ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
超難産でした......何度も書いては消しては書き直して......今も納得出来るかって言われれば「微妙」っと言うしかないレベル......(汗)
それでもいいなら......どうぞ~......
注意、前半は説明回です。
前回のあらすじ、狂気の始まり
同じ時......現実にて......
???病室
コンコン!
???「......失礼します」
ガラッ!
病院の一室に一人の少女が入って来た、少女の手には『二つ』の花束を持っており、それぞれの花瓶に花と水を入れた......そして少女はその部屋にある二つのジェルベッドの内の一つのジェルベッドに寝ている......ナーヴギアを被った......痩せ細った蒼髪の少年を見た。
???「......今日も来たよ......『光輝』」
光輝「......」
少女に声を掛けられるも、身動き一つもしない少年......剣崎・光輝(けんざき・こうき)......無理もない、今もこの少年の魂は『電脳世界に囚われている』に等しいのだから......
???「......」
そしてそれを少女は『二年以上』見ていた......見ていることしか出来なかった......そのやるせない気持ちにそれぞれの色が違う瞳を揺らす......すると!
コンコン!
???「検診よ、入るわよ」
ガラッ!
扉を開いて入って来たのは......茶色のポニーテールの髪で鼻には小さい鼻眼鏡を掛けており、瞳は灰色、そして服装は軽装の黒のビジネススーツの上に白衣を着ており、服越しでも分かるほどの引き締まった体の女性だった。
???「あら?今日も来てたのね『零華(れいか)』ちゃん」
零華「こんにちは薬子(やっこ)さん」
少女......零華はこの部屋の担当医である薬子に挨拶をする。
本名は『剣崎・薬子(けんざき・やくこ)』......この部屋にいる光輝の実の『母親』である......因みにやっこさんとは本人が余り自分の名前が好きではないのでアダ名染みた『やっこ』で通している......
薬子「今日も来てくれてありがとうね零華ちゃん......あら?お花も差してくれたのね」
零華「いえ......私にはこれぐらいしか出来ないから......」
薬子「それでもいいわよ......光輝だって嬉しいだろうしね......」
零華「......そうだといいんですけど......」
薬子「......それに比べてこっちの『長男』は」
???「......」
そう言ってもう1つのジェルベッド......そこで同じくナーヴギアを被って寝ている大柄の蒼髪の青年......剣崎・雅樹(けんざき・まさき)を見た......
薬子「昔の学友だった人たちがたまに来るぐらいだからね......まぁ仕事の合間に来てくれているんだから文句なんか言えないんだけど......ね!」
薬子はテキパキと検診に栄養材の交換を進める......ひとまず一通り終えると零華に向き直る......
薬子「......そういえば例の仮想課の菊岡さんから報告があったわ」
零華「なんですか?」
薬子「......今まで前線から一歩退いていた光輝達がまた前線で戦い始めたわ......今も攻略組として頑張ってるわ」
零華「......そうですか......また無理しているんだね、コーちゃん......」サワサワ...
そう言いながら零華はほんのわずか
薬子(......本当はそれだけじゃないんだけどね......)
薬子は光輝達の現状を色々と知っていた......先の攻略組が75層攻略中にアインクラッドに異変が起き......75層のボスフロアで光輝達の反応が消えた、その異変に気づき原因を探し出す前に76層にて光輝達の反応が戻っていた...いくつかの反応が増えていたが......
そして薬子の昔の伝手や雅樹の昔の連れ(そっちへの道に進んだ人)からの情報では新たに意識不明者が増えた......一人は回収対象のナーヴギアが何処かで入手した少女・桐ヶ谷・直葉(きりがや・すぐは)......情報だとその少女の兄(厳密には従兄)桐ヶ谷・和人(きりがや・かずと)は光輝達と同じSAOに囚われて......アバター名『キリト』として活動中......大方SAOに囚われた兄を救う為に危険なナーヴギアを使用したのであろう......今はアバター名『リーファ』として活動していて......本人の体は兄と同じ病院に搬送された......
二人目三人目は特殊なケースで......初の医療用のVR機器......『メディキュボイド』にてテスターとして試験運用中に事故により、その二人はSAOの中に囚われてしまった......
