もうひとりの専用機持ちの日記   作:Maruwell

14 / 19
閑話その1
予告通り日記形式じゃない。陽奈乃視点の話
浅見家がががが


閑話 陽奈乃潜入大作戦

やぁやぁ皆様ごきげんよう。みんな大好き陽奈乃さんだよ!

ん?どっかのウサギとかぶってるって?

はっはっは、知らんな。私は私だ。

まぁこんなどうでもいい前置きはこの辺にして…

 

さぁ本日もやってまいりました!第24回!IS学園寮に潜入しちゃおうぜ大作戦!!

ヒューヒュー!ドンドンパフパフ!

我が愛しき妹の柚紀がIS学園に入学してから早3ヶ月、時間の許す限り侵入を繰り返していた結果がこれだよ。

何やってんだって?柚紀をいじらずして普通の生活なんぞできるわけがなかろう。つまりそういうことさ。

 

 

「なんだ、またお前か。侵入者の分際で何を騒いでいる…」

 

 

うおっ!?あ、あれ、千冬さん?来るの早すぎません?

 

 

「お前が無駄に騒いでいるからだ。というよりもなぜこれだけ騒いでいて他の奴らに見つからないのか、私としてはそれの方がわからんよ」

 

 

それはまぁ私ですから。

 

 

「はぁ…まぁいい。それで?今回の目的もいつもと同じなのか?」

 

 

いえす!というよりもそれがなかったらこんなところまで来ませんよ。

 

 

「相変わらずだな…シスコンめ」

 

 

(千冬さんにだけは言われたくないよ…このブラコンめ)

 

 

「何か言ったか…?」

 

 

イエイエナニモイッテマセンヨー

 

 

「全く…。話は変わるが柚里さんはお元気か?」

 

 

おうふ、唐突ですね。ええまぁ元気ですよ。未だにお父さんとラブラブしてますし、あっちの方も私と緋奈多が手伝ってますから結構余裕あると思いますので。

 

 

「そうか、それなら良かった。体に気をつけてと伝えておいてくれ。」

 

 

了解であります。ってか24回目にしてやっと聞きますか。今更感がすっごいですよ?

 

 

「んん?24回目?おかしいな、私が知っているのは今回も合わせて8回だったと思ったのだが…?」

 

 

おっと、時間がなくなってしまうのでそろそろ私は行きますねそれではっ!

 

 

「待たんか馬鹿者!」

 

 

待てと言われて待つ奴なんていませんですのことよ~。あばよぅとっつぁん!

 

ふいぃ、危ない危ない。余計なことを言うもんじゃないな。下手しなくても死ねるわ。

さてさてこの潜入大作戦で一番の難関は突破したし、あとは目的を果たすだけだ。

この前芳乃ちゃんに調査を頼まれちゃって潜入できなかった分、今回は派手にやらないとね。柚紀も寂しがってると思うしぃ?

えーっと柚紀と芳乃ちゃんの愛の巣は~1073号室なんですよ~っと。

 

 

「やっと見つけた!やっぱりヒナだったのね?」

 

 

うぇ…めんどいのに見つかったし…。何なの今回、運悪すぎじゃない?

 

 

「そんな露骨に嫌そうな顔しなくてもいいじゃない?私とヒナの仲なんだから。それに見つかったのは自業自得よ、っと」

 

 

まぁそーなんだけどさ。とりあえずその自演乙って書かれてる扇子しまってくれる?あとそのニヤニヤドヤ顔やめて。殴りたくなってしょうがない。あと躱すな。

 

 

「そういうのは殴りかかる前に言ってね?そうしたらちゃんと受け止めてあげるから♪」

 

 

だが断る!そのあとがいろいろと危なそうだからな。

で、なんか用なの?私、結構急いでんだけど。

 

 

「嘘ね。ヒナは急いでるなら遊ばないでさっさと行ってるでしょ?」

 

 

…ちっ

 

 

「あなたねぇ…。まったくもう、私と話すのそんなに嫌?」

 

 

嫌ではないとは言い難くもなくもない気がする。

 

 

「………。そうだ、前に頼んであったあれ、有耶無耶のままだったけど受けてくれるの?」

 

 

なんという無理矢理な話題転換。あれかぁ、お母さんに予定を聞いてみないと何とも言えないけど、時間が空いている時ならいいよ。ただそっちの予定と合わせられるかはわからないけどね。

 

 

「それでいいわ。時間のことなら心配しないでいいわよ。浅見の情報網が使えるだけで更識家としてはかなりメリットがあるもの。こっちがヒナに合わせるわ」

 

 

そかそか。それでですねたっちゃんさん。ヒナは緋奈多もいるからやめてって言ってあったよね?

 

 

「緋奈多くんの方はヒナくんって呼んでるから大丈夫って前に言ったでしょ?」

 

 

いやまぁ確かに聞いたけども、そういうことじゃねーのですよって話よ。

 

 

「あ、ヒナ。そろそろ行かなくていいの?時間なくなっちゃうよ?」

 

 

このアマ、逃げおってからにっておお!?なんでこんなに時間経ってるのさ!?これじゃあ家探しできないじゃん!

 

 

「家探しって…シスコンもそこそこにしておきなさいよ?気を付けないと痛い目みるわよ…」

 

 

お前にも言われたくないわ!ってかこのタイミングで勝手に自爆しないでくれないかなぁ!?行くに行けなくなっちゃうじゃんか!やりすぎ注意じゃない!そんな扇子ポイしなさい!

 

 

「はぁ…どうすれば仲直りできるかなぁ?」

 

 

あーもう!わかったから!今度相談に乗ってやるからとりあえず復活しろ!いや、してくださいお願いします!!

