転生者もトリニティになりました   作:篠崎

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すんません。題名を思いつかず、区切りどころもなかったので2話分くらい一気に投稿します。

待っていた方本当にすいませんでした。


後、UA10000突破しました。ありがとうございます!


反逆…からの実験

俺が暴言を吐いた後…

 

 

 

しばらく辺りが沈黙した。マドカさんとアキオは驚いた顔でこっちを見ていて、ヤンキー五人組は体をワナワナと震わせ、頭には青筋が浮かんでいる。子供が言ったことに露骨に反応するなんて…流石猿人、底が知れてる。

 

 

 

「…おいクソガキ、今何て言った。」

 

 

五人組のリーダーっぽい奴が、なんとか冷静さを維持して俺に話しかけてくる。怒ってる怒ってる。

 

 

だから俺は……

 

 

 

 

煽らない訳が無い。

 

 

 

「おや?頭だけでなく耳まで悪いとは……もうどうしようもありませんね。いい病院でも紹介しましょうか?勿論動物病院ですけど。病院側も猿人という貴重なサンプルを手に入れられて、さぞ嬉しいことでしょう。これぞwin-win?の関係ではないでしょうかね。貴方達みたいな社会の…時代の不適合者が世界の役に立つのですから。」

 

 

 

言い切る途中でブチッと何かが切れる音がした。言わずもがな、五人組の血管からである。面白い位に反応してくれるから少しからかい過ぎたか?俺は大爆笑したいのを必死に我慢しているので、身体が小刻みに震えている。俺の顔が見えていない人からは、悪漢に勇気を振り絞って立ち向かう小さな男の子だが、俺の顔を見ると笑いを堪えていることに一発で気づくだろう。事実、アキオはまだビックリしているが、俺のほぼ真横にいて俺の顔を見ているマドカさんに関してはちょっと引いている。と言うか、周りの大人達は殆どが引いている。

 

 

 

それでも大衆の面前で事を起こすのは、リスクが高過ぎると理解しているのか、実力行使はしてこなかった。何だ面白くない。

 

 

もうちょい煽ろうかと考えていると、五人組のリーダー(略してゴリ)が俺を睨みながらドスの効いた声で喋ってくる。

 

 

「俺たちに喧嘩売ってタダで済むと思ってんのか?俺たちのバックには枢機(カルディナリス)クラスの魔力を持つ魔道士が控えてんだぞ。お前みたいなガキがあんまり調子に乗ってるとどうなるかわかってんだろうなあ…」

 

 

 

枢機クラス?魔王>大魔公>枢機だから学園長よりも下じゃねえか。そんなんで威張るとは……俺はまだ子供だからって流石に見下しすぎだろ。

 

これならちょっと脅しても問題ないな。さっさと帰ってご相伴に預かりたいものだ。よく考えたら三日間でスープ一杯だけとか、ホームレスでももう少しマシなの食ってるよ。それに取り繕うのも面倒になってきた。素で行こう。

 

 

 

「そこで人に頼るとか、まさに虎の威を借る狐だな。あっ、知らないよな、こんなに難しい言葉。別にお前らが強いわけじゃねーんだから……バックにいるっつってもお前らみたいな猿に手を貸すとかあり得ないからな。トカゲの尻尾きりよろしく、見捨てられると思うぞ。それと、たかが枢機クラスで威張るとか大丈夫か?せめて大魔公クラスじゃないと、脅すには全然足りねーよ。それともう一つ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世にはな、『死人に口無し』って言葉があるんだよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言うと、俺は魔力を5人に向かって一瞬だけ放射した。バロール直伝の威圧攻撃!効果は雑魚には抜群だ!天空図書館からの対魔王候補の魔術も、遥か上空で相殺したので気づかれていない。そのおかげで俺の魔力もごっそり持っていかれたが、効果は劇的だった。さっきまで凄んで、顔を真っ赤にしていた5人が、冷や汗ダラダラで顔色も青くなっているのである。劇的ビフォーアフターもビックリな変化である。

 

 

 

