MHF-G モンスターハンターホモンティア-ゲイ   作:雷月皆無

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やあ(´・ω・`)
ようこそ、豚小屋へ。
この高級劇薬はサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
うん、「ホモ」なんだ。済まない。
謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このタイトルを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
そう思って、この小説を書いたんだ。

じゃあ、本文をどうぞ。


ホモくさくて混沌とした本編
第01話『俺のガンランスが火を吹くぜ!ってなんか卑猥だよね?そもそもガンランス自体が隠喩なのではと疑いたくなる。』


 ここはハンターに狩猟が許可されているフィールドの一つ、火山。そこでは今、2人のハンターがモンスターとの死闘を繰り広げていた。

 

「まずい!そっち向いたぞ!!」

 臨時でパーティを組んだ、ガンランス使いのハンターが叫ぶ。

 しかし大剣を持ったハンターはしゃがみこんでおり、武器に剣晶と呼ばれる武器に属性を付与するアイテムを装填中のためとっさに動くことができない。ようやく大剣のハンターはモンスターに振り向くも、すでに自身へとブレスは発射されており、その迫り来る死をただただ見つめることしかできなかった…。

 

 ◇

 

「…というわけなんだよ」

 

 拝啓、どこかにいるお父様お母様。俺と肩を組んで歩いている男が煩いです。

 突然だが自己紹介をしよう。俺の名前はユウヤ、しがないハンターの1人だ。今背負っているのはガンランス、簡単に説明すると『砲撃のできる槍』だ。実にロマン溢れる武器だと思わないか?最近の俺のお気に入りだ。

 さて、俺たちは依頼を受けヴォルガノスの狩猟に向かっている。ヴォルガノスってのは魚竜種に分類されていて、って説明しても分からない奴のために簡単に説明してやろう。魚竜種ってのは要するに『2足歩行できる馬鹿でかい魚』で、ヴォルガノスってのは『冷え固まった溶岩を自分の鎧にして、マグマの海を泳ぐという自然法則にケンカ売ってるとしか思えないような2足歩行できるウナギ、ちなみに色は黒』。

 色々とアレな説明だけどなんとなくイメージはできたと思う。

 んで、今回の依頼というのが……全文読むの面倒くさいから要約、『燃石炭の鉱脈の近くにヴォルガノスがいて安全に採掘できないからブッ飛ばしてチョ!あ、余裕があったら燃石炭掘ってきてよ、報酬上乗せするから』。と、まぁ報酬上乗せという言葉と、よほど切羽詰まっているのかやたらと高い報酬金にホイホイ釣られてこの依頼を受けたのが、この俺と隣の煩い男だ。今もなにか喋ってるけど無視無視。いや無視はよくないな、テキトーに生返事を返しておこう。

 そろそろ、煩い男で通すのもつらくなってきた頃合いだからついでに紹介しよう。コイツの名前はバーンハード。長くて呼びづらいから俺はバーンと呼んでいる。身体的特徴は、まさに肉体美!といった感じの筋肉の付き方をしている点だ。例えるならギリシャ彫刻みたいな感じ。顔も彫りが深く精悍な顔立ちをしており、さぞ世の女性にもてるに違いない。まぁ同行する確率の高い女性ハンターの大半は筋肉モリモリなのだが…。

 それはさておき。

 俺とバーンとの出会いはほんの数日前、この依頼の奪い合いから始まった。詳細は省くが殴り合いで相討ち、そして互いの実力を認め合い…といったことがあったりなかったりして今のこのパーティが存在するのである。

 

 ◇

 

 ヴォルガノスの棲み処(の手前)に着いたぞ。と某霧みたいなことを言ってしまう俺を許してほしい。

 なんかはしょりすぎ?気のせいだ、そもそも息抜きのネタ小説なのにただの状況説明で1000字オーバーしかもネタなしとか誰特だよ!

 

 そして今は軽く打ち合わせ中だ。といっても作戦会議自体は出発前に済ませてあるから、最終確認といったところだな。

 

「ヴォルガノスがマグマから飛び出したところをシビレ罠でこうビリビリしてるうちにユウヤのガンランスの竜撃砲でドドドドーン!これで決まりだな」

 

 …ゑ?今ので終わり?擬音だらけで分かりづらい上、色々はしょられてる…。出発前さ、もっと色々話し合ったじゃん?具体的には剣晶とか剣晶とか剣晶とかさぁ。あれ、なんか今と大差ない気がする。って、バーンの奴先に行きやがった!早く追いかけないと。

 とか思ってたら戻ってきた。

 

「おい!なんでついて来てないんだよ!!」

 

 それはこっちのセリフだ馬鹿!俺が罠仕掛ける手筈だったろ!!

 

「悪い悪い、んじゃ行こうか」

 

 oi、なぜ恋人つなぎをする。なぁお前ホモなの!?いや、それは有り得ないか。コイツ女に困らなさそうな見た目してるし。

 

 哀れ俺はバーンと恋人つなぎのままヴォルガノスの棲み処に突入するはめになるのだった。

 

 ◇

 

「シビレ罠仕掛けたぞ、閃光玉よろ」

 

「ホイサ!」

 

 バーンが奇妙な掛け声で閃光玉を投げた。刹那、閃光玉が破裂し閃光で視界が一瞬ホワイトアウトした。

 

 目が、目がぁ。と小ネタを挟む暇もなく。

 

 うわ、ヴォルガノスがマグマから顔出してキョロキョロしとる…こんなのが可愛いとか目が腐ってるんじゃね?