 

 

「うふふふ、ちゃんと聞いたからね?証拠も録ったし、逃げないでね?それじゃまた今度ね」

 

 

………………

うおおおおおおおお!!あの青髪女ああああああ!!最後の演技か!私の柚紀への思いをダシにするとは何たることかあああ!!?今度会ったら絶対殴る!覚えとけ!

 

はぁ…寄り道が多すぎたってばよ…。

おかげで柚紀をいじるための準備時間がほぼなくなってしまったではないか…

全く、世界最強と学園最強が揃って邪魔してくるとかどんな災厄だ。誰かの陰謀を感じるぞ。

まぁいい。いや良くはないけど、準備時間がなくなっただけだし、別にいじる時間がなくなったわけじゃないからね。ただいろいろな仕掛けができなくなったってだけだ。

とりあえず行こうか。このまま無駄に時間をかけてもしょうがないっていうか、もう無駄にできる時間がほとんどないっていうね。

というわけで潜みましょう。いざゆかん天井裏~。

この学園って親切だよね。侵入しやすいように下の部屋と上の部屋の間に隙間があるんだよ。警護のためなのか、情報収集のためなのか、はたまたどこぞの誰かの陰謀で襲撃しやすくしてあるのかは知らないけど、私としては好都合だから使わせてもらってるよ。

ちなみに今までの潜入の中で、ここ(隙間)で誰かにあったことは1度もない。

それがいいことなのか悪いことなのかは知らない。

 

とまぁそんなこんなで到着しました1073号室上の隙間!…長いし語呂悪いな。

最初の予定では誰もいない時間に着くはずだったんだけど、流石に時間かけすぎたか。もう柚紀帰ってきちゃってるよ。芳乃ちゃんはまだみたいだね。

ん?着替えの用意…?これは、まさか…入浴タイムかっ!

ほほぉぅ、これはこれで悪くない。フッフッフ、行くしかないよな!!

って待て私。そんな短絡的な行動を取って本当に後悔しないか?柚紀が風呂に入ってる間こそさっきなくしてしまった準備時間にすることができるじゃないか。

風呂に突入してしまえば、それはそれで面白いことが待っているであろう。それは間違いない。

だがしかし!それでは風呂の時間しか思いっきりいじることができないということと同じではないか!

それよりも多少インパクトは落ちるかもしれないけど、何度もいじれる方がいいのではないか?

無論どちらもメリット・デメリットがある。それを踏まえた上で改めて判断するんだ陽奈乃。

まず突入案。

メリットはもちろん不意打ちであるからこその、無防備な柚紀(生まれたままVer)を堪能することができる。

しかしデメリットが、流石に姉妹関係にヒビが入るかもしれないってことと、あとで芳乃ちゃんからO✩HA✩NA✩SHIされてしまうかもしれないことだ。

次に準備案。

メリットは少しでも準備ができることで、数種類のいじりを長時間に渡ってすることができること。

デメリットは突入と比べてインパクトや満足度がガクッと下がってしまうこと。

 

ふむ。準備案だね。どっかのシスコン姉の二の舞になるなんて真っ平御免だ。

というわけで、いろいろ仕掛けさせてもらいますよー。

 

 

 

○△○ ○△○ ○△○

 

 

ただいまっと。思ったよりガッツリ仕掛けてきちゃったぜ✩

盗聴器でしょ~カメラでしょ~スピーカーでしょ~。

うん、犯罪じゃないよ。

姉と妹のスキンシップだよ。芳乃ちゃんには言ってないけど、私の性格とか知ってるはずだし、交渉材料としてよく使ってるから理解してくれるはず。

だから犯罪じゃないのだよ。異論は聞かない。認めないじゃない、聞かない。

 

 

『柚紀ちゃん、ただいま帰りました』

 

『おかえり』

 

お、芳乃ちゃんが帰ってきたようだね。さてなんか面白いことが起きるだろうか。

お前が起こすんだろって?そうさ、よくわかってるじゃないか。

 

 

『柚紀ちゃん、ちょっといいですか?』

 

『ん、何?』

 

 

おやおや?もしかして何もしなくても面白くなりそうな感じかな?

それだと仕掛けてきた数々の陽奈乃スペシャルが無駄になってしまうけど、まぁいいか。見つかってなかったら次の時に使えばいいしね。

 

 

『このあとすぐに会議のようなものがありまして、就寝時間までには戻ってきますが行ってきてもよろしいでしょうか?』

 

 

いやいや芳乃ちゃん、別に柚紀の許可とかいらんでしょうに。ほら柚紀も困惑して…ない、だと?!マジですか…このやりとりってもしかして日常茶飯事なんですか?

あるぇ?私の知ってる芳乃ちゃんってここまでひどかったっけ?そんなことなかったと思うんだけどなぁ…

 

 

『ん、私も適当に時間潰してるよ。行ってらっしゃい』

 

『一緒にいられなくてごめんなさい柚紀ちゃん。行ってきます』

 

 

えーっと…お、おう!なんかうん、ここまでとは思ってなかった。そういえば柚紀いじりはしてたし、芳乃ちゃんと情報交換してたけど、二人をセットで見たことってあんまりなかったわ。私の落ち度か。修行不足だね、もっと視野を広く持たねば。

 

はい!反省はこんなもんで~。

なんだか面白いことになりそうじゃないですか。とりあえず柚紀の動きは部屋から出ない限りはわかるから、先に芳乃ちゃんの方に行きましょうかね。

盗聴器セットできれば会議の内容は拾えるし、カメラまで仕掛けられたら最高だけど、どうかなぁ?

っとのんびりしてたら見失っちゃうわ。潜入大作戦改め盗み聞き大作戦、ミッションスタートだ!




あと2本

次回、鈍感対談
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。