ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
……スランプもありましたが……何故か休日に限って予定が入っていたり、急用ができたりと……小説を書く時間がありませんでした……なぜだ?
投稿出来たこの日も兄が昨日突然帰ってきてパソコンを持ってかれたので少しスピードダウンしてしまいました……
まぁなにかとトラブルが起きるもどうにか投稿出来ました!!では待望の今話……どうぞ!!
前回のあらすじ、壮絶な過去、覚醒せし銀目
光輝サイド
零華の病室
コンコン!
俺は零華のいる病室のドアをノックした……そして中から声が聞こえた。
零華『はい?』
光輝『……俺だ』
零華『……コーちゃん?いいよ、入って』
カシャ!
自動ドアが動き、部屋へと足を入れる……そこにはベットに半身を出してこちらを見る零華……
零華『……久しぶりだね……』
光輝『……そうだな……これお見舞いな……』
そういって俺は色々な果物が入ったかごをテーブルに置く……母さんに頼んでおいたものだ。
零華『ありがとう……けどコーちゃんもケガ人でしょ?ちゃんと休まないと』
光輝『大丈夫だ、包帯こそ巻いているが……母さん特製塗り薬が効いていて痛みはあまり感じていない』
零華『そう……』
光輝『…………』
零華『…………』
……お互いに気まずけに黙る……
光輝『……そうだ、りんご剥いてやるよ』
零華『えっ?けど……大丈夫?』
光輝『問題ない』
そう言って果物かごと一緒に持ってきておいた果物ナイフでりんごの皮を剥いてく……左手でりんごを持ち、包帯で巻かれている右手でナイフで剥いてく……
光輝『…………』
零華『…………』
光輝『……なぁ』
俺はりんごの皮を剥くのをいったん止め……それらをテーブルに置く……
零華『なに?』
光輝『……あのとき……俺はどうなっていたんだ?』
零華『っ!……』
光輝『俺が……最後に見たのは……目の前に血に染まって倒れた殺人鬼、後ろで背中に抱きついてすすり泣くレイ……そして……血で染まった俺の両手……』
零華『…………』
光輝『記憶もうろ覚えなんだ……あのとき……レイが死んだと思ったとき、俺の心が絶望に染まって……自分に対して……奴に対しての殺意が出てきてそれから……』
零華『コーちゃん!』
光輝『俺は……怖いんだ……!今までに感じたことがないくらいに……あれが……あのときの俺が……俺の本性なんじゃあないかと……!』
零華「コーちゃん……」
光輝『ごめん……零華……こんな俺が……お前を守るだなんて言った為に……結局守れず……それどころか護られて……ごめん……ごめんなぁ……』
零華『…………』
スッ……ギュ
俺は……あの日のことを思いだしながら……零華を守れきれなかったことへの悔しさと悲しみ……そしてそんな自分への怒りに体を震わせた……そんな俺を前に零華は……ベットから出て……そして優しく抱いた……
光輝『レ……イ……?』
零華『うぅん……光輝……あなたはちゃんと守れたよ?あのとき……光輝があの人を倒さなければ……そのあとたぶん私が生きていること気がついて今度こそ殺されて……私たちは生きてないよ……?』
光輝『……けど』
零華『この傷一つぐらい……死んじゃうのと比べたらマシだよ……だから……自分を責めないで……』
光輝『…………』
零華『あと一つ……言わせて?……私をあの人から救ってくれて……ありがとう』
光輝『……やめて……くれ……!』
光輝(俺に……感謝なんて……!)
零華『ありがとう……ありがとう……痛かったでしょう……?ごめんね……ありがとう……』
零華は泣きながら……俺の……包帯で巻かれた右手を握った……そして俺は……
光輝『……っ……!……っう……!……ぅう!!』
零華に抱かれたまま……泣いた……今まで……どんなことが起きても……人前で泣くことがなかった俺が……だらしなく泣いた……
その時の俺は……母親の胸の中で泣く子供のように……泣いていた……
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光輝『……零華』
零華『……なに?』
俺は体を起こし、零華の顔をジッと見る……そして。
光輝『今度こそ……今度こそ俺は、あの約束を守る……約束を守れるように強くなる……だから』
零華『……うん、あと一つの約束も』
光輝『ああ』
光輝・零華『『必ず、生きて帰ってくる』』
零華『よろしい』
光輝『……はは』
光輝(すっかり……零華に追い越されたな……今じゃあ俺が泣き虫か……けどこのままでいられない……いちゃいけない……この約束を守る為にも……俺は……)
その後は零華と話を少ししてから自分の病室に戻った……
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光輝の病室
シュル……シュル……
光輝『……』
このとき、俺は右手の包帯を外して……あのとき……殺人鬼の持つ刀を受けたときの傷を現にした……そして次に俺は右手をテーブルに手を下ろし……左手で果物ナイフを持つ……そしてそれを俺は……
グサッ!!
