転生者もトリニティになりました   作:篠崎

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どうもです 篠崎です。


少し遅れましたが、
やっと原作キャラが出てくるという
スローペースですいません。
本当はもう少し早くだしたかったのですが、
やることが多すぎて、ギリギリに…

その分少し長めになっていますので、
どうぞご覧ください。


始めての邂逅…がお前なの⁈

“憤怒”の書庫 “分解”と“創造”

 

確かに俺にはピッタリだな。テーマは自分から最も遠いものだから、怒る相手がいなかったからあまり怒らないし、築き上げられた関係とかが無いから、空中分解とかもしない。それでいて、新しいものを創造しようともしない。

 

 

完璧じゃないか!

 

 

 

 

 

 

あれ?テーマが決まって嬉しいはずなのに、目から汗が止まらないや…

 

 

 

 

『主君よ、どうして泣いておるのじゃ?そんなに嫌じゃったのか?』

 

 

バロールは心配そうに聞いてくる。

 

嫌じゃない、嫌じゃないんだが、すごい惨めなだけだ…

 

 

しかも、周りから見ると、自分で自分を慰めてるようにしか見えないところがさらにキツイ。

 

 

もう嫌…

 

 

しかも、それを受け入れないと原作に出られないという…

なんて仕打ちなんだ!

 

 

 

くっそ!もうこうなりゃヤケだ!

 

「バロール、俺はその二つのテーマで、どうやったら20年後に高校生として生活できるんだ?」

 

 

 

自分で言っててなんだけど、俺ってヤバイ奴みたいになってないか?25のオッサンが、高校生活か、犯罪臭しかしないんだが…

 

 

 

 

 

するとバロールは得意げに、

 

『本来は一つ一つ習得するんじゃがの、まあそれはあとで言うとして、まず、肉体を若く保つ方法じゃが…

 

 

まずは、“分解”で肌の老化を停めるのじゃ。』

 

 

 

 

 

…なんかすっごい地味なことを言った。

 

 

通販番組とかで言ってそうなワードが出てきたんだが……ていうか、“分解”でどうやって?

 

 

『肌の老化は、8割が紫外線のせいと言われ紫外線で肌の内部の物質が結びついて、起こるものなのじゃ。そこで、“分解”でその結びつきを剥がすか阻止すれば、圧倒的に若い外見を維持できるのじゃ。」』

 

 

 

そうなのか?こいつ何か迷信を信じているだけとかそういうパターンもあり得るな。話半分で聞いとこ。

 

 

 

『そして創造じゃが、 これは今の主君の姿を偽るためじゃな。』

 

 

 

はぁ?なんでだ?何言ってんだこいつは…

 

呆れたような顔をしていたのだろう。バロールはやれやれとでも言いたそうなため息をついた。

 

 

バロールは俺の目で、今は鏡を見てもいないのになぜわかる?あの糞神にも看破されたが、見てもいないのに…

 

 

 

バロールが神だから?それなら、鬼畜神もだよな?ならなんで…

 

 

ああ!こいつが動かすのも俺の顔筋なんだから、そりゃあ分かるよな。納得です。

 

 

 

 

『考えてもみよ。今の主人の姿や年齢を知っている者がいた場合、学園入学後年齢詐称がバレる可能性が出てくるのじゃ。そこで、20年間は別の顔や身体で生活して、それから元の姿に戻れば、怪しまれることはない。それに外見が幼稚園児の者が、一人暮らしなどおかしいじゃろ?』

 

 

 

…全く考えてなかった。そうだよ、入学してもバレたら変態のレッテルは確実。最悪は原作ヒロインからの侮蔑の目。俺にはご褒美とは思えないものだ。それなのに『えっ…あんたおっさんだったの…マジ引くわー』とか言われた日には引きこもり一直線だしな…

 

 

こいつがいてくれてよかった。危ない危ない。

 

 

「なあ、確か、“色欲”には、“永遠”、“怠惰”には、“停滞”があったと思うんだけど、それじゃあダメなのか?」

 