急激に男達の顔色が変化したので、マドカさんだけは何が起きたのかに気付き、周りの人達も何が起こったのかわからないと、殆どが首を捻っていたが、俺の変わらない態度からこの原因が俺にあるということには気付いた様だ。対して俺の魔力を浴びた5人は、後退りをしていた。

 

 

 

俺は話し始めてから今まで、ずっと顔には笑顔が張り付いていた。最初は普通の笑顔であったが、最後の言葉のときだけは相手を見下す意味合いが強い嘲笑になっていたからだろう。男達はやっと俺の実力を気付き始めた。普段の俺からは考えられないくらい饒舌になっているが、此方から今は殺しはしない。こいつらにはやってもらわなければならないことがあるからな。

 

 

「おいおい、さっきまでの威勢はどうしたんだよ。まさか怖気付いたとかはなしだぞ。この場でやるのがマズイってんなら、街の外ででもいいからさ。」

 

 

 

俺は他の奴よりも比較的後退りしていないゴリの元へ、さっきの散歩の続きと見紛うほど気楽に歩み寄り、彼の肩に手を置き、何も言わずに、哀れみの篭った顔を向けながら自分の魔力を付着させる。これは名探偵の犯人追跡メガネの様なものだ。範囲は半径約20km。これでこいつらの親玉が何処にいるのか教えてもらうのである。相手の体内にごく微量侵入させるので、天空図書館も気づかないし、魔力を入れられた本人ですら、かなりの実力がないとわからない。

 

 

俺の言った言葉に対して、その怖気付く原因になった奴が何言ってんだ、と周りからは思われているかもしれないが、この能力を使うには相手に触れなければならないのだ。もし、この挑発なしに近づいて行った場合、一目散に逃げられる可能性があったのだ。

 

彼らにはマドカさんやこの街の人達を救う礎として、とある魔術の実験動物(モルモット)になってもらおう。理論上は可能でも、実際に実験したわけじゃないし、人間以外でやっても成功しているかどうかわからないのが難点だったのだ。こんなクズ共にしか試せないし、失敗はけして許されない。

 

 

 

俺が肩に手を置いてから5秒程度が立ったとき、ゴリの取り巻きは我先にと来た道を全力で引き返した。ゴリも少し遅れて逃げ出した。勿論追わない。明日位にでも潰せばいいし、何より実験結果は多いに越したことはない。仲間がいれば、それだけ多く試せるというもの。

 

 

俺は上々な結果につい笑みを浮かべそうになるが、周りの人々が此方を見ていることに気がついてポーカーフェイスを貫いた。流石にやり過ぎたと思いどうしようかと悩んでいると、周りの人達は俺に近づいてくる。何を言われのかと内心ビクビクしていたが、そんな予想は良い方に裏切られた。

 

 

「すごいじゃないか!」

 

「見ているこっちがスカッとしたよ!」

 

「君、かっこよかったな。ところでウチの娘はどうだい?」

 

 

すっごい褒められてしまった。最後の一人が何を言いたいのかは理解したが、なぜ今言うのかわからなかった。後で聞いたことだが、なんでもこの人の娘さんは今年で27歳と言う、この街では若干行き遅れているのだそうだ。普通は20代前半には結婚しているのだとか……見た目10歳に27歳をぶつけられてもこっちが困る。

 

 

「最近、彼奴らは態度がドンドン大きくなってきていたから助かったよ。」

 

そう言ったのは八百屋?のお兄さん。言われた俺はというと、見たことはあるが話したことはない街の大人達に、背中を叩かれたり頭をワシャワシャされたり娘を勧められたりされた。この街は行き遅れが多いのか?

