転生者もトリニティになりました   作:篠崎

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やっと落ち着きました。
篠崎です…

いきなり一週間ギリギリに
なってしまいました。
本当にすいません。

なんとか盛り返して行きます。
よろしくお願いします。


探り合い…俺の知らないことが多すぎる!

家に戻り、お茶を啜り、

息をついてそれから数分…

 

微妙な空気だ。

 

 

 

バロールは警戒していて、

学園長も、何処かぎこちない…

 

俺に隙を見せないようにしている。

特典その5のおかげで

そのくらいのことは見て取れた。

 

 

 

 

「それで、君はあの崩壊現象について、

何か知っていることはあるのかな?」

 

 

そう聞いてきたのは、

意を決する様に

ゴクリと唾を飲み込んでからだ。

 

 

どんだけ警戒してんだよ

あんた”大魔公“だろ?

 

二人いれば、

世界崩壊なんでしょ?

もっと堂々としてろよ。

 

 

「気づいた時には始まってたので

何故起きたのかは、

全く知りません。」

 

 

そう返すしかない。

俺は知らない。

バロールなら何か知ってそうだが、

こいつの存在は言えない。

 

学園に入るまでは…

 

 

 

「そう言う貴方は何者なんですか?」

 

 

名前を聞けば、

聞き返されてしまう。

よって、こんな言い回しを

せざるを得ない。

偽名もいいが、

咄嗟にいい名前が思いつかない。

 

外人っぽい名前とか尚更だ。

ハーフでもクォーターでも、

ミドルネーム?が思いつかない。

 

 

「僕は魔道士だよ。」

 

 

 

そんなこと分かっとるわ!

そこじゃないんだよ!

もうちょっとあんたに関する

情報が欲しいんだよ!

 

 

「それは知ってます。

僕もそうですからね。

僕が聞きたいのはその先なんですよ。」

 

 

口調はいつも通りに、

それでいて少し高圧的に言った。

たぶん誤魔化して、

煙に巻こうとしてるんだろう。

 

もっと情報落とせこら。

 

 

「王立ビブリア学園の生徒だよ。

よく、崩壊現象の調査や

解決のために色々やってるんだ。」

 

「へぇ、なるほど。」

 

 

 

 

この人ビブリア学園だったのか…

やったよ新事実だよ!やったね!

よく見ると、細部は違うがアラタが着ていた制服に似てる。

 

 

 

「その口調からすると、魔道三大学園を知っているんだね?

世間に秘匿されているのに…」

 

「魔道を嗜んでる人なら、誰でも知ってると思いますよ?」

 

 

 

世間には秘匿されていても、魔道士は、知ってるはずだろ?

何を今更…

 

「確かにそうかもしれないけど…」

 

少しの間の後、俺は、彼の一言に衝撃を受けた。

 

 

 

 

 

 

「この街のこの場所は2日前まで更地だったんだよ。そして、ここに住んでいる住民は子供一人と言うこと。住民票はともかく、戸籍も2日前に出来たそうだ。さらに、これだけの魔力を持っているにもかかわらず、学園には、なんの情報も入ってきていないんだ。これだけ異常なら、そりゃあ気になるだろう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

…は⁉︎

そりゃあ気になるわ!

あの神テキトーだな!

ていうか、住民票はともかく、戸籍を確認したとか、お前どんだけだよ!なんでピンポイントにそんなこと調べてんだよ!

個人情報保護法って知ってますか!

もうここまでくれば犯罪者として通報するぞ!

 

思わず舌打ちしそうになったのを何とか抑えて、

 

 

 

 

「…さすが『異端児』と呼ばれるだけはあるなぁ。」

 

 

つい毒づいてしまったフリをする。

相手にギリギリ聞こえるか聞こえないかくらいで。

もちろんワザとだ。

これをこんな短時間で考えれた自分を褒めてやりたい。

 

 

学園長の顔が引きつっている。

 

 

恐らく、

自分だけが情報を持っていると思っていたんだろうが、相手が自分のことを知っていて動揺を隠せていないのだろう。

相手の得体が知れないほど、不気味に映ること間違いなし。

 

こっちが持っている情報はこれだけしかないが…

それでももっと持っていると錯覚させることはできる。

俺は不敵に笑う。

お前のことは知っているぞ、そう取られる様に仕向ける。

王立ビブリア学園の事をよく知っていないと今の言葉は出てこない。

 

自分で言うのもなんだが、こんな不気味な存在が自分のことを知っていたらビビることは間違いない。

 

 

「これ以上は、どちらにとっても得をしないと思いますよ?」

 

 

「そうだね…

今回はこのくらいにしておくよ。」

 

 

もうちょっと情報が欲しかったが仕方が無い。こっち側には情報が圧倒的に足りない。これ以上踏み込むと、こっちがボロを出しそうだ。それに、学園長になったらまた会えるからな。

 

 

「それじゃあ、聞きたいことは聞けたから僕はもう帰ろうかな。」

 

「また会った時は、気軽に声かけて下さい。」

 

恐らく次会うのは学園で、立場もかなり違ってくる。なんとかそこまで行き着いてみせる。

 

ここで脅すのも手だが、その場合、関係が修繕不可のところまでいってしまいそうだ。

 

 

俺は玄関から彼の背中を見送った。一度も振り返らずに去って行く姿は様になっていた。さすがエセホストと呼ばれるだけはある。

 

 

「ふぅ、疲れた〜。」

 

やっと一息つける。

 

『面倒くさいことをするのぅ、主君よ。』

 

ため息を吐きながらそんなことを言ってくる。確かに面倒だとは思うが、今の俺が目立つのはマズイ。変装が解けてなくてよかったと思う。

 

 

「良いんだよ。正面衝突だけは避けないと俺の目的は達成されないんだから。」

 

もっと神の気が利いてたら、こんな面倒にはならなかったはずだ。

 

恐らく、これからもあの神のテキトーさによってこっちが迷惑を被ることは確実。

 

 

何としても生き残るためにできることはなんでもやろう。

 

 

 

そう思い、翌日からの時間のほとんどを魔術と体術、知識を蓄えるために使うことを決意するのだった。

 

 




久し振りなので、
少し文体が違うかもしれませんが
ご了承下さい。



次回は少し時期が飛びますが、
今回の様に送れないと思います。
次回もよろしくお願いします。
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