そんなまどろっこしいことしないで、単純にやった方がいいと思うんだが…

 

『“停滞”にも“永遠”にも、肉体を若いままに保つ魔術はあるのじゃが、それだと身体の成長が、完全に止まってしまうのじゃ。それに、停めたり進めたりを繰り返すと、肉体が変異してしまう可能性が出てくるのじゃ。』

 

 

何それ怖い…

 

もう反論するのはやめよう。こいつも俺の事を考えるんだし、信じて、実行しよう。

 

 

 

 

「それなら、俺はどうすれば良いんだ?」

 

魔術なんて知らない。術式なんでもんは論外。

 

確か魔術は、術式を魔道書に登録して使うものなんだよな。

 

 

今から学ぶ?この姿での生活はキツイが、それしか方法は…

 

 

『それなら安心せい。儂の歴代保有者の中に、“分解”と“創造”のテーマがおったからの。どれ、 少し術式を復元してみよう。』

 

 

なんて便利なんだ!

 

あれか?俺は歴代のテーマ全て使えるのか?それだったらこの特典は正解だな!

 

 

最強の主人公に俺はなる!

 

 

「そんな便利なんだったら、今までの術式全部復元してくれよ。」

 

 

そうすれば、勉強なんでしなくていいし。

 

 

 

そんな淡い希望は、すぐに砕かれた。

 

 

 

『全ては無理じゃ。儂は、宿主が変わる毎に術式を消去するのじゃ。さっきの二つなどの便利な術式は、歴代の同じテーマの者共は、ほとんどのものが使えたのでな……儂も術式を暗記してしまったのじゃ。』

 

 

 

暗記と登録ってどう違うんだ?

お前が覚えるんだから同じだろうに。

 

 

 

やっぱり顔に出やすいのか、バロールは分かりやすくそれこそ、小学生でも分かるかの様な説明をした。

 

 

 

俺はそこまでバカじゃない…

ただ、頭の回転が遅いだけだ…

 

 

『言うなれば、覚えるか、ノートに書くだけか、と言った差じゃな。』

 

 

なるほどね。すごく分かり易かったが、なんだか、子供に説明する様な口調で言われた…

 

 

うぅ…

俺ってそこまでバカだったのだろうか?

 

まあまあな高校の上位20位には入っていたはずなんだが…

 

 

確かに、暗記は得意だったが、数学の問題を解くのは遅いって先生に言われたなぁ…

 

 

 

 

でもいい!完全記憶能力で過去にあった全ての問題とか、文献を丸覚えれば何も心配は…

 

 

 

 

 

 

 

…ON OFFの切り替え方知らねえや

 

 

まぁこれは、後で試して見たらONって念じれば、できてOFFで解除できたんだが……これで、特別な方法が必要とか言ったら使い物にならなかった…

 

 

本当鬼畜だわあの神…

 

 

これだと、他の特典も怪しいな。

左目はいいとして、格闘技も、使えば骨折とか、高身長も2mとかで高すぎるとか、挙げ句の果てに、『顔は私の好みです。』とか言って、特徴すぎる顔立ちになったりとか…

 

 

挙げればきりがねぇ…

 

 

そんな風に、ウンウン唸っていると、

 

 

『術式の復元を完了したのじゃ。最初はさっきの二つだけじゃが、同じテーマで覚えているものは、後で復元するとしようかの。』

 

 

そう言って、さっきまで黙っていたバロールが、復元の完了を告げた。

 

 

 

キワモノはどうでもいいが、便利なものだけでも使えたら、それはそれで嬉しい。

 

 

アリンさんも空間を崩壊させてのワープができたりしたし。小学生の頃はどこでもドアあったら、学校まで一瞬だなとか考えてたなぁ〜。懐かしい。

 

 

『それで、詠唱(スペル)はどうするのじゃ?こればっかりは、元の宿主共もマチマチで、決定できん。』

 

 

ふむ、どうしようか…

 

ぶっちゃけ言うの恥ずかしい…

 

 

 

 

 

リリス先生やアキオさんは”リアライズ“に“コンセプション”で、どれもシンプルだったな。

 