 

 

街は完全にお祭り騒ぎになっていた。野菜やら魚やら肉やらを沢山もらってしまった。マドカさんも困っていたが、結局は受け取っていた。人の好意は素直にもらっておいた方が、いいと思ったのだろう。そのうちの何人かはマドカさんを熱い眼差しで見ていたから、打算も含まれていたのだろうが…

 

 

結局は騒ぎが収まるまで30分程度かかってしまい、ゴリ達を含めて家に帰る時間がかなり遅れてしまった。早く食べたい。もう目の焦点が曖昧になってきているから…

 

 

それから昼食を食べ終えるまで、俺はぼーっとしていたらしい。食べ終えたら椅子の上でそのまま眠ってしまったのだとか…起きたらベットの上だったのでマドカさんが運んでくれたのだろう。後でお礼を言わなくては。

 

 

久しぶりにぐっすり寝た気がする。こんなにリラックスできたのは初めてかもしれない。魔力も7割型回復していた。バロールとはまだ話せていないが、恐らく魔力が枯渇しているのだろう、今の俺の半分程度しか魔力がない。バロールの回復がやけに遅いが、たぶん俺の回復を優先してくれているのだろう。いつも話している相手がいないというのは淋しいが…

 

 

マドカさんにお礼を言おうとベットを出て扉へ向かおうとすると、いきなり扉が開いてアキオが入ってきて、驚くべくことを言った。

 

 

「あっ!起きたんだね、お兄ちゃん!今から夕食だから起こそうと思ってたんだけど。下で待ってるから急いで降りてきてね、お兄ちゃん!」

 

 

 

…え?お兄ちゃん?俺の方が年下なんだけど…

 

 

 

 

==============================

 

 

 

アキオにお兄ちゃんと呼ばれ、数秒意識が飛んでいた気がする。下に降りたら、お兄ちゃん遅いと言われてしまった。なぜか知らんが満面の笑み。アキオは可愛いが何故お兄ちゃんと呼ばれているのかわからないので、俺はマドカさんに問いかける様な視線を向けた。しかし、マドカさんもわからないといった表情をして首を横に振る。

 

 

食事の間中アキオは俺にずっと話をしてくる。俺と出会う前の話が大半なんだが、そのはなしの合間合間に、「それでね、お兄ちゃん。」という単語がでるたびに、この疑問は大きくなっていた。

 

 

「アキオ?どうしたの?貴方の方が歳上なのにその呼び方は…」

 

 

焦れたマドカさんがきいてくれた。俺は相槌を打つことしか出来なかったが、アイコンタクトで助けを求め始めてから10分後の言葉である。もうちょっと早くきいて欲しかった。ついさっきまでアキトって呼ばれてたからむず痒かったんだよ…

 

 

「あ…えっと……あの人達を追い返してるの見てて、なんだかお兄ちゃんみたいだなあって………ダメ?」

 

 

ダメなわけない、いいに決まってるじゃないですか!また上目遣い!それでも威力は減るどころか益々上昇!鼻血はなんとか抑えた。勿論脳内保存は完璧!なんとしてでも現像せねば…

 

 

「いや、大丈夫だけど、いきなりだったからちょっと驚いてただけだよ。」

 

 

このまま成長して、将来もお兄ちゃんって読んで欲しい。兄貴!とか呼ばれたら、昔はお兄ちゃんって呼んでたのに…って感傷にひたっちゃう!

 

 

「それにアキオでもあのくらいはできるんじゃない?俺をあんなに蹴り飛ばしてたんだし…」

 

 

なんか口調が曖昧になってきた。もうどうでもいいかな?どうせゴリ達との会話で猫の皮はげてるし…

 

 

「ううん。あの時はたまたまほんのちょっとだけ成功しただけだよ。まだ魔術は殆ど使えないんだ。」

 

 

え⁈本日二度目の衝撃!上目遣いも含めると三回目!俺を吹き飛ばしたのは素の身体能力なのか⁈今度から怒らせないようにしよう…

 

 

 

 

 

こうして夕食を食べ終えてから風呂に入り、この日はそのまま就寝となった。マドカさんにお礼を言うのは忘れない。ちょっと忘れてたが…お風呂に一緒に入るとかいうイベントは勿論なかった……ちくせう…

 

 

 

==============================

 

 

アキオとマドカさんが就寝してから1時間ほど経った今、俺は街の外の森の中へときていた。何故かと言うと、勿論ゴリ達の始末である。

 

 

「こっちの方から反応があるな。」

 

『距離にすると後526mじゃな。』

 

 

バロールと会話しながら俺は獣道にすらなっていない場所を奴らの潜伏先に向かって一直線に進んでいた。学園長の時も思ったが、すげえ正確なんだよな、こいつは。前に計ってみたけどピッタリだったし。

