無音の暗殺者   作:忍び

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第2話

雲に覆われた真夜中、アカメ達ナイトレイドは帝都の冨裕層の貴族の屋敷の庭に隠れていた。

 

「灯りがある部屋はあそことあそこだけか・・・。よし、レオーネ、シェーレ手筈どうりに頼む」

 

「オッケー」

 

「分かりました」

 

ライオネルによって獣のような姿になったレオーネとエクスタスを両手に持つシェーレは頷き、屋敷へと向かう。

 

「ラバ、あそこに足場を作ってくれ」

 

「分かった」

 

ラバはクローステールを張り巡らせ足場を作り、マグネットアームを装着したクロガネ、村雨を片手に持つアカメ、パンプキンを担ぐマイン、インクルシオを纏うブラードはラバが作った足場に乗る。

 

「それにしても、びといな。ここまで人が腐った臭いがしやがる」

 

「あぁ、これ程までに臭うとは思ってもいなかった」

 

顔をしかめたラバは鼻を押さえ、ブラードはあたり嗅ぎまわす。

 

「でも、今夜で奴らは地獄に行くけどな」

 

クロガネは肩をすくめる。

すると、警備兵の一人がアカメ達に気づき、アカメを見ると目を大きくする。

 

「ナイトレイドだぁー!!」

 

警備兵は叫び、急いで笛を思いっ切り鳴らす。

叫び声か、それとも笛の音を聞きつけたのか、この屋敷に住むターゲット達に雇われた警備兵達が集まってくる。

 

「そんじゃ、作戦開始!」

 

クロガネの掛け声を合図にアカメ達はそれぞれの武器を構え、警備兵達を撃つ。

アカメは村雨で相手を切り、村雨の呪毒が傷口から入り心臓が止まる。

マインはパンプキンで打ち殺す。

ラバはクローステールで八つ裂きにする。

ブラードはインクルシオの副武装・ノインテーターで斬り刻む。

クロガネは磁場を操り、逃げる警備兵に向けて、死んだ警備兵の剣を飛ばす。

作戦開始から数分たち、辺りには血の水溜まりができて、警備兵達の死体がある。

 

「ふぅ~、終わった、終わった」

 

クロガネは首を回し、まるで夏休みの宿題を終わらせたかのように言う。

そこへ、シェーレがやって来る。

 

「あれ?シェーレ、レオーネは?」

 

「え?先に来てたんじゃないんですか?」

 

シェーレは可愛くキョトンと首を傾げる。

クロガネはキョロキョロと周りを見回す。

 

「お待たせー」

 

「遅いぞ、レオーネ。・・・それ何だ?」

 

レオーネの声が聞こえ、声のする方へクロガネは振り向く。

そこには茶髪の少年を担いだレオーネがいた。

 

「新しい仲間だ」

 

「はぁ!?」

 

少年はレオーネの言葉にびっくりしていた。

 

「あれ?言ってなかったっけ?今日から君も私達の仲間だ!!」

 

少年は数秒フリーズになるが、レオーネが言った事を理解する。

 

「何でそうなるんだよ!!」

 

少年はレオーネに突っ込む。

 

「諦めな。レオーネは言い出したら聞かないからよ」

 

クロガネは少年の肩に手を置き、同情する。

 

「それじゃあ、作戦完了。アジトに戻るぞ」

 

クロガネは誰もいない空間に腕を向ける。

すると、地面から砂鉄が集まって黒くて大きい舟が出来る

舟に次々と乗り込むアカメ達。

 

「ほら、乗れよ」

 

「いや、だから!俺は殺し屋になるつもりなんか・・・」

 

「いいから、さっさと乗る」

 

クロガネは少年の肩を押して無理矢理にも舟に乗せる。

少年も含め、ナイトレイドを乗せた舟は上空200mに上がり、アジトへと進んでいく。

 

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