 

じゃあ俺も、ここはシンプルに。

 

「“アナライズ”(原子分解)と

“クリエイション”(万物創造)

で、頼む。」

 

 

言った後に気づいたが、なんだか、片方聞き覚えがあるな…

 

 

思い出せ、思い出せ。

 

 

何処かでこの単語は出でき…

 

 

『シンプルにしたのじゃな。まぁ、戦闘中に複雑な詠唱は、唱えられんからいいんじゃがの。決定したからには変えられん。忘れることが無い様にするのじゃぞ。』

 

 

そう言われた瞬間思い出した。確かリーゼさんの“解析”と同じだ。

 

 

 

また被ってしまった……しかも変えられないのか。どうしようもないなこれ…

 

 

『詠唱も決まったことじゃし、早速、試してみるかの。

“アナライズ”は、分子の結合や物質の分解、

“クリエイション”は創造物の物質化、再現、復元、

汎用性を高くしておるから、想像次第でかなりのことができる様になっておる。やろうと思えば、二つを組み合わせて、一度分解した物を復元する事も可能じゃ。特に“創造”は、想像が明確でないと失敗してしまうことがあるから気をつけるのじゃぞ。』

 

 

失敗することがあるのか…

それだとあんまり複雑そうなのは時間のある時でいいかな。今は、試しに他の漫画とかのキャラにでもなってみるか。見たことあるし、大丈夫だろう。

 

 

「“憤怒”の書庫に接続、テーマを実行する。」

 

どんな姿がいいのだろうか?格好いい服格好いい服…

 

 

 

そう考えながら目を開けると、

東京グール√Aの金木君のアオギリの樹での格好みたいになった。

 

うん、カッコいい。外でするには恥ずかしいが、このくらいでいいだろう。必要とあらば、格闘技も使うから、動きやすい方がいいもんな。

 

 

よっしゃ次だ。

 

 

「“クリエイション”」

 

 

そう言いながら思い浮かべたのは、ユージオ(SAO)の姿。

 

俺すっごいあのキャラ好きだった。ここが日本じゃなきゃこの姿での過ごしたいまである。

 

 

 

 

…よく考えたら、

現実じゃないから大丈夫か。外人設定で、この姿で行こう。服もいい感じに変わった。青を基調としたよくある感じのやつ。今の時代はどうか知らんが、元いた時代では普通だ。

 

 

 

そのあと、幾つかの姿に変わったが、最終的には、ユージオの姿に落ち着いた。

 

朝起きて鏡見たら驚くだろうなぁ。

 

 

魔術が使えて上機嫌な俺は次の魔術、老化の遅延を試して見た。

 

 

「“アナライズ”」

 

 

イメージは自分の周りに何も付着せずに、体内で結びついている不純物を剥がし、体外に排出する感じ。

 

 

 

 

 

何も変化を実感出来ない。

成功したのか?

 

 

 

「なあ、これって成功したのか?」

 

 

 

分からないので分かりそうなやつに聞いてみると、

 

 

 

『成功しておるぞ。身長は伸びるが、若さを維持できる。この調子なら150歳は楽勝じゃ。』

 

 

成功していたらしい。

これで外を歩いても大丈夫だな。まぁ、人の脳もそれ位が限界だから、それ以上いってアルツハイマーとか嫌だなぁ…

 

 

 

 

そう安心していると、左目に鋭い痛みか走った。一瞬だったから涙はでなかったが…

 

「っだから痛えよ‼︎俺なんもして…」

 

 

文句を言おうとしたその時、外から叫び声や悲鳴が聞こえてきた。

 

「うわあぁぁぁぁぁぁ!」

「逃げろ‼︎早く逃げろ!」

「おいそこ邪魔だよ!さっさとどけよ!」

「何がどうなってんだよ!」

 

 

テロか?それとも映画の撮影か?にしてもかなりヤバそうだ。そんなことを考えながらカーテンを開け、外を見て見てみると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには誰もいなかった。建物は崩れ、さっきまでいたであろう人々の姿もない。

 

 

これには見覚えがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

崩壊現象だ。

 

 

==============================

 

「マジで⁈」

 

 

まさか転生して2日で遭遇するとは思ってもみなかった。ヤバイヤバイヤバイ…

 

 

そう焦っていると、いつも通りの、少しも慌てていない声が話しかけてくる。

 

『何を慌てておるのじゃ。崩壊現象くらいで…主君くらいの魔力じゃと、逃げるくらいの猶予はまだまだ残されておるぞ?』

 

 

そうなのか?