 

 あ、こっち見んな。お前はただのヴォルガノス、俺らがさんざんネタにしてるヴォル兄貴とは別物だろ。だからこっち見ないでください。って、こっち飛んできたぁああああああああ!?

 

 ちなみに俺は今仕掛けた罠とは離れた位置にいる。…これがどういうことか分かるな?

 

「作戦しょっぱなから失敗!?」

 

「しゃぁあああああ!やっぱり狩りはこうでなくちゃな!罠なんて邪道ッ!!」

 

 バーンさん、なんか喜んでらっしゃる!?

 

 えぇい、俺も腹ァくくるか。いっちょやってやるぜ!

 

「うおぉおおおお!」

 

 雄叫びをあげ自らを鼓舞しながら突撃。バーンはすでに古龍テオ・テスカトルの素材を用いて作られた赤い刃を持つ大剣、炎王獄大剣【破王】を振り回しヴォルガノスの脚を斬りつけている。

 

 対する俺も、赤い亀みたいな飛竜オディバトラスのガンランス、弩岩獄銃槍【突放撃】を抜き放つ。

 

「おい!このまま罠の位置まで下がるぞ!!」

 

「了解だ!うぉらああああ!!」

 

 俺たちは罠の位置まで下がりヴォルガノスを誘導…よし、予想通りこちらに這いずって来た!

 

「飛べよぉおおお!!」

 

 左右に分かれてハリウッドダイブ。めっさ体痛いがヴォルガノスはビリビリしてる。

 

 今がチャンス!

 

 ヴォルガノスの眼前まで移動し、ガンランスを構える。これから放たれるは、火竜のブレスの原理を研究し完成されたガンランスの必殺技、その名を竜撃砲!溜めが必要だがその威力はまさに一撃必殺。

 

「ジャスト・ワン・チャンス! シュート!!」

 

 竜撃砲を発射、巨大な爆炎がヴォルガノスを覆い隠した。

 

 まぁ当然ながら必殺技にはリスクがつきもの。反動が大きく、武器に大きな負担をかけてしまう。しかも、ただの一撃で砲身がオーバーヒート寸前まで熱せられるため排熱が必須なのだ。

 

 だがこのリスクも、一撃でモンスターを仕留めれば問題はない。いわゆる初代ポ○モンのはかいこうせん理論だな。

 

 フフフ…やはり竜撃砲は素晴らしい…!いくらヴォルガノスとてこの竜撃砲の威力の前ではひとたまりもない!!勝ったッ!討伐完了!

 

 と、俺が悦に入っていると煙の中でナニカが動いた気がした。左から尻尾のようなものが見えたため、咄嗟にガンランスを盾に使うが吹き飛ばされる。

 

「かッ…は!……なにが」

 

 そこには溶岩の鎧が剥がれ落ち、全身から血を流しながらこちらを睨みつけるヴォルガノスが「私怒ってますよ」と自己主張激しく口から赤い吐息を漏らしていた。

 

「ははっ…まじかよ……。バーン!奴がこっちを向いてるうちに剣晶を!!」

 

「おうよ!!」

 

 そして俺から離れた位置でしゃがみこみ、武器に剣晶の装填を始めるバーン。

 くそっ、めがっさ痛ぇ。間違いなく肋骨が数本折れちまってる。だが腕と脚は無事、よし動く。これなら剣晶を装填するまでの時間は稼げる。

 

 って!なんでヴォルガノスがバーンの方を向いてブレスを放とうとしているんだ…。

 

「まずい!そっち向いたぞ!!」

 

 叫び、間に合え、間に合え、間に合え!と念じながらバーンに向けて走る。

 

 アイツ(ヴォルガノス)に考える頭があるだとか、そんなことはどうでもいい!今テメェ(バーン)が死んだら…捕獲道具を持ってきていない以上、肋骨折れてる俺1人じゃ討伐が困難なんだよ!!

 

「…だから……間に合えぇええええ!!」

 

 圧縮され塊状になったマグマのブレスが、構えた盾に直撃。右腕が焼かれ痛みが走るが左腕と両足が無事ならまだ戦える!

 

「な…なんで……」

 

 と後ろから声が聞こえたので痩せ我慢して笑みを浮かべて振り向くと、ヘタリと座り込んだバーンが惚けた顔でこちらを見ていた。

 

「なんで、だと!?俺には(パーティメンバーとして)お前が必要なんだ!お前がいないと俺は…(金が手に入らないだろうが)!!」

 

 顔が赤いがクーラードリンコの効果がきれたのか?