二人目の名は朝田・詩乃(あさだ・しの)......カウンセリングテスト中の事故によりSAOへとダイブ、っとその後の調査で確認済み......アバター名・『シノン』として活動中......今もメディキュボイドが置かれてる病院にて保護とのこと......
三人目の名は紺野・木綿季(こんの・ゆうき)......同じく『カウンセリングテスト中の事故』によりSAOへとダイブ......これに関しては本当かどうか怪しいものだが......二人目同様保護済み......そして一人目の桐ヶ谷・直葉と同じく双子の姉の紺野・藍子(こんの・あいこ)はSAOに囚われ、アバター名『ラン』として活動中......
そしてこの三人は後にどういうわけか『光輝達』と一緒に行動していた......
薬子(意識不明者の三人が光輝達と......キリトってプレイヤーと中心となって......『何かが』起きようとしているの......?)
......ともかく、それからも75層に入ってからの日から層攻略しつつ何度か光輝達含めて他のプレイヤー反応が消えたりしては戻ったりしているのだ......
零華にそれを伝えようか迷う......が
薬子(......こんな不確定な情報を教えたら余計に零華ちゃんに心配するわ......最悪の場合一人目のように何処からかナーヴギアを見つけ出して使用するかもしれないしね......)
零華「......?どうかしたんですか薬子さん?」
薬子「ああいえ......それよりも零華ちゃん......余り無理しないでいいのよ?二年以上家や学校からも遠いここを......それも面会時間の限界にまで......」
零華「......いえ、好きでやっていることなんで......大丈夫ですよやっこさん、私は......無理なんか......していません......!」
薬子「......零華ちゃん」
明らかに無理しているだろう零華の姿だが......零華の気持ちを察しており、何も言えずにいる薬子......すると!
トントン!
看護師「失礼します!先生いますか?」
薬子「ええ、いるわよ?」
ガラッ!
看護師「先生、このあと、手術の予定がありますので手術の準備を」
薬子「......わかったわ、すまないわね......あとのことは任せていい?」
零華「はい、大丈夫ですよ......」
薬子「じゃあ...あとは頼んだわ......またね」
零華「はい......また」
ガラッ!トン!
薬子達が部屋から出ていくのを見送る......
零華「......薬子さん......何か言いたそうだったけど......ん?」
そう呟いてから光輝に向き直ると......
光輝「ハァ...ハァ...ハァ...ハァ...!」
光輝の呼吸が乱れ、体からは大量の冷や汗が流れていた......!
零華「光輝!?」
零華(これって......前にも合った......)
零華に記憶にある
『十字架状の傷痕のついた右手』を握った......
零華「大丈夫だよ......」
零華(......私はただこうして光輝達の無事を祈るしか出来ないけど......それでも......私は......!)
ギュ!
零華は両手で光輝の右手を握り......目を閉じて......
零華「光輝......私はあなたの心と共に在ります」
祈り続けた......今も誰かの為に戦い続けているであろう光輝を想って......
その頃薬子は手術の為の自身の準備をしていた......
手術準備室
薬子「......」ギュ!
薬子は先ほどの服装から手術服に着替えていた......
薬子(にしても......朝田......紺野......か......)
シュ!
薬子(『また』、その名を聞くなんてね......これも
『運命』なのかしらね)
ガチャ!
医師「先生、患者が到着しました」
薬子「わかったわ......今行くわ」
そうして薬子は気持ちを切り替えて、これからするオペに集中するのであった......
.........................................
場所を戻して......コウキは今......!
PoH「アッ......ハァァ......!」
コウキ「あのときの歪み......どんどん増えて......!?」
過去に見た歪みを見てコウキは驚きながらも警戒を強めた......が!
PoH「アッヒャヒャ......!コロスゥ......ブチコロシテヤルゾォ......ブチブチ......ブチブチブチブチコロコロコロコロ......ブチコロォ!!」
バッ!!
コウキ(はやっ!?)
ガキィーン!!
コウキ「うわぁ!!?」
PoHの速攻にどうにか反応し、剣で防ぐも先ほどまでの威力とは桁違いで、その一撃はソードスキルとほぼ同等のものだった!!その衝撃で僅かにHPを減らす!
