ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中]   作:恋愛紳士

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皆さん、お待たせ致しました……本編です!

ではどうぞ!!


ホロウエリアの謎と真実

前々々々回のあらすじ、コウキ帰還

 

コウキの部屋

 

サラサラサラ……

 

コウキ「…………」

 

……コウキは今……机にある紙にペンを走らせていた……

 

あれからコウキはキリトたちの話を聞いて……ホロウ・エリアの謎の一旦を知った……それは……

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ『開発テスト用の秘匿エリア?』

 

ハンク『ああ』

 

ユイ『簡単に説明すると、開発中の新しい要素を実装するために様々な実験をする場所……です』

 

ハンク『どんなゲームでもアイテムも武器もある程度設定してから実装前に試験的にテストする物だ……あの場所もそれと同じだ』

 

コウキ『……なるほど……そんな場所なら今までこの手の紋章を持つ俺ら以外は入れなかった……つまりこれは出入り許可証みたいなものか?』

 

キリト『そうだ……それからも調べていたら……コウキ、今までホロウ・エリアで出会ったプレイヤーで何か変なことあったか?』

 

コウキ『……ああ幾つかあったな』

 

コウキがまず思い浮かんだのはあの大幅な記憶喪失のしたキバオウだった、他にも前にハンク達が話していた変な女プレイヤーや前にユウキとフィリアと一緒にいたとき、瀕死状態にも関わらず死に急ぐように何かに向かおうとしていた男プレイヤーのこと思い出した。

 

キリト『あのホロウ・エリアにいるプレイヤーの大体は……俺達プレイヤーの登録情報をコピーしたAI……云わば『コピープレイヤー』なんだ』

 

コウキ『『コピープレイヤー』……けど何でそんなことを……』

 

ユイ『よく分かりませんが……プレイヤーの深層心理を探り、効率よくテストすることが目的だと思われます』

 

コウキ『……つまり機械にはそれの使い方は分かっていてもプレイヤーがそれの使い方は分かるかどうかのテストする為に人間レベルでテストをする……ってことか?』

 

ハンク『まぁそうゆうことだ』

 

キリト『ちなみに俺とコウキ達が持つ紋章の違いだけど……俺のは高位のテストプレイヤー……コウキ達のは通常のテストプレイヤーだ』

 

コウキ『どう違うんだ?』

 

キリト『まぁ出きることはほとんど同じで……コウキも知っての通り俺のは俺ともう一人連れていくことが出来て……コウキ達のはそれが出来ないってこと位しか差違はない』

 

コウキ『そっか……』

 

ユイ『話を戻しますね……パパ達テストプレイヤー達はAIでは判別できないイレギュラーな行動、高いプレイヤースキルを要求されるテストを行う為にパパ達が招かれたと考えられます』

 

コウキ『……確かにそれぞれの分野のエキスパートだからな……けどユウキは完全にイレギュラーだろうな、真っ直ぐあの世界に来たのだから』

 

ユウキ『あ、あっはは……(汗)』

 

ユイ『それでなんですか……テストプレイヤーのリストにはフィリアさんの名前が登録されていませんでした……今までの情報を照らし合わせて、フィリアさんもまた特別な境遇のプレイヤーだと思われます』

 

ハンク『……とりあえず管理区でわかったことはそれだけだ……あとはまた調べていないところを捜索するだけだ』

 

コウキ『そうか……そういえばユウキ、前にフィリアと一緒に見つけたあの動かない転移装置……あれあやしくないか?』

 

ユウキ『……あっ!あったねそれ!』

 

ハンク『前に報告していた奴か……そこも捜索予定地に入れておくか』

 

コウキ『なら明日にでも向かおう!』

 

ハンク『いや、お前は当分お留守番だ』

 

コウキ『!?なんでだ兄貴!?』

 

ハンク『お前な……そんなボロボロの装備で行けると思っているのか?それに武器だってほとんどぶっ壊れてるだろうが……』

 

コウキ『……けど』

 