 

 

何故歩いているのかと言うと、魔力の節約である。どの位の魔力が必要になるかわからないし、いつ街が滅びるかもわからない。魔力は余れば余るほどいい。

 

 

本当のことを言うと、バロールは俺が風呂に入っている時に目を覚ました。天空図書館を警戒して、眼帯をつけるまで黙っていたらしい。因みに、現在の俺の残魔力はほぼ10割、バロールが6割前後である。なんでも一度魔力を空にすると、5割回復するまで意識が表に出て来れないんだとか。俺の魔力を少しずつバロールに流して、回復速度を上げていたのだ。風呂は俺が最もリラックスできる場所の一つだからな。アキオがいつも入っているってことで最初はドキマギしたし、リトさんみたいなハプニングがあるかもと期待したのだが……はぁ…

 

 

何もなかったよ!なんだよ!ラッキースケベは新だけかよ!俺も特典に入れてもらえばよかった…

 

 

 

「それで、あの魔術の成功確率って今のとこどの位なんだ?」

 

 

悲しくなってきたので、気を紛らわすためにはなしかける。人相手にあまりにも低過ぎれば、この計画は実現出来なくなってしまうしな。

 

 

『人相手だと、今のところ五分五分といったところじゃの。まぁ、50回程度試して、修正していけば完璧に習得できるじゃろう。』

 

 

「そんなにいるのか…足りるかな?」

 

 

『それはまだわからん。マーキングの周囲に結構な数の反応はあるが、何人かまでは…』

 

 

50回とかできんのかよ。そんなにいるか不安になってしまう……あの程度の奴らを雇うんだから、そこまで規模が多いとは思えないんだよな…

 

 

落胆しながら、それでも僅かに期待して、アジトまでの道を歩き続ける。とは言っても所詮は500m。3分もかからずについてしまった。森に入って僅かに20分、隠れる気があるのだろうか?

 

 

その建物は古ぼけた屋敷だった。ルイージマンションみたいな感じだ。それかホーンテッドマンション。門の前に門番が4人。中はザワザワとしていて、結構な数の人間がいる気配がする。50に届け!その人数!

 

 

「まずはあの4人からだな。」

 

『うむ。まずは肩慣らしに4人同時にやってみるのじゃ。』

 

「了解したよ。“憤怒”の書庫に接続、テーマを実行する。」

 

 

魔力を限りなく絞り、周りに気づかれない様にする。そうして魔術を発動。……第一工程完了。ここまではいつも通り。ここからが重要だ。ここでミスれば対象は廃人になってしまう。

 

 

 

第二工程…半分ミスった。二人は何事もなく警備を続けていて、魔術をかけられたということを認識していないが、残りの2人は明らかに異なり、ぼーっとしていて、時々変なうめき声をあげている。その異変に気付き、残りの2人が警戒するが、俺はもう一度正常なやつに魔術をかける。次は二人とも成功。やはり気づかずにさっきと変わらず警戒し続けている。

 

 

この後、50回程度魔術をかけ終える頃には、二人とも消えてしまった。これで結構練習になっただろう。一人だけならもう失敗もない。そう考え、悠々と中に入って行く。勿論存在を消しているので気づかれないと思いたい。“創造”ってなんでもできるんだなあ、と何度思ったことか!

 

 

 

次に入った場所は食堂?的な、大人数が一度に食事できる場所。よく金持ちが一番奥で飯食ってる様な長テーブルがある。そこには20人程度のいかにもな奴らが飯を食べていた。

 

 

 

「さっきのでコツは掴んだし、なんとかいけるだろ。」

 

『慎重にやらんとな。モルモットは少ないことじゃしの。』

 

 

バロールは彼奴らをもう人とは思っていない様だ。とは言う俺も、時々聞こえてる話の内容から殺されても仕方ないなと思う様にはなったのだが。俺も思ってはいたが、口に出すほど嫌悪していたとはな、こいつも根はいいやつなのだろう。

 

 

 

