ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
この章ではオリジナルとバトルシーンを多めでお送りしたいと思います!
……これからコウキたちは苦難に満ちた道を進んでいく……では新章一話、どうぞ!!
無謀なる冒険者
前々回のあらすじ、嘲笑う闇人
……とこれまでの話が俺達が階層とホロウエリアでの起きた出来事の数々だ……ほんとに驚きに満ちた出来事ばかりだ……
……そして俺達はあの玉座の後ろにあった道を進んで行き、次のエリアへの封印を解いて、ここ、ジリオギア大空洞・展望上部に来ていた……
ジリオギア大空洞・展望上部
ユウキ「ふぇへ~、底が見えないや」
コウキ「落っこちるなよ」
ハンク「……確かに底のほうは見えないが……なんか底から光の柱みたいのが出ているな」
ラン「ですね」
ハンクたちが見た先には、暗い底から伸びている、蒼色の光を放つ、光の柱があった。
キリト「一番下に行くまで骨が折れそうだな、だけど、こういう場所にこそお宝ってのは眠ってるもんだよな!なぁフィリア?」
フィリア「うん……そうだね……」
コウキ「……」
キリト「……フィリア、大丈夫か?気が向かないだったら今日は俺達だけで……」
フィリア「あっ、ごめん……なんでもないの、ちょっと考え事してただけだから、はやく行きましょう」
キリト「だけど」
コウキ「いいだろキリト、フィリアはああ言ってんだ、先へ行こうぜ」
キリト「……コウキが言うなら」
フィリア「……ありがとうコウキ」
コウキ「いいってことさ……だけど、本当に調子を崩してるなら、俺は迷わずに退くからな」
フィリア「……うん」
コウキ「ユウキもそれでいいな?」
ユウキ「うん!いいよ」
コウキ「じゃあ行くか!」
その後はハンクたちと別れ、ジリオギア大空洞エリアを探索を開始した。
それから数日後……今日もまた探索しているときに……
フィリア「……」
ユウキ「……」
コウキ「……フィリア、調子が悪いならちょっと休むか?」
ユウキ「そ、そうだね!ボクもちょっと疲れてたし、少し休もう?」
フィリア「……うん、ごめんね、迷惑かけちゃって」
ユウキ「迷惑だなんて思ってないよ、気にしないでよ」
コウキ「そうだぞ、それにこの前だって俺が倒れて皆に迷惑かけてしまったし、おあいこだ」
フィリア「……ありがとう」
コウキ「……ハァ、フィリア……お前やっぱり少しおかしいぞ?」
ユウキ「コウキ?」
コウキ「何か、悩み事があるんじゃないのか?」
ユウキ「……うん、フィリア……何か悩みがあるなら話してみてよ」
フィリア「……ううん……何でもない」
コウキ「……ならいいが、もし俺で力になれることがあればなんでも言ってくれ」
ユウキ「コウキ、『俺』じゃなくて『俺ら』ね」
コウキ「……そうだな」
フィリア「コウキ……ユウキ……二人は優しいよ」
ユウキ「そんな……当たり前だよ」
コウキ「そうだ、普通のことだろ?」
フィリア「……ううん、わたし、実は……」
すると突然!
男性斧使い「はあ、はあ、はあ……」
コウキ「……すまない二人とも、ちょっと待ってて
くれ」
フィリア「えっ!?」
ユウキ「うっうん……」
………………………………………………………………………………
コウキ「おい!そこのアンタ!」
男性斧使い「もう少し、もう少し先へ……」
コウキ「ずいぶん消耗してるようだが……大丈夫か?」
男性斧使い「ん?ああ……大丈夫だとも、とにかく、先に進まなくては」
コウキ「だが、HPがずいぶんと減っているぞ、イエローゲージになってるじゃないか」
男性斧使い「…………」
コウキ「おいこら待て!人の話を……!」
フィリア「コウキ!危ないよひとりで……」
コウキ「放っておけるかよ!あのままじゃああいつ……死ぬぞ!!」
フィリア「いいんだよ、どうせわたしたちは……」
ユウキ「……フィリア?」
コウキ「……いいわけあるか!!……ユウキとフィリアはここにいろ、俺はあいつを連れ戻しに!」
フィリア「どうしてそこまで頑張れるの!?オレンジギルドの罠かもしれないじゃない!」
コウキ「その時はその時だ、それにもし罠じゃなかったら、あの人は死ぬだろうが!……見過ごすわけにはいかないんだ……何にもしなかったらアイツとの約束を守れないし……俺がPKしたのと同じ事になる……」
ユウキ(「アイツ」……零華さんのことだね……)
フィリア「PK……」
コウキ「とにかく行ってくる!」
タッタッタッタッ!