ハンク『それにな……コウキ、今は気持ち落ち着けろ……今の今までろくに休息とっていないだろう?』

 

コウキ『兄貴……』

 

ユウキ『大丈夫だよコウキ、ちゃんと守るからさ!』

 

ラン『もうユウキったら……けどコウキさん、ここは私達にお任せください』

 

キリト『俺も手伝うんだ安心してくれよコウキ』

 

コウキ『皆……わかった……頼んだ……』

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「……今は兄貴達を信じるしかない……」

 

お留守番をしているコウキはそう言いながら更にペンの書くスピードを上げる……今書き上げようとしているのは……

 

コウキ「……これからの自分に合う装備……どうするか……」チラッ

 

コウキが見た先には……二つの装備……厳密には防具の一式が二つ……一つは今まで着ていて……先の戦いのあと修繕もしなかった為に全体的にボロボロになっている、ブルーリザードシリーズ……もう一つは前にユウキとの戦いで特に胴体部分の防具が半壊しているシルバージャッジメントシリーズ……

 

直すことは可能なのだが、コウキはこれを気に新装に変えようと思っているのだが……

 

コウキ「……駄目だな、イメージが浮かばない……」

 

ギシッ……!

 

コウキはイスの背もたれに体重をかけてイスを軋ませる……

 

コウキの頭の中は……迷いと不安でいっぱいであった……自分の過去を受け入れてくれたユウキたちと共に生きると決めた……がコウキはそれをどのように生きていくか……今の自分に相応しい装備がどうゆうのか……それが頭を悩ませた……

 

コウキ(……そういや、ここ(SAO)に来てから……暫くやってなかったな……『あれ』……よし)

 

コウキは部屋から出て……外へと出ていった……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

訓練場・畑近くの川・上流

 

ザアアアッ……

 

コウキ「…………」

 

コウキは今……いつもの畑の近くの川……その川の上流にある滝にその身を冷水に打たれていた……

 

コウキ(これをするのも……随分と久しぶりだ……)

 

コウキが今着ている服も先と違う……今着ている服は剣道で着る胴着と似ている物を着ていた……コウキにとってそれはここ(SAO)に来る前から……それこそ幼少の頃から着ていた物をこっちでも再現し……作った物……

 

コウキ(そういえば……これを教えてくれたの……じい様だったっけ……)

 

昔……コウキが幼少の修行時代……毎日の修行の厳しさのつらさと自分より先へと進んでいる兄に対しての焦りで心が荒んでいたとき……そのじい様は孫であるコウキにこれを教えた。

 

剣崎爺『光輝よ、そうゆうときは滝に打たれにいくじゃ……』

 

光輝『……どうして?』

 

剣崎爺『滝に打たれてるとじゃな……心が落ち着いてゆき……研ぎ澄まされていくんじゃ……するとな……自ずと自分が悩んでいたことが自分で答えを見つけることができるんじゃ……これ即ち『明鏡止水』って奴じゃな』

 

光輝『明鏡止水……』

 

そのときは半信半疑だったものの……光輝は次第に打たれていた自身の身体への水の衝撃も……水に当たる音も消え……そして……!

 

光輝(……えっ?誰だお前ら?)

 

白光輝(私は純心な優しさの心を持つ白き善の貴方です)

 

黒光輝(俺は欲望に忠実な心を持つ黒き悪のお前だ)

 

光輝の目の前には白髪で眼も服装も白く……優しさに満ちた表情を浮かべた……自分とよく似た人と、その対である黒髪黒目で服も漆黒で……不敵な笑みを浮かべた自分とよく似た人だ……光輝がまず思ったことは……

 

光輝(……なぁにこぅれ?)

 

これが白光輝(白コウキ)と黒光輝(黒コウキ)との出会いだった……そして今も……

 

黒コウキ(よっ!先日ぶり!)

 

……この修行をしているといつもだと頭の中のイメージでは幽霊みたいにうっすらとしているが……はっきりと見えるようになる。

 

コウキ(……いやまぁ確かに先日ぶりだけどよ……)

 

白コウキ(……あのとき、ただ「うほっ!」としか言ってないですよね?)