次はさっきので5倍の数なので少し緊張しながら魔術を行使する。先の練習で魔術も効率化している。魔力は微々たる量しか消費していない。これなら街の住民全員にかけることが余裕でできる。

 

 

 

その結果は3人失敗、19人成功と言う微妙な結果に……さっきまで話していた奴が急に黙り込んだので、周りの奴らも動揺し始める。その間にも俺は魔術を行使し続けている。19人から17人まで減ったとことで、失敗はしなくなった。奴らが大声で他の仲間も呼んでいるが、俺を見つけることは出来ていない。そりゃ、天井にレビィみたいに保護色で張り付いているんだから早々見つかりはしない。

 

 

 

5分が経つ頃には40人近くが、部屋の中に集まっていた。雑魚とはいえ行動が速い。その間も魔術は行使し続けているが、もう失敗はしない。これなら本番もなんとかなるだろう。

 

 

そう考え、俺は長テーブルの上に飛び降りた。当然周りは騒ぎ始めるが、俺の姿を見て5人以外は見下した態度を取り始めた。

 

 

 

「なんだよ、ただのガキじゃねえか。こんなところにいるんだから、死んでも仕方ねえよなぁ?」

 

 

「おい!てめえが5人をこんなにしやがったのか!そうだったらタダじゃおかねえからな!」

 

 

「お、おい。待てそいつは…」

 

 

最後のはゴリの取り巻きその1か2だ。決めたわけじゃないからわからんが。当然さっきの俺を見て見下さなかった五人というのもゴリ達である。その五人だけは、今も怯えていた。

 

 

「おやおや?昼間の五人組ではないですか?こんなところで奇遇ですね。それはそうとすぐに先生と言う人を連れてきた方が身のためですよ?」

 

 

勿論偶然なんかではないのだが。言いながら2.3回試すが、もう失敗はしない。本番は人数が多いがこれより大人数を試せる様な機会もないし、仕方ないか…

 

 

ゴリ達五人の行動は迅速だった。すぐさま部屋を飛び出し、1分もせず一人の中年男性を連れてきたのだ。その中年は脂肪が多く、脂ぎっていたが魔力は他の奴らより段違いに多かった。たぶんこいつが先生だろう。この新魔法をかれこれ500回は行使したが、まだ俺の方が僅かだが魔力は上回っている。最初の100回は燃費悪かったが、今ではエコカー並みに燃費がいい。やつの魔力は俺の残魔力5割と同じ位だ。バロールもいるので負ける要素は皆無なんだが。

 

 

「なんだ貴様は。この僕をラド=ギッシュと知っての狼藉か。僕に楯突くことがどういうことなのか、思い知らせてあげようではないか。」

 

 

そこかしこから、ラドさん!待ってました!やっちまってください!などなど騒ぎ声が聞こえてくる。そんな俺はというと…

 

 

「え?ラード=ギッシュ?名は体を表してますね。さすがです。」

 

 

素で驚いていた。外見にピッタリ過ぎたのだ。こいつの親はネーミングセンスが光り輝いていると思う。相手側の何人かも必死で笑いを堪えているし。しかも口調が微妙に変だ。

 

 

「こ、この僕になんたる侮辱を、許さん‼︎貴様は手足を切り刻んで街中にぶら下げてやる!」

 

 

 

そう言われても正直こいつへの関心は名前だけである。はっきり言ってもう興味がない。相手が興奮するのに対し、俺は心の中でこいつの処刑を決めた。

 

 

 

 

 

 

 

だってこいつにアキオを見られたらアキオが穢れるし。絶対こいつアキオを舐め回す様に見るに違いないし。街に入れるわけにはいかない!

 

 

 

 

 

理由はなんとも個人的なことであったが…

 




ご意見などお待ちしております。
なお、魔術については次回、詳細を明らかにします。オタクとは、ときに理想のために屑ども位なら多少の犠牲は省みないも思ってます(偏見)

と言うのは嘘で殺しに対するハードルが下がった理由も書く予定です。



4話でブリューナク持っている人物が間違っていることに気が付き、訂正しました。アリン→ルーグ


随時訂正、加筆しているのでよろしくお願いします。

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