光輝『うぐっ……!くっ……!!』
縦についた傷の上部……真ん中より上の方に……横にナイフを入れていく……それによりどんどん手から血が出ていく……が俺は手を切るのを止めなかった……そして。
光輝『ハァ……ハァ……ハァ……』
カチャン!
果物ナイフをテーブルに置き、手拭いで血を拭く……拭いてから自分の右手を見ると刀を受けたときの傷と今つけた傷……今も血はどんどん流れているが……その傷はまるで十字架のような傷跡になっていた……
光輝『この……傷と……痛みは……約束への決意と覚悟、そして……あのときの己が生み出してしまったの業、そしてそれへの戒め……それらを決して忘れない為の……証だ……』
コンコン!ガラッ!!
看護師『失礼します……ちょ、光輝君!?何をしてるの!?先生!!先生!!』
……その後は入院期間が増えるも約1週間後には退院、そして退院まで間、俺は母さんに頼んで今通学している学校を休学し、一人実家に帰った……
そこで俺はまた実家のしきたりであった修業をやり直した……今でも修業を止めなければあの惨劇は変えられたかもしれないと後悔するときはあった……
それからは実家で修業を積む毎日を繰り返して約2ヶ月……あるとき、自衛隊の訓練所にいるはずの兄貴からスマホに電話がかかってきた。
ニャーニャーニャー!(呼び出し音)ポチッ!
光輝『もしもし?どうしたんだ兄貴?珍しいな電話をかけてくるなんて?』
雅樹『光輝、用件だけ言う、明日に今のお家に来い』
光輝『はっ?おいどうゆうことだよ?』
雅樹『来れば分かる』
ピッ!ツッー!ツッー!
光輝『なっ!?おい!?……切りやがった』
ふっと、俺はカレンダーを見る……
光輝『明日で『11月6日の日曜日』か……』
この日、俺……いや人々は知らない……今日が明日に行われる、前代未聞の大事件『SAO事件』が起きる前日であると……
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剣崎家・雅樹の部屋
コン!コン!
光輝『兄貴、入るぞ』
雅樹『ああ』
ガチャ!
部屋に入るとそこには椅子に座ってこちらを見る、白のタンクトップに黒のミリタリーズボンを履いた兄貴の姿であった……
光輝『それで?わざわざこっちに呼び出して……いったい何のようだ?』
雅樹『なに、お前にいいものをやろうと思ってな……ほら』
すると兄貴は机のそばにあった小包、大小一つずつ渡した……
光輝『……なんだこれ?』
雅樹『開けてみな?』ニヤニヤ
光輝『……ああ』
……兄貴のニヤケ顔にイライラするも我慢して大きいほうを開けるとそこには……
光輝『これって……『ナーヴギア』?』
そう、約半年前に発売されたばかりの『完全なる仮想現実』を実現させ、そこへ……VR空間への接続……メーカーが言うには『フル(完全)ダイブ』が可能になった新型ゲームマシーンであった……しかし俺は。
光輝『けどこれ自体の値段が凄い高いし、そしてそのわりには入荷しているゲームソフトもパズルゲーだとか完成度が低いソフトしかなかったよな?』
雅樹『それは……ほらもう一つの箱を開けな?』
光輝『これか?』
俺は言われたほう……小さいほうの小包を開けるとそこには……
光輝『S…A…O……SAO(ソードアート・オンライン)!?』
このとき、俺は驚いた……なんだってそれはニュースで何度も取り上げられた、初のVRMMORPGで、更にたった一万本の限定販売のソフトなのだから、そのうちの一つがこうして自分の手の上にある……
雅樹『ちなみに俺の分もある』
光輝『はい!?』
なんと兄貴も俺と同じ大小一つずつの小包を見せながら言う……てか何処から入手したんだよ……ナーヴギアだってどこもSAOのおかげ(せいで?)で品切れで、更にはソフトもあるところには3日も列に並んだりと……入手は更に困難なのに……それをそれぞれ二つもだなんて……
雅樹『なに、友人のつてでな、色々と手伝って貰ってな』
光輝『心読むな』
雅樹『まぁそれはおいといて……久しぶりに一緒にゲームをしないか?』
光輝『!……いつ以来だろ……兄貴とゲームだなんて……』
光輝(……昔、親父の持ち込んでいたテレビゲーム……ほとんどがFPSだったけどそれでもよく対戦して……ボロ負けしたな……けど)
光輝『兄貴……俺は』
雅樹『光輝、このゲームには決闘スタイルのPvP……プレイヤー同士対戦が出きる……これなら相手に怪我をさせずに戦いが出きる……強くなるにはうってつけだろ?』
光輝『!まさか兄貴……その為にわざわざ?』
雅樹『……強くなるんだろ?』
光輝『…………』
俺は悩みつつも……俺はそれを受けとることにした……自分の修業で得た知識、技術を相手に怪我をさせずに試せるのがよかったし、それに未知なる世界に心なしか期待に胸を踊らせていた!