コウキ「っ...!こんのお!!」シュ!!
PoH「ハァ!」
ゴン!ザシュ!!
コウキ「なっ!!?」
コウキはすぐさま切り返すもPoHはコウキの剣を拳の甲で叩きつけた!スピードが出ない内に叩きつけられたせいで手の甲を少し斬るだけに留まった!
PoH「オカエシダァァァ!!」
ガキッ!ドゴッ!!
コウキ「がはっ!?」
ドゴン!!
コウキ「ぐっ!?」
PoHは剣を受け止めた拳をそのまま弾き返してからそのままコウキの顔に殴り抜いた!コウキはそのまま壁に叩きつけられた!!
コウキ「がっ...!はっ......!」
コウキ(ばけ...もの...が......!)
コウキはPoHを見る......そこには歪みがどんどん増えていき、禍々しさで満ちたPoHの姿が......!
コウキ「ちく......しょお......!」
PoH「モウオワリカ?ナラ......」
ジャキ!シュイイーン!!
PoHが巨大化したメイト・チョッパーを振り上げる!するとメイト・チョッパーから禍々しい赤色の光が灯る!
コウキ(見たことがないモーション!?まさかOSSか!!?)
コウキ「クソが!!」バッ!
PoH「コロス!」
ガキン!!
コウキは剣でPoHの振り下ろしを防ぐ!がPoHは次々とメイト・チョッパーを振り下ろす!!
PoH「コロスコロスコロスコロスコロス(ry」
コウキ「ぐおおおおおっ!!?」
PoHはまるで呪語を唱えるかのように「コロス」を連呼する......!コウキはそれを既視感を覚えた......!
コウキ(この感じ......何処かで......うっ!)
光輝『シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シンデシマエ、シネ、シネ、シネ、シネ、シネ』
脳裏に過ったのは、かつての......殺人鬼に襲われた頃の自分だった!
コウキ(思い出した......!これはあのときの......レイが死んだと思ったあのときの......俺自身だ......!)
ガキィン!!
コウキ「しまっ!?」
コウキは記憶(トラウマ)を思い出してしまい、思わず力を緩めてしまい、剣を弾かれてしまった!
PoH「コロスゥ!!」『シネェ!!』ブン!!
コウキ「っ!?」
PoHの最後の一撃がコウキに向けて振り下ろしてくるのが、コウキにはあのときの......殺人鬼に向けて血まみれの刀を振り下ろすかつて自分を幻視した!......がっ!
『コウキ!』『光輝!』
コウキ「!」
ガシッ!
PoH「なっ!?なにぃ!!?」
殺ったっと思ったPoHだが......PoHが反応出来ないほどのスピードでPoHの手首を掴んで止めたコウキ......
コウキ「っ......!オラァ!!」ブン!
PoH「グオッ!?」ズサァ...!
コウキはそのまま片足を使ってPoHを投げ飛ばした!PoHは空中で体勢を立て直してから着地した......!
コウキ(今の......フィリアか?けど......もう一人......誰かが......?)
すると、コウキの右手に......『見えない誰かの熱』に包まれる......
コウキ(何故だ......この右手に感じる熱さ......この温かさ......何処かで......?)
フィリア「コウキ大丈夫!?」
っとコウキに向かってフィリアが駆け寄ってくる!
コウキ「フィリア......」
フィリア「ごめんね......私を助ける為に......ここまで来てくれて......それでこんなに傷ついて......!」
コウキ「フィリア......俺は......」
フィリア「わかってる......けどだからこそ一緒に戦わせて......私もコウキ一緒に生きたいから!」
コウキ「......フィリア」
コウキとフィリアが見つめ合うなか突然!!
PoH「ウルセェナ」
ゲシッ!!
フィリア「うっ!?」
ドン!
コウキ「!?フィリア!!?」
PoHの蹴りがフィリアを蹴り飛ばし、壁にまで叩きつけられた!!