 

黒コウキ(なんだと?お前だってもう一人の俺と一緒に「帰れ」と言ったぐらいじゃねぇか)

 

白コウキ(……なんですか)

 

黒コウキ(やんのか?)

 

コウキ(お前ら……いや今はそんなことよりだな)

 

黒コウキ(新装備のイメージ作りだろ?けどその前に心の整理だろ?)

 

白コウキ(……黒がまともなことを言っている……)

 

黒コウキ(ぶっころす!!)

 

コウキ(やめろ!……けどそうだな……心の整理か……うん)

 

白コウキ(では……これからの貴方(私)は……どうするんですか?)

 

コウキ(……一番悩んでることを……)

 

黒コウキ(……なぁ)

 

コウキ(なんだ黒の俺?)

 

黒コウキ(あのさ……前に皆の前でこんなこと言ってただろ?真の自分だとか……本当の自分だとか……)

 

コウキ(……言ってたな)

 

黒コウキ(……お前(俺)よ、それがどうゆう意味か分かって言ってたか?)

 

コウキ(…………)

 

黒コウキ(……やはり明確な意味が分かってないな……言わせて貰うぜ)

 

ビシッ!っとコウキを指差す黒コウキ!

 

黒コウキ(真の自分とか本当の自分だとか……そんなの投げ捨てろ!お前(俺)はお前(俺)だ、この白いのだってこの俺だって『蒼の竜剣士』としてのお前(俺)だって『狂残光の銀目』としてのお前(俺)だって……全部ひっくるめて俺(お前)だ!!個別に考えんじゃあねぇ!!)

 

コウキ(……全部が俺……か……確かにな……うん)

 

白コウキ(…………)

 

コウキ(そうだな……過去(銀目)の俺も今の(蒼)俺も……全部俺だ……)

 

コウキは過去を思い返していた……その過去で出会ったことは……今の自分を支えていた……決していい思い出ばかりではなかった……あのとき……殺人鬼に襲われてから……より強く思った……誰かを助けたいってこの思い……殺人鬼に出会わなければ俺はこの世界(SAO)に来ることもなかった……キリトたちと出会わなければ……この世界で悪意に呑まれた人々を助けようとは思わなかっただろう……助けなければ……助けられた人たちの顔すら見れなかっただろう……過去の自分がいなければ……ユウキとも……会えなかっただろう……!

 

コウキは新装備のイメージが浮かび上がった!今の……これからの自分に相応しい装備を……!

 

コウキ(……ありがとうな、黒の俺……)

 

黒コウキ(……ふん、何か思いつい……いや分かった……確かに『俺ら』らしい装備だな)

 

コウキ(だろ?……じゃあ戻って書いてくる!)

 

黒コウキ(おお……またな)

 

コウキ(うん、また!)

 

……そうしてコウキは目覚め、頭に染みた水を振り払う……そして目を開く……その瞳にはもう……迷いなどなかった……

 

コウキ「……さて……帰るか……着替えてからだけど」

 

コウキは置いておいたタオルで頭を拭いていると頭の中では……

 

白コウキ(……黒よ)

 

黒コウキ(なんだよ?)

 

白コウキ(あなたは何か悪いものでも食べたんですか?ド変態が座右銘みたいなあなたが?)

 

黒コウキ(よし!首を差し出せ!ぶったぎってやる!!)

 

……剣を打ちつけ合う白黒コウキたちがいたそうな……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウキの部屋

 

コウキは部屋に戻ってから……二つの装備の間に立っていた……

 

コウキ「…………」スッ!

 

ピッピッピン!シュイイーン!!

 

コウキにアイテムウィンドウを操作して目の前の装備を収納する……

 

コウキ「……今までありがとう……お前らの力……使わせて貰うぜ……さて」

 

コウキはイスに座り……ペンを取り出す!

 

コウキ「……やるか!」

 

……それから数日後……ある戦いが巻き起こる!




次回をお楽しみに!!
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