔力の枯渇と街の郊外過ぎるという理由で攻撃されなかったんだと。まぁ、アキオには攻撃されたんだが…

 

 

 

そうして街を一回りする間、俺は原作ブレイクするために必要なので、建築物や人、地形等を正確に把握していった。これは何年も前(前世)から考えていたから、やりたかったんだ。方法は最近思いついて、どこでもドアと同時期に完成させた。結果有名なアニメの道具っぽくなったけど、あれメチャクチャ燃費悪いんだよなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街を回りながら、マドカさんは買い物をして、そろそろ帰ろうかと言う時に、前方からなんかチャラそうな雰囲気の男達が此方に向かってやってきた。魔術師っぽいが、はっきり言って格下も格下、雑魚だ。何人集まろうとも消し飛ばせる自信がある。だって五人もいるのに俺の総魔力の4分の1も無いんだよ?今は半分しか魔力の無い俺でも負ける気がしないとか…

 

 

そいつ等は此方に向かってやって来る。そいつ等に気づいたマドカさんは素早く俺とアキオを自分の背に隠す。そいつ等は俺たちの前まで来ると、此方に話しかけてきた。

 

 

 

 

「不動さん、そろそろ教える気になりました?あんたの魔術とあんた等が隠しているお宝の在り処を。」

 

 

「何度聞かれても答える気はありません。お引き取りください。そして二度とこの地に近寄らないでください。」

 

 

「分かってないなあ、俺たちのバックに誰がついているか知らないわけじゃないだろう。大人しく言うことを聞けば、悪い様にはしないから安心しろよ。」

 

 

「そうだぜ、そんなんだからあんたの夫も死んじまったんだよ。ホント不運な事故だったよなぁ。」

 

 

 

ギャハハと下品に笑っているのを尻目に、俺は驚いていた。

 

 

世界にはこんな当て馬みたいな存在が本当にいるということに。

 

 

 

もうただの地上げ屋じゃん…

何なの?バカなの?何が面白いの?周り見ろよ、皆不快そうな顔して睨んでんじゃん。年がら年中ウェイウェイ言ってるから周りが見えなくなるんだよ。

 

 

マドカさんも拳を握り締めて我慢している。アキオが前に出ようとしたが、俺はアキオを止めて首を横に振る。自分の親に迷惑がかかると理解したのか、この場は我慢してくれた。

 

そんな五人組は俺やアキオに気づいたのか、こっちにも話しかけてきた。

 

 

「あんたに聞いても埒が明かないな。嬢ちゃんに…誰だこの小僧?まあいいか、この人が大事に守ってるものが何処にあるのか知らないかい?」

 

 

 

もう小学校高学年になろうとしてる女の子と魔法使いの俺に聞いて教えてくれると本当に思ってるんだろうか?

 

 

 

 

どう見ても俺より年下なそいつらに向かって、俺はマドカさんの前に出て、見下した目で…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼ですが、頭大丈夫ですか?寝言は寝ている時に言うものですよ?…あっ、すいませんね。そんなこと考える頭ありませんよね。毎日がクリスマスですもんね。すいません、此方の配慮が足りませんでした。もう少し一般教養を身につけ……いえ、進化してから出直してください。類人猿の皆さん。」

 

 

 

そう言い放った。

 

 

 

 




ホントすいません。
この時期忙しいので、また遅れるかもしれませんが何卒ご容赦ください。
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