光輝『……分かった、ありがたく受け取る』
雅樹『そうこなくっちゃな、俺も明日には戻らないといけないしな』
光輝『そうか』
雅樹『このゲームの正式サービスは午後一時だ、それまでに色々と準備を済ませよう』
光輝『分かった』
そうして俺達は早めの昼食を取り、ナーヴギアの起動方法やパソコンでSAOの情報を調べたりなどやるべきことをどんどん終わらせていた……そして……
光輝の部屋
光輝『電源よし、無線LANよし、ソフトよし、これでよし……時間ももうすぐだ……』
俺はナーヴギアの起動の最終確認をし、いよい仮想現実へとフルダイブしようとした。
俺は流線型のヘッドギア……ナーヴギアを被り、体をベットに寝かす……今頃兄貴のほうもそうしてるだろ……
そして時間になり、俺は起動コマンドを言った。
光輝『『リンク・スタート』!!』
そして俺は……このとき、デスゲームの出入り口を閉ざされていた……
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第一層・はじまりの街・転移門前広場
……初の仮想現実へのフルダイブから数時間後……
今は……この仮想現実を作り出した創造主、茅場晶彦からデスゲームの通告をされたあと……今広場は阿鼻叫喚の渦となっていた……俺はそのなかにいた……
俺はただ茅場GMアバターのいた空を見ていた……そして俺はこう呟いた……
コウキ『これもまた試練……いや運命か……』
ハンク『おい……おいコウキ!!』
するとそこにさっきまでは某グルメ漫画で四天王をしていた、ゼ○ラ似のアバターだった兄貴が今ではリアルと同じ坊主頭の兄貴がいた……
コウキ『兄貴……』
ハンク『……まずはここから出るぞ』
コウキ『……分かった』
そう言って俺達は広場から出て路地に入ってく……路地に入るまで所々で広場から出てくプレイヤーが何人かいた……たぶんベータテスターだろう……
コウキ『……これからどうする?』
ハンク『まずは情報収集だな……パソコンである程度調べたとはいえ、まだ知らない情報があるだろう……けどここにはあまり長居はしない……理由はわかるな?』
コウキ『……ああ』
このデスゲームとはいえ、基本的にはほかのMMOと同じだろう……こんな大勢のプレイヤーがいれば近場のモンスターやアイテムなどあっという間に無くなるたろう……
ハンク『とりあえず今のところは生活が出きる分のお金とあとはこの街の情報を色々と集めないとな』
コウキ『……なぁ兄貴……』
ハンク『なんだ?』
コウキ『外から救援……望みあるか?』
ハンク『……あまりないな……こんなことを仕出かす奴だ……専門家が集まろうがたぶん無理だろう……それほどの自信が、あの野郎……茅場晶彦にはあった』
コウキ『……だな』
ハンク『今はこの世界で強くなって……生き残るのが今のベストだ』
コウキ『……ああ』
ハンク『……さぁ行くぞ』
俺は兄貴のあとに着いてく……そして俺は、零華との約束を思い出していた……そして胸の中で俺は……
コウキ(約束を守るぞ……レイ……必ず生きて戻ってくるからな……!)
覚悟を……改めて胸の中に刻んだ……!
光輝サイドエンド
次回は夢から冷め、今に戻ります……次回もお楽しみに!!