 

いや、そうじゃない!

 

このままだとこの家も無くなるし、第一さっき消えた人たちはどうなるんだよ!

 

 

そんな考えが分かったのか、

また、冷静な声で言ってきた。

 

 

『確かに、今止めることができれば戻ってくるじゃろうが、今その場に行くことはお勧めせんぞ。』

 

 

元に戻るのか?

確かに学園の生徒達はは戻っていた。だったらやるしかない。お勧めしようがされまいが、人がいなくなるのを黙って見ていられるほど俺は心が強くはない。

 

さっきまでいた人がいなくなるのは相手が誰であろうと辛い。あっ、ごめんなさい、嘘です。俺のこと虐めてた奴が警察に捕まった時家に帰って小躍りしました…

それでも、妹の家出で2日も寝込んだんだ。戻ってきた妹に逆に心配された。その位精神が弱いんだ。

 

だから俺は、なんとしてでも止めて見せる!

 

 

「崩壊現象の起点は何処か分かるか?」

 

 

まずはそこに行かないと何も出来ない。そこで分かりそうなやつに聞いてみると、

 

 

『ここから東に432m行ったところじゃ。』

 

 

えらく正確でいて、呆れる様な、それでいて、そうなることが分かっていたかの様な言い方だった。

 

行かないことを勧めた奴が行き先を教えてくれたんだから、死にはしないと願いたい。

 

 

場所も分かったし、すぐに靴を履いて走り出した。

 

 

『主君よ、そっちは逆じゃぞ?』

 

 

 

 

 

カッコつけたはいいがキマらなかった。方位が分かるわけないじゃないか…

 

==============================

 

 

走り始めて一分ちょっと、そこの曲がり角を曲がればすぐ、と言ったところで、話し声が聞こえた。

 

 

「いやぁ、間に合ってよかったよ。まさか休日に崩壊現象に会うなんて。ここに僕がいて本当によかった。そうでなければ何もかも、消えてしまっていたからねぇ。」

 

 

 

何か少し聞き覚えのある声と口調。

 

 

こっそり覗いてみると、そこには、

 

灰色?っぽい色の髪を後ろで束ね、制服姿の、高校生くらいの青年が黒い物体に話しかけていた。

 

中心には勾玉が浮いていて、なんとも禍々しい感じ。ダジャレではない。ガチである。

 

これも見たことがあった。

 

魔物だ。

勾玉を核としている様だ。

 

 

どうしようかと悩んでいると、いきなりその魔物は弾け飛んだ。

 

 

「ふう、まさかこんな僻地にこれほどの代物が眠っているなんて、僕の悪運はそんなに強いのかなぁ?」

 

 

 

何もしていない様に見えて、詠唱は言ってたんだな。全く気づかなかった…

 

 

あれは若かりし時の学園長か?髪型とかは似てるが…

 

「それで、そこにいる君は誰なんだい?何やら途轍もない魔力を感じるんだが。」

 

 

 

そう言いながら振り向いてきた。

 

その顔はホストの様で、つり目で、でもメガネをかけていない、

 

 

 

 

原作ではボケキャラでミステリアスキャラな…

 

 

若かりし頃の王立ビブリア学園学園長だった。

 




はい、原作キャラ一番乗りは
まさかの学園長でした。


と言っても、
年齢的に彼しかいないんですけどね。
これからも、
原作まで、1日1話くらいで
行こうかなあ…
まぁ、ノッてたら、
かけるだけ書くんですが、
ゆっくりになると思いますが
よろしくお願いします。

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