PoH「イマ......イイトコロナンダヨ?ジャマスンナヨ......ナァ!!」
フィリア「うぅ......」
コウキ「っ......PoHゥゥゥ!!」
PoH「オオッ!イイゼイイゼ!!コンドコソコロシテヤルゾォ!!」
コウキ「くっ......!」
コウキ(......怒るのはいい......だけどこのままじゃあさっきの二の舞だ......どうする、どうすれば奴に勝てる......俺に何ができる......?)
???(大丈夫だよ......)
コウキ(っ!?またこの声?......!そうか......君か......『レイ』)
コウキは今を感じる右手の熱に手を握りしめた......それとは相反してコウキの頭の熱が冷えてきた......!
コウキ(そうだよな......俺はあのときレイを守りきれなかった自分への怒りに呑まれて......レイをその事で傷ついて......!なら......これからどうすればいいか......わかってるよな......俺!)
PoH「オイィ?ナニシテヤガル?サッサトカカッテコイヤ!!」
コウキ(俺はもう一人じゃない......大切な人達を守るために......そして今フィリアを助ける為に......今までの自分の全てを......出しきる!!)
零華(光輝......私はあなたの心と共に在ります)
コウキ(レイ......ありがとう......俺は最初の希望をくれた君や......こんな残酷な世界に一筋の希望を見いだしたキリト達......そして......こんな血まみれた俺を命を懸けて助け出してくれたユウキ......!俺は!!)
コウキ「......皆の心と共に在る」
すると突然!
ピコーン!!
コウキ「これは......?」
コウキの元にホロウィンドウが現れた!
システムアナウンス「ユニークスキル『小太刀』から『真ユニークスキル・輝光龍神ノ小太刀(きこうりゅうじんのこだち)』への『熟練値』・『精神値』の必要値到達致しました。ユニークスキル『小太刀』を失う代わりに『真ユニークスキル・輝光龍神ノ小太刀』を獲得出来ます。OKしますか?」
コウキ「......」
ポチっ!
コウキは迷わずOKを押した、すると!
ブオン!!
PoH「!!?ナンダ!?」
コウキ「......」
突然コウキの身体から蒼と銀色の光の粒子が吹き乱れる!そしてコウキの目は......!
フィリア「蒼と銀色の目......?」
フィリアの言っていた通り、コウキの両目の内、左目は先ほどまでの輝きのある銀色のまま......だが右目はいつものコウキの蒼色なのだが輝きが銀色の左目と同じくらいまでに輝やいていた......!
???
同じ頃......ある場所では......その場所は狭い部屋でその場所はいくつものの画面とホロキーボードが並んでおり......その中の1つの画面に釘付けになっている『男』がいた......
???「やれやれ、ホロウエリアの異常を見てみたらこのようなことに出くわすとは......だがようやくその域まで到達したかコウキ君......君の『本来のユニークスキル』を......調整を続けたかいがあったものだ......君になら
この世界への『覚醒者』になれるやも知れないな......」
コウキの身に何が起きたのか?そして最後に出てきた謎の男は......?
次回、決着......次回もお楽しみに!!
オマケ
【挿絵表示】
【挿絵表示】
零華(現在の容姿)(FB版)の全体図
零華(レイ)見た目イメージ(現在の容姿バージョン・フェイタルバレット版)
体型詳細
性別・女
体型・3
頭サイズ・2
首の長さ・2
首の太さ・0
肩幅・マイナス2
胸サイズ・6
腕の長さ・4
腕の太さ・マイナス4
手サイズ・0
胴の長さ・6
胴の太さ・マイナス6
腰サイズ・マイナス2
脚の長さ・2
脚の太さ・0
フェイスタイプ
顔3
髪型
髪型28
眉
眉11
デカール無し
カラー設定
肌・左から1番目(本来はFGOのマシュくらい白い)
左目・一段目右から1番目
右目・二段目左から4番目
髪の毛・三段目右から6番目
メッシュ・三段目右から6番目
眉・三段目右から6番目
唇・一段目左から2番目
メイク・左から1番目
ボイス設定(注釈(ボイスあくまで戦闘時声イメージである)本来のイメージCVとは異なります)
ボイス4
以上がフェイタルバレットでの零華(レイ)(現在の容姿版)の作り方でした!