コウキは男性斧使いの向かっていた先へと走って行った……
フィリア「……どうして、どうしてなのコウキ……」
ユウキ「……フィリア、コウキはね」
フィリア「えっ?」
ユウキはフィリアに86層の隠し部屋でコウキがユウキとシノンに話をした内容をフィリアに話した……
ユウキ「……だからその約束はどんな約束かは厳密には分からないけど、その約束のためにコウキが誰かを見捨てることはないよ」
フィリア「……そうなんだ……」
フィリア(コウキの過去にそんな事が……だからコウキは……)
すると、男性斧使いを追ったコウキが帰って来た……
コウキ「ふう、ただいま」
ユウキ「おかえり」
フィリア「……おかえり」
コウキ「こっちには何もなかったか?」
フィリア「うん……」
ユウキ「コウキ、あの人は?」
コウキ「人の話を聞きゃあしないからポーションを口に突っ込んできた」
ユウキ「ちょ、殺す気!?」
コウキ「反省はする、だが後悔はしてない、それに大丈夫だろ」
ユウキ「……」
コウキ「……だが、ダンジョンを出るように言ったが……全然聞かないんだ」
フィリア「そう……やっぱりすごいね、コウキは……」
コウキ「いや、当たり前のことだろ?にしてもここにいるプレイヤーたちはなんであんなにも無鉄砲なんだ?危険に鈍感すぎる……」
フィリア「…………」
コウキ「フィリアとユウキは気にならないか?」
ユウキ「ボクも気になるね」
そうユウキと話してるとフィリアが……!
フィリア「…………気にならないよ」
コウキ「フィリア?」
フィリア「だって……ここにいるプレイヤーはみんな、ホロウ……影の存在だから」
コウキ「……」
フィリア「あの人も……ここからは出られない、わたしもずっと……ずっとこうしてずっと……」
コウキ「フィリア」
フィリア「な(ry」
ベチン!!
ユウキ「あっ」
すると突然!コウキはフィリアのおでこにデコピンを叩き込んだ!!
フィリア「っ~~……!なっ、なにするの!?」
コウキ「……どんどん勝手に暗くなっていくお前がうざかったからデコピンした」
フィリア「なっ!?」
コウキ「いいかフィリア!俺はどんなことがあろうとお前をここから救い出す!俺はその覚悟でお前と一緒にいる!!」
フィリア「コウキ……」
ユウキ「……」
コウキ「だからフィリア、そんな俺を信じろ!……無理に信じろとは言わないが俺にはその覚悟を持っているってことを忘れるな」
フィリア「……うん」
コウキ「……よし、今日の探索はこれまでにするぞ」
ユウキ「わかった!」
フィリア「うん」
そう言ってコウキたちは近くの転移石へと向かって行った……
ユウキ「コウキ」
コウキ「ん?なんだ?」
ユウキ「さっきのはカッコよかったよ、見直した」
コウキ「そうかい」
ユウキ「うん!」
コウキ(それ……わざわざ言うことなのか?)
コウキたちは転移石へと戻る途中、転移装置を見つけたが……
ユウキ「あれ?この転移装置、動かないよ?」
コウキ「……稼働してないようだな、どうすれば稼働するのか皆目見当つかないな」
ユウキ「どうする?」
コウキ「今日は帰る途中だし、どうすれば稼働するかは後々に分かるさ、今日は大人しく転移石へ向かおう」
ユウキ「そうだね」
コウキ(まぁあとでマップに目印つけておかないとな)
………………………………………………………………………………
管理区
フィリア「今日は色々とごめんね……お詫びにコウキたちがいない間にわたしが大空洞のこと調べておくよ」
コウキ「いや、そんな気にしなくても……けどありがとう、助かる」
ユウキ「でもフィリア、一人で無茶はしないでね?」
フィリア「うん……それで……お願いがあるんだけど、今度コウキたちがこっちに来たとき、一緒にまわってもらえないかな……」
コウキ「別に構わないぞ?変に気を使うなって」
ユウキ「そうだよフィリア、水くさいよ」
フィリア「うん、ありがとう……よろしくね」
コウキ「ああ、じゃあまたな」
ユウキ「またね!」
フィリア「うん、またね……」
シュイイーン!!
コウキたちはアークソフィアへ帰って行った……
フィリア(……ありがとう、コウキ……ユウキ……けどわたしは……わたしは……)
フィリアはそのままその場を立ち尽くしていた……
新章第一話、少し少ないですね……すみません
次回もお楽しみに!!