狩人がイケメンでもモテていてもいいじゃない! 凍結中 作:銀色の空
ついでに、話も載せる!!
・・・・たぶん!
玄関を開けたらメイドがいた。
「どうしました?」
「・・・・いや、なんでもねぇ」
こいつの名前は鶴ヶ谷 おつう
黒髪のロングヘアーで服装はブレザーを改造したメイド服を着ておりパッと見は、一端のメイドその物だった。
おつうとは小学校で出会った仲だ。
俺は、とある事故に遭い転校を余儀なくされたんだが、その一件でかなり懐かれてしまい高校で再開した今もこうしてこのおかし荘に下宿し住民の家事、洗濯、掃除などを進んでやってくれている。
「亮士様、エリザベスとフランソワもすでに準備はできておりますよ」
「ああ、すぐに行くよ」
「ご帰宅は何時頃でしょうか?」
「んー、何時も道理かな。ジョギングがてら町内を一周するだけだからそんなに掛らんと思うけど。
ああ、制服は出しといてくれ」
「かしこまりました」
そう言い、おつうは礼儀正しく腰を90度におり頭を下げる。
この会話が俺の一日の始まりの合図でもあった。
なのだが、今日は少しばかりおつうの様子が違っていた。
いつもなら、頭を下げ本館の方に戻っていくのだが今日に限っては頭の上げなんというか仮初の笑顔を顔に貼りつけながら、俺に顔を向けた。
「ところで亮士様、お一つお聞きしたい件が」
「な、なんだよ」
「何時の間に、シャンプーを変えられたのですか?」
「え?」
「この匂いのシャンプーを使っているのは乙姫様ただ一人のはずですが、なぜ亮士様からこの香りがするのでしょうか?」
「いや、違うんだ。これはなにかの誤解で――――」
「誤解?誤解ですか、そうですか。でしたらどのような誤解が生まれたのでしょう。お聞かせ願いますか?」
おつうの背後から黒いオーラが見える。
顔は笑っているのだが目が笑っていなかった。
口元も若干引き攣っており爆発寸前の状態だった。
こうなったおつうを落ち着かせるにはかなりの忍耐と体力を要する。
はっきり言って、今の俺にそのような元気はない。
なので――――――
「あー、散歩に行かなきゃー。エリザベスとフランソワが俺を待ってるからなー」
逃げました。
ダッシュでおつうの横を通り過ぎ階段を駆け降りて、エリザベスとフランソワのリードを片手に持ちダッシュで散歩に出かけた。
後ろのジトッとした視線に耐えながら―――――
そして、散歩中に気付いたんだが、
「これ、帰ったらこってり絞られるよな?」
ぽつりと零した一言に2匹の犬は『ワン!』と大きく吼えた。
その鳴き声はなんと言ったのか、俺はその意味を知りたいとは思わなかった。
散歩を終え、二匹を犬小屋へと戻した俺は自室に戻り汗を流すためにシャワーに入った。
部屋には言っておいた通り、制服が出されていた。
制服に着替え、テーブルの上に置いていたある物を左手に装着する。
「ふっ!」
左手を前に出し、手首を裏返し外側へ向けると中心にある金属が両脇へと開く。
「うし、動きは問題なさそうだな。」
これは、マジョ特製の俺用スプリングショットだ。
ある、ゲームをやっていた時に出てきた武器で『これかっけぇな~』と言葉をこぼしたとたん次の日にはマジョが『できたヨー、つかえヨー!!』といい急遽作ってくれたものだ。
「うし、準備万端」
動作を確認し、制服にも着替えた俺は鞄を担ぎ部屋を後に本館に向かった。
この、おかし荘は少々変わった建築であり、この下宿所であるおかし荘と隣の一軒家は繋がっている。
飯の時は、必ずここ本館で食べるのがルールになっている。
「遅せぇぞ、亮士。お前が最後だ」
不機嫌そうに俺を睨む姉さん。
どうやら、俺が最後の一人だったらしい。
皆が席につき食卓には、朝食が置かれていた。
「あれ?俺の分は?」
「お前のは分はほれ、そこだ。」
姉さんが指を指した方向には、まるで日本昔話に出てくるような茶碗から明らかにはみ出しているの山盛りの白米だけ。
「え?」
「よし!そんじゃ、全員そろったことだし頂くか!」
「いや、ちょっと待とうか」
「せーの!!」
「「「「「「いただきまーす!」」」」」」
「だから、待てって!!」
味方はいなかった。
思ったんだが桃ちゃん先輩って何年生になるんだ?
頭取と親しそうに喋っているしやっぱ3年か?
・・・・まあ、だとしてもこの小説では変えればいいか。