長門有希(偽)の浪漫紀行〜ソードアート・オンライン キリトとひみつの道具使い〜 (改訂版)   作:どらやき

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お久しぶりです又は、はじめまして。




第一話 プロローグ

 ふらり、ふらり

 

 これは夢だと頭の何処かで思いながら私の体はクレヨンで描かれたような風景のなかをフラフラと歩き回る

 

 曇りのない青空の下、野原のなかの砂利を敷かれた一本道をただ進む。

 

 少し歩けば、頭をすっぽりとフードで覆い隠し丈の長いローブを着た小柄な人達が口元が笑いながら列を作って並んでいる。

 

 私は当然のようにその最後尾に付き、列が進むのを待つ。

 

 待っている間に私は彼らと話すが何を言っているのかよく分からない。

 

 やれ天変地異だ、魔力がなんたら、国がどうたらこうたら、

 

 すみません。日本語でお願いします。

 

 話の内容に悪戦苦闘して、ふと辺りを見渡せば空には宙に浮く巨大な建造物。

 

 遠目にだが一人ずつ消えていく人達。

 

 後ろには白衣を着た若い男性。

 

―――あ、どうも

 

 とりあえず目が合ったので会釈した

 

 

「――い」

 

 

 することもないので空に浮かぶ建造物を見上げる。

 

 ――今日の天気は晴れのちラ〇ュタでしょう、なんて唐突にバカなことを妄想してみる。

 

 だが、妄想は直ぐに終わった。

 

 

「―き――ユ―え――」

 

 

 突然、リンゴーンという、鐘の音が鳴り響き、空に浮かぶ建造物の下部がゴゴゴゴ、と開いて中から何かがせり出してきた。

 

 そして、バシュン!!、という音と共にビームを真下に射出して爆真地は消し飛んだ。

 

 ――ははっ、マジでラ〇ュタかよ………

 

 そして私はそのまま爆風に飲み込まれ――

 

 

「起きろ!!」

 

 ヘアッ!?―――夢か。

 

 ―――そりゃそうだ。現実にラ〇ュタがあってたまるか。大騒ぎになるぞ。

 

――あー、変な夢見た。

 

むくりと、寝ていたベットから起きる

 

「よお、やっと起きたか」

 

 そして、顔を声の主の方に向ければそこには、可愛らしい顔をした黒髪の少年が――。

 

 ヒッキー!引き篭りの我が友、ヒッキー和人君じゃありませんか!

 ポフッ、と頭にチョップされた。

 

「……おい、何失礼なこと考えてやがる」

 

「………和人が引き篭りだとか、ヒッキーだとか考えてない」

 

 無言でデコピンをくらった。解せぬ

 

「取り敢えず、起きたのなら俺のベット返せ。」

 

 仕方ない。持参した枕と掛け布団を四次元ポケットに収納する

 

「いや、準備が良すぎるだろ。なんで此処で寝る準備してるんだよ…」

 

 細かいことは気にしない気にしない。

 

 ――あ、忘れてた。

 

「和人」

 

「ん、なんだ?」

 

「…おはよう」

 

「――ああ、おはよう」

 

まずは朝の挨拶から始めないとね。

 

 

 

 

 

「そーいやさ。お前はどうすんの」

 

 あれから朝ごはんを頂き、和人の部屋で二人してくつろいでいると唐突に和人が聞いてきた。

 

「………何が?」

 

 主語が抜けているから何なのか分からんよ。

 

「あ、ごめん。ソードアート・オンラインをさ、プレイするかどうかだけど」

 

 ああ、和人がベータテスターに当選して廃人みたいにやり込んでいたゲームか。

 

「検討はしている。でも予約購入は既に締切されているから発売当日に店に並んで調達しなければならないのがダルい」

 

 面白そうだけど並んでまで買おうとまでは思わないしね。

 

「いや、お前は並ばなくても買えるだろ」

 

 取り寄せバックやカメラやらで――

 

 ………いや、買えるけどね。でも流石にそれは狡くない?

 

「俺はお前と一緒にやりたいしなぁ。それによゲームじゃ現実に無い食べ物も食べられるぜ?」

 

 ……未知の食材。――イカサマもバレなければ技術だともいうし、少しくらいズルしてもいいよね?

 

「よし、買おうか」

 

「………チョロイな」

 

 ん?何か言った?

 

 

 

 時は幾許か流れて、十月三十一日。SAOの発売当日。

 

 並ぶのダルいと言いながらも、私はソフトを確実に買うために発売日の数日前から、我らオタクの聖地秋葉原のゲーム店の前に並び開店を待っていた。

 

 しかし、上には上がいるもので私は列の先頭から二十四番目辺りで並んでおり、更に時間が経つに連れて後ろが長蛇の列になっていく。

 

 正直言ってゲーマー達の熱意を舐めてたわ。これ絶対に学校や会社を休んでるよね?

 

 いや、中学二年の私自身、人のこと言えないけど対策(風邪で欠席)はしてあるしね。

 

 それから未だに増え続ける人に戦慄しながら、時たま警官に補導され掛けたり(透明マントや石ころぼうしで回避)、身代わり《コピーロボット》を置いて警官から逃げたりしながら、発売当日を迎え、私は遂にソードアート・オンラインのソフトを手に入れた。

 

 いぃっやほーーー!!やっと手に入れた!!

 

 気分が高揚してつい小躍りしてしまったし、テレビカメラのインタビューに答えてしまったが、まっ、まぁいいさ。些細なことだ。

 

 さあ、早く帰って早く寝――

 

 

「君、未成年だね。少しいいかな」

 

 ………お巡りさん、朝早くからお疲れ様です。

 

 ちぃっ!!此処まできて、捕まって(補導)たまるかよ!?

 

「あっ!コラっ!待ちなさい!!」

 

 逃げるんだよーー!!あばよっ、とっつぁん!!

 

 

 この後、あの警官から逃げたのはいいが、カメラに映っていたのが学校の先生方にバレて叱られたのは全くの余談である。

 

 余談である。

 

 

 

 

 

「………アインクラッドが変形した?…………疲れているな私は…」




筆者自身も確認していますが、誤字、脱字の報告お願いします。
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