 

 やばいな、意識が朦朧としてきた。早いとこ終わらせないと…。

 

「…おい剣晶の装填は?」

 

「あ、あぁ。『麻痺』剣晶は装填できてる」

 

「なら、少し時間…稼げるか?」

 

「できるが、いったい何を…」

 

「お前の武器はあまり有効じゃないようだ。だから…竜撃砲を撃てるようにする」

 

「分かったぁ!時間くらい、いくらでも稼いでやるよ!!」

 

 雄叫びをあげ突撃していくバーン。ヴォルガノスの注意を引くように足元を中心に動き回っていた。

 

 俺はその様子を離れた場所で見ながらポーチをあさっていた。

 

 必要なものは2つ。竜撃砲用の砲弾とガンランス冷却剤だ。ガンランスを地面に置き、冷却剤をぶっかける。冷えたのを確認した後、砲弾を装填。

 

 軽く振り回してみるが砲身が歪んでいる様子はない、これなら行けるか。

 

「バーン!こっちはオッケーだ!!」

 

「おぉおらぁああああ!!」

 

 防具が破損し傷だらけのバーンは大剣で突きを放ち、ヴォルガノスにその刃が突き刺さる。剣晶により麻痺属性を付与された大剣はその威力を余すところなく発揮、ヴォルガノスを麻痺させた。

 

「今だ!やれぇえええユウヤぁああああ!!」

 

 叫び、ヴォルガノスから離れるバーン。

 

 そしてバーンが命懸けでつくったチャンスを見逃す俺ではない!

 

「いいかげんに…!死にさらしゃぁああああ!!」

 

 口にガンランスを突っ込み、竜撃砲の発射体制へ。だが、これでは終わらない

 

 ガチガチガチガチガチッ!!

 

 そのまま溜め中に砲撃の引き金を5回連続で引く。竜撃砲用の砲弾に加え、通常砲撃の砲弾が薬室へと送られ竜撃砲に更なる力を与える。それの名は爆竜轟砲。メゼポルタの技術により新たに使用可能となったそれは、武器の設計限界を超えているため武器の寿命を縮めるも威力は元の竜撃砲のおおよそ2倍。ロマンを追い求めた結果が、リスクとリターンが危ういバランスで釣り合っているコレだ。

 しかも今回は吹き飛ばされた挙句の強制冷却である。本来使用を想定されている状況などとは決して言えない。途中で暴発してもおかしくないソレは、最期まで自らの役目に忠実だった。

 

 チャージを終えた爆竜轟砲がヴォルガノスの口内で炸裂。ヴォルガノスの頭部は消し飛び、俺は反動で後方に吹き飛ばされた。

 

 

 薄れ行く意識の中で、役目を終えたとでも言うように手の内でボロボロと崩壊してゆくガンランス。そして完全に沈黙したヴォルガノス。

 それらを確認した後、俺の意識は深い闇へと落ちて行った。

 

 ◇

 

 目を覚ますとそこは病室(知らない天井)訳の分からない場所(転生空間)ではなく、ベースキャンプのベッドの上。体も痛い、それは当然か。誰が俺を運んでくれたんだ、と思うもそんな奴はバーン以外にはありえない。

 

 キョロキョロと周りを見ると、茶らしきもの入れている男が一人。向こうも俺に気付いたのか、こちらに駆け寄ってきた。

 

「ようやく目が覚めたか!俺のこと分かるか、バーンハードだ!!」

 

「…うるせぇよ。依頼はどうなってる?」

 

「ヴォルガノスの討伐は無事完了、素材はそこの袋に。ついでに燃石炭も掘ってきた。さっき依頼終了の狼煙をあげたばかりだから、ギルドからの迎えまではしばらく時間がある」

 

「そうか」

 

 今回の依頼、俺竜撃砲撃っただけじゃん。うわ、俺って役立たず。

 

「ん?なに落ち込んでるんだ、お前のおかげでこうして生きてるんだ。それより、茶でも飲むか?」

 

「あ、あぁ」

 

 ヤケに優しいな、それに顔も赤い。俺と素材をベースキャンプまで運んで、さらに燃石炭の発掘だものな。随分とまぁ無茶をしたものだよ。

 

「あ、砂糖入れるけどいいよな」

 

 俺の返事を待つまでもなくバーンはマグカップに砂糖をサッーと入れ、かき混ぜる。

 

「おまたせ!ちょっと冷めてるけどいいかな?」

 

 おい、なんかキャラ変わってるぞ。これが狩猟を通した友情って奴か、悪くない。

 

「お、中々うまいなこ…れ……」

 

 あれ、なんか急に眠気が…。そうか、まだ体は休養を欲しているのか。そう考えると納得だ。肋骨が骨折、右腕が火傷なんてどう考えても重症だ。大人しく寝ていよう。

 

「…すまんが寝る、後は任せた……」

 

「おぅ、安心して寝ていろ。起きた時には全て終わってるだろうから」

 

 眠る前、最後に見たのは野獣のような笑みを浮かべこちらを覗き込んでいるバーンの姿だった。

 

 

 

続きますん




 お読みいただきありがとうございました。
 感想、誤字脱字等ありましたらよろしくお願いします。

 第01話で5000字オーバー。うん、ナニヤッてるんでしょうね。
 しかし毎日投稿している人たちは凄いですね。よくそんなに書くことが思いつくものだと感心します。
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